ねこかんす

新規導入機種の選定理由とか、まとめてみたりする。

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■ 久しぶりに(一時)走行不能

 このところ、突然走行不能になるような事態が発生していなかった管理人のヤマハXTZ125「ねこちやづけ」
だが、つい先日、出先でエンジンを始動しようとしたところ、異音が発生してエンジンの回転が重くなり、さすがの管理人も始動を断念せざるを得ない状態になってしまった。
 とりあえず現場で「出来るだけのことをしておこう」と、ジェネレーター(フライホイール)側のクランクケースカバーを開けてその内部を確認すると、エンジン内部からいくつかの鉄片を発見してしまった。
 その場でそれ以上の作業を行うのは困難だったので、エンジン内で見つけた鉄片等の異物を取り除き、クランクケースカバーを戻してひとまず復旧する。
 その後、念の為エンジン始動を試みたところ、どういう訳か異音もなくエンジンが快調に回るようになっていた。

・・・いつのまにか復活していた原因を考えてみると、
 エンジン左側のクランクケースカバーを外す際に、エンジンオイルをこぼさないように車体を右側に傾けてハンドルバーを壁面に当てて車体を支えていた。(左側にあるサイドスタンドでは車体を支えられないため。)
 このとき車体が前後に動いて転倒しないよう、シフトを一速に入れてクラッチを繋ぎ、パーキングブレーキ代わりに後輪を固定していたので、ワンウェイクラッチの順回転方向に力が加わり、スタータークラッチ(ワンウェイクラッチ)の固着が解けたのかもしれない。

 不調の原因は判明していないが、とりあえず走行ができるだろうということで、そのまま自走で「ねこのすⅡ」に帰ることにして、道中に余計な損傷を引き起こさないよう、途中でエンジンを止めることなく慎重に走って無事に「ねこのすⅡ」まで辿り着いたのだった。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。
各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。
こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。
万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 再度エンジン内部を確認してみる

 慎重に郊外バイパスを走り、無事に「ねこのすⅡ」まで辿り着いた。
 走行しながら今回の不調の原因を考えてみると、エンジン停止時に「ガリッ」というような異音がしていたことから、やっぱりスタータークラッチ(ワンウェイクラッチ)があやしいと考える管理人。
 あやしいというか、フライホイールの磁石にくっついていた鉄片を見ると、やっぱりスタータークラッチが崩壊したと考えるのが妥当だろうな。
 ・・・前回の件もあるし。
前回の惨状。

■ 「ねこのすⅡ」でさっそく作業
 スタータークラッチが突然ロックして、エンジンが停止し後輪がロックしても対応できるよう、いつでもクラッチレバーを握ることができるようにしながら、郊外のバイパスルートも第一車線を慎重に走る。
イメージ 1
無事に「ねこのすⅡ」まで辿り着いた。

イメージ 13
エンジンオイルを流出させると面倒なので、いつもの右傾斜態勢で車体を停める。

イメージ 14
この状態であれば、エンジンオイルを漏らすことなく、左側クランクケースカバーを開けることができる。

イメージ 2
ドライブスプロケットカバーを外し、

イメージ 36
クランクケースカバー(左側)を外した状態

 今回、スタータークラッチ(ワンウェイクラッチ)を取り外すつもりだったので、
イメージ 4
スタータークラッチの固定ボルトを先に緩めておいた。(六角棒レンチの方)

 フライホイールは、
イメージ 5
フライホイールの回り止め工具が無いので、素直にエアインパクトレンチで緩めてしまう。

 なお、これまで新車で導入してからフライホイール側のガスケットは一度も交換していなかったのだが、
イメージ 6
今回、ついにガスケットが割れてしまった。
(導入してから13年近く、いままでよくもったものだ。)
ちなみに、反対側(クラッチ側)のガスケットは一度だけ交換している。

イメージ 7
センターのナットを取り外した状態。
フライホイールはクランクシャフトのテーパー部分に嵌まっているので、簡単には抜き取れない。

 ここでフライホイールの抜き取り方法が分からなかった管理人。
 ネットでフライホイールの抜き取り方を調べてみるが、結局自分のページで取り外し方を確認した。
イメージ 8
前回同様、手持ちの工具と汎用ステー、長ボルトを組み合わせてフライホイール外し工具をでっちあげる。
この状態で工具中央のボルトを締め上げると、バキンという音を発してフライホイールが外れた。

イメージ 9
外れたフライホイール。
先にスタータークラッチ(ワンウェイクラッチ)を留めるボルトを緩めていたので、
本体側だけ外れてきた。

イメージ 10
スタータークラッチ(ワンウェイクラッチ)は、クランクシャフトに残っていた。
(固定はされていないので、簡単に抜き取れるが。)

イメージ 11
クランクケース内、下部に鉄片が落ちていた。
明らかにスタータークラッチの枠が破断したもの。

イメージ 12
外したスタータークラッチ。
前回とほぼ同じ崩壊状態である。

イメージ 3
過去の整備記録を調べてみたら、前回は走行約86,000キロメートル時に崩壊していた。
今回はそれから走行約58,000キロメートルで崩壊である。

イメージ 15
クランクケース内の様子

イメージ 16
他には特に鉄片等も見当たらなかった。

イメージ 17
フライホイールの凹部分には、
前回発見したのと同様、ピストンリングが折れたもののような鉄片が刺さっている。
(上の画像で3箇所も。)
結果的には、スタータークラッチの「勾玉」が収まる「枠」の側面部分がちぎれたものだが。

イメージ 18
スタータークラッチの「枠」を取り除くと、
カム(通称「勾玉」)が残る。

イメージ 19
外した「枠」の様子。
これまで何度も「勾玉」と「枠」に力が加わり、徐々に変形してきたのだろう。

イメージ 20
「枠」の周囲が変形して捲れている。
これが進行したら「枠」が破断して、崩壊するのだろう。

イメージ 21
「勾玉」が喰いこむアイドルギアの中心は、それほど打痕等も見られず。

イメージ 22
内部のメタルも健全なよう。(ライフリング)

イメージ 23
一部、半月状に「欠け」ている部分があるようだが。
(中央の穴、開口部の下端付近に)

イメージ 24
いつ欠けたのか?
変形したスタータークラッチの部品が食い込んで欠けた?

イメージ 25
特に気にせずこのまま使用するが。

というか、もう全く気にしなくて良いような気もしている。

■ 少し修理方針について考える
 これまで、「新車製造時取り付けのワンウェイクラッチ#01」と、「走行距離約85,000キロメートル時に管理人が交換したワンウェイクラッチ#02」の2個すべてが「崩壊」して、使用不能となったワンウェイクラッチ(スタータークラッチ)。
 セルモーターによる始動が出来なくなるだけならともかく、これが原因でエンジンがロックしてしまい、出先で走行不能になるという問題も引き起こしている。
 ここで新たに純正のワンウェイクラッチ(純正部品)を取り寄せて交換したとしても、特に改善や改良が行われていなければ、また似たような距離を走ると、ワンウェイクラッチが崩壊してしまう可能性が高い。
 どうせ部品を交換するなら、より強度が高く、耐久性が高いものを選びたいのでXTZ125のワンウェイクラッチについてパーツリストを見比べてみると、同じブラジル製造のXTZ125でも、2010年モデルでは違う形式のワンウェイクラッチを装備していた。
イメージ 37
違う形式のワンウェイクラッチ。(この画像の7番)
「勾玉」は3個になるが、「枠」が無くなって崩壊はしなさそうなデザイン。
そして緩んで「ジェネレーターのコイルをぶった切る」ボルト(画像の8番)が、コイルと反対側に向いている。

・・・ やはり管理人と同じような問題が発生しているのだろうか?
それに対して改良が加えられているのだろうな。
(もちろん、改良が加えられることそれ自体はたいへん良い事だ。)

 念のため、この形式のワンウェイクラッチを管理人の2005年式XTZ125に導入できないかと調べてみたら、
クランクシャフトは同じだったので、上の画像の7番、5番、8番をまとめて換装するなら実現する可能性がある模様。
(フライホイールは微妙に部品番号が違ったので、ひょっとしたら換装する必要があるかもしれない。それを言い出すと、ジェネレーターコイルも・・・。)

 こういった点を考慮すると、いまからわざわざワンウェイクラッチを交換する必要は無いような気もする。
 (実際のところ、セルスターターはほとんど使っていないし。)


 もし、ワンウェイクラッチを除去してしまうなら、
→ 2個のアイドルギアが不要になる。(上のパーツリスト画像だと1番と5番)
→ 重いセルモーターが不要になる。(代わりにセルモーター取付穴からのオイル漏れを防ぐ蓋が必要になる。)
→ セルモーターに電力を届ける太いケーブルや、スターターリレー等も不要になる。
→ セルモーターを回す必要がなくなるので、バッテリー容量を小さくしても良い。
 といった事を実行しても問題が発生しないはず。

 ということで、これはこれで魅力的な気がしてきた。
(スターターモーターの取り付け穴を塞ぐ蓋を用意するのが面倒だが。)

 いろいろ今後の方針について考えたが、この日は予備のワンウェイクラッチを用意してあるほど管理人の心掛けは良くないので、
イメージ 26
とりあえずワンウェイクラッチを取り除くだけで、あとはそのまま復旧することにする。

イメージ 27
欠けたところが気になったりする。
セルモーターを使わなければ、単にデッドウェイトでしかない部品。
オイルで潤滑されているとはいえ、クランクの回転抵抗になるだろうし。

すぐにでも取り外してしまいたい気持ちを抑えて先にすすむ。

 先ほど、長年酷使されたガスケットが割れてしまったので、
イメージ 28
若干、ガスケットの紙部分が合わせ面に残ったので、残った繊維を除去しておく。

 フライホイールを確認すると、
イメージ 29
フライホイールの裏側(ワンウェイクラッチが収まる凹部分)を確認。

イメージ 30
磁力を帯びていることが関係しているのか?
遠心力も関係あるのか?
丸い穴の内側にも、多くのスラッジが残っていたので、串を使って除去してみる。

イメージ 31
穴の中心側に向いた部分にスラッジが溜まっている。
これを除去して、


イメージ 32
パーツクリーナーで吹き飛ばしておいた。

 そして、クランクケースとクランクケースカバーの接合面ガスケットについて、、
イメージ 33
備蓄しておいたガスケット(新車の頃に購入しておいたもの)を発掘してきて、

イメージ 34
紙にエンジンオイルを滲みこませて、

イメージ 35
あわせ面に取り付けた。


 続いてしまう。





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