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自分の本を出したい…そう願っている人は多いと思います。
このブログを書き始めた頃にもふれましたが、たしかに
持ち込み原稿から本の出版につながる確率は非常に低いと
私も思います。確率でいえばそれこそ0,1%にも満たないかも。
でも、私の本は出版社への持ち込みです(笑)
世の中わからないですよね。確立はあくまでも過去のデータによる
単なる確率であります。
出版社は「売れる本」を出したい、著者は「自分の伝えたいこと」を
本にしたい。必ずしも両者の願いが一致するとは限りませんよね。
私が暮らす博多では地元の出版社や書店の有志が一緒になって
「ブックオカ」という本のお祭りが開催されています。といっても
昨年で二回目でしたっけ?たまたま新聞でそのお祭りを知り、
その中に「出版よろず相談会」というのが二日間開催されていることを
知りました。たしか二日目の午後三時くらいでした。電話で問い合わせ
してみると、出版社の人が直接原稿についてのアドバイスをしてくれたり
本に関する相談を無料でしてくれるということでした。
「あのう、原稿の持ち込みもいいですか?」
「ええ、いいですよ。でも夕方6時までなので時間がないから早く
入って下さいね」
「あっ、はい」
慌てて原稿をプリントアウトして、電車に飛び乗って天神に向かったのです。
それがきっかけでした。もうすぐ後片付けが始まろうとしていましたが
3社の相談ブースがあり、どこにしようかと迷ったあげく一番恐そうな人が
いた不知火書房というブースに駆け込んだのです。
なぜ恐そうな人を選んだのか?
それは私の本のテーマが権力に立ち向かう内容だったので、社風というか
出版社によってはそうゆう内容の本は出さないという社があることを
知っていたので、権力に対しても気にせずに本を出版してくれる
骨太の出版社がいいと考えたからです。
身長190センチの年配の大男(編集の米本さん)が目立ち恐そうだったから
そこに飛び込んだのです(笑)
「あのう…本を出したいのですがノンフィクションでもいいですか?」
「原稿あるの?いいですよ」
原稿を手渡して後日連絡をもらうことに。
翌日、電話がかかってきて「これいいですよ。うちから本を出しましょう」
これがきっかけでした(笑)
昨年の10月です。
じつは、その前にも東京の大手出版社数社に原稿を郵送で送ってみました。
結果は全部ダメ(笑)最初から持ち込み原稿は一切受け付けない社も
ありましたがが、たとえば「ポプラ社」や「光文社」は可能性はありますよ。
最終選考というか社内の企画会議にまで持ち込まれたようで、
3ヶ月ほどかかって返事が届きました。その他にも数社から担当者自身は
気にいったが最終会議で落選とコメントを頂き、手ごたえは感じたものの
どうしようかと悩んでいた時にブックオカのイベントに出会ったのです。
だから大手出版社でなくていいならば、持込原稿の可能性はあるのです。
しかし、最終的な判断の材料は「内容」ですね。内容がつまらないものは
無理です。私もプロット(本のストーリー設定かな)を何度も入念に
組み立てたし、ハウツーものの本を買ってきて勉強しました(笑)
原稿も何度も書き直したし、それでも最初に持ち込んだ原稿は
読み直すと恥ずかしいくらいお粗末な原稿でした。文法もめちゃくちゃで
思いのままに情熱で書き上げたという程度でした。でもストーリーの
面白さが評価されたようです。
出版が決まってからは原稿の書き直しからスタートでした。
「自費出版ならばあなたが好きなように書いていいけど、お金を
出して読者に買ってもらう本だからそれなりのレベルに仕上げないと
だめだ。そこをあなたは分かっていない!」と怒られてですね(笑)
「この部分はリアルさが伝わらない」
「この言葉の意味が曖昧すぎる。表現もザツだ」
「本を出すということはプロということを自覚しなさい」
いやはやプロとしての厳しい洗礼を受けましたよ。
出版が決まってから半年の間、何度も原稿の書き直しでした。
そしてようやく出版です。
出版は単にスタートラインに立つのと同じで、問題は本が
読者に受け入れられるかです。伝えたいことが読者に伝われば
本も売れる。本が売れて初めて自分の作品を評価してもらえるという
厳しい世界です。
持ち込み原稿は難しいけれど可能性はゼロではありません。
作品のカラーにあった出版社を探し持ち込んでみるか。
またはコンテストに応募するか。
ぜひ頑張ってほしいと思います。
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