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今日はどの噺にしようかしら?
話を始める前にちょっと一言小噺を・・・・。
子『おかあちゃ〜ん!家が火事やっ!!』
母『ひ〜〜〜っ!(火〜)』
子『おかあちゃ〜ん!家の鍵失くした〜!』
母『き〜〜〜っ!(キー)』
すんません。下らん事ゆうて。
けど、このような一口小噺が落語の入り口でもあると思います。
どなたでも一度は聴いた事があるでしょ?
『隣の家に囲いが出来たってね?』『へ〜。(塀)』
こんな感じのは。こういうのが重なって複雑になって落語になってますから。
話がそれました。今日は『胴斬り』について徒然です。
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〜あらすじ〜
時は幕末。物情騒然たる時代。
風呂帰りの男が、辻斬りにあった。刀も腕もよっぽど良かったと見えて胴切りというやつ。腰から上と下の二つに分かれてしまいました。
その後、現場に通りかかった友人の又はんに声をかけて、その夜は家に連れて帰ってもらいます。翌日
又はんが心配してやってきてから少し色々とお小言を受けます。仕事をしろと。又はんの世話で腰から上は風呂屋の番台に、腰から下は麩を踏む職人として別々に奉公にでます。
暫くして又はんが様子を見に風呂屋へ行くと、胴の方は元気にやっていますが湯気にのぼせて目がかすんでしょうがないので三里(膝頭の下の部分)に灸をすえてもらうように脚に言付けしてくれとの事。その足で麩屋をのぞいて伝言を伝えると脚の方からも伝えて欲しい事があると言う。何かと尋ねると、「あんまり女湯ばっかり見ん様に。ふんどしが傷んでしょうがおまへんねん。」
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前に大学2年時に覚えたと書きましたが、1年の時だったかも?忘れてしまってます。
私が覚えたのは亡くなった七代目 笑福亭 松鶴師(当時・笑福亭 松葉師)の演られてたのを覚えまし
た。サゲ(オチ)は「あんまり水や茶ガブガブ飲まんように言うておくんなはれ。おしっこが近うてしょうがおまへんねん。」と演る時もあります。上に書いたのはどっちかというと軽い艶笑が入ってますね。
この噺、ほんとよく出来たナンセンス・マンガですね。あんまりリアルにやりすぎたらいけないでしょうね。胴が二つに分かれて別々の意識を持ってるなんて、普通に考えたら気持ち悪いですよ。
この噺の中で腰から上が手拍子をすると腰から下が踊る場面があります。
妻「又はん。わて最前から気持ちわるうて。あの人。なんやブツブツ言うてるかと思ったらアハハ。ア ハハ笑ろてまんねん。何がそんなにおかしいのかとこっそり覗いたら、イヤやおまへんか〜あの人 が手を打って拍子をつけますやろ?脚が踊りますねん。」
この噺の中でも笑いが取れる箇所ですが、私はここのおかみさんを演じるときに力をいれます。気持ち悪いと言って「なんだろ?」と思わせて、脚が踊るという滑稽な感じを出させる為に表情や表現をします。
あと、又はんが風呂屋に様子を見に行った時に腰から上が脚の事を【弟】といいます。何でや?と聞くと
「ワシが上で脚が下やろ。」と男がいいます。ここも面白い。でもって麩屋に行って脚に話かけると脚が答える。何処でしゃべってるんや?と聞くと脚が「尻の穴で」と。ココは私の経験上では一番ウケる所ですね。
ナンセンスであり、でもそのナンセンスさが面白い。また、後日に述べようと思います『首提灯』もこの部類です。お楽しみに。
この噺では私は高座で見台と膝隠し(上方落語特有の道具)を使い見台の上で指で脚が動く様子を見せます。見台が無い時は両腕で表します。声も指2本でするときは甲高く、腕を使う時はへしゃげた低い声で表現します。他にもやり方は色々ありますが、その都度その都度変えてみても良いかな?と思ってます。
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いやー、冒頭のつかみネタ、一言でおかし〜!!オヤヂギャグもだじゃれも大好きだ〜!本題の御話ネタもかなりおかし〜!!っきゃー!全部聞いてみた〜い!
2005/2/24(木) 午後 10:41