医学と病気・医療と健康

雑事に忙殺されておりましたが、2年振りに再開しました。宜しくお願いします。

医療人犯科帳

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医療に係わる者による犯罪を紹介します。
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治療と偽り中3女子触る 接骨医院の院長を逮捕

神奈川県警座間署は8日、治療と偽り中学3年の女子生徒(14)の下半身を触るなどしたとして、準強制わいせつの疑いで、同県座間市ひばりが丘2ノ22ノ13、接骨医院経営金井国雄(かない・くにお)容疑者(56)を逮捕した。

金井容疑者は「触ったことは間違いない」と認めているという。

調べでは、金井容疑者は7日午後3時40分ごろ、突き指の治療で来院した女子生徒に「ちょっと横になって」と言って診察台に寝かせ、下半身を触るなどした疑い。

帰宅後に生徒が泣いているのを不審に思った母親が尋ね、同署に届けた。

(共同通信社、2007年5月9日)



まったく呆れてモノが言えない事件がまた報道されている。

先日も、整形外科医院に勤める柔道整復師が、治療と称して女性高校生患者の下腹部の写真などをデジカメで撮影したとして逮捕された報道があったばかりだというのに、また柔道整復師によるわいせつ事件である。

( http://blogs.yahoo.co.jp/realmedicine101/46753873.html ) 

大体、突き指の治療で何故に診察台に寝る必要があるのか・・・

そして下半身を触る必要があるのか・・・

これは治療などと呼べるモノではなく、完全にわいせつ目的の行為であると言えよう。



帰宅後に生徒が泣いているのを不審に思った母親が尋ねたということだが、どんな気持ちだったことだろう。

信頼して治療を受けていた先生に、そんな下衆な行為をされて・・・

さぞや恥ずかしかったであろう・・・

悔しかったであろう・・・

情けなかった、そして怖かったであろう・・・。

こういった男からは早急に免許を剥奪しなければならない。



さて最近、医療に関する報道に対し、当ブログを訪問して下さる医師の先生方からよく指摘される事に「不正確な報道」がある。

今回のこの報道もそうである。

それは、「接骨医院の院長」や「接骨医院経営」という部分である。

接骨というのは「ほねつぎ」または「柔道整復」という医療類似行為をいい、柔道整復師という免許を受けた施術者が行うものである。

柔道整復師は医師ではない。

従って、「接骨医院」というのは間違った表現である。

正しくは「接骨院」または「整骨院」となり、「医」という文字を使えないものである。

「接骨医院」と報道すれば、一般の患者は、柔道整復師が医師の一種であるかのように誤解する可能性がある。或いは「接骨院」を病院や医院の一種であると間違って理解する危険がある。

正しい表現、正しい報道に努めて頂きたいと思う。

それが使命なのだから。

無資格で性感染症検査 クリニック経営者ら逮捕

医師資格がないのに性感染症検査を繰り返したとして警視庁浅草署は11日、医師法違反(無資格医業)の疑いで、婦人科診療所経営の内田洋一(うちだ・よういち)容疑者(41)=東京都葛飾区奥戸5ノ13ノ1=と、従業員の山下清(やました・きよし)容疑者(51)=同足立区千住緑町3ノ19ノ19=を逮捕した。

調べでは、内田容疑者は東京都台東区千束3丁目で「慶愛クリニック」を経営。両容疑者は、2005年1月から06年4月にかけて、医師の資格がないのに、風俗店で働く25-45歳の女性5人に対して計8回にわたり、性感染症検査のための内診や採血をした疑い。

内田容疑者は「一切知らない」と容疑を否認しているが、山下容疑者は容疑を認めている。

同クリニックでは美容外科も行っており、医師も勤務していたという。浅草署は無資格検査が行われた経緯について2人を追及する。

( 共同通信社、2007年4月11日)


厚生労働省は4月1日、同省のホームページ上で、医師と歯科医師について、資格の有無をインターネットで確認できる検索システム( http://licenseif.mhlw.go.jp/search/ )の運用を始めた。

そのホットな情報が報道されたのが翌日の2日、そして11日のこの報道である。

早速にも患者が資格の有無をインターネットで確認したのかも知れない。

だが、この方法だけでは、結局は診察を受ける前に医師免許を持った医師かどうかを確認することは出来難い。

アメリカでは州にもよるが、原則として患者の見られる場所に医師免許の掲示を義務付けされていたり、顔写真入りのネームバッジを付けていたり、白衣に病院名、氏名と、医師のタイトル、放射線科専門医などと刺繍がされているものを着用するのが一般的である。

そうであれば、患者は自分が診察なり治療なりを受けている医療従事者が何者かが分かり安心し易い。

日本では、一部の病院では名札を付けている場合もあるが、名前だけなど情報が少なく、又、全ての医療機関で実施されていないので、アメリカの方法を参考にして法制化するべきであろう。

また、上記の「医師等資格確認検索」のサイトにしても、検索には氏名が漢字まで正確に入力しなければならず、大変に不便である。その上、検索結果も職種(医師か歯科医師)、氏名、性別、登録年、そして備考となっているが、同姓同名の医師が表示された場合で登録年が近い場合などは、備考に行政処分が表示されていても、それが果たして自分が探している医師なのかどうかが分からない事も予想される。使い難く、情報が少ない、改良の余地が多々ある検索システムといえよう。

私の開業する州の医師などの資格確認サイトの場合は、検索し確認したい医師などの姓または名を入力し、医師や歯科医師などの職種を選択して検索ボタンをクリックすると、名前が正確でなくても似た名前を検索して表示してくれる。大変検索し易く、親切である。

そして、表示される情報は、免許者の氏名とタイトル(例:○●□ △▲MD)、免許番号、免許状況:有効か失効か、居住地(州と市まで)、免許年月日、現行免許の有効期限、処分暦などがある。

ここまで表示されれば、個人を特定するのは容易であるし、だからといって医師のプライバシーを侵害するような事も無い。そして、病院の待合室や診察室などに掲示されている免許証が本物であり有効であることが確認できる。その為に、免許証に州政府の「医師等資格確認検索」のサイトのURLが明記されている徹底ぶりである。

比較すれば、日本は医師の権利ばかりが優先されているのか、患者の知る権利が保護されているとは言い難い状況である。更に改善して患者の権利を守る、安心して医療が受けられるようになるシステムにしていかなければなるまい。

だが、「医師等資格確認検索」が作られただけでも、閉鎖的な日本の医療行政からすれば革命的な第一歩であった事は事実であろう。

今回の事件が、この検索システムの手柄かどうかは不明だが・・・。

更なるシステムの改良が待たれるところだ・・・

多分なかなか改良しないだろうけど・・・

腰の重い国と役人だから・・・

医師会の抵抗もあるだろうし・・・。

でも、こういったシステムは医師会にもメリットがある筈なんだけど・・・。

医療資格ない中国人留学生、実習で縫合担当…東京医大病院

東京医科大学病院(東京都新宿区)で、医療行為を行う資格のない中国人留学生に、手術時の縫合などを行わせていたことがわかった。

同病院は、「留学生が中国の医師免許を持つ大学院生だったため、実習なら構わないと誤った判断をしてしまった」などと理由を説明。「患者の身体への影響はない」とも話しているが、厚生労働省では「事実なら医師法違反となるケース。事実関係を把握したい」としている。

同病院によると、留学生は2005年10月、同病院で研究を行う研修員になった後、昨年春に同大大学院に入った。その後、同病院の産科婦人科の臨床実習に参加。今年1月までに、産科婦人科の内視鏡手術59例に助手として加わり、このうち半分くらいのケースで縫合を担当したという。

医師養成を目的とする医学部の学生については、指導医の監督の下で、縫合も含め、医療行為にあたる臨床実習を行うことが認められている。しかし、研究部門である大学院は、日本の医師免許を持たない大学院生に臨床実習を行わせることはできない。

外国の医師資格をもつ留学生については、本国での3年以上の診療経験などを条件に、厚労省が、日本の医師とほぼ同様の医療行為を行うことを許可する制度があるが、この留学生の場合、中国での診療経験が3年に達していなかった。

同病院では今年1月、留学生の臨床実習が無資格状態である可能性に気づき、産科婦人科に中止を指示した。他の診療科では同様の事例はなかった。

厚労省は「大学病院がそんな間違いをするとは信じられない」としている。

(読売新聞、2007年5月2日)


恐ろしいニュースである。

アメリカでは、州や大学にもよるが、大抵の場合は中国の医師を認めていない。

私の卒業した大学では、中国で中医師(DOM)を取得した日本人が入学申請をしたが、その単位を一切認められず、入学許可を得る為に米国の一般大学で必要な科目と単位数を満たした学士号(BS)を取得するように指示された例もある。

それは、中国の教育制度と米国のそれとの差など、レベルに差がある事などが主な理由ではないだろうか。

確か中国では、医師になるには西洋医学医師(MD)も中国医学医師(中医師、中国ではMD)も高校卒業で入学し、大学教育は5年間であったと思う。

日本では、医師(MD)は大学医学部、医科大学などで6年間である。

アメリカでは、医師(MD)は、高卒後に一般大学で予備医学過程4年間(学士、BS)を先ず卒業し、医学学校入学試験を経て入学が許され、医学校で4年間と合計8年間の大学(大学院レベル)教育である。

つまり、国によって医師の教育年限やレベルが違うのである。

教育年限だけみても、アメリカの8年、日本の6年、中国の5年間の大学教育、といった差がある。

そういった事情からも、中国人留学生の知識や技量が日本のそれに適合しているかどうか、又、それが合法かどうかを確認せずに、この中国人留学生に手術で縫合をさせたのは軽率であったといえよう。

もし、縫合の際に医療過誤を起こし、それが運悪く重大な状況を引き起こして患者が死亡するなどして表面化していたら、病院長の首や学長の首も危うくなっていたかも知れない。

今回は幸いにも、事故は報告されておらず、病院が留学生の臨床実習が無資格状態である可能性に気づき、産科婦人科に中止を指示した、という事だった。

事前に確認していれば好ましかった事件と言える。

日本では近年、中国人による犯罪が多発し、治安の悪化が懸念されているが、今回は日本人のミスによって中国人に違法行為をさせた事例である。

再発防止を他の大学病院を含めてお願いしたい。

治療と称し女子高生らの裸撮影、接骨師の男逮捕

東京都練馬区の整形外科に接骨師として勤務する男が、治療と称して女子高生ら患者の裸をデジタルカメラで撮影していた事件で、警視庁捜査1課と石神井署は30日、準強制わいせつの疑いで、同区西大泉、元柔道整復師、小貫雅彦被告(45)=別の準強制わいせつ罪で起訴=を逮捕した。

「患者がかわいかった」

押収したパソコンからは保存された多数の女性の裸の画像が見つかっており、捜査1課で余罪を追及する。

「一昨年秋ごろからマッサージと称して撮影した。患者がかわいかったので何度も撮った」と容疑を認めているという。

調べでは、小貫容疑者は平成17年11月〜今年2月、治療に訪れた埼玉県内の女子高生(16)を治療と誤信させて診療用のベッドに寝かせ、下着をずらすなどして胸や下半身を撮影した疑い。さらに昨年1〜7月、都内の女性(38)にも同様の手口で下半身を撮影した疑いが持たれている。

(産経新聞、2007年04月30日)


また女性患者が被害者となる事件が起きている。

以前も産科医がわいせつ行為などで逮捕された事件を記事で紹介したが、今回は柔道整復師が患者を裸にしてデジタルカメラで撮影していたわいせつ事件である。

整形外科領域において、患者を写真撮影する事は稀であろう。

例えば、脊柱側湾症の女児などの場合に、モアレトポグラフという写真を撮影し、体の歪みや筋肉の盛り上がり方などの状態を等高線のようにして表す写真を撮ることはあるかも知れない。

また、骨折の場合に、転位や変形、腫脹などの所見を写真撮影で残す事もあるかも知れない。

だが、そういった特別な場合を除き写真撮影をする事はない筈だし、「治療」として行う事は有り得ない。写真撮影が治療なんて事は無いのだから。

勤務先の整形外科の院長などは、信用を失墜され憤慨して、また患者に申し訳なく思っているであろうが、管理者責任は問われるであろう。

患者の女性も、「おかしい」と思ったら、「カルテのどこにその処方や指示が書かれているのか見せて欲しい」などと、根拠を糺す(ただす)ことが必要であろう。或いは、「女性の看護師さんを呼んで立ち会って欲しい」というのも良いであろう。

本当に医学的或いは研究当の為に必要な写真撮影であれば、患者に説明して「同意書」にサインさせる筈だし、看護師などの立会いも問題にならない筈である。

転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出

奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、高崎実香さん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、高崎さんの診療経過など極めて詳細な個人情報がインターネット上に流出していることがわかった。

情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、同じ内容が、医師や弁護士など、かなりの数のブログに転載されている。

遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく対処を町に要請した。遺族は条例違反(秘密漏示)などでの刑事告訴も検討している。

書き込みは、昨年10月に問題が報道された翌日から始まった。仮名で「ソース(情報源)が確実なきょう聞いた話」「この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました」などとして、最終月経の日付から妊娠中の経過、8月7日に入院して意識不明になるまでの身体状況や検査値、会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容を複数回に分けて克明に書き込んでいた。

この中には、入院前の記録など、当時、遺族が入手していなかった内容や、医師の勤務状況など病院関係者しか知らない内容も含まれていた。

石川弁護士は「主治医と家族のやりとりを近くで聞いていた人物としか思えない書き込みもある。許しがたい」と批判している。

遺族は「あまりに個人的な内容で驚いた。患者の情報が断りもなく第三者に伝わるなら、診察室で何も言えない」と話している。

大淀病院の横沢一二三事務局長は「高崎さんが入院した日に病院にいた職員を対象に聞き取りをした。全員が『情報を漏らしたことはない』と答えたので調査を終えたが、遺族の弁護士には伝えていない。掲示板の運営事業者への照会などは思いつかなかった。再度検討する」と話している。

(読売新聞、2007年4月29日)


なんという事であろうか・・・

患者の個人情報である診療経過などが、「転載して結構です」などとしてインターネット上に流出しているというのだ。

特に問題なのは、「情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が書き込んだとみられ」と報道されている点である。

これが事実ならば、情報を最初に漏らした者は「医師」ということになる。

軽蔑に値する卑しい行動と非難されて然るべきであろう。

もし犯人が医師であったならば、患者、しかも死者を卑しめる「非人間的、非人道的」な者として、医師免許剥奪の上、懲役刑などの厳罰が相応しいと思う。

同じ医療従事者として、この様な者がいることを恥ずかしく思う。

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