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1週間経ってジョーカーから連絡がきた。 ボクは不安なざわついた気持ちで、いつものハンバーガー店へ向かった。 ジョーカーは先に来ていた。 店の右側奥の席に座ってタバコをふかしていた。 ボクに気づいて手を振ったが、表情はどこか固くよそよそしく見えた。 店内には2〜3人の高校生のグループが2組、ひとりで時間をつぶしているサラリーマンや カップルも数組入っていて、割に混んでいた。 2組の高校生がそれぞれ賑やかで、小音量でかかっている害のないBGMをかき消していた。 ボクは不味いホットコーヒーとフライドポテトを受け取って、 ジョーカーがいる奥のテーブルへ向かった。 「やあ」 とお互いなんとなくぎこちない挨拶をした。 ボクは不味いホットコーヒーとフライドポテトがのったトレーをテーブルに置き、 担いでいるギターを下ろして席についた。 ジョーカーはベースを持ってきていないようだった。
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