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日本化学療法学会 抗菌薬使用の認定医・指導医を制度化 6月1日の学会総会で正式決定へ
日本化学療法学会は、抗菌薬の適正使用を推進するため、抗菌化学療法の認定医・指導医制度を設ける方針を決めた。臨床的に重要な細菌や、抗菌薬の科学的な使い方などをマスターした医師を養成し、感染症診療の向上と、抗菌薬多用による耐性菌の防止を図る。
6月1日の総会で正式決定する予定で、早ければ認定医は来年にも、指導医は年内にも第11号が誕生する見通し。
感染症関係の認定制度としてはすでに、日本感染症学会の「感染症専門医」や、ICD制度協議会の「ICD」(インフェクション・コントロール・ドクター=感染管理専門医)などがある。これに対し化学療法学会が新たに設ける認定医・指導医は、抗菌薬の適正使用に焦点を当て、感染症治療を重視した資格とする。
同学会は今秋から、「抗菌薬適正使用に関する生涯教育セミナー」を開催し、受講単位数が一定に達した医師を認定する方針。
現在の計画では、セミナー受講者のうち同学会会員は認定医、感染症専門医とICDの両方の資格を持つ会員は指導医とする。
認定医・指導医とも有効期間は5年間で、更新にはあらためて単位取得を求める。
セミナーは同学会の非会員にも門戸を広げ、受講修了者に修了証を付与する。
同学会の認定医・指導医制度を運営する審議委員会の三笠桂一委員長(奈良県立医科大感染症センター教授)は、「第1回セミナーは、抗菌薬の適正使用の観点から最低限知ってほしいレベルの内容にする。学会員だけでなく、抗菌薬を使用する機会の多い一般開業医や勤務医など多くの医師に受講してもらいたい」と述べた。
(Japan Medicine、2007年5月16日)
これまでにも、医師による抗生物質の不適切かつ安易な処方が、患者に副作用の害を与えるだけでなく、耐性菌の出現の原因となっていることが指摘されてきた。
日本でも、ようやく抗生物質を適正に使用するための知識を持つ医師に「認定医」を与えるようになるようだ。
ただ、米国の専門医や認定医の制度と比較すると、こんなに短期間で簡単に認定が貰えていいのだろうか、という疑問もある。
「抗菌薬適正使用に関する生涯教育セミナー」を開催し、受講単位数が一定に達した医師を認定する方針ということだが、認定試験もなく、セミナー受講だけで果たして知識が十分に得られたという確信は持てるのだろうか?
アメリカでは有り得ない。
これが日本の認定医や専門医の問題であろう。
日本には医療の質を保証する意識に欠けている。
また、日本感染症学会の「感染症専門医」や、ICD制度協議会の「感染管理専門医」などがあるが、わざわざ別の認定医を新設する意味が本当にあるのだろうか?
診療科名を集約化するのと同様に、乱立する意味の無い専門医制度やデグリーミルみたいな学会も統廃合し、国がもっとしっかり基準を設けて「医療の質」を保証できる制度に改編すべきである。
「抗菌薬適正使用に関する生涯教育セミナー」の意義は理解できるが、参加賞みたいなレベルの「認定医」は不要であろう。
それとも、そんな「おまけ」がないと受講者や学会入会者が増えないのだろうか・・・。
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薬への適切な知識、学習が必要な方が居るんですね。夏を控えて、救急講習の募集がありましたが、毎回参加する度に、こんな内容で、履歴書に記載できる物になるのか?? って考え込んでしまいます。名があっても実がなければ…ねぇ。
2007/5/28(月) 午後 10:57 [ 森羅・bang-show ]