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さて、今宵も一席お付き合い願います。
昨日同様、艶笑噺をお楽しみくださいませ。
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〜昨夜のノミ
男の子も、お節句で刀持って暴れてるうちは無難ですが、年頃になりますと、それはそれで心配なもので・・・・。『家付き、カー付き、婆ァ抜き』てな事を申しますが、この、ご両親と一緒に住んでる息子さん、この頃は年頃になりますと、皆誰しも家を出まして、外でアパートやなんかへ住む人が多うございますが、昔はたいがい、一軒の家に倅が、一緒に住んでたもんで。
それでもやっぱり、日陰の豆でも弾ける時が来たら弾ける。こらまァ女性の事を言うたんでしょうけども、男のほうかてそうですわな。まして男でございますから、何かとそこは、両親の目を盗んで、可愛いのを引っ張り込みまして。自分の部屋でイチャイチャ、イチャイチャ。
夜遅うまで喋ってるもんでっさかいに、母親が聞き咎めましてな、
『倅の部屋で声がするけども、何やしら?ひょっとしたら、体でも痛めて苦しんでるのではなかろうか?熱でも出してるのやなかろうか?』
母親というものは幾つ、何十になりましても、倅を子供みたいに思うてるもんでっさかいに、ソーッっと様子を見に来て、息子の部屋の外から、
母『これ。気分でも悪いのと違うか?えっ?塩梅(あんばい)が悪いのと違うか?』
子『いやーッ、お、おかん、そんな事おまへんのや、いえ、別に気分悪い事おまへんのやけどな、ナンや今晩はノミが多うて寝にくいもんでっさかいに・・・』
母『あ、そうォ、まァ、それやったらええねンけども・・・・』
母親は部屋にもはいらんと、自分の部屋へ引き取って、寝てしもうた。
倅め、ばれたらエライこっちゃちゅう訳で、明けの朝早うに女の子を帰してしまいよって、何食わん顔して親子三人、朝ご飯の御膳について、ご飯を食べてると、お父ッあんが倅の顔をみてニヤニヤッと笑うて、
『可愛そうに、昨夜のノミにも、飯(まま)食わしてから帰らしてやりゃよかったのに・・・。』
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父親にはバレテたんですな・・・。ってか、父親も経験ありなのか??
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〜里帰り〜
さて、ご婚礼が終わりますと、俗に三日帰りなんてことを昔はします。えー、ご婚礼がから三日目に一旦、お里へお帰りになったんやそうで、三日帰り、里帰りとも申します。さあ、そうなると、妹さんやとかね、何かまだいかずにお家にいる方というのは、好奇心の塊みたいになってますさかいに、
妹『お姉さん、お姉さん、あのう、どない?お婿さんと一緒にいてるちゅうのは、ホンマにええもん?な?楽しい?』
姉『いやー、そんなん、あんたもお嫁入りしたらわかるけども、毎日早う晩にならんかいなァと思うだけのこっちゃ。』
てな事をいっても、そうかいなァてなもんで。額面通りに受け取ってますわ、いくまでは。さて、この妹はんもお嫁ぎになった。三日帰り、里帰りしてまいりますと、ちょうどお姉さんの方も里に帰ってきてはって、バッタリ顔が会った。
妹『姉ちゃん、ウソばっかりやないのゥ、私ら違うえ。毎晩、夜が明けるのがうらめしいばっかり。』
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わかりますか?わかりますよね・・・。姉妹そろってウフフフフっ・・・。
さて、今日はこれにて。また明日。
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