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トヨタ、GM抜き上半期の販売台数世界トップに
米ゼネラル・モーターズ(GM)は19日、1〜6月の世界販売台数が前年同期比1.7%増の467万3572台だったと発表した。
これを受けてトヨタは 20日、1〜6月の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む速報値)が8%増の471万6000台だったことを明らかにし、トヨタが上半期で初めて GMを抜いた。
トヨタは第1四半期(1〜3月)からGMを上回っており、年間ベースで初めて世界首位に立つ可能性が強まった。
ただ、両社の販売台数の差をみると、1〜3月は8万台程度だったが、1〜6月では4万台程度に縮小。国内販売で苦戦するトヨタを、新興国市場を中心に攻勢をかけるGMが追い上げている姿が浮き彫りになった。
トヨタは新潟県中越沖地震で一部の部品の供給が止まり、19日夕から国内全12工場の操業を停止している。北米躍進の原動力になったレクサスやプリウスなどの輸出拠点である主力工場のまひが長引くようだと、両社は年末まで小差の攻防を繰り広げる可能性がある。
GMは上半期、北米では前年同期比6.5%減と不振が続いたが、中南米やアジア太平洋地域で15%前後の販売増を確保し、全体を押し上げた。4〜6月の世界販売台数は0.4%増の240万5706台だった。
一方、トヨタは上半期の地域別の販売台数を明らかにしていないが、北米を中心とした海外販売が前年同期を15%程度上回る大幅な伸びを記録し、5%程度の落ち込みが続く国内販売の苦戦を補っている模様だ。
(朝日新聞、2007年07月20日)
自動車大国といえば、アメリカと云われてきた。
先の大戦後、自動車の品質や性能ではドイツのメルセデス・ベンツやBMWなどが世界をリードしてきたが、生産台数や販売台数などではアメリカが断トツであった。
日本の自動車は国際水準に満たないものだった。
それが、日本人の技術者達の努力の甲斐があり、日本車の品質と性能は着実に向上してきた。
1992年頃には、エアバッグを標準装備しないなど、アメリカ輸出用と日本国内用の同車種でも安全性に差を付けるという様な、日本の自動車会社や運輸省の安全性に対する考え方に問題があった。
しかし、自動車の質ではアメリカのものと対等以上になってきていた。
2000年頃には、アメリカにおいても、日本車イコール信頼性が高い、性能が良い、燃費が良い、といったイメージが定着している。
そして、イラク戦争開戦以降、アメリカではガソリンの販売価格が急騰した。
1996年には、1ガロンが僅か86セントだったガソリンが、
2007年の今日は、1ガロンが3ドル40セントもするのだから。
そういった、ガソリン価格高騰も、燃費がいい日本車の人気を後押ししてきた。
アメリカの自動車メーカーは、値引きや、アメリカ人の心情に訴えるような
「Buy American」という広告戦術、そして、アメリカ車も燃費が
いいですよ、といった類の宣伝をしつこい程に繰り返した。
それでも、日本車の人気は高い状況は変わらない。
そして、この「トヨタ、GM抜き上半期の販売台数世界トップ」という快挙である。
素晴らしいことだ。
今後も、「日本車イコール信頼出来る」というイメージを定着できるように頑張って欲しい。
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