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本来なら造形粘土やパテを使うのですが私は歯科技工士なので
ワックスを使って造形します。
ワックスと言っても一般には車のワックスしか想像出来ないでしょうが
ワックス=ろう、分かりやすく説明するならロウソクの硬い物です。
歯科では患者さんの口の中の型を取って石膏を流し石膏模型で
患者さんの口の中と同じ状態を再現します。
その石膏模型の上にワックスで失われた歯をカービング(彫刻)し、
鋳型材に埋没(埋め込むこと)します。
それを700度の炉で焼却すると鋳型材の中にワックスで
彫刻された患者さんの歯と同じ空間が出来ます。
そこに金属を溶解し鋳込んで鋳造します。
これをロストワックス(精密)鋳造法と言います。
精密な鉄道模型でもロストワックス法は使われています。
小さいプラモの部品なら埋没、焼却すればプラは焼却すれば
溶けてしまいますので簡単に金属に変えることが出来ます。(*^^)v
では、なぜ歯科ではワックスを使うのでしょう?
それは、ワックスは700度で焼却出来ることと
細かい造形がしやすいという点にあります。
その彫刻性に着目して私はフィギュアの造形を手掛けていきます。
今日は、そのワックス・カービングの道具を紹介しましょうね。
<ワックスペン・プロⅡ>
ダイヤル 1(35度)、2(63度)、3(100度)、4(125度)、5(160度)、
6(188度)、7(210度)、8(230度)、9(240度)、10(255度)で
調節出来てペン先も15種類の形状が別売されています。
ちなみに、私は戦車の溶接痕の再現にも使っています。
<ワクサーポット>
このポットでワックスを溶かします。
ワックスの色の違いは硬さと彫刻性の違いです。
ワッサーポットとワックスペンはこのように机上に配置します。
<インスッルメント>
ワクサーポットで溶かしたワックスをワックスペンやこれらの
道具を使って盛ったり彫刻したりします。
これは、エバンス彫刻刀で片方が彫刻刀、もう片方は耳かきの
形状でワックスを掘ります。
こちらは、スパチュラ各種でワックスを盛ったりラインを入れたりします。
<アルコールトーチ>
これは、海外の造形師はよく使っているバッファローの
アルコールトーチでワックスの表面を均す時に重宝します。
この中にエタノールを入れて使います。
エタノールは一般に薬局で販売しているもので
アルコールランプに使うものと同じです。
※メタノールを入れると爆発の危険性があるので要注意のこと。
一応、日本ではこのバッファローのアルコールトーチの使用は
歯科医師、歯科技工士の資格を有する方に限定しますと注意
事項にありますのでそこのあーた、使ってはダメですよ。(爆)
これらの道具を駆使して造形→シリコーンで型取り→レジンに置換
年末にはオリジナル・フィギュアを完成したいものです。 |
道具紹介
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