楽塾

あそびを学び、まなびを遊ぶ、新しい学校の冒険

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13年度楽塾授業参観29
第29回目の授業が終わりました(通算216回)

<サリフ・ケイタと「マンデラ」>
 阪神大震災のあった1995年、ISLANDレーベルから発売された『フォロン』というCDは素晴らしいアルバムでした。これを聴くと、地震で自暴な自らを唾棄するくらい、魂が詰まった缶詰のようなレコードで発奮しました。自室で一人このレコードを聞き返し、まなこを湿らせながら踊り狂っていたのですから。
 西アフリカのマリ出身であるサリフ・ケイタは、87年に始まるピーター・ガブリエルが主宰した「世界民族芸術の祭典(WOMAD)」で評価されたミュージシャンで、震災後に来日もし、河内長野市(なんとローカルな!)のホールへ娘を連れて見に行き、すごい音楽家だと思いました。彼のいくつかのアルバムの中でも、私がマスターピースだと思える『フォロン』の9曲全てが名曲ですが、中でも「マンデラ」は秀逸な仕上がりだったと思うのです。
 「彼が植えた木に水をやるために いつか 彼の木の下に世界を招けるように 王子のために歌うことは何と素晴らしいこと 言葉は雨のようにこぼれ出てくるけれど 人を濡らすことは 決して無い」。いわずと知れたネルソン・マンデラを讃え親しむ、スローで重量感があり、しかし美しい旋律を持ったアフリカン・ロックです。
 南アフリカ共和国の人種隔離政策を獄中より糾弾し、約30年後に解放された後、94年に南アフリカ大統領に就任したのがネルソン・マンデラでした。不治の障害を持ちながら音楽を武器にし、不治の病とさえいえるアパルトヘイトに身体を武器に闘ったマンデラを歌うサリフの、マンデラとアフリカへの敬意がじっくりと詰まっていました。
 詩に唄われる政治家の名前を自分たちが持つなんてすごいことです。私たちの国は「秘密保護法案」とやらで大騒ぎの渦中。そんな政治家を私たちはいまだ持てないままです。
 12月5日、ネルソン・マンデラ氏が亡くなりました。
2013年12月11日 塾長

<2013年12月7日(土)の授業>
●テーマ:ゲームのおもしろさ
●ゲスト:梅山晃佑氏(A'ワーク創造館支援スタッフ/2畳大学主宰)
●場 所:三星温泉地下交流室
●時 間:12月7日(土)18:30〜21:30
●参加者:13名

<ボードゲーム>
 梅山さんのごあいさつです。
 「Aダッシュワークの授業運営や、イベント企画などを行っています。今夜はゲームで遊ぶということがテーマです。人生ゲームや双六など日本にもいろいろなゲームはあるけれど、ボードゲームというのをしてみます。ボードゲームというのは世界にたくさんありますが、今回はドイツのボードゲームをみんなと楽しもうと思っています」。

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 ボードゲームとは、ボード(盤面)上にコマやカードを置いて、それらを動かしたり,無くしたりする盤上のあそびですが、つまりはテーブルゲーム全般を指します。かつて私たち日本人は双六や囲碁、将棋、カルタなど伝統的なゲームを楽しんできましたが、近年、パソコンやスマホゲームの流行とともに、ヨーロッパなどから輸入されてきたボードゲームが盛んになっています。
 梅山さんは、Aダッシュワークのスタッフとは別に、自分の自宅を開放し、若者の居場所づくりを行っています。自分と同世代に近い人たちが寄り合い、いろいろな催しをしているのです。

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<梅山さんの持参ゲーム>
 梅山さんは、いくつかのゲームを持参し、それぞれの紹介をしてくれました。
●「人狼ゲーム」
配るカードのなかに村人と狼、及び占い師(1枚のみ)が入っていて、狼が村人を殺そうと計画をするものです。村人がそれをいかに阻止するかというのがこのゲームのスリリングなところです。
●「バルバロ」
粘土を利用し、自分のイメージのものを作り、それを遊戯者同士で当てあうというもの。
●「ディクシット」
親が配るカードに自分のイメージのテーマをつけ、他のグループの人たちが、そのテーマイメージに近いと思われる自分のカードを順に置いていき、どれが親のカードであるのかを当てあうゲーム。
●「エセ芸術家―ニューヨーク」
配るカードのなかに白紙カードがあり、或る人がそのカードにイラストを描き、それが芸術家であるのかエセ芸術家であるのかを探し出すゲームです。色彩を使い絵を描くというユニークなゲームなのですね。

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<人狼ゲーム>
 最初に私たちは「人狼ゲーム」をすることにしました。梅山さんはゲームの進行役でカードを配ります。12名にカードが配られますが、この中に狼が3枚、村人が9枚、占い師が1枚入っているのです。ストーリーがあり、昼のシーン(村人たちの会議)と夜のシーン(狼の活動時間)に別れています。
 村人会議の際、各人がそれらのカードを裏向けでテーブルに置きます。村人同士が疑いながら、この中に狼がいると話し合いをし、会議で決定した狼と見られる人をその場で血祭りにしてしまいます。その村人カードを開示すると、本物の村人か狼かが判明します。狼なら1匹が処分されたことになり安心材料になるのですが、本来の村人ならば無駄死にすることになり、しかもゲームに参加できなくなるのです。
 夜のシーンでは、占い師のカードを持つ人が誰かのカードを1枚だけ見ることを許されます。この占い師が開示したカードが狼ならその場で抹殺できます。村人ならそのままパスの状態となります。この昼夜シーンの繰り返しをしながら、最後に狼が残るのか、村人の勝利になるのかを競います。
 このゲームは疑心暗鬼を基調にした、いわば村社会の噂話や世評を想像させ、残酷な冤罪を生成させるようなゲームで、ちょっと陰惨な感じがしました。「特定秘密保護法」などが成立するエセくさい世の中で、このゲームはちょっとリアルでした。

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<デクシット>
 このゲームでは、2人1組で6つのペアを作りました。親が配るカードに自分のイメージのテーマをつけ、裏向きに置きます。他のグループの人たちはそれを見て、そのテーマイメージに近いと思われるカードを、やはり裏向きに順に置いていき、すべてのグループのカードが並びます。最後に全てのカードを表向け、どれが親のカードであるのかを当てあうのですが、親以外のグループにも票が行くと、そのグループにも加点されるというシステム。ひととおり親が交代しゲームが終了しますが、最大得点30点を獲得したグループが1位となるゲームです。
 このゲームは、基本的に点をとらなければいけないし、しかし、とくに親の場合、当てられすぎると、自分の点を他者に返還するおそれもあるため、適度の紛らわしさも粉飾しないといけないゲームです。だから適度に知的で頭脳プレイが必要なゲームにもなっています。このゲームが面白かったため3回も繰り返し続けてしまいました。

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 ゲームで空腹が絶頂に達し、しかも参加者が予定よりも多くなり、食堂に料理の注文を増やす結果となってしまいました。

<2013年12月14日(土)の授業予定>
●テーマ: 陶芸のたしなみ4
●ゲスト: 山口幹雄(陶芸家)
●場 所:山口氏私設工房
●時 間:12月14日(土)18:30〜21:00

 7日の授業のため1週お休みでしたが、予定通り陶器づくりを行います。絵付けを修了した人たちの作品は、もう窯から出て完成しているはずです。2作目の作品は素焼きが終り、作者が手を入れるのを待っています。

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