小さな話

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カラスのまね

昨日は、犬のまねをして吠えるカラスに出会い、面白かったが、

考えたら、カラスのまねの思い出もあった。


娘が生まれたとき、もともとことばに興味があった私は、赤ちゃんがどんな順序でことばを覚えていくのか、記録してみようと思った。あの頃は、仕事もしていなくて、私は暇だった。いくらでも初めての赤ちゃんを眺めて暮らしていけた。だから、最初の100語くらいの記録がちゃんと取れた。それから2歳の誕生日までに覚えた歌のリストというのもある。親バカだなあ。


さて、最初は、言葉だか、ただの音だかわからないところから始まって、やっぱり第一号の言葉は、ママだか、マンマだか、その両方みたいなもので、それは私のことなのか、食べ物のことだか、微妙だったけど、私のことだ、と言い張ってみた。
そのあと、すこ〜しずつ言葉は広がり、私は小さなノートに聞きとめた単語をメモしていっただけど、
そのノートが今、見つからない。そういう所が、駄目な私だ。

さて、10くらいの言葉を覚えて、結構、はっきりと言葉として使われるようになってきて、
私のことなど、はっきりママとわかって言っているようすなのに、いっこうにパパは出てこない。
そりゃあ、手のかけ方が違う。ママの勝ちである。まだ若かったうちのダンナが、今か、今かと「パパ」の言葉がでるのを待っていたある日、娘がまた新しい言葉を覚えた。

それが、大変じょうずな「か〜か〜」。カラスのまねだったのだ。パパはカラスに負けたのである。

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すいかのぜいたく食べ

これは去年の初夏、山形の旅でタクシーの運転手さんから聞いた話。


尾花沢は日本有数のスイカの産地。運転手さんの家の回りは、どこもかしこもスイカ畑なんだって。

「そろそろスイカも美味しくなる頃だな、という時期になったら、
近所の人にスイカの話なんかしたら、駄目なんだわ。
催促しとると思われる。
その日のうちに、玄関前にスイカが転がってることになる。
まあ、そんなことを言わなくても、夏はいつだって朝、玄関を開けるとスイカがゴロンと置いてある。
一度に3個も4個も置いていく。そんな昔話があったでしょう。

あ、笠子地蔵っていうんですか。そうか。

とにかく、私はもう正直いってスイカは食べたくもない。見たくもない。
年に一度か二度、わざわざ買って来て食べるからいいんで、
台所にごろごろ転がってるのを、痛む前に早く食べないといけない、なんてなったら、なんか厭な気持ちになるんですわ。

それでもまあ、せっかく丹精したものをもらったんだから、っていうことで、
うちじゃ、一人一つ、ぱかんと二つに割って、大きなスプーンを持って、
こっちの半分からいちばん美味しい真ん中を一掘りサクッとすくって食べ、
あっちの半分からも真ん中だけ一掘りして、はい、ごちそうさま、です。
ぜいたくでしょ。お客さんにも、やらせてあげたいけどね。

でも、田舎の暮らしはけっこう大変で、ちゃんと、誰にもらったっていうのをわかっていないと、
それで、後でさりげなくお返しをしないと、やっぱりまずい。
うちには人に分けられるような作物もないから、わざわざ町に出かけて何か買ってきて、近所にお返しするわけですよ。それはちょっと苦労です。


 こんな話を聞くのが面白いから、出張は大好きです。

本人が語る

Y子嬢ご本人から、転載の許可が出ました! 臨場感と知的な魅力あふれるドキュメントをお読みください。写真までいただきました。



>nuts-coさん

ブログ開設一周年おめでとうございます!

さて、実は私も不本意ながらサナダちゃんを飼っていたことがありましたので
お祝いを兼ねて(?)、その時の体験談をお知らせいたします。

出勤前の朝、少しおなかの調子が悪かったのですが、
特に腹痛が酷いという程でもありませんでした。

しかし、サナダ君とまったく同様、ヘンな感覚があったので、
てっきりちゃんと出し切っていなかったのかと思い、
トイレットペーパーで引き出すことにしました。
(自力ではなかなか切れなかったもので。)

すると、短いとばかり思っていたモノが、
けっこう長く、非常に驚いてしまいました。
引っ張れば引っ張るほど、スルスルと出てくるのです。
怖くなって、「お母さん!!ちょっと来て!!!」と、
2階から凄い声で叫んでしまいました。

来た母に、引っ張ってくれるよう頼み、
あとは母がひたすら引っ張り出しました。
一度は切れてしまい、非常に焦りましたが、
なんとか端っこを押さえ、さらに引っ張ってもらいました。

引っ張り出し終えた母は、「じゃあ、これから病院に行ってね!
お母さんは美容院だから!!」と家を飛び出していきましたので、
「そんなにびっくりしなかったんだな」と感心していたところ、
実はあまりの恐怖のため、半日ほど声がろくろく出なかったそうです。
夕方、帰宅してから聞いた母の声は、何とまだ、しわがれ声でした。

私は母にビニール袋に入れてもらったサナダちゃんを持って病院に行きました。
何科を受診すれば良いのか分からなかったので、受付の相談係の看護婦さんに、
「すみません、お尻から虫が出てきたのですが、
何科を受診すれば良いのでしょうか?」と聞くと、驚いていました。

まずはとにかく総合内科ということでしたが、
内科の問診表記入時にも看護婦さんが驚き、
まあ、他の人に聞かれたたら可哀想だと思ってくださったのでしょう、
ちょっと隔離された場所で「じゃあ、詳しい話を」と聞かれました。

持参したサナダちゃんは検査にまわされ、
「広節裂頭条虫」であることが判明しました。
内科の先生も、最後に見たのが研修生時代とのことで、対処法が良く分からず、
病院内のベテラン先生(小児科)に聞くか、あるいは保健所に電話して
対処法を聞こうか、などとおっしゃっていました。(それぐらい今では珍しいとのことです。)

結局、分厚い医学辞典の裂頭条虫のページのコピーを一緒に見つつ、
今後の対処法について説明して下さいました。

持参したサナダ君には頭がなく、この頭の部分で腸に食らい付いているそうですので、
この部分が排出されないと、またそこから再成長してしまうとのことでした。

ですので、やはり後日虫下しを、ということだったのですが、これがまた大変でした…。

虫下しの甲斐なく、頭の部分も出てきませんでしたので、それから数回病院に通い、
検便をしましたが、さなだちゃんの卵は発見されませんでした。
「もう腸内にはいないでしょうけれど」ということでしたが、
病院には定期的に通い、経過を観察することとなりました。

その後、別件で過敏性大腸炎になり、大腸の内視鏡検査を受けたところ、
サナダちゃんは確認されず、腸内にはいないことがはっきりしました。

さて、私の場合、サナダちゃんとの衝撃のご対面の
2週間前に食べた「桜鱒」のお刺身が原因であったようです。

その事件の後、「きよみちゃん」と名づけた条虫と暮らしていた
寄生虫研究者の藤田紘一郎先生の講演を聞いたのですが、「桜鱒」は、「マス」とは言うものの、
実際は鮭の一種であるとおっしゃっていました。
(鮭のお刺身などを食べて、サナダくんと暮らすようになる人が多いようです。)

また、押し寿司を食べたり、あるいは国内外でゲテモノを食べて
サナダ君の飼い主になる人も多いそうです。

講演の最後に、本のサイン会があり、私のサナダちゃん体験をお話ししたところ、
「もう日本に患者はいない」と講演でおっしゃっていた藤田先生は、
非常に驚いていましたが、私のサナダちゃんが「広節裂頭条虫」であるということは、
その桜鱒は日本の魚ではなく、(日本の魚のサナダ君は、「日本海裂頭条虫」)
つまり私は、厳密には「日本の(魚による)患者」ではないとのことでした。

まあ、何はともあれ、私がサナダちゃんご対面した日、
病院から職場へ行った私は、夕食をご一緒した友人たちに
「同じことが起こるかもしれないから」とメールでお知らせしました。

しかし、四切れあった「桜鱒のお刺身」でしたが、
卵付きだったのは、私が食べた一切れのみだったようで、
友人たちは皆、無事でした。

ご参考まで、その時のお刺身の盛り合わせの写真をお送りします。
真ん中のピンクのお刺身が犯人です!

乱筆乱文で失礼いたしました。

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驚きの続報

一周年記念のサナダ君の話。

昨晩遅くに、普段から知的なレディとして一目も二目も置いているY嬢から、

「不本意ながら、私のおなかにもサナダちゃんがいました」

というメールが届いた。昔話として忘却のベールの向こう側にいたサナダムシに、一日のうちで二回もニアミスしようとは!こんな偶然があるとはちょっと信じられず、ということは、絶滅状態と思われているサナダちゃんが、実は、ひっそりと、しのびやかに、しかし着々と版図を広げているのではないか、と推測されます。

みなさん、お尻に違和感を感じたら、この話を思い出してください。ひっぱる時はそうっとです。

一周年記念エントリー

去年の7月21日深夜、なにげなく始めたのがこのブログだった。あれから1年。これが1318件目のエントリー。のべ約26000人の訪問を頂き(うち、7000人は一晩のうちのことだった)
読者となってくださった方々にお礼申し上げます。見ていただく、読んでいただくという張り合いが、ずいぶん背中を押してくれました。

今日は朝から、1年目の記念の日だから、どんな話題がいいかなあ。面白い光景にうまく出会うかなあ。そうだ、今日はH班長と買い物に出かける日だから、きっと班長がなにか面白い話題を提供してくれるにちがいない。それを栄えある(?)1周年記念記事としよう!と決めた。

車に乗ると、さっそく「ちょっとちょっと、聞いてちょうだい、すごい話があるねん」ときた。
よしきた、そうこなくっちゃ。これで1周年記念もOKだ。さ、聞かせて聞かせて!


「うちのおっさん(班長はダンナをこう呼ぶ。ちなみに班長とおっさんは小学校からの同級生である。ひゅーひゅー)の大学時代の友だちの話なんやけど。その人は、転職した結果、おっさんと同じ会社で仕事するようになって、今じゃあ同僚やねん。で、この前の飲み会のときに、おっさんらがそれぞれ自分の病気の話を披露していったらしいねん。しょうもない飲み会やなあ。うちのおっさんはこの前の網膜剥離の手術の話をしたらしいけど。
で、その時、その友だち(Sさんとしよう)がした話なんやけど。

(以下、これからお食事をする方は読まないほうがいいかもしれません)

この前、自宅のトイレでウンチをして、お尻を拭いていたら、なんか変な感触があって、
おそるおそる手で確かめてみると、お尻からなにやら出ているものがある。
特にいたくもかゆくも何ともないが、でも、このままにしておくわけにはいかん。
いい年した男がこんなことに対処できないとなっては名折れである。Sさんは深呼吸を一つしたあと、おもむろにその出ているものを引っ張ってみた。

引っ張ったら、モノはもっと出てきた。やっぱり痛くもかゆくもない。つまり脱腸とか痔とか、そういうものではないわけだ。ちょっと、ほっとする。
しかし、だからといってそのままには出来ない。こうなったら乗りかかった船である。Sさんはさらにモノを引っ張った。

モノは柔らかく、Sさんの引っ張る力に応じてする〜っと更に出てくる。ある長さになると、振り返ればそのモノが見えるようになってきた。白い「きしめん」状のものであった。
これは、ひょっとして、あれか? 大昔、噂にだけ聞いていたあれ?

Sさんは度胸をきめ、このきしめんと徹底的に対決することにした。いったい敵の全長はどれだけなんだ?あまり力をいれては切れてしまうか? そうっとそうっと加減しながら引っ張り続け、きしめんはどんどん長くなった。
そして、3メートルに達しようかというとき、ぷつっと切れた感触が手に残り、きしめんはSさんの体から離れたのだった。
長い出産のようであった。

Sさんはきしめんをよく水洗いし、きれいな瓶につめて、急いで医者に行った。
(まあ、行くわな。行かずにはおられん。何がどうなったか。自分は大丈夫なのか。これからどうしたらいいか。)
そしたら医者は一目見るなり言ったのである。

「サナダムシですねえ」

切れて残ったサナダムシは虫下しを飲んで体外に出したそうだ。Sさんは瓶詰めにしたきしめんを、今も自宅で保管しているという。サナダムシって、10メートルにもなるんだそうだ。自分の腸の中で人知れず静かに生息していた日々があったことをリアルに想像するたび、ぞくっとするSさんである。H班長は、この話を聞いた日から、それまで苗字で読んでいたSさんのことを「サナダ君」と呼ぶようになったという。

サナダ君は、この20年あまり海外には出ていない。また、お刺身は嫌いなので生ものを食べることはほとんどない。ということは、サナダ君のサナダムシはいったいどこから来たのか。また、サナダ君は体調もまったく悪くなく、元気であったというから、サナダムシがお腹にいるからといって、具合が悪くなるわけではないらしい。となると、意外にひそかにいるのか?


写真はうちにたった1本あった「真田紐」。サナダムシがサナダムシと命名されたのは、形状がサナダ君のおっしゃる通り、平らな紐状(きしめん状)で、真田紐に似ていたからなんだという。
この伝統工芸、真田紐も、まさかサナダムシの記事に添える写真になろうとは思いもよらなかったろう。
気の毒である。

というわけで、これが私のブログの1周年記念エントリーとなった。すごい。

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