楽塾

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18年度本授業

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18年度 楽塾授業

2018年度楽塾11回目授業(通算397回)
落語考 江戸VS上方どっちがおもろい? 
 
<江戸と上方>
 落語は歴史的に引き継がれてきた、独特な伝統話芸だと思います。漫才やコントなどと違い、語り手が登場する人物のそれぞれの個性を、一人で演じ分けるわけですから、落語家の技量はもちろん、独自の個性にも聴衆から過分な期待が寄せられるのです。
たとえば耳目をさらったW杯には、たくさんの個性と豊かな技量を持つ選手たちがいて、ファンそれぞれがその持ち味に声援をかけます。期待にたがう戦績や結果を出した場合には、ブーイングが発せられたり、罵倒されたりもします。各人に等しくそんな悔しさを経験しているとしても、集団競技としての一人として、仲間たちがどこかでカバーもしてくれるかもしれません。失敗が次の成功につながる可能性をチームが育てていく可能性もあるでしょう。
イメージ 1 落語家のステージは、すべてその高座の良し悪しで測られるので、その評価は落語家その人に集中し、集団競技とは違いすべての負荷を一人で背負うことになるのではと想像します。もちろんスポーツと落語の異種を同列に語る無謀さを承知していますが、笑ってもらってなんぼの世界なので、笑いの数が経済の指数になるというものでしょう。そんな一人芸のプレッシャーを思いながら、やっぱり落語を聞いて楽しみます。そして江戸落語の異文化性、それは落語にあらわれる言葉や風俗、あるいはキャラクターの立ち居振る舞いなどに興味をそそられても、日常使いなれている上方言葉の親しさや、独特の猥雑さに親近感を覚え、あらがいがたさを感じてしまうのです。 
                 2018..10 塾長 佐々木敏明                                 
 
<2018年7月7日(土)の授業>
●テーマ:江戸vs上方どっちがおもろい?
●場 所:にしなり隣保館ゆ〜とあい2F6号室
●参加者:5名
 
狸の賽                                      イメージ 2
 全国的に暴風雨が大きな被害を与えた日でした。梅雨時とは思えない大ぶりの雨が、行きも帰りも衣服を濡らし、ぬれネズミどころか、身体丸ごと洗濯機の中に入れられ、洗われているような気分でした。
今夜も参加者が少なく、やはり悪天候と出足には明確な相関性があるものと納得します。上方より江戸落語を聞きたいと言っていたI君も結局は欠席で、今回のテーマの一つがもろくも崩れ去ってしまいました。
私が小さな時分は江戸や上方落語を平等に聞いていた時期がありました。しかも、言葉や雰囲気にそれほど違和感もなく聞いていました。成人してからは、今は鬼籍に入った桂米朝、桂枝雀、桂文枝師匠たち上方落語の巨峰たちのファンとなりました。玉出に住んでおられた文枝師匠に会わせてもらったこともあり、貴重な思い出です。 
 今夜は『狸の賽(たぬきのさい)』という演題を、落語界初の人間国宝である江戸落語の故柳家小さん師匠と、やはり人間国宝として上方落語を牽引した桂米朝の長男である桂小米朝(現桂米團治)師匠の二人の高座をDVDで見ることにしました。
イメージ 3 『狸の賽』は、命を助けられた子狸が、博打打ちの男に恩返しをする噺です。博打場でサイコロに化け、俺が言う通りの目(数字)を出してくれという男の頼みで、はじめはうまく事が運ぶのですが、最後にとんでもないオチがついて大団円となるのです。
 この小さん師匠のDVDの音声が不明瞭で、音量を大きくしても効果がなく、参加者には辛抱をしてもらいました。小米朝師匠のDVDは音声も明瞭で分かり良く、双方ともに初めてのレンタル借りで失敗でした。その上プロジェクターが不調で、今夜の鑑賞会は参加者たちにとって物足りなかったかもしれません。とくにレンタルは注意が肝要です。
 
<2018年7月14日(土)の授業予定>
●テーマ:ワークショップ「私の名前」
●ゲスト:佐々木敏明(楽塾)
●時:間:18:30〜21:00
●場 所:にしなり隣保館ゆーとあい2F6号室
 数年前に一度実施した「私の名前」を再登場させます。参加者の名前を中心に、私たちの周辺に存在する珍しい名前、日本国中に散らばるたくさんの名前について考察してみようと思います。

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