ロボット三等兵(rb)のブログ

Never give up ! (ヘタレのロボット三等兵へ)

思子詩集

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不徳のいたすところで会えない子供達のこと、今となっては子育ての喜びを綴ります。あわよくば成長した子供たちに読んでもらいたいと思います。
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風船の子供たち

みゆきちゃんが三歳になったばかりの頃だったと思います
お父さんの自転車に乗ってキャナルシティーへ遊びに行きました
まずは大好きなソフトクリームですが コーンのところまでなかなか食べ切れません
クリームはお父さんに食べてもらい コーンのところからがおいしいのです

「アートバルーン」との屋台がありました
色々に意匠を凝らした風船が作られて売られてあります(これが博多弁)
その中のひとつをみゆきちゃんが指差して「風船の子供たち」と叫びました
言いえて妙です ハート型をした透明な親風船の中に色々の子供風船が入っています

屋台の人も感心していました これからこの風船は「風船の子供たち」と呼びましょうとお父さんは(金額のこともありましたが)みゆきちゃんには他の風船をすすめました
お父さんにはこの風船がなんだか犬や猫の子宮を連想させるので 少し嫌なのです
みゆきちゃんはもう聞きません 「風船の子供たち」が気に入ってしまったのです

キャナルシティーから出ると自転車の補助椅子の取っ手の右に風船の紐を括り付けました
みゆきちゃんが紐から右手を離しても飛んで行かないようにするためです
福岡の初春の街をとても目立つ「風船の子供たち」が走ります
みゆきちゃんは補助椅子から乗り出して キャッキャ キャッキャ のおおはしゃぎです

自転車を漕ぐお父さんは大変です
「風船の子供たち」が並木や電柱にひっかからない様に走らなければなりません
みゆきちゃんの右手の上をお父さんも右手でもって風船を操縦しなければなりません
住吉神社まで来て一休み 紐を半分ぐらいの長さに調整しました

後は大変楽になりました 少しスピードも出せるから片手運転も容易になります
前方と風船の双方を追う視線の移動も半分位でよくなった訳です
風船ももう風で飛ばされて後方に見えなくなるようなこともありません
みゆきちゃんも「風船の子供たち」だけでなく町並みの風景も楽しんでいるようです

楽しいキャナルシティーまでの外出が終わりおうちに帰りました
天井で止どまる風船の紐を手に持って 引いたり 離したり
「おいこら 風船の子供たち」と みゆきちゃんは毎日一人で遊んでいました
しかし一週間位して親風船のガスがもれて遂に天井に止まることができなくなりました


                                              (June 3,2003)
 
 
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和凧とカイト

世の中にはやはりやってはいけないルール違反というものがある
しかしそこは十分弁えながらも 子供を絡めれば・・・・と犯してしまった
やなせたかし氏原作 小学館制作「アンパンマンとその仲間たち」
その中の「カイト君」の実力を長男に見せてやろうと思ったからである

藤沢市辻堂の海浜公園は和凧のメッカである 新たらしく連凧も揚がる
ここでのルールは「見せる」と「見る」という高尚な趣味の世界である
長崎人の私にはこんな揚げ方やルールは尊敬するが 内心面白くない
長崎の「ハタ」は本来が洋凧(カイト)である 実力が違う

安価な子供向けのカイトが輸入されてどのくらいになるのかもう忘れた
カイトの凧糸は 弱風時と強風時を選択して一ヶ所に付ける
しかし原理的には長崎の「ハタ」と同じく二点支持である
和凧を見てください 何点支持になりますか それだけでも重いのです

長男の彦ちゃんのカイトは「ドラゴンボール」と「クレヨンしんちゃん」
どちらかのリブ(横棒)を失っていたが 互換性がある
又リブはそこいらによく落ちている(見つけたら拾っておいたほうがいい)
お父さんのねらいは凧糸である 二つのカイトの糸でリールを二倍にした

図柄は「しんちゃん」にした 遠目からでもはっきりと見えるからである
風は十分過ぎるくらいだった 余り人目のないところで揚げた
さて三歳の彦ちゃんに渡して「お父さんの言う通り歩くんだよ」と厳重注意
これから通り抜けて行く和凧達と凧糸を「お祭り」させないためである

和凧を揚げている人々には一匹狼の人々とグループの人々がいる
それぞれがみんな大人だが ブスッとして彦ちゃんのカイトを見上げている
「富士山とエレベストじゃん」口の悪いサーファーが(横浜弁で)囃す
「クレヨンしんちゃんの勝ち」子供たちがわんやわんわと付いて来る

彦ちゃんはただ嬉しくてカイトを揚げていたが お父さんは反省していた
ここは藤沢市辻堂の海浜公園 和凧の高尚な趣味の人々のメッカなのだ


                                              (June 3,2003)
 
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ライター売りの少女

「私は行かない 長崎より博多にいる方がいい」
引越しの最後の最後まで拗ねてみせる
そこでお父さんは「ライター売りの少女」の話しをしなければならない
「みゆきちゃん一人だけが ライター売って福岡で暮らしていくんだね」
少し柄の悪い引越し会社のお兄さん達が笑いながら聞いている

生まれた日から目が明いていた と元義母が言っていた みゆきちゃん
「私のことか?」
お座りが出来て おもちゃで遊びを始めた頃のことである
私と元妻がみゆきちゃんのことについて話しているとき
くるりと首を回して発した初めての二語文の言葉

知能指数が高いのか もって生まれた性格が悪いのか
ああ言えば こう言う
こう言えば ああ言う 要するにへそ曲がり
動物図鑑の蛇のページを何時もお父さんに見せに来てきゃあきゃあと喜ぶ
動植物園の爬虫類館の前で毎回見よう見ようとお父さんを引き止める

「もっともっと稼いで来い ウイスキーを買って来い」
ぐうたらなお父さんは仕事もしないでよっぱらってばかりいました
みゆきちゃんが博多駅でライターを売って生活を支えなければなりません
「ライター買って下さい 九十円です」と小父さんたちに声をかけます
(お父さんの指示で)朝方は博多口 夕方は筑紫口に立ち続けます
ライター売りの少女のみゆきちゃんは
できるかぎりみすぼらしい服装とかわいそうな声でなければなりません

九州でも冬は寒いのです 冷たい海風(北風)が駅の構内を通り抜けます
お父さんは外套も手袋も買わせてくれません
ライターは百円ショップで二個で百円 税金が五円で仕入れます
一個を九十円で売っても儲かります 要は販売の工夫と努力なのです
「もっといっぱい売って来い 売れなければおうちに帰って来るな!」
可哀相なみゆきちゃんと極悪人のお父さん
当のみゆきちゃんは四歳
お父さんの「お話し」の中で この話しが一番怖いくせに 何故か好きなのでした 


                                             (June 14,2003)

                                         
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チャイルド・ハーネス

何という擬態語を使うべきか少し迷うが
さっさ さっさ と歩くのである
と言うよりも
はっか はっかと 無心に 懸命に歩くのである
彦ちゃんはお父さんやお母さんも全く意中になく
ひたすら前進するのである
しかし 時としてばたっと前に倒れる(躓く 足が縺れる)

藤沢市辻堂の海岸の砂浜や「海浜公園」の芝生の庭が歩行練習場だった
彦ちゃんの「ロボット歩き」が面白くて年上の子供が付いて来た
一歳半を過ぎて歩き出したのは嬉しいが
さあそれからが大変だ
実際に道路を歩くとなるとお父さんは身長があり過ぎ
お母さんは次の子がお腹にあり
お手々をつないでのお出かけは正直きついのだ

お父さんは「はて」と考え ある物を思いした
昔ハリウッド映画かなんかで見たことのある「あれだ」
とりあえず「チャイルド・ハーネス」と名付けて
胸当ての付いた 背中で接続する こういうものだとお母さんに説明した
お母さんが直ぐ通信販売のF社のカタログで見付けて注文した
大正解だった
危ないところは引き止められる 倒れそうになったら引き上げられる

だけど問題がある 綱を持つ親の方が恥ずかしいのである
道行く人が 一瞬凍り そしてぷっと吹き出すのである「犬みたい」
お父さんは色付き眼鏡をかけていたから「盲導犬みたい」
確かに 彦ちゃんには悪いが
あの頃の彦ちゃんはまだ躾のなってない「犬」の段階だったのだ

昔お父さんは散歩のとき主人にかまわず「はっかはっか」歩く犬には
綱を強く引いて首を絞めたり 綱で体を叩いたり 手厳しく躾けたものだ
ところが 近頃の愛犬家たちは(盲導犬や聴導犬でもないのに)
胸当ての付いた「フール・ドック・ハーネス」を付けて散歩させている

我が家の「チャイルド・ハーネス」は
妹のみゆきちゃんにも 弟の彬(あき)坊にも必要なかった



                                             (June 19,2003)

 
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畳の上の競泳

第一のコース M・K君 神奈川大学
第二のコース S・A君 学習院大学
第三のコース S・R君 「上海大学」
第四のコース M・英彦君 中央大学
第五のコース M・みゆきさん 日本女子体育大学
ただ今から男女混合自由形百メートル競泳を始めます
位置について 用意 ドン! とお父さん

まだハイハイしかできないみゆきちゃんは「犬掻き」でスタートしました
しかし 彦ちゃんからクレーム
「第一のコース 彦ちゃん 中央大学 て言って」
「彦は全く分かってない 第四のコースが一番早いんだよ 格好いいのよ」
とのお母さんの説明がなかなか分からない

もう壁に取り付いたみゆきちゃんの勝ちなのですが
みゆきちゃんのフライングという扱いにして再度のスタートとします
「いいね 第一のコースじゃなくて 再四のコースで一番になるのよ」
とお母さん 彦ちゃんも何となく分かったみたいですが
再スタートしてもお父さんが教えた「クロールの真似」に拘り負けました

ただ今の結果 一位 M・みゆきさん 時間 六十秒 世界新記録
二位 M・英彦君 時間 一分二十秒 日本新記録
毎度の結果に彦ちゃんは不満ですが
みゆきちゃんは何にも分からず喜んでいます

幼い兄と妹だけの畳の上の競泳ですが「舞台仕掛け」が大切なのです
彦ちゃんの社宅や公園の仲間の名前もあげて盛り上げなければなりません
第一のコースのM・K君は お母さんがY高出身なのでただ神奈川大学
第二のコースのS・A君は お父さんが宮内庁勤務なので学習院大学
第三のコースのS・R君は お母さんが上海出身なので「上海大学」
彦ちゃんは お父さんの母校 中央大学
みゆきちゃんは いかにも強そうな(?)日本女子体育大学
さてさて まだ赤ちゃんのみゆきちゃんに
どうして負けるのか分からないでいる もうすぐ四歳の彦ちゃんでした

                                       
                                             (June 21,2003)
 
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