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Colias erate
<分布> 北海道・本州・四国・九州・南西諸島
<生態> 多化性。北海道や東北地方などの寒冷地では年3回程度、本州西南部・四国などでは5〜6回、九州では5〜7回の発生と推定される。
成虫は田畑の周辺、牧場・堤防などに好んで棲息し、飛び方は敏速でアザミ類・ヒメジョオン・レンゲ・ミヤコグサ・ソロツメクサ・クララなどの花で吸蜜する。
本州では中齢幼虫で越冬するが、九州南部や南西諸島では冬でも成虫や卵もみられる。
<食草> マメ科のシロツメクサ・ミヤコグサ・クララ・コマツナギ・クサフジ・ダイズ・レンゲ・ハリエンジュ・シナガワハギなど。
<雌雄の区別> 白色型の♀は問題ないが、黄色型の♀は♂とよく似ていて、斑紋や翅形では判断しにくいので、腹端を調べる必要がある。
<変異> 春型は夏型より小型で、翅表の黒帯の発達が夏型に比べて悪く、裏面の地色も夏型に比べて暗色を帯びる。北海道産は本州産に比べて翅形がとがる傾向がある。
♀の地色には黄色型と白色型とがあり、遺伝的には白色型が優性とされる。
本州中部以西の寒冷地のもののなかにはまれに前翅表の黒帯のなかの黄斑が消え、全体が黒色となり、ミヤマモンキチョウに似たものが採集される。
<近似種との区別> ミヤマモンキチョウに似るが、♂♀ともミヤマモンキチョウの縁毛は赤紅色で、前翅表の黒帯のなかに黄斑がない。
保育社「原色日本蝶類図鑑」全改定新版(4刷) 第12図版3 38頁
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