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コタさんの画像を元にして描いた猫又の下絵。 饅頭根付は丸の中に絵が入って丁度よい感じになるよう、手足の角度を調節したり、小さく なるので頭を大きくしたりします。 裏側も描きます。饅頭は表側と裏側で話を繋げるのが約束事。こうして絵だけで見るとシンプル なものです。遊びで、紐穴を猫の顔のシルエットにしてみる。 象牙を饅頭型に削っていきますが、これがなかなか難しい・・・昔だったら職人がロクロ みたいなもので挽いて作ってる所ですが、現在はそういう事をやってくれる人もいないので、 ひたすらノギスを当てたり、微妙な角度を調節して手作業で削っていきます。この作業が結構 大変。いつまでやっても、微妙に狂いがあるような気がしていつまで経っても終わらない・・・ 適当な所で切り上げないと(´ε` )。 トレーシングペーパーで下絵を転写。平面じゃないので端っこのあたりで当然狂いが生じます。 とりあえず顔の近辺を中心にトレース。 下絵は、饅頭の直径より気持ち少し大きめにしないと合いません。饅頭の角度で狂った箇所は 手で修正しながらペンではっきりさせる。 普通の形彫根付だったら、最初は荒彫りでざっくりと進めていきますが饅頭根付は「絵」なので 最初の一刀から気が抜けない。正確に線を抜くため饅頭が微動だにせぬよう、最初はゴム地の 手袋をつけて浅く線を入れていきます。 チェックしてるで〜
出来上がり。完全な平面じゃなくて少し立体感が出るので下絵とまたイメージが違います。形彫根付と違って、最初から細い刀でやっていきます。使うのは3本くらいかな。 あとは、どんどん深くしていくだけ。 下絵にあった微妙な主線のラインがあらかた無くなっている。なかなか難しいです。ただ絵を 描くだけなら楽なんだけどな・・・(-_-;)。 |
製作工程
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詳細
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龍を伴った仙人は、陳楠(ちんなん)か呂洞賓(りょどうひん)という呼び名です。古根付
では時々見る意匠ですが、現代根付でとなるとあまり見る事がありません。前から一度彫りたい と思っていたところへ、丁度頼まれたのでいっちょやってみます。 最初に描いたイメージは、武者絵のような感じ。髪のなびきなどで動きを出そうとしてみた。 打ち合わせで、頭はちょっと禿げてたほうが仙人っぽいんじゃないかという事で少し髪を後退
させた。動きを出したいので、口も開けて片足立ちにする。見栄えはしますが、バランスが微妙 になり当然彫るのも若干難しくなる。 髪がさらに後退した(^_^;)。最初のイメージは、曾我蕭白が描いたみたいな仙人だったのだけど
お客さんの好みでどんどん変わります。片足立ちだとちょっとした振動で(最近地震も多いし) 倒れるので、瓢箪から龍とともに漏れでた「気」みたいなものを全体的にまとわりつかせて 足元にも配置し、接地面を稼ごうと画策。でもちょっと取ってつけたような感じになるのでボツ。 GOサインが出た最終下絵。顔の候補を10種類くらい描いて、その中からこの顔になった。 怖そうな顔から、おどけたような愛嬌のある顔になりました。龍の顔が怖いから、仙人の顔は こういう顔のほうが良いかもしれない。 高さは8cmくらいになりそうです。見栄えのある根付になりそう。 |





