ねこかんす

新規導入機種の選定理由とか、まとめてみたりする。

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■ 初代 「ねこまんま」 ヤマハ XTZ660 テネレ tenere
管理人が過去に乗っていたバイク、ヤマハのXTZ660テネレtenereについて
以前に「#006」で紹介したとおり、長距離を一気に走るという運用を行っていた。
「ねこまんま」の名前のとおり、酷使される割に、整備や手入れはあまりしてもらえなかった、かわいそうなバイクである。
 
■ 当時の運用と整備の状況
「一旦出発してしまうと、次に整備可能な状況になるまで1,000キロメートル程走行しなければならない」という、バイクには非常に厳しい運用状況だったので、整備の頻度は少ないながらも、最低限の整備だけはしておこうと思っていた管理人。
 


2001年1月12日に、
イメージ 3
フロントのステアリングまわりを整備してみた。
ボールレースとカラーを交換である。
イメージ 5
三又の部分と、交換部品。 今回出てきた新しい画像である。
ちなみに、カシオのQV10というデジカメで撮影している。
有効画素数30万画素。 もちろんモニター画面も無い。 現在の携帯電話のカメラにも劣る性能。
価格は当時1万円。 今で言う「トイカメラ」であろう。
 
当時の整備状況は
イメージ 6
露天で(カーポートの下なので、いちおう屋根はある)整備を実施。
雨が降り出して若干焦る。
 
イメージ 7
こんな状況で整備をしていた。
 
イメージ 8
ブレーキまわりも外したついでに、清掃くらいはしておいた。
 


2001年1月13日には、
イメージ 9
天候も回復、カウル以外は復旧している。 これはフィルムカメラで撮影。
 
イメージ 4
こんな状況・・・
トップケース GIVIのE50
サイドケース クラウザーK2
あと、タンクバッグやら荷物を積載して・・・
 


翌2001年1月14日には出発。
フロントまわりは整備をしたばかりで非常に快調だったのだが・・・・
ドライブチェーンの張り調整を十分に行っていなかった。
ドライブチェーンの張りが甘ければ、途中で止まって車載工具でリアのアクスルを緩め、テンショナーを調整してチェーンを張れば済んだのだが、当時の管理人はそのまま走り続けてしまった。
 
現在のXTZ125「ねこちやづけ」のようにチェーンオイル給油器を装備している訳でもなく、エンジンのトルクも大きいのでドライブチェーンへの負荷が大きい。
ドライブチェーンの伸びは管理人の想定していたよりもずっと大きかったのだろう。
 
■ 問題発生
・・・という訳で、国道の登り坂を走行中に、いきなりチェーンがドリブンスプロケットから外れてしまった。
走行中にドライブチェーンが外れるという事態は、非常に危険である。
良い子はもちろん、悪い子も絶対に真似してはいけない。
 
運が悪ければ、チェーンがスプロケット等を留めているナットやボルトに噛んで、後輪がロックしかねない。
走行中にいきなりバイクの後輪がロックしたら、それはもう樹木希林の旦那が鉄パイプでロックを語るくらい危険な事である。
 
で、2001年1月14日の管理人と「ねこまんま」の場合は・・・
 
ドライブチェーンが、ドリブンスプロケットを留めているナットとスイングアームの間に噛み込み、後輪が一瞬ロックした。
 
幸いなことに、後輪がロックしたのは一瞬だったので、一瞬姿勢を崩しただけで回復し、そのまま路肩にバイクを寄せて停めることができた。
とりあえず、無事に路肩に停まった「ねこまんま」。
 
ドライブチェーンが外れたくらいでは、たいした損害では無いと思い、車載工具を引っ張り出して、リアのアクスルを緩め、ドライブチェーンをドリブンスプロケットに嵌め、ドライブチェーンの張りを調整してから再度出発する。
再出発後、少し進んだかと思ったら、再度ドライブチェーンが外れてしまう。
 
これはおかしいと思い、左側サイドケースを外してドライブチェーンを見ると、
・ 片側の内プレートが完全に破断していた。
・ 残った方の内プレートは、90度捻れており、チェーン自体も90度捻れて、その部分でドライブスプロケットに噛み合うことができなくなっていた。 この部分がドライブスプロケットに噛み合う位置に来たら、ドライブチェーンが外れてしまう。
チェーンの構造図
EKチェーンのサイトより。
 
イメージ 10
とりあえず、状況は理解した管理人。
もちろん、交換用のドライブチェーンなど持参していない。
時間帯は深夜。
周囲にバイク用品店はなさそうだし、あったとしても営業しているとは思えない。
ちなみに、場所は国道246号線の御殿場付近である。
 
イメージ 11
少しでも明るい場所を選らんで、営業中の給油所の付近で停車している。
画像にもある通り、季節は1月。
しかも深夜。
あまりの寒さに、とりあえず周囲を歩いてぐるぐるとまわり続ける管理人。
 
とりあえず、対応策について考える。
・ 応援を呼んでみる。 → 現地で修理することは期待できない。 良くて搬送車でどこかに搬送される。 費用的に過大になりそうである。
・ 一旦、電車等で管理人のみが「ねこのすⅠ」まで帰り、その後トランポで「ねこまんま」を回収に来る。
 → 時間がもったいないので、できれば避けたい。 翌朝には出勤しなければならないのだ。
・ 「ねこまんま」を一時放棄、放置して管理人のみ目的地に向かう。 → 結局、後日回収にこなければならない。 放置車両の盗難等が心配。 だいたい道端にこんなバイクを置いていくのは迷惑以外の何物でもない。
 
なお、電車やタクシーで移動が可能だという前提で考えているが、現地の周辺に駅があるのか不明。 だいたい電車がまだ動いている時間なのかも不明。 なお、タクシーで目的地や「ねこのすⅠ」まで行くのは「費用的に」考えたくもない状況である。
 
というわけで、
結論
 
このまま「ねこまんま」で自走して目的地に向かう。
 
 
費用や時間を考えると、やはりこれがベストであろう。
・・・・・・ できるなら。
 
 
 
で、やむをえず管理人が取った対応。
破断したリンクの前後のプレート間に、ドライバーの軸を突っ込み、これをチェーンの捻れと反対方向に捻って、チェーンの捻れを無くそうという作戦。
 
これは、既に片側のプレートが破断して、もう片方の捻れたプレートだけで繋がっているチェーンを、捻れたプレートを再度捻り直すことになるため、乱暴に行えば、残っているプレートも破断しかねない。
もし、このプレートも破断したら、チェーン自体が完全に切れてしまう。
 
そして、もしチェーンの捻れを戻す事ができて、走行可能になったとしても、この先100キロメートル以上の距離を、片側プレートだけのチェーンで走行できるだろうか?
・・・これについては、実際に走行可能になってから考えればよかろう。 仮に目的地までは無理だったとしても、もう少し状況の良い場所まで(近くの駅まで等)なら移動できるかもしれない。
 
いろいろ考えた結果、ひとまず、これを行うしかないという結論に達して、ドライバーの軸を破断部分の前後に突っ込んで、捻れを戻そうとがんばった結果・・・
 
イメージ 12
画像のように「だいたい」捻れが取れた。 (90度捻れている状態は、動揺のあまり撮影していない。)
正直、もう少し捻れを戻したかった気もするが、やりすぎると外プレートからピンが抜けたりしないか心配だったので、大事をとってこの程度で我慢しておいた。
 
この状況でドライブチェーンをドリブンスプロケットにかけ直し、チェーンを少し緩めに張って、低速で走り始める。
 
この先、目的地に向かう途中で数回、ドライブチェーンがスプロケットから外れる事はあったが、
何とか目的地まで到達した。
正直、辿り着いたという感じである。
 
もう、空は明るくなっていて、少し休憩したらそのまま出勤である。
 
 
 
 


で、後日談。
 
とりあえず目的地まで辿り着いた「ねこまんま」
一旦管理人は「ねこのすⅠ」まで戻り、当時保有していた「ホーミー4WD」で回収に向かう。
 
2001年1月28日
イメージ 2
今度は、国道246号線で大雪のため1晩缶詰状態になる。
画像はなんとか裏道を通って渋滞を抜けているところ。
4WDでよかった。
 
で、ホーミーに「ねこまんま」を積載し、すぐさま「ねこのすⅠ」まで帰る。
イメージ 1
無事、「ねこのすⅠ」まで帰ってきた「ねこまんま」
新品のドライブチェーンと交換して、ひとまず復旧したのだった。
 


「ねこかんす」 トップページ   http://blogs.yahoo.co.jp/rcxfw053
バイクの待機室          http://www.geocities.jp/rcxfw053/bike/bike_old.html
「ねこのす」トップページ     http://www.geocities.jp/rcxfw053/index.html
 
 
 
今回の苦労と、経費と、手間を考えたら、ドライブチェーンにもっと気を使えばよかったと思わざるを得ない。
シャフトドライブのバイクに乗り換えるのも手だが、そうでない場合には・・・

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すごいツーリングでしたね。こういうコトを経験していると、自分が考えも及ばないことも簡単に処理できてしまうんでしょうね。(@_@)
サバイバルですね。すごいです。

2011/6/30(木) 午後 8:36 ちっち 返信する

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ツーリングというか、過酷なツーキングでした。
この時期の「ねこまんま」は、道中でパンクして、道端でパンク修理したり、パンク修理できずに駅の駐輪場に放置して、管理人だけ電車で出勤、後日電車で替えのチューブを持参して、駅前でチューブ交換して乗って帰るという事を頻繁にやってました。
こんな事をやっていると、人間、必要に迫られれば、たいていの事はできるような気がしてきます。

2011/7/1(金) 午前 1:02 ねこのすかんりにん 返信する

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チェーン切れは怖いですね。
ホイル側に行けばリアロック
ドライブ側に行けば、クランクケースを割ってしまいます。
30年近く前にDT125ccで北海道まで自走した際(当時の居住地は神戸)
チェーンのリンクを持って行きました。
結局そのリンクはDTの寿命まで使われる事なく、
クラッチワイヤーに留めたまだでしたが。

2011/7/19(火) 午前 1:34 [ mikun ] 返信する

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mikunさんこんばんは。
自分ではありませんが、チェーン切れで、
「クランクケースに致命的ダメージを負わせた&転倒&北海道から貨物便で送り返し」
といった実例を見たことがあります。
しっかり手入れさえしていれば防ぐ事はできるのでしょうが。
チェーンのリンクを持つのも一つの手ですね。
某ツラーテックの製品でスプロケットガードといった製品があるので、そちらが気になっている管理人でした。

2011/7/19(火) 午前 2:03 ねこのすかんりにん 返信する

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