名犬良太

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名犬良太の出自

良太の飼い主の次男はサッカー少年である。
小学校高学年だった次男坊を車で試合に連れていった時のこと、後部座席にはサッカー少年ばかりが3人乗って、他愛のない会話をしていた。そのうち、全員が家で犬を飼っていることがわかった。

「うちのはゴールデンだよ」
「ふ〜ん、うちはチワワなんだ。で、M君ちは?」

母である班長は息子がなんと答えるか、興味を持って聞き耳を立てた。
良太はまだ子犬のころ、飼い主のいない犬が集められた施設からもらわれてきたんだ。
とても立派な体をし、シェパードの血が濃そうだけれども、でもたぶんミックスだ。
さて、息子はなんと説明するだろうか。



「うちのは、捨て犬」

良太の食い意地

とにかく食べ物の事件はいくらでもある。

以下はどれも実話なのだから、良太の胃袋はどうなっているのか、覗いてみたいものだ。

1,夕飯のおかずに春巻きを揚げたあと、揚げ油を冷ましている間に、カウンターから鍋ごと落として、油を全部なめた。

2,コーヒー用のポーションのクリームを一袋の半分ほど、「食べた」。プラスチックごと。

3,コストコの油揚げは、味はいいのだが、ぴしっと薄くくっついていて、開くことはほとんど不可能なほど。それを、班長がおいなりさん食べたさに、たしか1時間もかけて20枚くらいやっとのことで開いて、袋にした。湯通しして、ザルにあげておいたら、もちろん、一瞬の隙にそれを良太がぜんぶ食べた。油揚げより、失った時間のほうが返してほしい。

4,班長のある日のランチは後のせサクサクの天ぷらのついた蕎麦だった。熱湯をかけ、食べ頃をまっていた時に、また隙あり!良太が、天ぷらだけを盗んで食べた。班長のランチはただのかけそばになった。

5,J君が今年の5月、久しぶりに実家に帰ったとき、うちにおみやげを買ってくれた。横須賀から帰ってきたんだけど、なぜか「ひよこまんじゅう」。しかし、帰りがけにせっかくうちに寄ってくれたのに、私は留守をしていて、J君は家のテーブルにその「ひよこ」の箱を置き、近所に買い物に行き、帰ったら「ひよこ」は良太の腹に。私のだったのに…

6,海外出張の多いHのおっさんが久しぶりに帰国したというので、届いたばかりの最高においしい魚沼コシヒカリをお裾分けしたことがあった。もちろん、それを食べたのも良太である。生米のまま。

7,そうそう、パン焼き器につかう粉末の脱脂粉乳を食べたこともあった。ラグに脱脂粉乳がぺとぺとにくっついて、後始末が大変だったのだった。

きっとまだまだある。
すばらしい犬だ。

名犬良太登場

満を持して名犬良太の登場である。
イメージ 1


残念ながら、うちには今、ペットはいない。ランの思い出があるだけである。
で、H班長の犬の話でもしようか、というわけだ。

良太もいよいよシニア用のドッグフードを食べるような年になったが、
やんちゃな頃は話題に事欠かなかった。忘れてはもったいない思い出が多いので、
良太のために書庫まで設定した。

なんといっても忘れられないのは、虚勢手術を終えて夕方に帰宅した日のこと。
まだ麻酔が覚めきっていないのか、また、痛みが蘇ったのか、あるいは突然ひどいことをされたショックか、むちゃくちゃ元気な良太もクタンとしていて、哀れをさそった。
医者からは、
「今晩は水も飲ませないように、気をつけて見守って」
と厳重に言われていた。
全身麻酔の後は、吐き気もあるはずであるし、やはり気をつけなければならないのだ。
家族は良太をそっとして、静かに休ませてやろうと心を配った。

さて、そんな家族の配慮のさなか、リビングの隅に置いたケージで休んでいる良太を置いて、主婦H班長が部屋を離れ、ちょっと用事をして戻ってみると、
哀れなはずの良太ちゃんは、
キッチンのカウンターの上に置いた鍋を床にたたき落とし、
何人分か残っていた
「カレー」
を、みごと完食していたのだった。

水を飲んでもいけないのに。
カレー…

H班長は、ああ、これでこの犬も死んでしまうのかも、と思ったそうだが、
あれから数年たった今もこの通り、ぴんぴんである。

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