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新たな薬価制度案を発表 製薬企業の業界団体
製薬企業の業界団体である日本製薬工業協会は11日、新たな薬価制度案を発表した。
新薬の研究開発費を早期に回収できるようにする狙いがある。
「企業の開発意欲を高めることで優れた薬が出ることは、患者の利益にもつながる」(広報担当)と説明している。
この制度案では、医薬品の公定価格(薬価)を製薬会社が届け出た価格を軸に決めることや、薬価を特許期間中に維持する代わりに特許が切れた薬を一定幅値下げすることなどを柱としている。
現行制度は、既存の類似薬の薬価を基に、厚生労働省が有用性などを評価して決めているものの、製薬会社側には価格が抑えられているという不満が出ている。
(共同通信社、2007年7月12日)
製薬産業は、全世界で約44兆1320億円の巨大市場 ($1=¥110)(2002年度)
日本の医薬品国内総生産額は、約6兆4893億円で、日本の医薬品産業は世界市場の13〜14%を占め、世界第二位の市場規模
高い付加価値で利益を上げる医薬品
1.産業別研究費の対売上比率
医薬品工業: 8.58%
精密機械工業: 6.42%
自動車工業: 3.83%
2.研究費伸び率
医薬品工業: 15.1%増
精密機械工業: 約10%増
自動車工業: 約10%増
3.産業別付加価値率統計
医薬品工業: 37.5%
コンピュータ・電気機械: 19.5%
自動車工業: 15.2%
4.産業別利益率
医薬品工業: 20%
電子機器: 6〜7%
自動車工業: 6〜7%
(荒川博之:最新医薬品業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本. April 5,2004.第一刷.秀和システム.)
と、上記のように製薬産業はぼろ儲けの状況にある。
その潤沢な資金を背景にして、政治家へのロビー活動や、
医師へのMRらによる接待などで、医薬品の使用は増加の一途を辿っている。
しかし、病気も病人も減っていない。
病気を治していないのに、まだ儲けたいのか。
国民医療費は、1965年は1兆1224億円であったものが、2001年には31兆3234臆円と27.9倍に激増。
(朝日新聞ジャパン・アルマナック2004:2003年11月30日.第一刷. P27-35. P194-203.)
医療費の高騰は、国家の財政を圧迫している。
だが、製薬会社は自分達の利益しか考えていない。
たった6%の医薬品の宣伝材料しか根拠がない 。
(British Medical Journal, February 28, 2004, p. 485.)
そして製薬会社は、テレビ、雑誌、インターネットなど様々な媒体に広告を垂れ流し、一般市民をマインドコントロールしている。
だが、上記の調査では、その広告の殆ど(約94%)は科学的根拠がないとされている。
毎年十万六千人が医学的には正しく処方された薬が原因で死亡している。
(Lazarou, J.: Journal of American Medical Association 279(15): 1200-1205)
千六百万人が、処方された薬の副作用で入院し、十六万人がその副作用が原因で死亡している。
毎年十八万人が医師が原因の傷害で死亡している。
これは2日に3機の割合でジャンボ・ジェット機が墜落し乗客乗員全員が死亡しているのと同等の人数だが、もしある航空会社がこんな記録を持っていたら貴方はその航空会社の飛行機に搭乗するだろうか?
(Leappe, L.L.: Journal of American Medical Association 1994, 72(23): 1851-1857)
それだけではない。
上記の論文のように、医薬品の副作用によって千六百万人が入院し、
十六万人がその副作用が原因で死亡している。
毎年十万六千人が医学的には正しく処方された薬が原因で死亡している。
というように、医薬品によって多くの患者が救われるどころか、逆に死亡しているというのだ。
これらの情報は米国などのデータだが、日本ではこういった研究も立ち遅れているので、
更に悪い結果になる可能性も否定出来ない。
恐ろしい副作用に関しては沈黙を保ち、闇に葬り、
都合の良い情報は根拠がなくても大々的に広告する。
そして、更なる金儲けを企てる。
これでいいのだろうか。
この方法で健康になれるのだろうか。
熟考しなければならない。
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