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バルセロナの裏通り ◆街並みの“美” 暮らしやすい街、美しい街並みとは何だろう? 国内外の街を歩いていて、ときおりそんなことを思う。 バルセロナに限らず、パリをはじめとするヨーロッパの都市は、建物の高さや大きさがコントロールされ、街全体の調和がはかられている。 日本でも、都市計画法や建築基準法などによって、一応、建物に制限を加えている。 しかし、それはひとつの土地と建物に対してであって、街全体の調和という観点が欠けているため、結果的に無秩序でバラバラという印象がぬぐえない。 最近になってようやく景観法などが施行され、街並みの美観を重視するようになってきた。 だが、法律が出来ても、それを活用するのは自治体やそこに暮らす人々である。 住民の意識が変わらなければ何も変わらない。 では、バルセロナの市民が公共の美に対して意識が高くて、日本人が低いのかというと、そうとも言い切れない。 ◆乱立するTVアンテナ いちばん上の画像を見てもらいたい。 若いスペイン女性が映っているので、そちらのほうに目が行きがちだが、注目点は屋上である。 無数のTVアンテナが乱立している。 ガウディが建築したアパートでは、不格好な貯水タンクや階段を、怪人の造形によって隠した。(http://blogs.yahoo.co.jp/raraland2/44398722.html) ところが、一般のアパートはというと、多かれ少なかれ、画像のとおりである。 共聴アンテナを一本立てればすっきりするのに、街並みの美観に敏感なバルセロナ市民が、なぜ放置しつづけているのだろうか。 おそらく、「せっかく自腹を切って自分専用のアンテナを立てたのに、新たに共聴アンテナを立てるために出費するのはまっぴらだ!」と思っているのだろう。 アンテナの乱立は、ローマでも一般的だった。 上から二枚目と三枚目の画像は、表通りから一本入った裏道の光景である。 洗濯物がたなびいているのは、日本をはじめ東南アジアの日常的な風景かと思っていたら、南フランスでも南イタリアでも見かけた。 ◆整然としたオランダの街 これに対して、ロッテルダムやアムステルダムなどのオランダの都市では、 アンテナの乱立も洗濯物の乱舞も、まったくといってよいほど目にすることはなかった。 この違いは、いったい何だろう? ラテン系とゲルマン系といった民族性の違いからくるものなのか。 気候風土や生活習慣、伝統に根ざすものなのだろうか。 それとも単純に、経済力の違いなのか。 どれも一理ありそうだが、まったく見当はずれのような気もする。 日本のカオスのように混乱した猥雑な景色を見馴れている私には、 確かに美しいのだけれども、どこかよそ行きの澄まし顔をしたオランダの住宅よりも、 そこに暮らしている人の生活が表出している、バルセロナの街に親しみを感じたりするのだ。 ※一番下の映像オマケ。バルセロナの市街地から歩ける距離に海水浴場がある。トップレスの女性が多かった。ちなみに南イタリアや南フランスではトップレスはほとんど見かけなかった。
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やはり漢(おとこ)としては、海岸の方が気に成りました( ̄  ̄;)
2007/1/25(木) 午後 1:01 [ CAT'S ]
ちこりんさん、縦列駐車は苦肉の策なんでしょうね。専用駐車場をつくるスペースが不足していますから。否応なく縦列駐車が上手になりますよね。
2007/1/25(木) 午後 2:51
キャンねこさん、私は匂いには敏感なほうですが、意外になかったです。物騒な連中がたむろしているわけでもなく、東京の下町を歩くような感じでした。港町ですから治安の悪いところもあるようですけど。生活感があってよかったです。
2007/1/25(木) 午後 3:13
車がなかったら、「マルコ」が出てきそう・・・! あ、アニメのマルコです。laraさん、知ってるかな?
2007/1/26(金) 午前 0:23
amyuさん、生活感があって、暖かみをかんじます。北欧に行ったことはないのですが、北に行くほどこうした風景は見られなくなるようです。
2007/1/27(土) 午後 4:01
インフラに投資できる国力の違いかもしれませんね。南イタリアと北イタリアが違うがごとくですね、どちらかといえば南が好きです。
2007/1/27(土) 午後 4:28
究極の共同住宅という感じ・・・建て直すとき、大変そう(・_・;
2007/1/27(土) 午後 9:06
あずまいらさん、知らない街の裏通りに入るのは、ちょっとした勇気がいります。怖いおニイちゃんが物陰から出てきたり、逆にこちらが怪しい者と勘違いされることがあるので。でも、こんなふうに各家で堂々と洗濯物が干してあると、安心して歩くことができるような気がします。その意味でも、ホッとしますね。
2007/1/28(日) 午前 2:09
kyonさん、トップレスの女性がとっても多かったのです。カップルで来ている男女もそうしていました。自然に目が馴れてしまいました。ひとつ感じたのは(これは私の気のせいかもしれませんが)、トップレスにする女性は、バストに自信があるように見受けられました。
2007/1/28(日) 午前 2:22
蓮さん、美観ばかり優先すると、生活が窮屈になってしまいますよね。以前、洗濯物をバルコニーに出すことを禁じているアパートに暮らしたことがあります(屋上に専用物干しがあった)。窓辺にバスタオルを出した瞬間、管理人からインターフォンがかかってきました。こちらがいけなかったのですけど、なんだかギクシャクした気持ちになりました。
2007/1/28(日) 午前 2:26
かつみさん、ありがとうございます。確かに干し方は豪放磊落、天衣無縫といった感じですね。よく見ると、雨が降ったときのために、ビニールや傘を上のほうにかざしてあったりして‥‥。微笑ましい気もしてきます。
2007/1/28(日) 午前 2:58
saiioさん、ナポリにも行かれたんですね。私も昨年、行きました。地中海側は国が違っても、どことなく似通っている面がありますね。オランダは同性愛者の婚姻を認めるなどリベラルな面はありましが、都市の景観に対しては規制が行き届いているような感じを受けました。実はバルセロナのあとにオランダに行ったんです。いずれ記事にしますね。
2007/1/28(日) 午前 3:30
天使さん、お目が高い〜♪ありがとうございます。物干しに、日除けなのか雨よけなのか、傘やビニールが上に張り付けてあるのが、なんだか可笑しいです。外壁のペンキが剥がれていますけど、石造りですから、強度に問題はないようですね。
2007/1/28(日) 午前 3:32
ごじらさん、一方通行のようでした。日本では裏通りが抜け道になっていることが多いですが、こちらの場合は、ここに駐車する目的以外の車は進入することは少ないようでした。☆オランダは街がとっても綺麗でした。ただ私が行ったときは天候が悪くてあまりいい思い出がないです。いずれ記事にしますね。
2007/1/28(日) 午前 3:35
cat'sさん、スペイン女性は魅力的ですね。特に目に憂いがあって引き込まれてしまいますし、気さくな感じがする人が多いように思いました。バルセロナでは、あるカフェに入り浸って、そこの女性に話しかけてみたりしていました。
2007/1/28(日) 午前 3:56
いけさん、マルコって、マルコ・ポーロのマルコ? それとも時空を超える少年のアニメ? あまり詳しくなくてごめんなさい。でも感じはわかります。元気のいいマルコ少年が、戸口から飛び出してきて、事件が起こるんですね。
2007/1/28(日) 午前 3:58
slowlifeさん、南部はシェスタ(昼寝)の習慣があるせいか、イタリアでもスペインでも、北に比べると経済的に恵まれていない面があるようですね。オランダは国土は狭いですけど、国民所得が高くて、インフラはとても充実していました。でも、私も南のほうに親しみを感じてしまいます。
2007/1/28(日) 午前 4:02
みつこさん、建て替えるとなると、きっと自己主張が強いから、意見がまとまらなくてたいへんでしょうね。ただ、石づくりなので、大きな地震がこなければ半永久的に長持ちしそうです。このあたりが日本の弱点といえるかもしれません。
2007/1/28(日) 午前 4:04
すっかり御無沙汰してます・・・(^^)ゞ。バルセロナ、もう11年も訪れてません・・・。読ませて貰って、とても懐かしく思いました。今から15年ほど前、スペインに半年ばかり居たこともあったので・・・。京都市も条例を改正して景観重視政策を取るみたいですが、今やもう、京都の景観は酷い状況ですよ・・・。
2007/2/11(日) 午前 4:25
Renohさん、お久しぶりです。スペインに滞在なさっていたことがあったんですか。私はバルセロナだけですが、とてもいい思い出となっています。ほっとした雰囲気があります。☆京都駅の超高層化の議論が不発に終わり、せっかく街並みを考えるきっかけだったのに残念です。原広司さんの建築は悪くないのですけど‥‥。
2007/2/11(日) 午前 5:40