日々是是。

日々徒然書込候。コメント宜しく!

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落語の徒然 その4

今日も一席お付き願います。

今日は『近日息子』を・・・・。
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〜あらすじ〜
 チョット・・・と言いたいが、かなりボーッとした息子がいた。どの位ボーッとしてるかというと、例えば父親に

  『芝居に行きたいから、どの小屋が開いてるか見て来てくれ』

と言われて道頓堀に飛んで行く。暫くして帰って来た息子は、

  『おとっつあん。明日が初日です。』

と報告する。その言葉を信じた父親が、翌日に道頓堀に行ってみると、中座も角座も浪花座もみんな休み。父親が小言をくらわせると、この息子が口ごたえをする。

  『そやかて、昨日行って来ましたら中座の表に【近日より】と書いてありました。昨日より近い日と
   いうたら今日かと思いました。』

 映画の予告編を見ていると【近日公開!】てな感じで文字が現れますがその【近日】を文字通り解釈した訳です。呆れた父親が、

  『商売する人はたくさんあるけど、興行師と言うのは頭が進んでいる。看板を下ろして、今度いつ
  芝居をやるかわからんというのではお客が忘れてしまう。忘れささん様に、いつやるかわからんで
  も表へさして【近日より】という近日ビラを貼るのじゃ。この【近日より】というのは、近い内に
  やります、必ずやります、そのうちにやります。やりましたら、相変わりませずお引き立てくださ   いますように・・・・とお客の気を引いたある。物事はなんでも《先繰り機転》がきかないかん。』

と小言を言うが、この息子、わかっているのかわかっていないのか・・・わからない。親父さんが、便秘
で腹の調子が悪いと言ったのを耳にした息子は《先繰り機転はこの時ぞ!》とばかり、医者を呼んで来る。
医者が『この患者、どこか悪いのやろか?』と首を傾げたものだから、息子はいよいよ張り切って葬式
の準備に取り掛かる。この様子を見た近所の人達が、親父さんが死んだと思い込んで次々と悔やみにやって来る。怒った親父さんが町内の人に文句を言うと逆襲される。

  『そない言うんやったら表出てみなはれ。暖簾は裏返ってるわ、忌み札は貼ったあるわ、お寺さん
  は来てなはるわ・・・・・。アッ!いま霊柩車が着きましたがな。後は出棺を待つのみや。』

 あまりの段取りのよさ(?)に呆れはてた父親が息子を呼んで叱り付ける、そんな事で驚く倅でない。

  『あの忌み札を見て悔やみに来る長屋の連中はアホです。忌み札の肩に【近日より】としてありま
   す。』

**********************************************

この噺を覚えたのは2年次だったと思います。
笑福亭 呂鶴師が演じてられたものを手本にして覚えました。
この噺、息子のスカタンさも面白いのですが、中盤に忌み札を貼った家の前で、町内の人達が集まって
ゴチャゴチャと噂話する場面があるのですが、この場面が中盤の笑いの要です。
町内の人達の中の一人が言い間違えの名人でこの人のトチリを責める人とのやり取りが面白い。
この言い間違えの名人、間違えた事を素直に認めない。
 『しかし、ここのおやっさん、なんで死んだんでっしゃろな?』
 『そら、あんた、ちょっと患うてコロッと死んでまう、そう、あのイチコロとちゃいまっか?』
 『イチコロ?それを言うんやったら【トンコロ】・・・トンコレラとちゃいますか?』
 『ああ、そのコロ、そのコロ』
・・・・・俗に言う《負けてへん》のであります。
 これを皮切りに暫くはこの男のいい間違いがメインになって噺が進みます。
 
 その1―京で女郎買いに行こうと言う話になった時に「床下に行こう」と言ってしまい「そらあん
    た、橋下とちゃいますか?」と注意されると「ああ、その下、その下」

 その2―菊人形を見に行く話になった時に「見に行きまひょ。世話方の菊人形」と発言して「あん
    た、それは枚方(ひらかた)とちゃいまっか?」と突っ込まれると「アア、その方(かた)」と答え
    た。
 
 その3―鰻屋の二階で飲んでいる時、大きい声で仲居さんに「ねえさん!寝間着、二人前!」と注文し
    「そら、鰻巻き(うまき)と違いますか?」と言われても「どっちにしたかて温いのん」と返した。

 その4―夜店をひやかしていて、植木屋の蔦の値段を聞いたらあまり高いので「ヘン!チャンチャラ
    おかしいわ!」と言うと、そばで聞いてたこの男「ハハーン。天ぷら食いたい!」と言った。(訳
    解らん・・・)
 
 その5―洋食屋に行った時に、ビフテキを前においてボーイに「ちょっと兄ちゃん。ホース持ってきて」
    と、大きい声で叫んで、それを聞いてた外で水撒きしていた店の人がホースを店の方に向けてし
    まい、側を通ったおばあちゃんにかかってしまった。洋食屋の主人に「どこぞの世界にソースと
    ホースと間違う人がいてまっか?」と注意されると「どっちにしたかて焼いたもんにかける。」
    と返す・・・・。

 このいい間違え男に対しドンドン怒りが溜まっていっていく。呂鶴師匠の場合は少しずつ腰が上がって
行き、最後には立ち上がって怒りはじめます。私もこのパターンでやります。笑いとれます(笑)

 いい間違いって結構ありますよね?すぐに思い出せませんが恐らく私もあると思います。けど、結構
おもしろい言い間違いも聞きますよね。常に人の話を聞いていたり、行動をみていたりと【人間ウォッチング】をしているとネタで使えるものがあります。笑いのアンテナを立てておくのです。
 私も友達と食事をしている時でも相手がどんな食べ方をしてるかとか結構見てます。中には使える!と
思う事もあります。いやらしい趣味?と言われそうですが色々勉強になりますよ。

 で、話は息子のスカタンさに戻るのですが、《先繰り機転》。出来る人と出来ない人とではやっぱり差がでるものですね。次々と先をみて行動すると利益がでるものです。商売をしている方はよく解ると思い
ます。後手後手でも得する事もありますが、先手必勝とはよくいいますね。けど、先走り過ぎてもダメ。
先見の明があるのと何でもイイから突き進むとは紙一重ですね。

 先繰り機転もやりようであると考えさせられるネタですね。これは。


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