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Gallinula chloropus
[特徴] 額に額板という固い部分をもつ。その額板から嘴は赤く、先端が黄色い。体は灰色味のある黒色だが、翼は褐色を帯び、脇には白い斑がある。足は黄色で、足指は特に長くて大きい。幼鳥は全身褐色。額板は未発達で、足も嘴も淡い肉色をしている。ひなは全身が黒い。
[習性] 本州北部以北に夏鳥として渡来し、他地域では留鳥。ただし、一部にはさらに南にいどうしているようだ。平野部の水田、湖沼、池、河川などの湿地を好む。よく水面を泳ぐが、足指に水かきがなく首を前後させて泳いでいる。‘クルル’とか‘ケッケケケ’と甲高い声で鳴く。他のクイナに比べ警戒心は薄く、開けた場所にも出てくる。
日本文芸社「野鳥図鑑」(1刷) 177頁。
体長は35cmほどで、ハトくらいの大きさ。成鳥のからだは黒い羽毛におおわれるが、背中の羽毛はいくらか緑色をおびる。額にはくちばしが延長したような「額板」があり、繁殖期には額板とくちばしの根もとが赤くなる。足と足指は黄色くて長く、幼鳥はからだの羽毛がうすい褐色で、額板も小さい。
オセアニアを除く全世界の熱帯、温帯に広く分布し、中央アジアや沿海州、アメリカ東部などで繁殖したものは冬には暖地へ移動する。日本では東日本では夏鳥で、西日本では留鳥となる。分布域が広く、地域ごとにいくつもの亜種に分かれている。
湖沼、川、水田、湿地などに生息するが、公園の池などにも生息することがある。長い足を高く上げながら水際や浮いた水草の上を歩き回る。泳ぐことも水にもぐることもできるが、足に水かきはなく、尾が高く上がった前のめりの姿勢でぎこちなく泳ぐ。食性は雑食性で、昆虫、甲殻類、植物の種などいろいろなものを食べる。
水辺に巣を作るが、ヒナは生まれてすぐに歩くことができ、巣立ちも早い。成鳥はひと夏に2回繁殖することもあるが、2度目の繁殖では1度目のヒナがヘルパーとして両親の手助けをすることもある。
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