医学と病気・医療と健康

雑事に忙殺されておりましたが、2年振りに再開しました。宜しくお願いします。

医療過誤情報

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病人を救うはずの医療によって逆に命を奪われたり、後遺症を負わされたりする医療ミス・事故などの紹介です。
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ファイザーに賠償求め提訴 試験薬でナイジェリア政府

ナイジェリア政府は4日、試験薬を投与された髄膜炎の子供らが死亡するなどしたとして、米医薬品大手ファイザーに対し損害賠償約70億ドル(約8500億円)を支払うよう求め、首都アブジャの連邦高裁に提訴した。

AP通信などが伝えた。

訴えによると、ファイザーは1996年、同国北部カノで、髄膜炎にかかった子供200人に抗生物質トロバンの試験薬を投与。うち11人が死亡し、後遺症があった子供らもいると主張。

ファイザーは試験薬と死亡などとの関連を否定している。

ナイジェリア政府は、ファイザーが当時、政府の承認なしに投与したとしている。

ロイター通信によると、米政府は97年、トロバンを大人に投与することを承認。しかし、子供への投与は認めなかったという。

(共同通信社、2007年6月6日)


製薬会社は、新薬などの臨床試験のデータを欲しいと思っているのが普通である。

しかも、先進諸国では困難な子供の臨床試験データとなると、喉から手が出るくらい欲しい筈だ。

何故なら、難病で他に治療法の選択肢が無い場合ならともかく、自分の大切な子供を新薬の臨床試験に使われることを同意する親などいないから、子供の薬の臨床試験のデータは殆どないに等しいからである。

今回は、アメリカ政府が1997年に大人に投与することを承認した「トロバン」という抗生物質を、ファイザーがナイジェリア政府の承認なしに、1996年に髄膜炎にかかった子供200人に試験薬を投与したとして問題となっている。

アメリカ政府は1997年の時点では、トロバンの子供への投与は承認していない。

という事は、何らかの有害事象が起こったか、安全性や有効性が確認出来ないなどの問題があったのであろう。

それを、米国政府が大人への承認すら認めていなかった1996年に、子供200人に試験薬を投与し、うち11人が死亡し、後遺症があった子供らもいるという。

モルモットにされたのであろうか。

そう思われても仕方の無い状況である。

事実関係は訴訟の判決が出る課程で明らかにされる事を祈りたい。

心配なのは、こう言っては申し訳ないが、ナイジェリアの国家としてのGDPやGNPよりも、ファイザーの利益の方が金額が大きい可能性は十二分にあるから、金の力で司法が影響されない事を願わずにはいられないという事だ。

体内にガーゼ置き忘れ 三重県立総合医療センター

三重県は6日、県立総合医療センター(同県四日市市)で2005年に手術をした30代の女性患者の体内にガーゼを置き忘れていたと発表した。

約7カ月後に手術で取り出し、女性の病状は安定しているという。

県によると、女性は05年10月に髄液を調節するバルブを右脇腹皮下に埋め込む手術をした。

しかし06年5月に、髄液の調節がうまくいかず、うみが確認されたので切開したところ、止血用のガーゼ(縦横30センチ)が直径約3センチの球状になって見つかったという。

同センターでは03年10月にも、手術前後のガーゼの確認不足で50代の女性患者の体内にガーゼを置き忘れ、翌日に取り出す事案があった。

(共同通信社、2007年6月6日)


県立などの公立病院の医師や看護師は公務員である。

そして、ややもすると「役人体質と成り易い」とも指摘されている。

今回は、2003年10月にも、手術前後のガーゼの確認不足で50代の女性患者の体内にガーゼを置き忘れ、翌日に取り出す事案があった、あの三重県立総合医療センターで、2年後の2005年10月に同様の止血用のガーゼ(縦横30センチ)を患者の体内に置き忘れる医療ミスを再発している事が発表された。

過去のミスから学んだ事は無かったのであろうか。

病院の医療過誤対策はどうなっているのであろうか。

医師や看護師などの職員の医療過誤に対する意識や自覚はどうなのであろうか。

職員の士気や責任感はどうなのであろうか。

専門職としての誇りや使命感はどうなのであろうか。

また、勤務状況や環境、待遇などはどうなのであろうか。



再発防止の為に、何が原因だったのか、真摯に精査する必要があると思う。


ガーゼを取り出す手術によって患者は新たなリスクを負うことを考えると、こういった「うっかりミス」は、専門職である医療従事者として恥であると自覚しなければならない。



だが、残念なことに日本の医療過誤においては、「単純ミスが多い」とハーバード大学助教授であった李啓充医師は指摘している。


「医療事故がとまらない」(毎日新聞医療問題取材班、2003年12月22日、集英社)という本の記述から一部を抜粋して紹介すると:

ドイツには「医師職業裁判所」があり、例えば、病理検査の結果を無視して必要のない手術をした医師が免許を剥奪されている。

だが、日本では同様の事があっても医師は何の咎めを受けることもなく診療を続けていけるのである。

患者や家族は医療ミスだけで傷付く訳ではないのだ。

こういった報道されて世間に知れた医療過誤は極一部であり、大部分の医療ミスは隠蔽されている可能性が高い。

そして、医師から医療事故の説明を拒否されたり、暴言を吐かれて、二重に傷付く事例が相次いでいる。

医師の心無い言動にショックを受け、事故を思い出すだけで錯乱したり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)状態に陥る深刻なケースもある。

という事だ。


日本は医師が過剰に保護されていて、医療の質を問うシステムがない。

強姦や殺人などの犯罪で有罪になって医道審議会から医師免許剥奪の処分を下された医師はいても、医療過誤で患者を殺しても医師免許剥奪になった医師はいないのである。



そういった過保護が、単純医療ミスを繰り返す原因の一部ではないかと思われる。

患者を殺しても、患者を傷付けても、医師は痛みを感じていないように思われる対応が散見される。

信賞必罰で、不良医師には厳罰を与え、優秀な医師には相応の報酬や名誉を与えるべきであろう。

厳罰制度を導入しても、患者の為に日々学識と技術を磨き、誠心誠意医療に尽力している優れた医師には全く害はない筈だ。

厳罰制度を導入されて困るのは、リピーター医師、精神的問題を持つ医師、そして金の為に違法行為を働く医師など不良医師だけである。


患者の命と健康、そして幸せに生きる権利を守るためにも、日本にもドイツのような「医師職業裁判所」の制度を導入すべきであろう。

病院の過失認定、賠償命令 新生児のMRSA感染

神戸市須磨区の国立神戸病院(現・国立病院機構神戸医療センター)で、二女(13)が生まれた直後にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染して足に障害を負ったのは、病院側の過失が原因として、両親と二女が約3400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で神戸地裁は1日、病院側に約2100万円の支払いを命じた。

判決理由で亀田広美(かめだ・ひろみ)裁判長は「(二女に感染の症状がみられた後)医師は適切な治療を行う注意義務を怠っており過失が認められる」と述べた。

判決によると、二女は1993年7月、同病院で生まれ、間もなくMRSAに感染。

感染が原因で両ひざに化膿(かのう)性関節炎を発症し、両足の長さに差が出るなどの障害を負った。

(共同通信社、2007年6月4日)


両足の長さに差が出るなどの障害を負ったということだが、将来的に成長期などに突発性側彎症などを誘発しなければよいが、と危惧を覚える。

しかも女児ということであるから、外観なども年頃になれば気になるでろう。

こういった院内感染や、その後の処置に過失などがないようにしなければならない。

原因の追求と、感染経路の解明、再発防止策の策定などに早急に着手して頂きたい。

イレッサ副作用死706人 02年7月の販売開始以降

肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の投与による副作用と疑われる症例が、2002年7月の販売開始から今年3月末までに1797件報告され、死亡が706人に上ったことが、厚生労働省のまとめで1日、分かった。
 
小池晃参院議員(共産)の質問に対する答弁書で明らかにした。

2006年度の1年間で、イレッサの副作用とみられる症例は166件、死亡は63人増えた。

輸入販売元のアストラゼネカ(大阪市)からの急性肺障害や間質性肺炎の副作用報告を基に集計した。

厚労省は答弁書で「イレッサを使用したことで重大な副作用が発現することがあると認識している。今後も業者からの報告などにより知見を集積、内容を踏まえて安全対策を講じたい」としている。

(共同通信社、2007年6月1日)


朝日新聞ジャパン・アルマナック2004によると、

主要死因別の死亡率(人口10万対)における「癌」は、

1950年は、77.4で・・・

1985年は、156.1となり・・・

1995年は、211.6に達し・・・

2002年は、241.5と増加(悪化)の一途を辿っている。


2002年の癌による死亡者は、30万4286人であり、2位の心臓病、3位の脳卒中に大差を付けて1位となっている。(但し、日本には医原病による死者数の統計がないので、暫定1位とも言える)


また、子宮頸癌、乳癌の5年・10年生存率が向上する中、肝臓癌、肺癌、食道癌などは生存率が低く、有効な治療法が無い状態と言える。


そんな中での、世界に先駆けて日本だけが独断先行で承認した「肺がん治療薬イレッサ」だったが、

結果は「勇み足」だったのではないかとすら云われており、評価は割れている。

2002年7月の販売開始から今年3月末までに副作用と疑われる症例が1797件報告され、死亡が706人に上った。


厚生労働省は「今後も業者からの報告などにより知見を集積」などという製薬会社による調査を信じている場合ではない。

医療機関に情報の提出を義務付けるなどして、直接データを収集する必要がある。

製薬会社経由では、データを捏造される危険があるからだ。


これらのデータから判明したことは、

癌で死亡する患者の数や死亡率は、悪化の一途を辿っているということである。

そのうえ、癌の治療薬でも患者が死んでいるということである。


やはり、癌にならないように「予防」が重要である。

カテーテル誤縫合で手術後に出血死、医師を書類送検へ

群馬大医学部付属病院(前橋市)で2006年6月、群馬県内の70歳代の男性患者が心臓手術後に大量出血し、死亡した事故で、同県警は今月中にも、執刀した循環器外科の40歳代の男性医師を業務上過失致死容疑で前橋地検に書類送検する方針を固めた。

調べによると、男性患者は同年6月上旬、心臓の弁が正常に動かなくなる心臓弁膜症の手術を受け、医師は手術後の縫合の際、血液の状態を確認するために心臓に挿入していたカテーテル(直径3〜4ミリの管)を誤って心臓に縫いつけた。

医師は手術翌日、レントゲン撮影でカテーテルの位置が違うことに気づき、確認しようとしたところ、誤ってカテーテルを動かして大量出血させ、男性を8日後に死亡させた疑いが持たれている。

(読売新聞、2007年6月8日)


このブログを創めて、医療過誤の報道を記事にしてきたが、どうも群馬大医学部付属病院という病院名をしばしば目にするような気がする。

今回の報道も、その群馬大医学部付属病院において起こった医療事故である。

医療事故・医療過誤というものは、医師の未熟やミスなどによって引き起こされるが、
故意に行ったものではない上、手術の内容などによっては難易度が高く、
最善の注意を払っていても運悪く事故が起こってしまう場合もある。

そういった「避けようが無い事故」は情状酌量の余地があるが、

本件のような「うっかりミス」は手段を講じてでも減らして行かなくてはならない。

ましてや、しばしば事故を起こす病院は尚更である。

医者は患者を助けて当たり前、助けられなければ恨まれるという、厳しい職業なのである。

それは仕方が無いことなのかも知れない。

患者は常に医者に100%を要求してくるのだから。


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