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第82回選抜高校野球大会・・
昨日・・22日に行われた・・
開星(島根)と向陽(和歌山)の試合で・・
敗れた開星の野々村監督が・・
「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」などと発言した問題・・
同じ野球をやってた者として・・
少し・・悲しかったな・・
負けた悔しさ・・わかるけど・・
向陽・・頑張ったよな・・ もちろん敗れた・・開星もがんばった・・
お互いに・・ゲームセット後は・・
エールを送って欲しかった・・
ふと・・2年前に・・このブログにのせた・・
自分の少年野球時代の監督の命日に寄せた・・思いを・・
思い出した・・
野球ファンとして・・野球をやってきたものとして・・
自分を含めた・・すべての野球人の襟を正す意味も含めて・・
もう一度・・読み返し襟を正します・・
よかったら・・皆さん・・
読んでいただけると・・うれしいです・・
ALOHA
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大きな声援や掛け声が、緑と茶色の映えたグランドいっぱいに広がる。 『オーライ』 『ドンマイ』・・・知らない間にその声援は、数十年前の 河川敷のグランドに私のこころを誘っていきました。 埃まみれのユニホーム、皮ひものほどけたグローブ、金具が緩みかけた シューズ、大きめのサイズのダブダブの帽子を被り、 私は、朝から日が暮れるまで、白球のみを追いかけていたことを思い出す。 そんな少年野球の時。 日が暮れて、チームのみんなで、土手を歩いて帰る。 そのとき、朝、母が作ってくれた’おにぎり’を残しておき、口いっぱいに頬張りながら帰路に。 歩きながら、突然、監督が僕に言った。 『お前は、次回からサードを守れ。いいな。がんばれ!』 突然の事に言葉もでずに、おにぎりを頬張りながらペコリと頭をさげたことを思い出す。 『おまえ、長嶋好きだからな』 その言葉を残して、列の前に足早にいってしまった監督の背番号30番が 今も私の脳裏からはなれない。 その日、家のまえの小さな路地で、すぶりを思いっきりやった。 長嶋さんを想いながら思いっきり振り続けた。 母が、『もういい加減にお風呂に入りなさい』と何度も言いに来た。 何か穏やかな心地よい時だった。 そして、僕は、サードに定着した。 初ホームランも打った。泥だらけになって、球を追い続けた。 学校に行く道すがらピッチャーのUが言った。『今、監督大変らしいよ。』 『何が・・・』聞き返しても、何が大変かわからないがとにかく大変らしく、 なにかが、起きているとういことは、幼いながらわかった。 その後しばらくして、チームの半分以上が去っていった。 『なぜやめるの?』と問いかけると、みな目を合わせずに 『親が、もうだめだって。他のチーム作るから、それまで、我慢しなさいって。』 『何があったのか・・』僕は、監督に聞けなかった。 うちの親は、そういう噂は、大嫌いで、かかわらなかった。 『自分がやるならやりなさい・・自分が決めた野球でしょ。』 とにかく、再び白い球を追い続けた。 それでものこったみんなで、白球を追い続けた。 がむしゃらに練習した。 コーチも世話役も誰もいなくなった。 ただ残ったのは、僕たち11人と監督一人だった。 そして・・・監督がいつも以上に尊敬されて見えた。 丁度その頃、監督が、国鉄スワローズの名選手であったことを誰かに教えて貰った。 監督は、いつも足を引きずりながら走り、そして、ノックしていた。 その次の年、僕らは、その地区で優勝した。 その時、監督の涙をはじめてみた。 頬をつたいキラっと光る涙をはじめて見た。 やがて、月日がたち、そのチームから甲子園に3人行った。 もちろんみなで応援に行った。 しかし、監督だけは、来なかった・・・ 試合の日もいつもとかわらずに、少年野球の練習をしていたらしい。 いつしか、みな大人になり、白球と土埃が、思い出の一部になった。 元プロ野球選手、保険屋、町工場の社長、エリート商社マン、公務員、 家の商いをついだもの、バイク屋・・・・そして、僕。 最後に監督に会ったのは、15年前のOB会。 その後、監督は、病院に入った。 最後まで、白い球を、少年たちを愛して止まなかったと聞いている。 監督・・・いまもこうして時折あなたのことを思い出しては、 気合をいれている・・3番、サード・・・背番号3の自分です。 あなたに教わったことは、数知れないけれど・・ 今日は、ひとつだけ、監督・・あなたに言わせてください。 《少年時代、あなたと過ごした、あの埃まみれと光と汗と・・ そして、涙と喜びの青春の白球は、僕の青春の証のひとつです。 僕は、監督・・あなたを決して忘れません。 そして、あなたは、私の人生に於いて、唯一・・『監督』と呼べる人・・・ ・・であることは、永遠に変わらないことでしょう。 監督・・ほんとうにありがとうございました。》 -監督の命日に寄せて- |
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