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バレエ「ジゼル」 ◆牢獄 回数を重ねることで、だんだんとその良さが分かってくることがある。 私は長い間、 「クラシックバレエは女性が観るもの」 という固定観念の持ち主だった。 二年ほど前に知人から、招待券をもらい、 立て続けに「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」や「眠りの森の美女」など、 数本を観たことがあった。 招待券をもらうというきっかけがなかったら、 生涯バレエとは無縁の生活を送っていただろう。 とはいっても会場では、眠気をこらえるのにひと苦労だった。 「くるみ割り人形」は、バレリーナのアクロバット的な動きと、 ときおりみせるユーモラスな動作、そしてチャイコフスキーの魅力的な音楽によって、 かろうじて楽しむことができた。 しかし、「眠りの森の美女」にいたっては、 牢獄につながられ囚人のような苦痛を味わい、 「バレエは、体質的に合わない」と後悔したりした。 ◆化学反応 先日、同じ知人から久しぶりに招待券がまわってきた。 演目は、レニングラード国立バレエの『ジゼル』。 一月三十日に上野の東京文化会館で上演された。 バレエを観るのは一年半ほどぶりだったが、 この間に私の内部で何らかの化学反応が起こっていたらしい。 今回の『ジゼル』を観て、私なりにバレエの面白さ、醍醐味を発見したような気がした。 もとよりバレエには、歌もセリフもない。 踊り手が、踊ることによってのみ、表現する無言劇である。 観客は、バレリーナたちの動きと旋律によって、 物語のストーリーを読み取りる。 まるで言葉のない世界で、 哀しみ、喜び、怒り、楽しさを感じるのである。 言葉がないバレエを、言葉で言い表そうしていること自体が、愚かな行為のように思えてきた。 もう少し回数を重ねないと、うまく表せないようだ。 バレエ体験の途中経過ということで、このあたりにしておきます。 ※写真は、東京文化会館(建築/前川國男)のメインホール。係員から「撮影禁止です!」といわれる瞬間前に撮りました。
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言われてみれば無言劇なんですよね。昔テレビで三島由紀夫の生涯をバレエ化したものを見たことがあり、衝撃的でした。バレエでもクラシックからいろいろあるようですね。クラシックは能や狂言に近い位置づけなのでしょうか。
2007/2/3(土) 午後 0:50
ララさんでも眠くなるのなら無理やな、クラッシックでも寝てしまいます。歌舞伎もかな?寝ないのは森山良子、マルタ、グレンミラー、オスカーピーターソントリオ。バレーは催眠術を見ているような気持ちになりそうです。
2007/2/3(土) 午後 1:41
バレエもオペラも寝てしまいそう。
2007/2/4(日) 午前 8:53
おはようございます。左右の壁が凄いですね。舞台よりインパクトがあり過ぎちゃうんじゃないかな?なんて気がします。バレエはBSで時々見ますが、舞台での鑑賞は、舞台が遠かったら・・・多分・・寝るな・・・。(苦笑)
2007/2/4(日) 午後 0:21 [ . ]
クラシックバレーは観て感激するか落胆するかは感性ですよ。 ちなみにBSで昔見たけど感動でしたよ( ̄∀ ̄*)ニヒッ
2007/2/5(月) 午前 9:00 [ CAT'S ]
蓮さん、クラシックバレエは何か敷居が高くて、招待券をもらうとか、人に誘われるとか、きっかけがないと、なかなか行きにくいです。それから最初に観る演目も大切です。玄人受けするような渋いのがいきなりだと、次に行こうという気になりませんから。
2007/2/5(月) 午後 2:01
ごじらさん、「ボレロ」は音楽だけは以前から知っていて、その後、映画版を観ましたが、身体で表現するとはこういうことなんだ、ということがよく分かりました。私も実物を舞台で観てみたいのですけど、なにせ人気なので招待券は絶対にまわって来ないだろうし、けっこう高額なので実現していません。
2007/2/5(月) 午後 2:19
かつみさん、もともとバレエにはほとんど関心がなかったので、はじめて出かけたときは、どんな人が来ているのか、まわりをキョロキョロ見てばかりいました。たしかに苦痛を強いられます。回数を重ねるとだんだんと馴れてきて、見方が少しずつわかるような気がしてきます。
2007/2/5(月) 午後 2:23
あずまいらさん、小さい頃からバレエを習っているとか、まわりに好きな人がいて、自然に入っていけたら、きっとすぐにでもその良さが分かるのでしょうけど、年を重ねてからだど抵抗感のようなものがありますね。
2007/2/5(月) 午後 2:25
キャンねこさん、以前、鎌倉で薪能を観たことがありました。野外で薪を焚いてやるのですが、雰囲気はなかなかでしたが、能を鑑賞する作法や約束事がわからないので、やっぱり眠くなりました。ある程度の知識や経験がないと楽しめないという点では、クラシックバレエと同じかもしれません。
2007/2/5(月) 午後 2:39
slowlifeさん、歌舞伎は二、三回行きましたけど、途中でやはり眠くなりしたね。うつらうつらするのも気持ちいいですど。オスカーピーターソンだったら、聴き馴染みの曲があるので、ノリノリで聴き入ります。
2007/2/5(月) 午後 2:42
タカさん、はじめのうちは修行みたいです。眠気をこらえて我慢しているうちに、だんだんその良さがわかってくるみたいですけど‥‥。では、どうして我慢して観ているのだろうと思うと、ちょっとバカバカしくなったりします。
2007/2/5(月) 午後 2:45
芸術関係は、そういえば全然行っていないなぁ・・・。パイプオルガンとチェンバロの音が好きなので、何年も前にコンサートに行ったきり(^.^)
2007/2/5(月) 午後 4:25
ふでばこさん、壁面の凸凹は木製で、とても厚く、端の席では、それが邪魔をして舞台の一部が見えないんです。古い時代の建物のせいか、座席も前後の間隔も狭くて窮屈。それも眠くなる要因のひとつです。
2007/2/6(火) 午前 7:07
cat'sさん、確かに当たり外れはありますよね。自分の感性に合う合わないもありますけど、演出によっても大きく違ってくるような気がします。
2007/2/6(火) 午前 7:10
みつこさん、劇場や教会でパイプオルガンを見たことはあるのですが、直接聴いたことがないです。あの巨大な装置からだと、音に包まれたように感じるでしょうね。ぜひ、聴いてみたいです。
2007/2/6(火) 午前 8:10
人は化学反応を起こしながら変わっていくのね♪ 私もずいぶん変わったなあ。
2007/2/6(火) 午後 1:57
バレエはあまり縁がないと敷居が高く感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、ダンサーの表現と音楽で物語が感じられますから、本当にすばらしい芸術と思います☆私は「眠り〜」が好きです(笑)。一幕の最後のオーロラの見せ場が好きなんです!!ジゼルは、せつないのにかわいらしい^^。
2007/2/7(水) 午後 10:54
天使さん、時間がたつと、得た知識や経験が化学反応を起こして、経験したときに覚えた印象とは違うものに変質することがありますよね。バレエ体験も化学反応によって、多少豊かに観ることができるようになった気がします。そんな気がしただけかもしれませんけど。
2007/2/10(土) 午後 9:04
アイコさんは「眠り〜」がお好きでしたか。すみません。バレエを観始めた頃だったので、良さが分からず眠ってしまいました。ジゼルは、演出も良かったのだと思いますが、舞台の美しさもあって、感動しました。
2007/2/10(土) 午後 11:29