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『 もっと南へ・・80マイル南へ走る Outer Banks』
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Outer Banks詳細Mapはこちら

ノース・カロライナ州 の細く長く続く島々をアウターバンクスと呼ぶ。(ノースカロライナ州の最も外側にある海岸線)


本土を守る防波堤のように細長い島が150マイルほど連なる。
The Outer Banks are a series of islands: from north to south — Bodie Island, Roanoke Island, Hatteras Island, and Ocracoke Island. 


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我々は『Kitty Hawk』『Kill Devil Hills』のある『Bodie Island』を旅立った。


南へ、そしてもっと南へ
Highway 12を南に行く旅


どれだけ行けば、地は果てるのか
そしてどれだけ行けば、ユーラシア大陸へ向かう海の始まりを見ることができるのか



そんなことを呟きながら
80マイル南へ走る。



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Outer Banksの幻の蟹:Gohst Crab


川の水は海に流れ
流域の軟らかい地質から大量の砂も一緒に運び出される。


その水流に勢いが足りないと海の沖の方まで砂は運ぶことができず、沿岸部にどんどん砂がたまることになる。


堆積して島ができ、さらにそれらがつながって長い土手のようになった。
【Outer Banks:外側の土手】


ノースカロライナの沿岸は、悠久の歴史の中でそのように形成されたという。
大西洋沖に島が本土を囲むように形成された均衡の島


この細い島を
ココロのおもむくままに行こう・・


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Bodie Island Light House

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Bodie Islandの南端にBodie Island Light Houseが威容を現した。

Bodie Island Light is located about 2 miles north of Oregon Inlet just off Highway 12. The surrounding area contains hiking trails, a picnic area, and visitors center. The visitors center is located in what used to be the old lighthouse keeper's house.
Bodie Island light went into operation in 1872.


Lighthouses On The Outer Banks

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Bodie Island から Hatteras Islandへ向かうブリッジ:Oregon Inlet Bridge
Oregon Inlet
Hatteras Island

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Hatteras Islandに入ると、島はどんどん幅を狭め
送電線が一列、ハイウェイ12を並走する。


毎年ハリケーンが、このOuter Banksを直撃する。
大西洋の波と風と陸地とのせめぎあい
まるでこの一列の送電線のような緊張感をはらんでいる。


左の大西洋岸には砂浜や小さな砂丘が広がり、それから草原、林があり、その中をこのハイウェイ12がまっすぐに走る。


ハイウェイの西側には塩性湿地が広がり
まるでこれらを区切るかのように、続く送電線


この送電線が切れれば、この先の街は多くが停電になるであろう。
ドライブの間中、その危うさと素朴さの均衡が我々に迫ってくる。


潮、波、風の加減によりその形を常に変化させているOuter Banks
大型のハリケーンの到来により、この島の形は変わるという。
その緊張にさらされた流動美が眼前に広がる。


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途中、何度か左側に続く大西洋岸に降り立つこととした。

ストームの予感をそこかしこに内在する海と空は、降り立つたびに色合いを変化させていた。
この海の色合いの変化がこの島々の、自然の中の立ち居地を如実に物語っている。

Outer Banksに延びる70マイル(約120km)の海岸はケープハッテラス国立海岸(Cape Hatteras National Seashore)として保護されている。
その後、Rodanthe・Waves・Salvo・Avon・Buxtonを通過

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Cape Hatteras Light House

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Cape Hatteras Light House

【ケープハッテラス灯台 Cape Hatteras Light House】 
煉瓦作りの灯台としては北米一高い灯台。(208フィート:約63メートル)3750トン
ノースカロライナのランドマークである。


125万個のレンガを積み重ねて建造された。
この巨大な塔から放つ7.5秒おきの光は、天候の良い日には80km沖の船から見える。


この灯台沖では、ラブラドール海流とメキシコ湾流がぶつかり合い
大西洋の海の難所として、過去に約2300隻の船が座礁・沈没したという。
【船の墓場】と呼ばれる地域


有名な海賊【黒髭:エドワード・ティーチ・Edward Teach】が、この界隈の海をテリトリーとした。


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灯台の建設は1794年議会で決定。
ハリケーン、蚊と黄熱病などとのたたかいの後
1803年に、まず32メートルの高さの灯台が完成した。


しかし32メートルの高さは充分ではなく、座礁危険地区まで光が届かないという決定的な欠陥があった。世界中で最悪の灯台というニックネームがつけられた。


そこで南北戦争後にレンガ造りの新灯台が63メートルの高さで建造された。
これはアメリカでは今でも最も背の高いレンガ造りの灯台である。
その後新灯台は100年近くも使命を果たすこととなる


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建設された当初は海岸から600メートル内側に位置していたが、長年の嵐や海水、風の浸食には勝てず、1990年代に入ると海岸すれすれに立つこととなる。


そのため倒壊の危険性を生じた。
アメリカ政府はこの灯台を守るための予算を認めなかったため、地元住民による猛烈な抗議、署名運動がおこり、最終的には100万ドルをかけて「世紀の移動」が実行された。


1999年に大西洋側とPamlico Sound(本土側の海から)870メートル、1.5キロメートル内陸に移動
ケイプハテラス灯台は今でも40キロメートル先まで光を灯し続けている。


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内部は単純な螺旋構造になっている。
赤茶けた螺旋階段が、この灯台の古さを物語っている。

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展望台の出口で、国立海岸のレンジャーの方から、外部展望台を歩行する上での注意事項を聞き
いざ、風の吹き荒れる展望台へ。

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40キロ先まで光を放ち続けている高さは、やはり強烈な緊張感を生み出す。
子供達が吹き飛ばされはしないか・・カメラを飛ばしそうになりながら決死の撮影を敢行した。
大げさではなく、恐ろしい風の強さで、声が出せない程である。

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雨が吹き荒れたため、展望台を後に・・
螺旋階段の踊り場は、外観と同じ白黒
赤茶けた階段とマッチして、素晴らしいものであった。

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北緯35度15分14秒 西経75度30分56秒


いよいよ、Hatteras島の先端に到着(この先は橋がなく、Ocracoke Islandには、無料のフェリーに乗船する必要があります。)


厳密に言うと、Outer Banksにおける最もユーラシア大陸よりは、おそらくHatteras灯台のある岬か、通過したRodantheである。


どちらが、最東岸・ユーラシア大陸寄りであるか・・?
そんな些細な疑問は、最後にはどうでも良くなっていた。


ただただ南に来た。
細い島を、送電線が一列のみ走るようなBanksを我々は走った。




ポルトガル・ロカ岬(Cabo da Roca)
詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節

“AQUI・・・ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA”
 ここに地果て、海始まる



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ここが最南端でなくても・・


ここで大地が終わらなくても
ここからユーラシア大陸まで続く大海原が続かなくても


そんな事は、どうでもよくなった。
奇跡的に出会った友人たちと、この島々の奇跡的な造形美を味わうことができたこと。
そして、『地の果て』と感じることができる場所にめぐり合えたことに、深い感動を覚えたのである。


我々の中で、まぎれもなく


ここに地は果て、海が始まっていたのだ。



では みなさま
ごきげんよう。
(字数制限から、です。ます。調ではございません。本日も長い記事にお付き合いいただき誠にありがとうございました。)


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閉じる コメント(5)

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すばらしい旅行でしたね。
最後の写真に表れています^^
歴史探訪しながらお友達ご家族との楽しい交流、良い夏の思い出になりそうですね。
傑作!

2008/7/30(水) 午後 4:04 ケイ 返信する

煉瓦造りの勇壮な灯台の姿が圧巻です!
この上まで登られ、強風の中での撮影、、、高所恐怖症の身からすれば お見事!の一言です♪

まさに「地の果て、海の始まり」を思わせるお写真の数々、そして素晴らしいお仲間との海に向っての歓喜の一枚から 素敵な旅であったことがわかります^^
雄大な景色にポチです☆

2008/7/30(水) 午後 8:56 ぴあの♪ 返信する

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どこまでも細く長く続く土地。これはめったにない地形ですね。
そこの自然も、厳しいながらも素晴らしいですね。
そこを行かれてみなさんの楽しげな様子も伝わります。
また灯台がなんとも個性的。日本ではお目にかかれない形状や色合いです。
この灯台にも紆余曲折さまざまあったようですが、いまもこうして残っているのは、ほんとうにうれしいことです。

2008/7/30(水) 午後 11:32 gurum315 返信する

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まっすぐに続く道、きもちいいですよね。
私の唯一のアメリカ旅行、メンフィス付近を旅したとき道の長さと広さに驚きました。路肩に落ちているタイヤと日本の植物くずの繁殖力にも驚きましたが…
地の果て・海の始まり…想像するだけでも壮大で雄々しいイメージが広がります。

2008/8/1(金) 午前 9:40 さーママ 返信する

まさに絶景、すごい景色なのですね!高所恐怖症の私はこの灯台には絶対登れそうにありませんので、Kuma先生の記事で行ったつもりに。。。

2008/8/5(火) 午後 7:40 ojoenya 返信する

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