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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」がベストセラーになっている。会計の基本を 事例を交えてわかりやすく、解説している本でとてもおもしろい。 最初に、潰れない基本は当たり前であるが「売り上げを上げること」であり、「コ ストを下げること」としている。そこで、売り上げをもう少し細かくみると、売り上 げ−原価=粗利益となる。また、粗利益が販売管理費を上回っていれば営業利益がで る。 企画などソフト業務の大きなコストは、基本的には人件費だから、ここに注目すれ ばよい。 人件費は、人事生産性とか労働分配率とか様々な指標があるが、自律を目指すプラ ンナー個人として、押さえておきたいのが、この労働分配率である。労働分配率とは、 粗利益中の人件費比率を表したもので、経営者側からみれば、会社への貢献度を表す。 単純化して考えると、個人の稼いだ粗利に対して労働分配率が低ければ、給与以上 に貢献しているということであり、高ければ貢献度が低いということだ。 一般的には、人件費比率の高い業種で40%程度と言われている。これを個人の粗 利目標と、給与の関係に換算してみるとわかりやすい。たとえば、年収500万円の 人だったら、労働分配率40%として、500万円÷40%=1,250万円の粗利 を稼ぐことが必要になる。年収1,000万円の人だったら、同様に粗利目標 2,500万円となる。つまり、自分の給与の約2.5倍の粗利益を稼ぐということ が基本となると言うことである。 今どき年齢相応の給与にこだわる人や、経営のセンスのない人は、この当たり前の ことがわからない。自分の給与分だけ稼げばよいと思っている人や、全くこの利益貢 献度と言うことを考えない人も少なくない。 オフィス家賃や、通信・光熱費、法定福利費など、どこからか自動で出てくるもの と思っている。また、経理や社会保険などの間接業務の経費も考えない。まして、マ ネジメント費用や営業費用など思いもつかない。 つまり、自分の給料プラス、組織維持、成長のための費用を、それぞれが稼がない と会社は存続できない。 こういうコスト意識をしっかり持った社員が多いと、組織としては無駄な動きが少 なくなる。自然に効率もよくなる。エクセレントカンパニーを書いたトム・ピーター ズが、「これからの企業組織は、自営業者の集まりになる。」と言っていたように、 利益に関しての貢献度の意識が必要だろう。 個人の給与は、年齢ではなく、貢献利益に比例するという考えがフェアだ。 常に、個人やチームの稼ぐ粗利益と、それぞれの給与とが、正の相関をしていれば、 少なくとも企画業務などのソフト業においては「さおだけ屋」と同じように潰れるこ とはないはずである。 労働分配率から自分の給与を考えた事がありますか。
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ちなみに読みました♪そんなこと考えた事無かったですねー。 暇な時シュミレーションしてみたら自身の市場価値がわかるでしょうね。 むのー、給料泥_(・。・*)φボーッ・・・・
2005/8/18(木) 午後 8:28 [ mydluth ]
私は製造業に勤めているので、30%くらいと考えています。ただ、現場の人間なので、実際の経費とかの数字にはうとくって・・・ ^^; でも、業務改善とかやって、かなり生産性が向上したと思うのですが、給与には、全く反映されていないこともしばしば。。。貢献利益に比例・・・ってことには大賛成なのですが、実際は、いろんなしがらみで、難しいようです!
2005/8/18(木) 午後 8:41 [ 電脳ポット ]
私も読みました!貢献かぁ…。私は新卒で来春就職するのですが。そのてんで考えると企業は莫大なお金を、将来のために新卒の給与にはらてっいるんだなぁ、と思いました。採用でもお金が、なにもできない新卒にもお金が…。これに対して貢献できるように能力をつけたいです。
2005/8/19(金) 午前 11:34 [ m_m*tsu*o1* ]
mydluthさん、考えていない人がほとんどかと・・。記帳の仕方とか、用語説明が多い会計本の中では、会社を数値のモデルでとらえるって視点で書かれた希な本ですよね。
2005/8/19(金) 午後 7:52
でんのうポットさん。製造業は業績判断のスパンが、サービス業と比較して、やっぱり長くなりますよね。最近は、セル生産とか浸透し始めているので、個人評価もされるようになって行くのではないでしょうか。
2005/8/19(金) 午後 7:58
みつこさん、新卒が会社に貢献し始めるのは、早くて1年後位ではないでしょうか。採用も研修も含めて投資したコストが回収できるのは、もっと先のようです。だから、新卒採用は、景気(企業の余裕)に左右されるのでしょうね。
2005/8/19(金) 午後 8:05
返答、ありがとうございます。 ただ、私の勤める会社は製造業でも、田舎の地場産業なのもですから・・・組織自体が家業的な色合いが強く、この辺がこの会社の限界かと考えています。早く企業としての認識を強め、ちゃんとした経営を行って欲しいものです。さすれば、きちんとした評価も望めるのですが・・・
2005/8/20(土) 午後 2:33 [ 電脳ポット ]
自分の労働力を会社に売っているんだ、という意識です。指示しておいた仕事を忘れてました、とか言い訳されると、給料の支払いを忘れた、と言いたくなりますよね
2005/8/21(日) 午前 0:05 [ secrethoney ]
私も読みました。まっとうな事をわかりやすく書いてある本だと思いました。複数の事業を有する企業では、事業によって収益性が異なりますから、優秀な人材を収益性の高い事業へシフトし労働分配率を下げ、個人の評価に報いてあげないとモチベーションの低下や他社への移籍が進んでしまいます。ここが経営の舵取りで難しい1面だという気がしています。
2005/8/21(日) 午前 7:38 [ no_music_no_life ]
でんのうポットさん。地場産業というのは、個人的にはとても魅力的と思っています。地域の歴史とか風土が創り上げたものですから・・。近代化も良し悪しがありますから、業容に合った形が理想的ですよね。
2005/8/26(金) 午後 10:31
secrethoney1さん。確かに支払う側としては、そんな気持ちになる場合が無いとは言えません。どの程度のスパンで評価するかですよね。最近は、四半期評価というのが増えているようですが・・・。
2005/8/26(金) 午後 10:34
osaminさん。まさに経営判断ですよね。人事に限らず好調な部門の利益を、基幹となる部門への投資に活用する事は、多々有る事のようですね。部門と全体の経営資源の最適化は、重要で難しい判断ですね。幸い私は経験がありませんが(笑)。
2005/8/26(金) 午後 10:41
はじめまして^^さおだけ〜の本もわかりやすく面白かったですが、 こちらの記事も興味深く読ませていただきました。 労働分配率ですね! 私の会社は有名大手企業ですが、 支店のせいかもしれないけど、人件的には負の遺産が多いです(T_T)
2005/8/31(水) 午後 3:04 [ - ]
という事は、年配の方が多いと言う事でしょうか。でも、そういう方たちが会社に悠然といられるという事は、やはり余裕が有る企業だと思いますが(笑)。
2005/8/31(水) 午後 8:36
はじめまして。私も以前勤めていた会社で、自分の給与の3倍の粗利を出すのが基本!と言われたのを思い出しました。当然退職するまで3倍以上出しました。もろもろの関係でそれをクリアできない人もいましたが、会社全体ではプラマイゼロってことだったのでしょうか?
2005/9/4(日) 午後 3:36 [ cn_**na200* ]
はじめまして。まさに、基本のガイドラインですから、超える人も超えない人もいる事と思います。3倍以上出せたと言う事は、充分会社に貢献したということでしょう。超える人ばかりだと経営者としては楽なんですが・・(笑)。
2005/9/4(日) 午後 9:11
>>、「これからの企業組織は、自営業者の集まりになる。」・・・仰るとおりですが、これには企業の独立性が問われます。連結子会社、あるいは被雇用者の場合、どれだけ稼いでも取引する相手を選べる自由や、稼いだ富を独自の判断で自由に分配できないなどの制限などがありますから。人に使われている以上、搾取の迷宮からは逃れられません(ドラゴン桜より)。搾取されるにしても、する側に利益をもたらして、少しでも自分に還元されるために会計の概念を持つのがこの本の使い方かも知れません(笑)
2005/9/17(土) 午後 0:24 [ mid*re*e*kan ]
NAOKO抄さん、お久しぶりです。CB750は快調でしょうか。さて、確かに最近までは、雇用する側も雇用される側も、給料に関して、あまり損益試算表的な意識は少なかったように思います。背景は、アメリカ型の成果主義的発想で、その成果のスケール(基準)として会計が注目されているのだと思いますね。
2005/9/19(月) 午後 6:09