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日々徒然書込候。コメント宜しく!

落語・楽語・楽娯

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落語や演芸などについて書いていきます。
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さてさて、今宵の落語の徒然は普通のネタでなく、いわゆる小噺にスポットを当ててみたいと思います。
小噺には以前から書き込んでいる一口小噺も含まれますが、少し長めの話もあります。
大抵は本ネタのマクラで使用したりするのですが、チョットした所でやっても良いと思います。

普通のネタも沢山ありますし、下ネタ(艶笑噺)も多いですね。
仕事の都合?で営業に使ったりするのはこの艶笑噺ですね。(結構喜ばれます。)
今回は艶笑噺は止めておきます・・・。(ご希望の方があればコメント・ゲストブックへ。希望者があればココにて発表します!)

さて、今回は私が良くやる小噺をいくつかご紹介します。

(その1)
 あわてもんの丁稚がおりまして、

 ■これ、定吉。本町までお使いに行といで
 ●へ〜〜〜い
 ■こ、これこれ……
 用事も聞かんと走って行きよったがな、何をするつもりやあいつ。

 しばらくすると、汗拭きながら飛んで帰ってきて、

 ●本町まで行ってきましたけど、別に変わった事おまへなんだ。

(その2)
 【夕立屋】
 ■夕立、夕立屋でござい。夕立のご用はおまへんかいな
 ▲変わった商売が来たで、夕立屋てどないするんやろ……おい、夕立屋!
 ■へい
 ▲夕立屋て、一体どんなことすんねん?
 ■お金を頂きまして、夕立を降らしまんねん
 ▲そんな事が出来るのん?
 ■へぇ、いま隣の町内でひと町内ザ〜ッとひと降りやってきましたんやが。
 ▲町内だけに?
 ■へぇ、せやからここ二軒だけやってくれ言われたら、二軒だけ降らしまんねん
 ▲この暑い時、ザ〜ッと降ってくれたら有難いがな。何ぼぐらいすんねん? えぇ〜、うちと隣とで二  分? 高いなぁ〜
 ■ネグチおまっせ
 ▲ネグチはあるか知らんけど、二分は高いなぁ。一分ぐらいに負からんか?
 ■一軒一分っちゅことになってまんのでなぁ、それにお庭がちょっとございますんでなぁ、二分頂かん  ことにわ……
 
  と言ぅてますと、そこに女の子が、

 ●あのぉ〜、夕立屋さん
 ■へぇ
 ●五文だけお願いいたします
 ■へぇ、五文の夕立? どこへ?
 ●……この、朝顔へ

(その3)
 ある長屋に、新婚ほやほやの夫婦がいました。夜、2人が並んで床についていたんですが、どうやら奥さんの方がオナラをもよおしてきた様で・・・。

 ■あ〜。オナラがしたくなってきた。けど、隣で旦さん寝てはるしぃ。オナラの音聞かれたら恥ずかし
  いわあ。どないしよう・・。

 と、モゾモゾしていると『ぷぅぅぅぅ〜〜〜』

 ■あ〜・・・。出てしもた。恥ずかしい・・・。旦さん聞こえてなかったやろか?そや。チョット
  起して聞いてみよ。チョット、あんた。チョット!あんた!
 ●ん?ん?うっ。はぁぁぁ。(アクビをして、目をこすりながら・・)何や?どないしてん?
 ■今の判った??
 ●何が?
 ■今の判った??
 ●だから何や!?
 ■そやから・・・・じ、地震!
 ●へっ!地震!お前の屁の後か?先か?

(その4)
 ■魚屋のおっさんお前字が書けるそぉなが、「つかさ」といぅ字はどぉ書くねん?
 ▲司か、同じといぅ字ぃ二枚に下ろして骨付の方や。

(その5)
 寒い晩に布団が一組より無い。男同士、色気無いけどしょ〜ないわい、一緒に寝よか。っちゅうわけで、一枚の布団かぶって寝てると、寒いもんやさかい、どぉしても自分の方へ布団を引っ張りますわなぁ。

 こっち側は背中が出て寒なって目ぇ覚まして、夢うつつでまた自分の方へズ〜〜ッと引っ張る。ほな、こっちの方が背中が出て、また無意識に己の方へズ〜〜ッ引っ張る。

 こっちが引っ張って、こっちが引っ張って、夜通しこんな事しててヘトヘトにくたびれてしもて……

 ●あぁしんど、いっぺん起きて休もか。


こんな感じの小噺があるんですよ!
またの機会に第2弾をさせていただきますね!

今宵も一席お付き合い願います。
今日もまずは小噺から・・・。

子供『ねえねえ。ウルトラマン。ウルトラマンもヤクルト飲むの?』
ウル『ジョア〜!!』

失礼しました・・・。

今日は『佐々木裁き』です。
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〜あらすじ〜
 西町奉行佐々木信濃守が、お忍びで町内を歩いていると子供達がお奉行ごっこをしているのを目にする。様子を見ていると奉行役をしている子供がナカナカ頓智を働かせてうまく裁きをつけます。すぐに子供の身元を調べると高田屋綱五郎という桶職人の子供で四郎吉というらしい。
 奉行所へ親、町役人共々呼び出し、色々話をさせてみると大人顔負けの辛辣な事も言います。しまいには佐々木信濃守が『絵に描いた仙人が何を言うておるか聞いてまいれ』と言いつけたのに対し『佐々木信濃守はアホやと言うてました』と答えます。思わず信濃守が気色ばんで『その訳は?』と問うと、『絵に描いたあるもんがモノ言うはず無いのに、それを聞いてこいやなんて、だいぶにアホやで言うてました』と答えた。
 感心した佐々木信濃守。十五になると四郎吉を引き取り、後にこの四郎吉は天満与力として出世をします。
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 落語に出てくる子供というのは小ざかしいこまっしゃくれた子供が多いです。
 この『佐々木裁き』に登場する四郎吉君。生意気に思えますけど、噺を聞いているとタダの小ざかしいガキンチョではなさそうです。
 どちらかというと無邪気な子で精一杯の背伸びをしている気がします。アクマでお奉行のマネをしているんですね。自分で考えて皮肉を言っているのではないんです。子供が大人の口真似をしているのです。
『いばるばっかりでよう裁かんお奉行さんが来たら、大阪は暗闇や』なんてセリフが噺に出てきますが、これも常から大人たちが蔭で言っているのをマネしてるんですよね。
 
 四郎吉君自身はお裁きのマネをしてたのが寺小屋の師匠に知られたら叱られるので『どうぞ内緒にしとくんなはれ』と信濃守に頼んだり、奉行の役を『今日、初めてやらせてもらいましてん。お奉行さんて気持ちよろしいなァ』と喜ぶ無邪気な子供なんですね。
 
 この佐々木信濃守というお奉行様も大きい人です。この大きい人に対して四郎吉君は精一杯の事をして向かっていっているのです。四郎吉君の精一杯背伸びした言葉にある時は感心し、ある時は苦笑いして聞いてやっているのです。余裕をもって四郎吉を手の上で遊ばせているんだと思います。
 『与力の心意気』と問われた四郎吉は『とかく金の有る方に傾くわ』と言った時などはその言葉を利用して役人達を睨み付けて肝を冷やさせます。大きい人じゃないですか!

 この噺は大学2回か3回生の時に覚えたと思います。お奉行がでてくる噺はこれ以外にも『天狗裁き』『鹿政談』等がありますが、『天狗裁き』は私のもちネタであります。奉行の威厳を出す演技をするのですが、あまりにもリアルにしてもいけないかな?と思います。けど、やっぱり威厳は持たさないといけんませんね。

 ここに出てくる佐々木信濃守。実は実在の人物で嘉永年間に大阪の東町奉行として赴任していたそうです。大阪は東町奉行所・西町奉行所。江戸は大岡越前守がいます南町奉行所・北町奉行所なんですね。どうしてなのかは私も勉強不足で調べていません。
 どなたか知っていたら教えてください!
 

落語の徒然 その6

さてさて、今宵も一席お付き合い願います!m(_ _)m

本編に入る前に、以前に一口小噺を書きましたが、そこそこ好評でしたので今回もチョビっとだけ。

○『鳩が、何か落として行きよったでえ』
●『ふ〜ん(糞)』

○『ワイはな、テレビやラジオが大好きやねん。』
●『ほう、そう(放送)』

○『頭痛はしょっちゅうかいな?』
●『あー、たまに(頭に)』

書いててしょーもなくなってきた・・・。けど、基本ですので・・・。(怒らないで!!)

今日は『首提灯』です。
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〜あらすじ〜
 上燗屋(屋台の一杯飲み屋)でグズグズ言いながら飲んでいた男、勘定を払う段になって細かい銭が無い。両替しようと近所に店を出している夜店の道具屋をのぞいた所、目に付いたのが本身の刀を仕込んだ仕込み杖。それを買って釣り銭で上燗屋の払いも済ませて家へ帰る。
 刀など切れ物を持つと何か斬ってみたくなるのが人情。この男も何か斬りたくて仕方が無い。そこでこの男、表の戸を少し開けて待っていると、盗人が忍び込んで来る。待ってました仕込み杖を抜いて構えている前に盗人が首をニューっと。ズバーッと一刀に斬ったところ、首の皮一枚残して斬れた。盗人が逃走していると、どうやら首がグラグラぐらつく様子。こらやられてかと首を押さえてウロウロしていると丁度火事があって現場に急ぐ連中が提灯を前に突き出して「火事や火事や!」と走って行く。突き飛ばされて首を落とした盗人、ようやく首を拾い上げ、前へグーッと突き出すと首が「火事や火事や!」

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 この噺は笑福亭 松嬌師の演じてらしたものを覚えました。
 確か、3回生の時に夏に大きな舞台でする事になり覚えたネタだったと思います。
 この噺は東京にも同題で同趣向の噺がありますね。あちらの『首提灯』は酔っ払った職人が侍にからんだ挙句首を斬られてしまっただったと思います。(すんません・・ウル覚えで・・。)以前に聞いた時に思ったのは東京の方がすっきりとしていた気がします。職人の啖呵の小気味よさ、斬られてからのリアルさ等を感じます。一方、大阪型はゴタゴタの面白さがあると思います。前半部の上燗屋での酔っ払いのウダウダ言う部分、道具屋とのやりとりの面白さ、そしておしまいの首を斬られてからのナンセンスと盛り沢山です。
 僕のやり方は前半部分のウダウダを強調し、笑いを取る様にしています。

 この噺の前半は酒呑みの一人舞台です。醜態を演じるのはコツがあります。お手軽な演じ方を述べてみましょう。
 まず第一に、ロレツが廻らなくなる。
 第二に、ものがハッキリ見られなくなるので、その分だけ逆に一点をジーッと見つめようとする。
 第三に、自分の力が抜けていく訳ですから、重力に従って姿勢が低くなっていく。
 以上、三つを留意していただくと貴方も立派な酔っ払い!(笑)

 宴会などで飲まされそうな時に使えるかもしれませんね・・・(笑)

 この噺は道具屋の所で噺を終わらす事があります。その時は『上燗屋』という噺になります。
 酔っ払いがウダウダ言うのは上燗屋に対して、アテ(つまみ)についてウダウダ言います。ウダウダ言いながらタダで食べてしまったり、呑んでしまったり・・・・・。うーん、文章にするの難しいです。
 ぜひ、CDやビデオ、または実演を見ていただきたいですね。

 それと、酔っ払いの醜態。演じてみてください!(笑)

落語の徒然 その5

今宵も一席お付き合い願いますm(_ _)m
昨日は更新できず申し訳ありません。(見てくれてる人いるみたいだから一応あやまっとこ。)

今日はどれにしようかな?
今日は『青菜』です。

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〜あらすじ〜
 仕事の済んだ植木屋さん、その家のご主人によく冷えた【柳蔭(みりんと焼酎を混ぜ合わせた冷酒】をと鯉の洗いをご馳走になった。植木屋さんが喜んで食べるので、ではもう一品。と家のご主人が奥方に青菜を注文すると、奥方が『鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官』といいますので主人は『そうか、なら義経、義経』と答えました。
 植木屋さん、何の事やらサッパリ分らんので尋ねてみると、隠し言葉で『菜は食ろうてしもうた』と言うのを『名も九郎判官』に掛けて言ってきたので『すか、ならよしとけ、よしとけ(義経、義経)』と洒落で答えたのだと説明します。
 この粋さに感動した植木屋さん、早速我が家に飛んで帰り、女房に言いつけて、セリフを教えて御大家のマネをする事にしました。『誰か来るまで奥の間へ』と言いたい所ですが、長屋なもんだから奥の間が無い。押入れに嫁はんを押し込みます。
 そこへやって来たのが友人の大工。植木屋のにわか仕立ての旦那言葉に当惑しながら、なんとか青菜を注文するところまでは付き合ってくれた。
 
 植『あんた、青菜食べるか?』
 大『わい、青菜嫌いやねん。』
 植『青菜・・・食うて貰わん事には・・・押入れのカカが死ぬ・・・。』

えらい騒ぎで・・・・・。

声を掛けると押入れから嫁はんが飛び出してくる。青菜を注文したら、また押入れへ。友人の大工も呆れてみています。そうかと思うと、嫁はんがまた押入れから出てきて、いよいよ隠し言葉。

 嫁『鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官義経』

最後まで言ってしまい、言う事がなくなった植木屋さん。困って悩んで・・・・・

 植『う〜ん・・・・。ほな、弁慶!』

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 この噺はまだやった事がありません。資料はあるのですが完全に覚えてないです。
 しかし、いつかはやりたいネタです。私の持っている資料は笑福亭 仁鶴師匠の物です。
 この『青菜』という噺は夏頃の話ですので今頃の季節に高座にかけるのはどうかと思います。
  
 噺の中にもでてくる『柳蔭(やなぎかげ)』。皆さんご存知でしょうか?
《やなぎかげ》・《やないかげ》。焼酎をみりんで割ったもので夏は井戸などで冷やして頂いたものだそうで、庶民にとっては夏の暑い日にはご馳走だったそうです。東京の方では『返し』とかいう事もあるそうです。
 噺を聞いていると、噺では植木屋さんがとある御大家に植木の手入れに行き、仕事のあとにご馳走になっています。まずは柳蔭で一杯。この時にご主人が飲んだ事あるか?と聞くと植木屋さんが『いえいえ、柳蔭なんか我々庶民にはナカナカ縁の無い物。昔は大名酒と言ったそうで・・(大袈裟な・・・)』と答えている。鯉の洗いを食べた事あるか?と聞かれたら『昔は大名魚と言われて・・』食べる時にお皿を使わずに手皿をつかい行儀が悪いと叱られる。ワサビを初めてみてそのまま口にして大慌て。青菜を食べてくれと言われて『青菜は昔、大名菜と・・・』大袈裟にいうもんだから、オベンチャラが過ぎると叱られる。まあ、それも植木屋の人に良いところで、お得意さまにはオベンチャラの一つでも言わないといけません。この、一段の植木屋と御大家のご主人とのやり取りで始めから笑いをとります。

 そして、ウチに帰ってから奥さんとのやり取り。
 『お前、あそこの奥方みたいにモノ言えんやろ?』というと、奥さんも負けていません。『なんかしてまんねん。それくらい《おいど》の穴から言うてやるわ。』と言います。(笑)

 そして、嫁はんを押入れにいれたりして、友達がきてやり取りになる。
 非常にテンポも良く、聞いていてしんどくなりにくいですね。間のつけ方次第でテンポ良くやっても面白いし、すこしノンビリしてもまた違った面白さがでるかもしれません。

 なぜ、この噺を出してきたかというと、今年はNHK大河ドラマで『義経』をしてますよね。できたら今年、夏場に落語をする機会があれば、やってみたいと思い、出してきました。義経とは直接は関係ないですけどね・・。

 この噺、当時の庶民の暮らしぶりや大家の過ごし方なんかがうまく表されており、聞いていても面白い噺です。上方だけでなく江戸・東京落語にも同じ噺がありますので、関東地区の方もお探しになっても良いと思います。上方と江戸の違いを聞くのもまた面白いと思います。

落語の徒然 その4

今日も一席お付き願います。

今日は『近日息子』を・・・・。
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〜あらすじ〜
 チョット・・・と言いたいが、かなりボーッとした息子がいた。どの位ボーッとしてるかというと、例えば父親に

  『芝居に行きたいから、どの小屋が開いてるか見て来てくれ』

と言われて道頓堀に飛んで行く。暫くして帰って来た息子は、

  『おとっつあん。明日が初日です。』

と報告する。その言葉を信じた父親が、翌日に道頓堀に行ってみると、中座も角座も浪花座もみんな休み。父親が小言をくらわせると、この息子が口ごたえをする。

  『そやかて、昨日行って来ましたら中座の表に【近日より】と書いてありました。昨日より近い日と
   いうたら今日かと思いました。』

 映画の予告編を見ていると【近日公開!】てな感じで文字が現れますがその【近日】を文字通り解釈した訳です。呆れた父親が、

  『商売する人はたくさんあるけど、興行師と言うのは頭が進んでいる。看板を下ろして、今度いつ
  芝居をやるかわからんというのではお客が忘れてしまう。忘れささん様に、いつやるかわからんで
  も表へさして【近日より】という近日ビラを貼るのじゃ。この【近日より】というのは、近い内に
  やります、必ずやります、そのうちにやります。やりましたら、相変わりませずお引き立てくださ   いますように・・・・とお客の気を引いたある。物事はなんでも《先繰り機転》がきかないかん。』

と小言を言うが、この息子、わかっているのかわかっていないのか・・・わからない。親父さんが、便秘
で腹の調子が悪いと言ったのを耳にした息子は《先繰り機転はこの時ぞ!》とばかり、医者を呼んで来る。
医者が『この患者、どこか悪いのやろか?』と首を傾げたものだから、息子はいよいよ張り切って葬式
の準備に取り掛かる。この様子を見た近所の人達が、親父さんが死んだと思い込んで次々と悔やみにやって来る。怒った親父さんが町内の人に文句を言うと逆襲される。

  『そない言うんやったら表出てみなはれ。暖簾は裏返ってるわ、忌み札は貼ったあるわ、お寺さん
  は来てなはるわ・・・・・。アッ!いま霊柩車が着きましたがな。後は出棺を待つのみや。』

 あまりの段取りのよさ(?)に呆れはてた父親が息子を呼んで叱り付ける、そんな事で驚く倅でない。

  『あの忌み札を見て悔やみに来る長屋の連中はアホです。忌み札の肩に【近日より】としてありま
   す。』

**********************************************

この噺を覚えたのは2年次だったと思います。
笑福亭 呂鶴師が演じてられたものを手本にして覚えました。
この噺、息子のスカタンさも面白いのですが、中盤に忌み札を貼った家の前で、町内の人達が集まって
ゴチャゴチャと噂話する場面があるのですが、この場面が中盤の笑いの要です。
町内の人達の中の一人が言い間違えの名人でこの人のトチリを責める人とのやり取りが面白い。
この言い間違えの名人、間違えた事を素直に認めない。
 『しかし、ここのおやっさん、なんで死んだんでっしゃろな?』
 『そら、あんた、ちょっと患うてコロッと死んでまう、そう、あのイチコロとちゃいまっか?』
 『イチコロ?それを言うんやったら【トンコロ】・・・トンコレラとちゃいますか?』
 『ああ、そのコロ、そのコロ』
・・・・・俗に言う《負けてへん》のであります。
 これを皮切りに暫くはこの男のいい間違いがメインになって噺が進みます。
 
 その1―京で女郎買いに行こうと言う話になった時に「床下に行こう」と言ってしまい「そらあん
    た、橋下とちゃいますか?」と注意されると「ああ、その下、その下」

 その2―菊人形を見に行く話になった時に「見に行きまひょ。世話方の菊人形」と発言して「あん
    た、それは枚方(ひらかた)とちゃいまっか?」と突っ込まれると「アア、その方(かた)」と答え
    た。
 
 その3―鰻屋の二階で飲んでいる時、大きい声で仲居さんに「ねえさん!寝間着、二人前!」と注文し
    「そら、鰻巻き(うまき)と違いますか?」と言われても「どっちにしたかて温いのん」と返した。

 その4―夜店をひやかしていて、植木屋の蔦の値段を聞いたらあまり高いので「ヘン!チャンチャラ
    おかしいわ!」と言うと、そばで聞いてたこの男「ハハーン。天ぷら食いたい!」と言った。(訳
    解らん・・・)
 
 その5―洋食屋に行った時に、ビフテキを前においてボーイに「ちょっと兄ちゃん。ホース持ってきて」
    と、大きい声で叫んで、それを聞いてた外で水撒きしていた店の人がホースを店の方に向けてし
    まい、側を通ったおばあちゃんにかかってしまった。洋食屋の主人に「どこぞの世界にソースと
    ホースと間違う人がいてまっか?」と注意されると「どっちにしたかて焼いたもんにかける。」
    と返す・・・・。

 このいい間違え男に対しドンドン怒りが溜まっていっていく。呂鶴師匠の場合は少しずつ腰が上がって
行き、最後には立ち上がって怒りはじめます。私もこのパターンでやります。笑いとれます(笑)

 いい間違いって結構ありますよね?すぐに思い出せませんが恐らく私もあると思います。けど、結構
おもしろい言い間違いも聞きますよね。常に人の話を聞いていたり、行動をみていたりと【人間ウォッチング】をしているとネタで使えるものがあります。笑いのアンテナを立てておくのです。
 私も友達と食事をしている時でも相手がどんな食べ方をしてるかとか結構見てます。中には使える!と
思う事もあります。いやらしい趣味?と言われそうですが色々勉強になりますよ。

 で、話は息子のスカタンさに戻るのですが、《先繰り機転》。出来る人と出来ない人とではやっぱり差がでるものですね。次々と先をみて行動すると利益がでるものです。商売をしている方はよく解ると思い
ます。後手後手でも得する事もありますが、先手必勝とはよくいいますね。けど、先走り過ぎてもダメ。
先見の明があるのと何でもイイから突き進むとは紙一重ですね。

 先繰り機転もやりようであると考えさせられるネタですね。これは。


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