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光化学スモッグで緊急警告 主成分の濃度25年間上昇 「中国が一因」と対策訴え
環境省所管の酸性雨研究センター(新潟市)は30日までに、光化学スモッグの主成分である地表付近のオゾン濃度が、日本全域で25年間上昇し続け、注意報の発令地域が拡大するなど深刻化しているとして、早急な対策強化を訴える緊急アピールをまとめた。
中国で原因物質の排出量が急増、日本にまで流入していることが一因とみられ、東アジア全体での排出量削減強化や、人の健康や植物への影響に関する調査が必要だと訴えている。
光化学スモッグの主体である地表付近のオゾンは、自動車の排ガスなどに含まれる窒素酸化物(NOX)や、ガソリンや溶剤に含まれる揮発性有機化合物(VOC)が、太陽光を受けて化学反応を起こすことにより発生。濃度が高くなると、肺の細胞を破壊する恐れがあるほか、植物の成長も妨げる。
アピールによると、オゾンを含む有害な光化学オキシダントの昼間最高値が毎年約1%のペースで上昇しているほか、注意報を発令した自治体も昨年、観測史上最大の25都道府県に拡大した。昼間に環境基準を超えた時間は、1985年は1年間の4・5%程度だったが、2004年以降は7%を超えている。
アピールは、原因物質の国内排出量が横ばいか減少傾向にある一方で、中国大陸から大気が流入する時にオゾン濃度が高くなることなどから、日本の地域的汚染で引き起こされているのではないことは明らかだとして、東アジア各国の協力による対策の強化を求めた。
▽地表付近のオゾン
地表付近のオゾン 排ガス中の窒素酸化物などが太陽光を受け、化学反応を起こして発生する物質で、光化学スモッグの主成分。
日本の環境基準を達成しているのは、1000カ所以上の調査地点の0・3%にとどまるなど汚染は深刻。
比較的低濃度でも長期間オゾンにさらされると健康に影響が出ることや、汚染レベルと死亡率に関連があることが指摘され、世界保健機関(WHO)は指針値を厳しくした。
(共同通信社、2007年5月31日)
違法製薬会社からの偽薬、有害物質混入の食品・医薬品などを輸出して問題視されている中国だが、輸出している問題はそれだけではないようだ。
偏西風に乗って中国の工場が排出した原因物質が日本にまで流入し、日本のオゾン濃度が高くなり、日本人の健康が脅かされている実態の一部が判明した。
報道のポイント:
1.光化学スモッグの主成分である地表付近のオゾン濃度が、日本全域で25年間上昇し続け、注意報の発令地域が拡大するなど深刻化している
2.原因物質の国内排出量が横ばいか減少傾向にある一方で、中国大陸から大気が流入する時にオゾン濃度が高くなることなどから、日本の地域的汚染で引き起こされているのではないことは明らか
3.中国で原因物質の排出量が急増、日本にまで流入していることが一因とみられ、東アジア全体での排出量削減強化や、人の健康や植物への影響に関する調査が必要
4.比較的低濃度でも長期間オゾンにさらされると健康に影響が出ることや、汚染レベルと死亡率に関連があることが指摘され、世界保健機関(WHO)は指針値を厳しくした
東シナ海での日本の地下資源の搾取など、中国には一方的にやりたい放題やられている日本だが、この問題も放置して許されるものではない。
環境省所管の酸性雨研究センターが出した「早急な対策強化を訴える緊急アピール」なのだから、日本政府がこの問題を知らないとは云えない状況になった。
日本国政府の対応に国民も注視すべきであろう。
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こんばんは。JAXAのHPでも「陸域間観測衛星・だいち」の分析で問題を指摘しているようです。科学的なデータも掲載されていたような・・・。
2007/6/4(月) 午前 0:49
何かの資料で昔、工業化が進み沢山の煙突が林立していた「霧の都ロンドン」の空気汚染を改善すべく、煙突の高さを上げたそうです。英国の空気汚染状況は改善された物の、煙突から出る煙は海を渡り、バルト三国辺りに影響を及ぼした―― 改めて地球環境は一国のみで進められるものではないと認識します。
2007/6/4(月) 午前 7:53 [ 森羅・bang-show ]