楽天CLUB#0000/究極の楽天絵日記

「楽しいクルマ変態道」」をテキトーに極める、お気楽日記。

BMW M5 編

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かつて乗っていたM5についての記事である。
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小生なりに種々、車を観察してみたところ、
どうやら、エンジンをブン回して走ったときに特に
冷却水のモレがヒドいようである。

もれを発見したその日こそ、
驚天動地のビビリまくりだったものの、
何回かドライブするうちに(この行為自体既にちょっとおかしい・・・)
エンジンの回し具合を加減してやると
モレが「多少は」「少ない」ことに気づきました。

モレたままドライブすること自体、
決して褒められた事ではありませんが、
しかし、漏れる恐怖よりも、
ドライブする刹那的快感がはるかに勝っており、
呆然自失の恍惚状態であったのでございます。

「ノド元過ぎれば熱さ忘れる」
いやいや、
「熱くてノドがただれるのが判っていても
沸騰しているウォッカを火を吹きながら
鼻垂らして飲む」という感じですかね。

冷却水と鼻をたらしながら
車を流しておったという大馬鹿者の図柄でございます。

で、たまには、力士が塩をなめるように、
何かのまじないのごとく、
(ほとんど効き目なしでしたが)
ホルツのストップリークを流し込んで、
無駄な抵抗をして喜んでおったのでございます。

そんな悲しくも幸せそうな私を見かねてか、
例のM6の友人がボンネットを開けて診てくれました。

「どれどれ・・・」
と言うなり、ギドニーグリルの裏側のラジエターファンを
両手でワシ掴みにして腕を前後に・・・・・

(ガクン、ガクン・・・)と奇妙な音。

「これ、ガタガタですね!
 ウォーターポンプいっちゃてますね!
 交換ですね! やりましょう!」

(って、M6さん、あんた、何故そんなに楽しそうに断言するの?)

と、そんなこんなで、
ウォーターポンプと関連ホースを新品にとっかえっちまえ、
てな感じに話がいつの間にかまとまってしまいました。

M6さんは、あたかも、隣の八百屋でチャンコ鍋の具を買い揃えるように、
アメリカのパーツ屋に水周りレフレッシュパーツ一式を
電光石火の目にもとまらぬ勢いで発注したのでした。

・・・・・って、あれ?
それって、パーツは安く買えたはいいけれど、
一体、どこで、誰が作業してくれるのかなぁ〜・・・・・?

えっ?
こ、こ、これから探すって?

そ、そりゃ、旦那、
パーツは2週間後には手元に届くんですぜ。

って、お〜い。
M6さん、既に、自分の車に乗ってしまったし・・・。

え、私も助手席の乗れって?
ど、どこに拉致するんですかい?

心あたりがあるって・・・・。

とその刹那、
M6は、F16戦闘機よろしく
カタパルト発進したのであった・・・・。

恐るべしM6氏。

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「今朝のドライブは、
 昨日のおっかなびっくりのドライブと違って
 じっくりと楽しむことができたなぁ。
 あぁ、クルマって、こんなに楽しいものだったんだ。」

などと、ひとり悦に入って約30分間。

が、30分も経たない間に、
何故か、車のことが気になって仕方ない。

コーヒーを一杯飲んだあと、
どうしても
落ち着かなくなって、また、駐車場に行ってみる。

くどいようだが、私の駐車場は2階建ての自走式。
そして、我がM5は、2階に格納されている。

見上げると、
逆ストラントノーズの
尖がったノーズが1月の青空を背に
朝陽を浴びて鈍く光っておる。

そして、その視線を下に移動すると、
そこには、これまた、買ったばかりの
マンションの住人の今をときめく「ハヤリ」のステーション・ワゴン。
最近、とみに街で見かけることが多くなった
日本車にしては珍しい雰囲気のあるクルマである。

カラーは、当然ながらカタログカラーの○▲■色。

まぁ、なかなか、端正なクルマではあるなぁ。

・・・・・・・!
・・・・・・・?

あれっ?
なんか、このステーションワゴン、
変な模様がボンネットフードについてるよ・・・・・。

鳥の糞にしては大きいし、液状だし、ドロッとしてるし・・・・。
それに、この場所なら、鳥の糞なら、
俺のM5の方に先に掛かってしまうようなぁ・・・・。

あれっ?
このワゴンは、上空の鳥から見れば、
きっと、M5に隠れてまったく見えないはずだよなぁ・・・。
だから、鳥が糞をおとしても、絶対にM5にかかって、
レガシイには掛からないよなぁ・・・・。

ちょっと待て。
落ち着けっ!
状況を整理せよ。

本日は晴天なりで、雨も降っていないし、
周囲には液体を降らせる状況は一切ない。

え〜っと、ステーションワゴンが下でM5が上になる。
で、もって、M5が上でステーションワゴンが下にある。

つまり、ステーションワゴンのボンネットフードは、
M5のボンネットフードの真下にある。

で、重力は上から下に向かって働く。
すなわち、物体は上から下に向かってしか降下しない・・・・。

え〜っと、頭が真っ白になってきたぞ。

おお、気を失いそうである。

そうそう、ここで深呼吸、深呼吸っと・・・・。

新車ステーションワゴンの見事に磨き上げられたボンネットフードの
液体を凝視する・・・・・。

緑色・・・・。
しかも、完全に液ではない、
オイル状のちょっとねっとりした形状で、
厚みのある水玉となっている。

これ、どこかで見たような記憶が・・・。
しかも、最近、それもごく最近、どこかで真近に見た。

え〜っと・・・・。
思い出せそうで思い出せないぞ。
これも歳取った証拠かな。

え〜っと、もう、のど元あたりまで浮かんでいるのだがなぁ・・・。

なかなか思い出せない。
気持ち悪い・・・。

あっ!
そうだ!
な〜んだ、そうだったのか。

昨日、車を引き取るときに
友人が指差していたあの、リザーバータンクのクーラントじゃないか!

やっと思い出せたよ。

って、喜んでいる場合じゃねぇ!

あの時、友人は、
「クーラントが減ったような気がする」なんて言ってたよな。
やっぱり、漏れてたんだ!

と思い至ったときには、
既に、M5を乗せたプレートは、1階に降下を完了しており、
そのプレートには、ステーションワゴン上と全く同じ物質の
液体が筋を引いて流れた後があったのでございます。

私は、反射的に、窓拭き用に持ってきていたタオルで、
駐車場に人気の無いことを確認しつつつ、
速やかにそのステーションワゴンのボンネットの液体をふき取る。

これ、いわゆる、証拠隠滅という行為であります。

こうなると、
いつもは鈍な私でも、閃光の如き身のこなしと相成ります。

M5のトランクから新聞紙とタオルと絶縁テープを引き出し、
次の必要な行動に速やかに移る。

まず、プレート上のクーラントを速やかにふき取る。
そして、そのタオルをクーラントが漏れたであろうエンジンルームの真下に放置。

続いて、
クーラントがこれ以上漏れたときに備えて
流れ落ちそうな箇所に
新聞紙をたたんでダム/ストッパーにしたてて設置。

このままだと、風で飛んでしまい、犯行がバレる。
そう、そのための絶縁テープ。

絶縁テープを適当に力任せに引きちぎりつつ、
そのモレ止めストッパーを固定する。

そして、しらじらしくも、口笛を吹きながら、
(たぶん、「ルビーの指輪」)
プレート収納ボタンを押す。

M5は、何事もなかったかのように2階に収まり、
その下のステーションワゴンも何事もなかったかのように、
涼しい顔で端座する。

ふ〜、めでたし、めでたし。

(と、いうわけで、この事件は10年近く経った今もなお、
 私のこの脳裏だけにしか存在しない秘め事となっているのでありました。)

それから更に一時間後、
「犯人は犯行現場に戻ってくる」の言葉通りに
私は、現場に戻って、さらなる漏れがないか再確認。

どうやら、走った直後、冷却系に圧力がかかったままの状態だと、
このように、どこからともなくクーラントが漏れてしまう、との
友人のありがたいアドバイス。

まぁ、クーラントで洪水が起きるわけでもないし、
まぁ、いいっか。

(つづく)

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(今日のこの記事は、1987年1月に
完全にタイムスリップしたつもりで記します。)

わたくしは、只今、
初めてBMW M5を独りでドライブしています。

有明に向かって357号線を走っているところ。
時間は6時半ごろか。
すこし明るくなってきた。
(ころだったと思う。)

エンジンをかけたときは、
自分の車だというのに、
そのクルマの異様な雰囲気に圧倒され、怯えてしまいました。

まず、そのアイドリングからして
直列6気筒ながらも、クルマをかすかに揺らすような
ワイルドなアイドリング。

排気音は、BMWエンジン独自と言って良い、
いかにも、圧縮比が高そうで、爆発も強そうな、
弾むようでいながらも精緻なリズムの弾けるような勢い。

ステアリングは、大きめで。
そして、パワーアシスト付きながらも重め。
でも、正確というか、切ったら切った分だけ
きっちり誠実に方向が変わるというか、
嫌なフニャフニャした感じは皆無。

クラッチは・・・・・、
お、お、重いっ・・・・。
と、とにかく重い。

どのくらい重いかというと、
クラッチを踏むとシートバックが倒れるのではなかろうかと
思うくらい重い。

ミッションはマニュアル5速。
シフトストロークは恐ろしく長い。

しかも、1速と2速のギア比が離れすぎているようで
運転しにくい。

まず、試してみる。

まず、1速で思いっきり引っ張ってみよう。
そう、イエローゾーンの6500rpmあたりまでだ。

グォーン。

なんかミッションギアあたりが騒々しいだけで、
あまり気持ち良くない。

タコメーターが、イエローゾーンに達する。
シピードメーターは、60km手前を指す。

次にセカンドギアに入れる。
ついでに、アクセルを床まで踏む。

ミッションギアの騒々しさはなく、
代わりにエンジン音、排気音が
ストレートに耳に入ってくる。

パォーン!
と、いう甲高い排気音が道端の防音壁に当たって
少し開けた窓から聞こえる。

強烈というか、
獰猛、暴力的、と言った方が適切なほどの加速。

全盛期の江川卓の
ホッピングするストレートのようにキレがあり、
江夏豊の芸術的なスクイズ外しの如き感動のある加速である。

その加速に貧血を起こしそうになりながら
ヨダレをたらして
メーターに目をやると
6500rpmで、100km/hちょうど。

3速に入れ、100km/hで走る。

なんと、つややかなエンジンの回り方であるか・・・。
雑誌とかで目にする「シルキーシックス」とは良く言ったものである。
まさに、きめの細かい絹の風合いのエンジンの回り方である。

次に4速に入れ、100km/hで走ってみる。
エンジン回転は、3200rpm。

引き続き、トップに入れて、100kmで走ってみる。
エンジン回転は、2600rpmあたりか。

でも、これって、今まで乗った車の60km/hの感覚だよな。

スピード感もさることながら、
メーターの指す位置のそうである。
何しろ、スピードメーターは、320km/hまで刻まれている。

それにしても、シフトストロークが長い。
シフトチェンジは、まるでラジオ体操である。

特にトップに5速は、はるか右前方。
どのぐらい遠いか言うと、右手首、肘を伸ばしても
まだ、入らない。さらにてのひらを開けて
指の第二関節あたりでノブを放り投げるようにするとようやくギアが入る。

そう、これは、星飛雄馬が
大リーグボール3号を投げる際の
あのアンダースローの要領であろう。

と、まあ、こんな具合で、
最初は、M5の明らかに普通ではない
異様なオーラに圧倒され、
恐れ、おののきながらドライブを始めたわけです。

が、走るにしたがって、体の感覚が馴染んで行き、
2時間後、家に到着する頃には、恐れ、おののきよりも、
楽しみ、喜びの比重の方が大きくなって、
まだまだ走りたく、家に帰りたくなくなったのでした。

が、時間は朝8時。
カミさん、息子との日曜日恒例の朝食タイムである。

仕方なく、わがM5をバックギアに入れて
駐車場に格納したのでありました。

で、しばし、その雄姿を眺めた後、
「格納」ボタンを押し、天空に昇り行くM5を眺めたのでありました。

(つづく)

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BMW #11 : 「夜明け前」

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1997年 1月15日。

早朝、夜明け前。
まだ、外は暗闇。

寝たのか、寝てないのやら。

私は熱病に冒された患者のように
あるフレーズを幾度も幾度も呪文のように
一晩中、頭の中で繰り返しておりました。

1986年4月のカーグラフィックの記事コピーです。

「ここにまったく疑う余地もない事実がある。このBMW M5は、
今日市場にある量産メーカーの製品のなかで、最速の4ドア・サルーン
だということだ。おそらくアルピナB7ターボを除けば、
これに挑戦できる車はないだろう。」

「最高速度は243Km/hだったが、メーカーはまだランニングインが
不十分だといい、実力は245Km/hだと主張する。私の加速データは、
0→100Km/h:6.4秒(メーカー値より0.1秒速い)、
0→160Km/h:5.6秒、0→400m:14.4秒、
0→1Km:26.2秒(0.6秒速い)であり、その一秒後には
5速へシフトアップする直前に200Km/hに達した。」

この記事の「私」とは、ポルシェ911乗りとしても有名な
評論家のポールフレールとかいう人らしい。
カーグラフィックでは、ポールフレール「先生」と呼ばれているようです。

彼、更に続けて

「・・・しかし、本当の相違はボンネットの下とホイールアーチのなかに
潜んでいる。ボンネットのなかには、あのすばらしい24バルブ6気筒
3.5L、つまりIMSAで優勝したクーペの原動力となり、のちにM1の
心臓になったユニットが詰まっている。このM5とM635CSi用には、
ボッシュの全電子制御モトロニック・エンジン制御システムによって改善
されており、出力は277HPから286HPに増強されただけでなく、
柔軟性と経済性も向上している。」

友人「西海岸のゴッドファーザー」氏より渡された、
カーグラフィック記事コピーが頭にしみついてしまったのでした。

くどいついでに、
昨夜、私の家にたどりついたクルマは、
1986年式 BMW E28 M5 
ヨーロッパスペック 286HP。

う〜ん、オレのクルマって、
こりゃぁ、すごいぜぇ・・・。

そりぁ〜、あ〜た、すごいでしょう。
何たって、十年前の新車時の価格は一千万とちょっと万円ですから。

いや〜、昨夜、横浜から千葉自宅まで走ったの、
楽しいのなんのって・・・。
夜が明けたら早速、湾岸をドライブだっ!

とまあ、
こんなことを考えていたら、
夜が長いのなんのって。

ということで、
まだ夜も明けない朝5時、
まだ、これは立派な夜中です。

この時間に、やおらイグニッションキーに手を伸ばし、
布団を抜け出す変なオジサンと化した小生。

マンション自宅のドアを後ろ手に閉め、
人目を盗むようにして、M5の潜む駐車場に向かう。

外には夜霧が立ち込める。

夜霧よを〜♪
こんやもぉ・・・
あ〜りがとうぉうぉうぉ〜♪

と歌いながら
スキップでマンションエントランスを駆け抜ける小生でありました。

(つづく)

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BMW #10 : 「自宅に収納」

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クルマを引き取って自宅マンションに戻ったのが
夜11時頃。

マンションの駐車場は、二段自走式。
私のスペースは二階部分。

契約番号をキーボードに入力すると
1階部分のプレートが左右にずれて、スペースができる。
そのスペースに、私の駐車プレートが静かに降りてくる。

M5のギアをバックに入れて駐車プレートに乗せる。
で、イグニッションをオフにする。

くどいようですが、
その時、そのM5は私にとっては
初めての「ガイシャ」でありました。

イグニッションをオフにして、
ちょっとワイルドなアイドリングのエンジンを止めると
嬉しいやら、怖いやら、複雑な感情が一気に湧き上がってきました。

嬉しい、というのは、
たぶん、免許を取った時の嬉しさ、
初めて自分の車を買ったときの嬉しさ(CVCCシビックGF)、
そのおののきに近いでしょう。

怖い、というのは、
日本を遠く離れた、遥かかなたの海の向こうの、
西ドイツで作られた得体のしれぬ凄みのあるクルマに対しての
警戒心、違和感、知らないモノに対しての畏れ。

胸間にこみあがげる熱いものを感じつつも、
得体の知れないとまどいと恐怖を感じる、というところです。

生産後10年目のクルマであるにもかかわらず、
キャビン内は、バッファローレザーの強い匂い。

インパネは、人間のパーソナリティーに譬えると、
「ハスに構えて世を眺める硬派な男性」、
劇画で言えば、ちょっと軟派なゴルゴ13という感じ。

「旦那ぁ〜、肩でも揉みやしょうか」と
上目づかいに膝を摺り寄せてくる雰囲気の日本車とは
ずいぶんと雰囲気が違います。

「運転したければしろ。したくなければするな。」
そんなふうに語りかけるような、
凛とした雰囲気を漂わせるインパネ、キャビン内。

クルマを作るのは人間。
同じ人間が作るものでも、
違う価値観、世界観を持った人間が作ると、
同じクルマでも、こうも違ってくるのだなぁと
感心することしきり。

イグニッションキーを抜く。

が、インパネの赤いランプが点きっぱなし。
オイルチェンジの警告等らしい。

日本には正規輸入されていなかったクルマなので、
日本語のマニュアル(取り扱い説明書)は無い。

もう少し、ゆっくり車内を観察していたい、
その気持ちをようやく振り切り、ドアを開け、
クルマの外に出る。

いかにも、世の中に不満のありそうな、
逆ストラントしたノーズと、
その鼻先のギドニーグリルとラウンデル(エンブレム)を
正面に見つつ、パーキングのコントロールボックスの
「収納」ボタンを押す。

M5は、ゆっくりと上に引き上げられて行き、2階部分に収まる。
見上げるとM5のノーズの尖った先端部分が、
プレートからはみ出ている。

「今日はここまで。」と独り言。

自宅はマンションの4階部分。
ベランダに出て、階下を眺めてみる。
M5の白いボディがマンションの薄明かりに照らされている。

「明日は、早く起きて運転しよう。」

自分にそう言い聞かせながら、
ベランダのドアを閉じた小生でありました。

(つづく)

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