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ウェブ新聞その他で、韓国での牛肉キャンドル・デモの先鋭化が報道されています。
このデモが始まってもう1ヶ月以上になっているのですが、実のところ、
私には何故、2002年ワールドカップ以来の市民を動員しているのかが
理解できませんでした。
そんな時にはもう20年以上付き合いのあるちょっと右よりなソウルのオヤジたちに聞いてみるのが一番でしょう。
ということで3人の方にメールで質問したのですが、
昨日までに2人から回答がありましたので記事に揚げたいと思います。
回答は英語でしたので日本語に意訳いたします。
<オヤジA>
51歳。
奥様を一昨年ガンで亡くして以来、外食ばかりで済ましているとのことで
牛肉をガンガン食べているそうです。
二人の息子さんと一緒に商売してます。
・4月下旬に放送があったMBCの『PD手帳』という番組の影響がとても強いと思っています。
・この放送内で韓国人の多くが狂牛病になりやすい遺伝子をもっていると紹介しました。
・またアメリカの消費者団体の人の証言『人体実験を韓国で行っている』と紹介。
<私見>
私は、この『PD手帳』なるものを観たことも聞いたこともありませんので批評する立場にありません。
またどのような目的で制作されたのかもわかりませんので、保守系新聞ととかく揶揄されますが、朝鮮日報の関連記事と一部を引用いたします。
http://www.chosunonline.com/article/20080502000002
放送内に韓国人はBSE「韓国人の94%が狂牛病の発病を誘発する遺伝子を持っており、感染する可能性は英国人や米国人の2倍から3倍に達する」というもので、さらに「米国産牛肉を食べるのは、まさに動物実験が行われるようなもの」という米国の消費者団体関係者の証言も紹介した。
韓米自由貿易協定(FTA)に反対する勢力が「狂牛病のリスク」を大々的に取り上げ、米国産牛肉の輸入反対と反米感情の刺激を巧妙に狙っているからだ。
狂牛病の心配をするふりをして、実際は「米国産牛肉排斥」のキャンペーンを行っているということだ。
韓国の国民は世界で最も高価な牛肉を食べている。
生活が苦しい人たちが牛肉の価格を目にすると、驚いて手が引っ込んでしまうほどだ。
今や消費者のことを本当に考える、真の消費者運動の登場が待ち望まれる時だ。
・結局、この放送後、インターネットで本当にヒステリックな話や根拠のない話が広まり、数万を動員するキャンドル・デモにまで発展したと考えています。
・そしてその流れを利用し、主導したのが所謂、極左で違法とされている団体だったことが徐々に判明してきています。
・現在のキャンドル・デモはもはや一ヶ月前のそれとは違います。
・一ヶ月前はネットで扇動された人々の素直で感情的なものから派生した、とするなら、現在のそれは完全な政治闘争の場になっていると思います。
<私見>
これも自分の目で見ていないため、分かりようも無いものですから新聞の記事を貼っておきます。
このオヤジは決して李政権を支持している訳でもない、フツーの中道オヤジですが、言っていることは新聞の記事内容にかなり近いです。
一般的な韓国人の意見、なのかどうかは不明ですが、
何も聞かないままに新聞の報道を鵜呑みする愚考を犯すよりはマシ、
と私は思っています。
本日の朝鮮日報が報じた調査では国民の57%がデモを中止すべき、という情勢にまでなっているようです。
http://www.chosunonline.com/article/20080630000029
<オヤジB>
48歳。
1回目の投票でノムタンに入れたのをいまだに悔いている割には、今回の選挙で李さんに入れなかった偏屈な奴(笑)。
某企業の海外部の部長さんです。
・『PD手帳』とその後の一連の騒動がネット社会で相当に煽られておりました。
・光州事件に絡ませて、中学・高校生の動員画策までメールで行われていました。
・結局、ネット社会のあいまいさ・不確かな情報に左右されすぎる国民性は、そちらから見ていて面白いでしょう?
・その後の動きはウェブ新聞などにある通りだと思いますが、反李政権派が政治利用したのは確かだと思います。
・よく韓国人が食する部位はBSEに関連した部位であるのは確かですが、だからと言って、国産の牛肉だけでは需要をまかなえる訳もなく、ましてはその価格は目玉が飛び出るぐらい高いのです。
・よって私は牛肉を最近、食べていません(苦笑)。
・最近の先鋭化は実力行使をする団体ばかりになっていたので、そうなると思っていました。
・結局は輸入を開始するんでしょうし、食べたくない人は食べなければ良いだけの話。
・私はまだ生きていたいので米国産は食べませんし、国産は高いので接待の席以外食べません(笑)。
・反FTAの主旨は分かるのですが、誰も食べないような価格でしか生産できない産業は果たして必要悪なのかどうか。
<私見>
記事によりますと国産の牛肉の価格が下がっているそうです。
http://www.chosunonline.com/article/20080630000002
それはそれとしまして、やはりこの方も『PD手帳』をやり玉に揚げています。
『ネット社会のあいまいさ・不確かな情報の左右されすぎる国民性を見ていて面白いでしょ?』
と冷静に問われましたので、
『日本の内地のネット事情や万事がワイドショー傾向も同じようなもんですよ。』
と今朝のメールで答えておきました。
私の場合、内地のワイドショーをシンガポールで観られる環境にないのですから、
この返事は嘘にあたるのでしょうけど・・・・。
実際、キャンドル・デモはどこに向かっていくのでしょう。
また2週間ぐらいしたら、同じオヤジたちに質問してみようと思います。
また記事にします。
拝
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今回のデモを米政府の立場から見れば、ますます北朝鮮との関係を良好な形にしたいと思うでしょうね・・
南北統一となれば、米軍は朝鮮から追い出されだけでなく、赤化する可能性もあるでしょうからね・・・金正日政権に延命して欲しいとする部分で日米両国の見解は一致してますよね
朝鮮半島はアジア安定の為には重要な軍事拠点ですし・・
しかし
この問題の根底には、米国での韓国系アメリカ人への差別という部分も根底にはあるような気はしますが・・・
ただ
狂牛病がアジア人が発症しやすいというのは事実みたいですよ
日本人の唯一の狂牛病でなくなった方もたった一週間のロンドン滞在だったとか
2008/6/30(月) 午後 0:12 [ あ-ちゃん ]
あーちゃんさん。それでも牛肉は『まいうー』ですからねぇ。日本で吉○屋が停止していた時もシンガポールの○野屋は通常営業していましたが、どこの肉を使用していたんでしょう? 発症しやすいのですか・・・・・。そうなのですか(なぜか顔色が悪くなる私)。
米国への思い入れと劣等感と珍妙な優越感が入り交ざっている、とあるオヤジが、以前、私がソウルに滞在中におっしゃってました。
今回の記事は自分なりに検証できないのでちょっとアレなのですが・・・。拝
2008/6/30(月) 午後 0:31
我々位の年代に成ると恐くは無いですが…やはり若い人には恐いですよね。
美味しい物は食べたいし(笑)困ったものです。
2008/6/30(月) 午後 2:46
mamamiyuki9さん。そうですか。私などはなだなだ現世に未練が残っておりますので・・・・・(苦笑)。自ら病気になりに行くのも馬鹿げていますが、いわゆる風潮や雰囲気に流されているのもアレだとは思います。拝
2008/6/30(月) 午後 3:09
なるほど、現場の声は大切ですね!
2008/6/30(月) 午後 3:38
北朝鮮問題さん。かの国の右左の意識の差は日本のそれ以上ではないか、などとソウルのオヤジが申しておりますんで。このホンワカで純粋無垢だかどうかは疑問ですが、そんなキャンドルサービスが政治利用されて、そのまま収まる訳がないことは小学生でも分かっていると思うのですが。拝
2008/6/30(月) 午後 4:09
狂牛病の原因が牛のプリオンだとは、まだ解明されていませんが、MBCは日本のNHKのような立場の放送局で、『PD手帳』は、韓国国民が世界に誇る学者だった黄禹錫(ファン・ウソク)教授による胚性幹細胞の研究や卵子入手手続きに対し、最初に、公に、疑義を投掛けた番組でもあります。それだけに、『韓国民は狂牛病に罹り易い遺伝子を持っている云々』という放送は、多くの韓国民に信憑性を与えたのだと推察しています。
また、韓国民に骨付き肉を食べる習慣があることも、不安を増幅させた一因だと思います。
その上、厳しい基準を持つアメリカではありますが、一部のエリート幹部を除けば、ノー天気な労働者が働いている国ですので、この手の製品に対する信頼性を信じろ、というには無理があります。
これらの要因が、IT立国を謳い、極端なプライド(強い劣等感の裏返しに見えますが)を持つ韓国民を奮い立たせたのだと思います。
2008/6/30(月) 午後 4:26 [ chengguang ]
chengguangさん。まず記事内の記述がMBSになっていましたがMBCに修正しました。MBCは半官半民ですし、確かにPD手帳は言われる通り、黄教授の関係で大バッシングを受け、この番組を中止していたぐらいですから、逆に国民は信じやすくなっているのでしょう。ただその後のネットやタレントたちの暴言・雑言も酷かったらしいですね。記事には入れませんでしたが何がし某というタレントが牛肉食べるなら死んだ方がマシと言ったとか言わないのか・・・・。
アメリカの一般労働者とマネージャークラスの仕事ブリはしっかり私の生業には影響が出ています(苦笑)が、もはや自分で肉の選別はできませんし。そうな言いながら、なぜか急に骨付きカルビが食べたくなってしまった私はかなりの候補でしょう。拝
2008/6/30(月) 午後 5:48
中野さん。TB有難うございます。さて食肉はやめて東アジアの海洋民族は鯨肉に大転換でしょうか・・・・。拝
2008/7/1(火) 午前 9:17
私は反李・反米運動と見ていましたから、逆に「PD手帳」なる根拠?らしきものの原因があった事が分かり多少理解出来ました。
ただ…それにしもデモが好きな国民だな〜という感想です。
一方で我が国民は、何があってもデモしない国民だな〜
関連TBしときました。
2008/7/1(火) 午前 9:19
うぉ!素早いですね。
これだけ食料問題が嵩じてくれば、漁業資源が注目となり、大量の魚を消費する鯨が指摘され、鯨類の数が増えている事が問題になりましょう。
人権や環境以上に、捕鯨も政治的・利権的思惑が背後にあります。
動物愛護を謳っている本人達の過去・現在の行状をみて見れば明らかな通り、食肉業界や穀物メジャーやらが反捕鯨運動に資金援助してくれるからでしょう。
大和民族が「鯨の大和煮」に回帰できるかどうかは分かりませんが、仮に我々が細々と鯨食を志向し始めた頃には、支那辺りが南氷洋に捕鯨大船団を展開して獲り尽し、喰い尽くしを始めるような気がします。
IWCもその辺りに気付いた連中が「沿岸捕鯨のみを許可」という策に転じたのかもしれません。案外、大量の支那人を抱える豪政府辺りが一番ビビッているかもしれません。
2008/7/1(火) 午前 9:38
中野さん。>>仮に我々が細々と鯨食を志向し始めた頃には、支那辺りが南氷洋に捕鯨大船団を展開して獲り尽し、喰い尽くしを始めるような気がします<<。そのように思います。
最近、タコ焼きが華僑を含めて流行ってきています。タコは悪魔ということでイタリア人と日本人ぐらいしか食さなかったはずでしたが華系が食べ始めた瞬間にアフリカあたりからの買い付け価格が上がったように聞きました。
沿岸捕鯨のみ許可の方向になるのでしょうが、実際の日本の需要は商業が開始すれば当然、伸びると思いますし、価格は下がるのではないかと思いますがどうなんでしょう。拝
2008/7/1(火) 午前 9:47
その可能性を、南氷洋の軍事行動を搦めて兵頭二十八さんが指摘されてまたね・・・
私としては「鯨牧場」の研究を今から始めてもいいと思うのですが?
2008/7/1(火) 午後 6:19 [ tero19632001 ]
日本人はそれでも米国産喜んで吉野家で食べてるのにね。
あ、私は最近吉野家に逝ってないです。かれこれ10年近くになりますかね〜
2008/7/1(火) 午後 6:20 [ ぬくぬく ]
teroさん。鯨牧場ですか。壮大ではないですか。逃げたらすぐ分かる大きさ。あの民族は人口が多いですからチョットしたブームでもあっという間に需要が爆発しますんで、鯨も瞬間で食べ尽くされてしまうかもしれません。拝
2008/7/1(火) 午後 6:30
( ´ー`)y─┛チァーパーボェー
狂牛病より怖い 狂った牛肉デモって感じたのは私だけでしょうか 拝
傑作
2008/7/1(火) 午後 6:31
ぬくさん。吉野○、10年も行ってないのですか・・。吉○屋の牛丼、骨付きじゃないし、安いから、いいんじゃないっすかぁ・・・・。拝
2008/7/1(火) 午後 6:32
nipponiaさん。☆痛み入ります。なんとなく扇動されて家から出てきちゃったって感じの人、多いように思います。だからコワイと言えばコワイですが。拝
2008/7/1(火) 午後 6:34
今更「沿岸捕鯨」といわれてもね〜。
宮城県鮎川の最後の沿岸捕鯨の取材で、捕鯨船に乗って金華山沖から北海道の沖合いまで同行した事がありますが、その後は捕鯨船も解体処理施設もきれいさっぱり廃棄してしまっていますからね。
再開となれば新たな資本投資が必要でしょうし、いつ又IWCの政治的空気で禁止されるか分からないし、コストとリスクから見ると需要が増えてもあまり価格は安くならないような気がします。
近海の魚資源が増えるという意味で、政府が多少補助しても豚肉よりも安くはならないでしょうね…。
私は好物で学生時代仕送りが届くと、渋谷の109の所にあった鯨料理屋に良く行きました。懐かしいな。
2008/7/2(水) 午後 9:35
中野さん。その109の近くの鯨肉料理屋さん、まだあるんじゃないですか? 私も二十代の時に109の近くで食べましたし、友人のフランスさんが昨年、渋谷の109の近くで鯨を食べてとてもデリシャスだった♪と言っていましたから案外、同じところかもしれませんね。
天邪鬼で良いのではないでしょうか。今回のIWCの会議のニュース記事を読んでいると、話し合いの共通の土俵ができちゃってますしね。それでも農業と一緒で政府の補助にしても金額には限界がありましょうから、最終的には日本の企業と市場と消費者が決めることになるのでしょう。拝
2008/7/2(水) 午後 10:36