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春が来たなぁと感じたら
行きたいトコロがわたしにはあります
木更津市営霊園です
父とお義父さんが眠っています
父はわたしの父なので
年に何回か会いに行きますが
お義父さんは
もうずっと前に亡くなったのですが
ここ何年か・・・
毎年
春になると会いに行っています
亡くなったのが春先だったから・・・
そして
葬儀がわたしの誕生日だったから・・・
春になると想い出して会いに行きたくなるのです
おじいちゃんっ子だった
次女のリサと一緒に
大好きだった 父にはアサヒビールを
お義父さんには日本酒を持って
今年もお墓参りに行って来ました
嫁いだ時
お義父さんと同居だったのですが
本当の旦那さんは毎晩飲み歩いていたので
毎日
お義父さんにご飯を作っていました
いろいろ問題が起きて
お義父さんは家を出て行ったのですが
次女のリサとは良く出掛けていました
ある日
リサがすまなそうにわたしに言いました
忙しいお母さんに
こんな事頼み辛いんだけど
今度のおじいちゃんのお誕生日に
お母さんにご飯を作って欲しい、と・・・
暑い夏の頃でした
わたしが寝る間を惜しんで
朝昼晩働いていた時でした
お義父さんが
久しぶりにわたしのご飯を
もう一度食べたいなぁと
言っていたらしい
なので お誕生日に
おじいちゃんにご飯を
作ってくれないかと言いました
当日は
贅沢な食材も用意しないまま 忙しい合間を縫って
家にある食材を使って料理を作りました
たいした料理じゃなかったけど
お義父さんは嫌な顔ひとつせず
いつものように
美味しいと言って全部食べてくれました
そしてそれが
お義父さんとわたしの最後でした
お義父さんは
テレビの前に座ったまま死んでいました
やせ細っていて骨と皮でした
一緒に住んでいた身内は
最近 食欲なかったのよねぇと言いました
泣き過ぎて死んでしまいそうなリサに
あの
お誕生日のご飯が最後じゃなくて
もっと
お義父さんにご飯を食べさせてあげれば良かった
とわたしは言いました
そんなの死んでから言ったって遅いよ!
と、リサはわたしに言いました
わたしが
まだ後悔をしていた頃の話です
お義父さん
また
来年もお酒を持ってお墓参りに行くよ
もう 後悔したくないからさ
紙切れ一枚でもうわたしは身内じゃないけど
名前はまだそのままだから
笑って迎えてくださいね
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