お友だち箱

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ともだちの快挙だ

南米ペルーで考古学調査をしている昔の同級生(sustenaさんの同級生でもある)から、

「神殿の遺跡で、古い墓を発見した。5日の読売夕刊に記事が載るから」

とメールが来た。ほんの二日前の発見が、新聞にカラー写真付きで載るのも凄いが、その知らせが掲載前にペルーから届くのも、すごい。


さて、見つかったのは、紀元前900〜800年の女性の墓で、頭蓋骨には朱色の水銀が付着し
  (って、朱色の水銀って何よ?)
直径6センチの黄金の耳輪、耳飾り、大量の貝製品などが、副葬品として見つかったそうだ。
「南米最古級、金の耳飾り」と、大きな見出しが踊っている。

ともだちが撮影した写真が、添えられている。色もよく出て、頭蓋骨の滑らかさがよくわかる。
骨のカーブが美しい。大きな大きな耳飾りの見事な円形が、際だっている。

イメージ 1

                       (読売新聞 9月5日 夕刊より)

丹念に土が取りのけられているのがわかる。
最初にこの一部が土の上に露出したときには、どんなに胸がどきどきしたろう。
掘るに連れて、その重要性がわかってきたときに、どれほど興奮しただろう。
写真を撮る気分は、どんなだったろう。

「日本で言うと、卑弥呼みたいな、祭祀の指導者ではないか」というコメントが載っている。

いつ出会うか、誰にもわからないこういう新しい発見を、いつか、いつか、と思いながら、仕事をし、
ある日、とうとうその日が来る。さぞかし嬉しいことだろう。
この後、しばらくの間は、この新しい発見の調査とか分析とかで忙しいにちがいない。

おめでとう!

ご町内人材バンクの話である。
筆頭として「ええねん教教祖」H班長の話を書いたが、この教祖は精神安定と納得の名人であるのに対し、
もっと現実的に、目の前の問題を解決する上での名人もいる。それがY子秘書なのだ。
理屈でも精神論でもなく、現に目の前に転がっているトラブルを、迅速に、
もっともダメージ少なくコストも少なく、しかももっとも見返り多く解決する方法を編み出す名人なのである。

彼女の娘はちょっと恐がりというか、思いっきりが足りないようなところのある女の子だった。
(ちょうど母の裏返しである)
中学に入って始めての運動会は秋に開かれるのだが、夏休み前から予告がされていて、
全校の組体操では女子は二人組になって補助付きの倒立をしなければならないことが分かった。
一人が倒立すると、もう一人が足を支えるのである。
倒立というのは、ある程度の筋力とバランスがあれば、あとは思い切りだけのものだと思うんだが、
娘はその思い切りが足りない。
夏中、家で練習を重ねたが、どうしても倒立に至らないのである。
父親も母親も励ましながら協力して、足を持ち上げてやろうとしたけど、上がらない。
とうとう一度もできないまま秋が来て、
いよいよ来週、という頃になっても、出来そうな雰囲気はまったくなかった。
娘は徐々に元気をなくしてきた。
前日になると「お腹いたい」なんて言い出した。彼女は恥ずかしがりでもある。12歳の女の子にとって、運動場の真ん中での恥は、想像しただけでどれほど乗り越えがたく思えたろう。

明日が運動会という晩、
何ヶ月も励ましながら練習を見てきた母Y子秘書が、元気のない娘に言った言葉とは

「なんども、なんども、ばたばたとやり直すと目立つばっかりなんだから、
あんたは、最初からぴしっとただ立ってなさい。
遠目で見たら、頭が上か下かなんてわかんないんだから」

娘は、そんなもんだろうか、と思いながら、なんとか眠りについた。

でも翌朝、目が覚めると、やはり不安は消えていない。
12歳の娘には倒立の際に「ぴしっとただ立っている」という度胸はないのである。
12でそんな度胸があったらたいしたもんである。普通はない。
娘はいよいよお腹が痛くなってきた。

そんなようすを見て、Y子秘書が運動会の朝、言ったこと。

「わかった。じゃあママがとっておきのアイデアを教えてあげるから、その通りに実行しなさい。
二人組の相手にお願いして、倒立を2度やってもらいなさい。あんたの分も。
それでぜったい大丈夫。ママが保証する。」



この回転の速さと思いつきの秀逸さ。
ある意味、Y子秘書は天才であると、私は思っている。

せんたくものの話3で出てきたY子秘書の話を年の暮れに書き留めておこう。

呑気なご町内のツワモノたちの中で、H班長は「ええねん」教の教祖と仰がれている。
誰にでもある生きていく上の問題
 ―ああ、ほんとうならこうしたいんだけど、どうしてもできないのが、残念だし、納得できない…
 あきらめきれずに切ないし
 思い切れないために腹まで立ってきた―
というような懊悩のとき、たった今までその懊悩の襞をのぞきこみ、さまざま語り、
横で聞いている友人としても
「そうか、そうだねえ、確かに。どうしたもんかねえ」なんて一緒になって考え始めていると、
次の瞬間、
彼女は絶妙なタイミングで「ま、ええねん」と言うのである。周りをおいてけぼりにして。
「ええねん、ええねん、いくら考えてもどうもならんわ。しゃあないねん」
と一挙に話がどこかにすっとぶのである。このテクニックはすごい。
私は彼女の絶妙な「ええねん」が聞きたいがために、どんなに忙しい月曜でも一緒に買い物に行くんだ!

彼女が「ええねん」と絶対言わないのは、犯罪と「できちゃった婚」の二つしかないらしい。
その二つさえ起こさなければ、あとは「ええねん」と処理できるH班長。

かくして、やっかいな心配ごとを抱えた友人たちはH班長にさんざん聞いてもらった後、
「ま、しゃあないやん。ええねん、ええねん。みんなそんなもんやねん」
と言ってもらって、あっはっは〜と笑うのである。
厳しく見ると、要するに人の話をちゃんとは聞いていないらしい、という説もあるが、

それだって「ええねん、ええねん」

あれ、Y子秘書の話をしようとして、まず教祖の話になっちゃった。ではY子秘書の話はのちほど。

なにがあった!

以前sustenaさんと船橋散歩をしたときに、一瞬、入ろうかどうかと考えた小さなラーメン屋。
その名も「祐ちゃんラーメン綾ちゃんギョウザ」であります。その店の前を今日も通った。


きっと若い店主が祐ちゃんで
その若い妻が綾ちゃんだろう、

と私たちは思ったのだった。裏通りの小さな店だけど、お客さんの気配はした。でもあまりに安い価格(
ラーメンもギョウザも280円だった!)からして、あんまりおいしくないのかも…と敬遠してしまったのだが。

祐ちゃんは高校生のころからちょっとやんちゃが過ぎて、お母さんを心配させたりもしたけど、
そのころ知り合った綾ちゃんが、派手なけんかをしいしい祐ちゃんを励まし、
「ねえねえ、ちゃんと働いてさあ、アパート借りれるくらい稼げるようになったら、
結婚しようよ。私もバイトするからさあ」
なんていいながら、なんとかかんとか高校もそろって卒業した。

たまたまバイトで働いたラーメン屋の仕事が、祐ちゃんの性にあっていたらしい。
店の大将にも気に入ってもらい、
「5年がまんしてみろ、それが出来たら店を出せるぞ」
といい目標をもらう。
どうせサラリーマンなんて俺には勤まんねえよ、っていうんですっかりラーメン屋に照準を定め、
5年、5年、と思いながら、ラーメンどんぶりを洗い、スープ鍋をかき混ぜ、出前のバイクを走らせる日々。
綾ちゃんもそんな祐ちゃんの夢の一部に自分を重ねて、飲食店でのバイトを続けて、こつこつと貯金をふやしていくかいがいしさ。

そして意外にも5年もたたぬうちに、大将が言い出した。
「そろそろいい時期かもしれないとは思っていたんだが、ちょうど一軒いい空き家がでたと聞いてな。見にいってみたら、若いもんが最初に持つ店としちゃあ、かっこうな狭さだった。古いし汚いが、そりゃ、がんばってこぎれいにすりゃいい。なにしろ家賃が安い。近所もいい感じだ。祐、お前、あそこで店やってみるか?」

っていうんで、始めたのが「祐ちゃんラーメン 綾ちゃんギョウザ」の店。
もちろん開店の日の朝、二人は結婚届を市役所に出しにいった。
こんな名前の店であるから、来る客、来る客、二人を冷やかすが、それがなんとも照れくさく、誇らしく、そんな若大将の様子を見る客までがなんだかほのぼのとしてくる。値段の安さのわりに味もなかなかであり、この小さな店は少しずつお客さんをふやし、売り上げも安定しはじめてきたのが、この頃のことだ。

でも、好事魔多し。
イメージ 1


祐ちゃんが、昔の遊び仲間と今年初めてのスノボに張り切って出かけたとおもったら、大事な大事な右手首を骨折して帰ってきたのだった。綾ちゃんも、まずは心配して泣き、つぎには、大事な店があるのに無茶するあんたが悪いと泣き、どうすんのよ、もう私知らないからね!といったんは実家に帰りかけたが、

そうか、お客さんに評判のいい「綾ちゃんギョウザ」の仕込みは私でも出来るんだから、しばらくギョウザ定食だけで店を開けてみようか、
と、少し元気が出つつある2人なのである。



と、暮れの町を歩きながら妄想していた私って…

手帳にはさむもの

中学時代の大事な友だちに、ひさしぶりにゆっくり会った。

彼女と私はタイプがあまりに違うと、周りはそう見ていたみたいだけど、そんなことない、
深いところで共有するものが多くて、
彼女はあからさまに私に一目置いてくれて、私は不器用に彼女に一目置いていた。
それは三十数年経っても変わらないんだな、ということがよくわかって、嬉しい一日だった。

その彼女が、うちの漁労長が顔写真つきで乗った新聞記事を丁寧に切り抜いて、畳んで、手帳に挟み込んでいてくれた。ほら、こうやって、持ってるんだよ、と、喫茶店のコーヒー越しに広げて見せる。
この記事に載ってるこの人の奥さんは、私の中学時代の仲のいい友だちなんだよ、
と言って人に見せるんだって。
このごろいろいろ気を揉むことも多いんだけど、彼女が私の知らないところでそうやって喜んでくれているんだってだけで、なんかもういいや、それだけで十分だ、という気がする。

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