『いつか春が』執筆日記

波乱に満ちた人生。夢に向かって挑戦する男のドキュメントストーリー。

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久しぶりにブログを更新します。
更新しようと思いながらも、今の自分の心情を伝える言葉が浮かびませんでした。
多くの方々からご心配や励ましの言葉を頂き、「今の状況から抜け出せた時に
近況を伝えよう」と思って奮闘していました。

冤罪シンポジウムを11月に開催する予定でしたが、当初告知に協力してくれる
予定だった団体が協力できないということで断念、中止になりました。
「冤罪」という言葉の重さに普通の人は引いてしまう・・・これが現実でしょうか。

交通事故の一件はやっと片付き、今月やっと車を購入しました。
事故現場は今も通るのが怖くて遠回りしています。

さて、七年間におよぶ裁判が終わり、今度は自分の新しい人生を歩もうと決意。
裁判の間は常に恐怖と不安の緊張の毎日でした。ストレス障害による体に激痛が
走り夜も眠れない日々を過ごし、いろんな出来事がありすぎて誰を信じていいのか
分からなくなり、人と話すのが苦痛になり長い間うつ状態に苦しんでいました。
事件の舞台となった自分のふるさとに近づくだけで今でも胸が苦しくなり気持ちが
沈んでしまいます。いつも人目を避けて行動していたので未だに誰かと会うのではと
ドキドキして緊張してしまいます。これがトラウマというものでしょうか。

本の中で綴ったのは七年間におよぶ裁判のうちの三年分の出来事です。
無実が正式に確定するまでのあとの四年間、そしてその後にもいろんな出来事があり
ましたが苦しくて書けませんでした。全てをさらけだす・・・無理ですね。
家族にも言えない自分の中の心の闇。
信じていた人たちが目の前で平気で嘘をつく場面や、検察のなりふりかまわぬ証拠の
隠ぺいや捏造、権力による圧力・・・・それと平行して起きたプライベートな悲劇。
苦しみをともにした家族にも言えないことを、ましてや他人には話せません。
人間は本当に苦しい時は、誰にも心を開けなくなってしまうことを知りました。
裁判が終わったから「さあ、これですべてが終わった。これから頑張るぞ」と
気持ちの切り替えが出来ればいいのですが、未だに多くのことを引きずっていますね。

誰からも謝罪がないままですし、事件の真実が知りたいという願いは叶わないままです。
誰も真実を語ろうとしません。テレビで犯罪被害者の方々が事件から何年も経過しても
真実が知りたいと訴える気持ちが分かります。事件や事故は人の人生を狂わせてしまいます。
だからこそ自分の人生がなぜ狂ったのか、その原因となった事件や事故の真相を知りたいのです。
心に負った傷は一生消えないと思います。時間が解決してくれると言いますが、完全に
消えることなどないでしょう。一度狂った人生の歯車を元に戻そうとしても簡単には
戻せません。

ふとした瞬間に今でも忌まわしい場面や言葉が蘇ります。誰かに胸のうちを話したいけれど
「話してもこの苦しみは他人には理解してもらえない。経験した者にしか分からない」という
ドラマの台詞を聞くたびに「そうだ、たしかにそうだ」とうなずいてしまいます。

冤罪事件は無実を証明したら、めでたしとはいきません。何の謝罪や補償もないし、失った
信用の回復や社会復帰のフォローも一切ありません。すべて自分たちでやらなければなりません。
裁判に費やした長いブランクを埋めて社会復帰して、穏やかな安定した普通の生活を
取り戻せた時に、初めて冤罪事件に対しての気持ちの切りがつくのかも知れません。
私は遠回りした人生を早く追いつこうと焦り、まるで世間から置いてけぼりをくらった
ような気持ちになっていました。それに加えて真実が分からないまま放置された無念さや悔しさを
胸にしまいこんだまま・・・気持ちの整理がつかないまま、心の傷が癒えないまま本の執筆を
開始して、本が発売されるや今度はすぐさま新しい人生を歩もうと社会復帰をめざして
就職活動を開始。
しかし、最初は今までの実績や経歴ならば何とかなると私自身は世の中を甘く見ていたようです。
応募しても応募しても不採用ばかり。
かれこれ三十社以上に応募して全部断られて、面接にたどりついたのは一社だけ。

その時の面接で言われたのが「あなたの実績や経歴から察すると当社に入れば大きなギャップを
感じてしまうと思いますよ。現場のレベルや仕事の内容、処遇に対して今までと違いすぎますからね。
それでもいいですか?」
拳を握りしめながら私は言いました。「はい、分かっています。
ゼロから頑張る覚悟ですので」・・・・事件や裁判のことは言いませんでしたが「あなたは今まで
訴訟に関わったりしていませんね?」思わず心臓が飛び出しそうになった。
ここで正直に話しておくべきか・・・迷ったあげく私は言いました。
「いいえ、ありません」
入社したら十時間半の勤務で試用期間は一年。その間は一日5000円の計算で月給として給料が
支払われ年間休日は72日だけ。有給もボーナスもなし。しかも12階層別の一番下からのスタート。
こんな条件でも仕方ないと思ったが、結局不採用。

応募しても応募しても「若年層の育成上申し訳ありませんが今回は不採用」か「35歳までを
希望しています」と断られての連続。それでハローワークに通い始めましたが、直後に
大不況が押し寄せて今は嵐の真っ只中。正社員の求人数も激減です。相談員は「この経歴や
実績がありながらなぜ求職するのですか?」と不審がられ、事件のことを正直に話したら
担当者は泣き出してしまいました。

「さぞかし無念でしょうね。私も応援しますよ。でも、あなたの年齢では今の厳しい状況では
簡単にはいきません。でも、みなさんも同じです。過去の経歴や実績が企業側から逆に
「使いづらい」と思われているのかもかもしれないし、なぜ求職をと不審がられますよ。
あまり詳しくは書かないほうがいいかも・・・」

事件や裁判のことは自分からは言わないほうがいいとアドバイスされて、それは納得しましたが、
今まで自分が一生懸命に頑張ってきた仕事の足跡でさえも、逆に「(理論で考える)使いづらい
人物」と誤解されてしまう現実。今まで頑張ってきた自分の人生そのものが否定されるような
悲しみでした。自分は何をしてきたのだろうと自信をなくし、次々と届く不採用通知を見て
「やはり正社員は無理かな」と弱気になったり。

不採用の通知が届くたびに落ち込んだりしますが、それでもまだ人生をあきらめたくない。
頑張ればきっと道は開ける・・・そう信じたいですね。
あきらめるのも自分、まだまだと歩き続けるのも自分です。

今の状況から抜け出して普通の穏やかな生活に戻りたいと願うだけです。
裁判の苦しさに比べたらこんな苦しさなんて屁のツッパリにもなりませんからね(笑)
そうは言うものの実際問題として正社員だけにこだわらずにアルバイトでも仕方ない。
そんな経験や想いを執筆にぶつけよう。
まだまだ人生修行は続きます。過去は捨てても胸を張って歩こう。

楽しさや懐かしい話題で盛り上がる輪の中には今は入っていけない・・・居場所がないような
気がして辛くなります。自分が楽しいことを語れないからなのかもしれません。
今年もクリスマスも忘年会も無縁の生活ですが、いつか社会復帰して普通の生活に戻れたら
酒をあびるほど飲んで騒ぎたいですね(笑)
楽しみはそれまでおあずけです。

父の無実を証明するという目標がなくなり、本を出版するという夢を実現して、あとは
社会復帰するだけです。今は希望の光は見えないけれど、いつまでも今の状況が続くわけでは
ないし、あきらめない限り必ず道はひらけるはずです。
人生のレールを一度外れてしまったけれど、がんばって新しいレールを走れるように頑張りますよ。
今は本当の意味で自分を見つめなおさなければ前に進めないようです。
過去のプライドや見栄を捨てて、それをバネして頑張れば新しい人生に出会えるかも知れません。

不況の嵐が吹き荒れる中で新しい人生のスタートを切ろうとしている自分。
こうゆう時こそ燃えないとですね。

がんばります!今度も人生の決断の時です。

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