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9割近い医療機関で検出 多剤耐性緑膿菌で調査
複数の抗生物質が効かない多剤耐性緑膿(りょくのう)菌が医療機関の9割近くで検出されていたことが、厚生労働省研究班が実施した調査で15日分かった。
多剤耐性緑膿菌は、抵抗力が弱い入院患者や高齢者が感染すると、肺炎などを起こし死亡するケースもある。
研究班は全国の約540施設を対象に、2003年から06年6月までの3年半の間に病院内で多剤耐性緑膿菌が検出されたかどうかアンケートを実施。回答のあった339施設のうち、86%に当たる291施設で検出されていた。
菌の検出数と患者数について03年と04年以降を比較したところ、急激な増加傾向はみられなかった。菌が検出された患者数は、年間1000病床当たり平均2.8-4.6人。大半の施設は1000病床当たり数人程度だったが、中には100-150人に上る施設もあった。
調査した国立国際医療センター研究所の切替照雄(きりかえ・てるお)部長は「病院内での多剤耐性緑膿菌まん延を阻止したケースをみると、病院長がリーダーシップを発揮して克服している。感染患者を個室管理することと、水回りや汚物処理室の衛生管理が重要だ」と話している。
(共同通信社、2007年3月16日)
この報道から考えれば、入院設備のある医療機関の殆どで、複数の抗生物質が効かない多剤耐性緑膿菌に感染する可能性があるということだ。
従って、大切なことは3つある。
1.これ以上に多剤耐性菌を出現させないよう、医師は適正な抗生物質の使用に心掛け、薬の乱用を止める。
2.医療機関は、消毒などを徹底し、感染防止のための処置や、感染確認後の対応策などを準備・実行する。
3.一般の人は病気の予防に努める。
それぞれの立場で出来ることから実行したいものだ。
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