医学と病気・医療と健康

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理系白書’07:第1部・科学と非科学 私の提言/上 池内了・総合研究大学院大教授

<社会の中へ>

第1部「科学と非科学」では、科学的な雰囲気をまとう「ニセ科学」の実態などを描きながら、信じてしまうからくりや、科学との違い、見極め方について考えてきた。社会はどう向き合えばいいのだろうか。識者に聞く。

◇「中立」踏み越え警告を

今の社会には「科学がすべてを解明してくれる」と誤認している人が多い。確かに科学は生活の役に立ってきたし、寿命も延ばしてくれた。ここに誤認のもとがあるようだ。科学にも解決できないことはたくさんある。にもかかわらず、科学が答えを出してくれるに違いないと考えている。

ダイエットにしても健康にしても、1日で手に入るわけはない。だが「手っ取り早く結果がほしい」との気持ちはあるし、時間に追われる現代人はコツコツ努力するという考えが希薄になっているようだ。科学的な装いで人々の気を引こうとする疑似科学ビジネスは、ここにつけ込んでいる。

人は生きていれば「山」もあれば「谷」もある。谷のときには「このまま不幸が続くのではないか」と不安になり、先行きを照らしてくれるものに頼りたがる。それは占いだったり、幸運グッズだったり、疑似科学ビジネスだったりする。

占いやおみくじは個人の楽しみの側面もあるが、疑似科学ビジネスは科学的な効能をうたうだけに悪質だ。証明されていなくても、「まだ研究中であり、害はない」と言い訳する。

被害は、だまされて金銭的に損をしたというだけにとどまらない。明確でない科学的効能を人々がどんどん信じていくことにより、いろいろなことを吟味せずに受け入れ、無条件で信じることに慣れてしまう。疑うことを知らない人は政治的な主張も無条件で受け入れるようになるのではないか。悪くするとファシズムを生む土壌になりかねない。

「疑う」ことにはエネルギーがいる。信じて受け入れる方が楽だ。だが、この「しんどさ」が一番大切だと思う。与えられた情報に簡単に同意せず、批判的に考えてみることが、正しい判断や選択につながる。

私は科学者たちに「社会のカナリア」になってもらいたい。昔、炭坑にはカナリアを入れた鳥かごを持って入った。カナリアは微量な有毒物質にも反応し鳴き声を上げ、人を危険から救った。科学者は少なくともある程度、疑似科学が持つ「いかがわしさ」を見抜く目を持っている。科学者は炭坑のカナリアのように、いち早く鳴き声を上げ、社会に警告を発してほしい。

私は、親類から新商品について「買っても大丈夫か」と相談を受けることがある。「やめた方がいい」とか、「効果があるかどうか分かる数年後に支持されているようだったら、検討してはどうか」と話し再考を勧める。多くの科学者は、いかがわしさを証明することを面倒がり、声を出してこなかったが、全国の科学者が身近な人々に語りかけることから始めてほしい。

科学は本来、「価値中立」と言われる。科学者が生み出す成果に善悪はなく、使い方によって良くも悪くも働くという意味だ。科学者は、その使われ方を見ればどんな方向へ進むのか判断できる。誤った方向へ進もうとしていることに気付いたなら、「中立」の立場を踏み越えてでも問題を指摘し、危険性を社会に警告すべきだ。

■人物略歴

◇いけうち・さとる

44年生まれ。72年京都大大学院理学研究科博士課程修了。国立天文台教授、名古屋大大学院教授など経て、06年から現職。専門は観測的宇宙論、科学・技術・社会論。

(毎日新聞社、2007年3月14日)


あるある大事典IIのように、医師や専門家を引っ張り出して視聴者を安心させ、実はコメントを勝手に書き換えていたり歪曲していたり、データも改竄・捏造という、科学的な調査を装った「インチキ」であったことが表面化し問題になっている。

それ以外でも、水のクラスターを云々という電解水や、マイナスイオン商品など、グレーゾーンにありながら商売をしているものも多い。

何をして科学とし、何をして科学と認めないか、その定義が一般には分かりづらいのも問題であろう。

また、仮に科学だとしても、「では科学は完璧で常に正しいのか」という問題もある。

健康という生命に関する分野では、科学は未熟なままである。

人類は未だに人体の解剖学ひとつとっても完全に理解していない。

アメリカという世界の科学の中心となる国を見ても、科学が万能でないことは明白である。

1945年に大東亜戦争が日本の敗戦で終結し、マッカーサー元帥率いるGHQ(ゼネラル・ヘッド・クオーター:日本風に言えば大本営)が日本を占領・統治した。

その当時、日本の「鍼灸」がGHQから「科学的ではない、未開の宗教的な似非医療」そして「東洋の悪習」として廃止を命ぜられ、存続の危機に直面した。

今日では、鍼灸はその効果と価値が認められ、鍼灸修士号のレベルの教育を受け、鍼灸師の免許が与えられるなど、アメリカでも普及しつつある。WHOが医療として評価し、欧州でも医師が鍼灸を取り入れて臨床し研究もされている。

「カイロプラクティック」はアメリカ発祥の医療でありながら、西洋医学とは異なる視点で人体と健康を捉えていることから「インチキの似非医学」として医師から誹謗・中傷・妨害・迫害を受けて来た。

しかし、カイロプラクティック側がアメリカ医師会を訴えた訴訟で、1987年にアメリカ医師会が全面敗訴の判決を受けてから、カイロプラクティックは患者の支持だけでなく、公的にも社会的地位を向上させた。

また、アメリカ、英国、カナダ、ニュージーランド等の政府の調査でも、安全性と効果が確認され、医療のメインストリームになりつつある。

WHOにも医療として認定され、アメリカ政府の「成人急性腰痛のガイドライン」では、西洋医学の治療よりカイロプラクティックの方が安全・効果的として推奨されている。

鍼灸やカイロプラクティックは、共にアメリカ政府としては「非科学的」として認められなかった医療である。

それが、今日では様々な研究による論文などで「安全性と効果」が証明され、特定の疾患などでは西洋医学よりも優位性が証明されている。

鍼灸もカイロプラクティックも基本的には変わっていないのに、何故だろうか?

それは科学が発達・進歩したことで、科学の側の変化が、鍼灸やカイロプラクティックという「非科学的」と烙印を捺されて来た医療が、実は「科学」であり「優れている」ということが理解できるようになったのである。

また、逆に「科学的」と信じられて来た西洋医学が、「その医療行為の大半が科学的根拠がない」ということも判明している。

では、鍼灸やカイロプラクティックは完璧で西洋医学よりも優れているのか、と云えば、そうは言えない。人間の考え出したものであり、人間が行う以上は限界がある。

従って、西洋医学も、鍼灸も、カイロプラクティックも、それぞれに長所と短所があるのであり、一つは他のものより優れているとは言えないのである。特定の疾患や症状に対する効果という意味では、ある医療が他の医療より優れていることはあるが。

例えば、骨折や火傷などの外傷には西洋医学の独壇場である。

この記事でも分かるように、科学は重要であるが、まだ未完成の未熟な人類の知識によるものであるから、過信せず、自分でよく考えてみる事が大切であろう。

科学と非科学(似非科学)は、今後も問題として残るであろう。

国は、その問題解決のために調査・研究を推進しなければならない。

国民は、自分の身は自分で守るという気概を持ち、変な宣伝や情報に惑わされないように気をつけたい。

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健康情報番組:専門家出れば半数が信用 納豆買った…15%----研究所アンケート
 
◇「あるある」で納豆買った…15%

テレビの健康情報番組に専門家が登場して解説すると、「その内容を信用する」という人が半数近いことが、シンクタンク「未来工学研究所」(東京都)のアンケートで分かった。

納豆のダイエット効果を巡るねつ造が発覚、放映が打ち切られた関西テレビの「発掘!あるある大事典2」では、専門家のコメン トがでっち上げられたり、不適切に使われていた。また、3人に2人は健康情報番組で紹介された食品を買ったことがあった。

調査は「あるある」のねつ造が発覚した後の2月中旬に、インターネット上で実施し、1055人(男性560人、女性495人)が回答した。

テレビの健康情報番組を月1回以上見る人は73%、
番組で紹介された食品・健康食品を実際に買ったことがある人は67%に上った。

「どういう健康情報番組なら信用するか」を複数回答で尋ねたところ、

「専門家が登場して解説する」が47%で最も多く、
▽効果がない例も紹介している(39%)
▽新聞記事などでも紹介されている(34%)
▽人を使った「実験」をしている(27%)----と続いた。

ねつ造が発覚した納豆ダイエット番組を見た人は24%。「人づてに聞いた」人を含めると91%が放映内容を知っており、うち15%が普段は食べない納豆を買いに行ったり、いつもより多く買おうとしたと答えた。

健康に関する情報源として「もっとも信頼できる」のは

(1)医師や看護師33%
(2)新聞記事14%
(3)テレビニュース12%の順で、
テレビの健康情報番組は6%にとどまった。

一方、日常生活で利用する情報源は、

男性が(1)テレビニュース(2)新聞記事(3)健康情報番組、
女性が(1)テレビニュース(2)健康情報番組(3)新聞記事。

女性の74%は「家族や友人との間で健康情報番組が話題になる」と答えた。

(毎日新聞社、2007年3月4日)


1055人(男性560人、女性495人)が回答したという小規模で、かつインターネット上で実施したという調査方法から、日本人全体の傾向を反映しているとは言えない部分もあるが、興味深い調査結果が報道されている。

私が特に興味を持ったのは以下の結果です:

番組で紹介された食品・健康食品を実際に買ったことがある人は67%

どういう健康情報番組なら信用するか:「専門家が登場して解説する」が47%

健康に関する情報源として「もっとも信頼できる」のは:医師や看護師33%

結果を見ていると、もっとも信頼できるのは医師や看護師などの医療の専門家だが、病院などではゆっくり話を聞いて貰えないので、健康情報番組などで紹介された情報を信じて「報道内容」に沿った健康法を試したり、健康食品などを購入したりしているようです。

医師や看護師などの医療従事者は責任重大ですね・・・!

でも、一般市民の皆さんは知らないと思いますが、日本の医師は医学部で「栄養学」の講座を受けていないのです。栄養学を教える医学部も一部にはあるかも知れないですが、医師の教育において栄養学は必須科目ではないのです。

従って、病気について医師に質問するのは適切でしょうが、食事や栄養について医師に聞いても駄目なんです。専門外で知らないんだから。

食事や栄養のことは栄養士に聞くのが正解です。

薬についても、どの病気の時に何の薬を呑むのかは医師に聞くのが正解ですが、薬の薬効や副作用など細かい情報は薬剤師が専門家なので、そちらに訊くのが正解。

また、東洋医学、カイロプラクティック、ホメオパシーなど代替補完医療について、例えば「先生、私の病気には鍼灸治療を併用するのは良いのですか?」などと医師に訊くのも、実は的外れな質問なのです。

何故なら、医師は西洋医学しか学んでいないので、鍼灸など代替補完医療に対する知識は皆無である事が普通であり、ややもすると知らないのに否定的・批判的な先入観を持っている場合が少なくないからです。

酷い場合は、患者がテレビなどで紹介されていた治療法や代替補完医療などについて一寸でも質問しようものなら、「私の診療が気に入らないなら、もう来なくていいですよ」などと怒る医師もいる位です。

そんな偏狭な思考の医師は、新しい知見を学ぶこともなく、自分が知っている古い知識に固執し、自分のやり慣れた方法だけで満足している程度のことが多いので、転医(転院)した方が良いでしょう。

但し、漢方などを学んで、東洋医学などの学会に所属している医師もおられますから、そういった医師なら相談するのも良いでしょう。

アメリカではファミリードクター(家庭医)という第一次診療の医師がいるのですが、日本では「掛かり付け医」というのでしょうか、そういった医師を見つけて、何でも相談出来る医師を持っておくことが良いでしょう。

医学(西洋医学)の事は医師に、鍼灸の事は鍼灸師に、薬の事は薬剤師に、歯の事は歯科医師に、というように適切な知識を持つ、免許された有資格の専門家に質問するのが大切ですね。

但し、整体師、電療師、療術師、カイロプラクター(カイロプラクティック師)などは、日本の国として公式に認めた資格・免許ではありませんから、ご注意下さい。

テレビや雑誌などマスメディアによる報道は、必ず広告主(スポンサー)が付いており、スポンサーの意向に沿わない報道はしないのが一般的です。

例えば、製薬会社がスポンサーのニュース番組では「薬害」や「副作用」などの報道は控えるか、トーンを落として報道するなどです。

従って、マスコミの報道を鵜呑みにするのも危険な場合があります。

様々な情報が溢れ返る今日、情報を吟味し熟考して「自己責任」でそれらを参考にしなければなりません。

卵は高コレステロールのため、体に大変有害だと考えられていました。そして医師は「貴方は血中コレステロール値が高いので卵は避けた方がよいです」などと言っていました。

これは、1908年頃にロシアの医学者アニチコフが、食事と血中コレステロールの関係を調べるために兎に卵や牛乳を与える実験を行った結果、コレステロール値が異常に高くなったことから、医師が根拠としていたのです。しかし、本来「草食動物」の兎に卵や牛乳など動物性食を与えること自体が問題なのです。草しか食べない兎に、卵などを与えればコレステロール値が高くなるのは当たり前です。そういう体ではないのですから・・・。つまり実験の在り方から失敗だったのです。

ところが人は雑食性の動物であり、卵や肉などを食べても問題ない体になっています。血中コレステロールの80%は体内で作られます。食物からの影響は20%しかありません。

現在では、国立栄養研究所での実験で「毎日、卵を複数個摂取してもコレステロール値の上昇はない」という結果がでており、他の研究でも同様の結果が出たことなどから、「卵は有害どころか、健康食品である」とされています。にも拘らず、医師の中にはまだこの新しい知見が普及していません。(医師免許更新制度がないから?)

塩も同様です。

古い知識しかない医師は「塩分の取りすぎは高血圧の原因」と決め付けていますが、日大・慶大・津田塾大・清泉女子大教授を歴任された、分子栄養学の泰斗である三石巌先生は、「塩分の摂取で血圧が下がる症例もある。塩分の取りすぎ=血圧上昇という短絡的な原因ではなく、カリウムとナトリウムのバランスに問題がある。「塩分=高血圧」は謬説である」と述べています。

医師や科学者の間でも、見解の一致が見られないのが現状なんです。

また、医師ですら昨日は「Aが正しい」と言っていたものが、新しい知見が出ると今日は「Bが正解」と、言う事が変わります。

それが、人類の未発達な科学のなせる結果です。

さぁ、貴方は何を、誰を信じますか?

データ捏造:行き過ぎた「役に立つ科学」 背景にあるイメージ変容

中村桂子(なかむら・けいこ=JT生命誌研究館館長)

「発掘!あるある大事典2」で放映した「納豆を毎日2パック食べ続けるとダイエット効果がある」という内容に偽りがあったことが問題になってい る。番組を見てはいないが、近所のスーパーマーケットの納豆売り場が空っぽになったので何事だろうと思っていたところ、「データ捏造(ねつぞう)」という 報道があり、その日は一転、納豆山積みという体験はした。

捏造への非難に対して関係者が頭を下げ、番組は中止になり、ということでテレビとしては一件落着となるのかもしれない。しかしここに登場した科学と情報(メディア)の問題は、現代社会を語る重要な切り口であり、これを機会にそれを考えてみたい。

大量消費時代で欲望を膨らませた人々は、今や物質では満足できず、健康、美容、知能などへの関心を高めている。いつまでも若く美しくありたい、賢さも欲しい、というわけである。これらはどのようにしたら手に入るのか。それを保証するのは科学に違いない。宇宙へ人を送り、携帯電話にこれほどの機能を 持たせ、臓器移植を成功させる技術を支える科学が、私の要望に応えてくれないはずはない。人々の中にはズバリ解答を与えてくれる科学のイメージができ上がる。このイメージに応えるのがメディアである。

二十世紀に入ってからの科学は、急速な進歩を遂げた。生きものについても、DNAを切り口に、バクテリアから人間までに共通する現象を解明しつつある。新聞でも、がんや糖尿病、アルツハイマーに関わる遺伝子やタンパク質に関する研究成果が報道される。

ところで科学は、明らかに一対一の対応 をする事柄の間の因果関係について、正確で客観的なデータを出す学問である。たとえば、ある遺伝子が血液中の糖の濃度に関わっているということは明確に示せるが、これが糖尿病はこうすれば治るという人々の期待に応える解答にすぐにはつながらない。糖尿病に関わる因子はたくさんあり、その複雑な関係を知る方法を科学はまだ手にしていないからである。

つまり難しそうな科学記事に正確な情報を提供はできるが、ダイエットというような日常の事柄に応えるのは難しいのが科学の実態であり、これと人々の科学のイメージの間のギャップは大きい。

本来、科学に関する情報は、このギャップを埋めるために流されるはずのものである。ところが、大衆に受けるか否かがすべてを決める昨今、科学情報も受けを意識することになる。テレビを見ていると、硬い科学番組も、バラエティーに科学を取り込む番組も、人々のイメージに応えようとする態度は共通している。そのために捏造まで行ってしまうこともありそうだと思えるのである。

実はこの流れからは、もっと大きな問題が浮かび上がってくる。これまでは、人々のイメージと異なる本来の科学があるという視点で語ってきたが、実は、科学に変容が迫られているのである。我が国は、「科学技術基本法」(一九九五年制定)に基づき、科学技術創造立国をめざしている。そこでは、科学は科学技術に吸収され、すべては役に立つことで評価されることになったのである。

役に立つとは、産業化し経済を活性化させること。ダイエットとは異なるように見えるが、求めていることは同じである。その証拠に、役に立つことを示す競争(視聴率競争と同じ)に勝ち、大きな予算を獲得するための、論文捏造が増えている。

新技術開発やダイエット。欲望に応えるための科学技術を否定はしない。国家予算を使う研究は人々の要求に応える義務があるだろう。しかしそれが捏造につながるとしたら、そこには行き過ぎがあるのではないだろうか。

実は今、科学はとても面白いところにいる。一対一の因果関係を超えて、複雑な宇宙、地球、生命体そのものの理解へと向っているのである。新展開のためにはじっくり考える必要がある。そのためにも、すぐ役立つというところから一歩退いた科学にも存在場所を与えて欲しいのである。

(毎日新聞社、2007年2月27日)

科学と一言で言っても、自然科学や社会科学などと沢山のサブカテゴリーがあり、なかなか素人には理解し難いところもある。

従って、一般の人は「科学的」という言葉の持つイメージに影響されやすいものだ。

人類は20世紀に急激な科学の発展をみた。

初めて動力の付いた飛行機で空を飛んだかと思えば、百年位の間に宇宙空間に人間を送り、生きて帰還するところまで技術を進化させている。

アメリカでは最先端の科学を「ロケット・サイエンス」と呼んでいるところからも、科学のイメージは、こういった科学技術にあるのであろう。

医学や医療の分野でも、科学技術の進歩は顕著である。

1895年にドイツ人の物理学者レントゲン博士がレントゲン線(所謂X線)を発見した。そして1909年頃に人間の体幹部を撮影出来るX線撮影装置が開発され、指先から体幹まで全身をようやく撮影することが可能になった。

そういった単純X線装置から、今日ではCTやMRIなどの高度な医療用画像診断機器が開発されて広くしようされるようになっている。

以前は見られなかったものが見ることが出来るようになった。

様々な検査機器も開発され、医師の診察も変化した。

薬も次々と開発された。

医学は発達したのであろうか?

物は発達したようである事は間違いない。

では、学問としての医学はどうか?

発達は勿論している。

だが、人間という生命体を対象にしている為、発展途上であるとしか言えない状況である。

人体に関して、遺伝子ひとつとっても全てが解明されないままであり、研究は続いている。

そんな状況で投薬や手術が行われているが故に、救命救急医療は劇的に発展したものの、慢性疾患や原因不明の疾患にたいしては効果が余り無いのが実情である。

「医学の進歩」はまだ「夢の途中」である。

テレビやインターネットで見られる「○○の原因遺伝子を発見」などの成果報告も、素晴らしい成果ではあるが「それがすぐ人間の患者で治療に役立つ訳ではない」という事を理解し、一喜一憂しないようにしたい。

そして似非科学には注意が必要である。

健康食品や健康器具などの商品と関連のある情報には、じっくりと調べて、信頼に足るものかどうかを熟考して頂きたい。

文科省 DM学位、注意喚起 全大学に公認リスト配布

社会的に通用しない学位を販売する学位商法問題で、文部科学省が全国の国公私立大学に対し、教職員採用などにあたってディプロマ・ミル(学位工場=DM)の“学位”取得者に注意するよう呼び掛けたことが分かった。DM問題が注目された昨年以降、文科省が注意喚起したのは初めて。国内の国立や私立大の教授らがDMの学位を取得していたことが指摘されており、高等教育の質維持のため文科省が対策に乗り出した。

文科省高等教育局は今月14日、全国の公立大学関係者が集まった公立大学協会理事会の席で、DMの学位は高等教育の質を落とす可能性があるとし、人事採用などにあたり注意が必要だと指摘。DMをチェックする際に参考となるホームページ(HP)アドレスのリストを配布した。

同局は昨年12月に開かれた国立大学協会の臨時学長等懇談会と、今年1月に全国の私学関係者を集めた「学校法人の運営等に関する協議会」の席でも、同様の説明をしてリストを配布しており、全国の国公私立大学への注意喚起を終えた。

リストは、米政府公認の認定団体「全米高等教育機関基準認定協議会」(CHEA)や、欧州の学位などについて情報提供する「ヨーロッパ情報センターネットワーク」(ENIC)などのHPアドレスが記載されている。

これらのHPは、検索機能を使って、各国政府が正統と認めた高等教育機関名を確認することができ、海外の安全な大学を紹介する「ホワイトリスト」といえる。

同局は「リストに載っていないからといってDMとは認定できないが、掲載されていないものについてはより入念な情報収集を要する」としている。

文科省は平成16年に、外部の有識者会議からDMに関する報告を受けていたが、具体的なDM対策はほとんど行っていなかった。伊吹文明文科相は一連の報道を受けて昨年12月、「国立大学の教授が外国の実体のない大学の学位を経歴、肩書として使っているなら注意しなければならない」との見解を示していた。

(産経新聞、2007年2月18日)

以前も当ブログの記事で紹介したが、日本のカイロプラクティックの専門学院、整体師養成校などを運営している者や、その教育に携わる者の中には、このディプロマ・ミルの“インチキ学位”取得者がしばしば散見される。( http://blogs.yahoo.co.jp/realmedicine101/42895406.html )

また、いわゆる「健康本」と言われるような「代替補完医療」や「健康食品」或いは「新療法」などの本を著作・出版している者にも、ディプロマ・ミルの“インチキ学位”取得者がしばしば散見される。

そして健康セミナーを開いたり、そこで健康食品などを販売したりする者も同様に、ディプロマ・ミルの“インチキ学位”取得者がしばしば散見される。

上記の者達は、大体のケースにおいて「医学博士」や「薬学博士」を名乗っている事が多い。

博士を名乗って「権威」や「専門家」であることを印象つけて優位に立ち、インチキな情報で一般の人を惑わし、商売をして金を儲けようとする卑しい考えの者だ。

まさか、日本の大学の医学部には、こんなディプロマ・ミルの“インチキ学位”取得者はいないと思うが、万一のことがあるので、調査する必要はあるだろう。

日本でも、アメリカでも、インチキな学位を利用する事を許してはならない。

特に医学や健康関連の業界では、絶対に認めてはならない。

見つけ出して、氏名を公表し、排除する必要があると思う。


以下に参考となるURLを紹介します。

http://allabout.co.jp/study/adultedu/closeup/CU20050801A/

http://allabout.co.jp/study/adultedu/closeup/CU20050801B/

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/024/siryou/04010803/006.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%AB

この一番下のウイッキーペディアでは、ディプロマ・ミルの“インチキ学位”を取得して利用した有名人なども紹介されおり興味深い。是非、ご覧下さい。

妊娠中は魚を食べよう 米研究所が論文

妊娠中にたくさん魚を食べると賢い子が生まれる−とする研究論文が英医学誌ランセット最新号に掲載された。米政府は水銀汚染を避けるため妊婦の魚摂取量を制限するよう推奨していたが、同論文はそれを覆した。「魚を食べると頭がよくなる」という日本の“常識”が裏付けられたといえそうだ。

研究は米国立衛生研究所、国立アルコール乱用・アルコール中毒研究所、イリノイ大学などの共同で実施。1万1875人の女性に対して妊娠32週以降の食生活と、その子供(6カ月から8歳まで)の成育について調査した。その結果、週340グラム以下の魚しか食べなかった母親の子供は、それ以上食べた母親の子供よりも、言語IQ(知能指数)で劣るリスクがあることが判明した。

また、子供の素行、コミュニケーション、運動神経、社会的な能力開発などの優劣にも、魚の摂取量との関連性が見られたという。

米食品医薬品局(FDA)と環境保護局(EPA)は2004年3月、妊婦の魚介類の摂取量を週2回、12オンス(340グラム)までとするよう勧告した。魚介類に蓄積されたメチル水銀など汚染物質が、子供の神経の成長に悪影響を与えるリスクが高いとしたもので、水銀などの蓄積量が多いメカジキ、サメ、ヨコシマサワラなどは摂取しないよう警告している。

しかし、同論文は「340グラム以下の魚の摂取では、子供の神経成長に欠かせない栄養分を失うリスクは、汚染物質によるリスクを上回る」として、「米政府の妊婦に対する警告を支える根拠はない」と結論づけた。

(産経新聞、2007年02月17日)

興味深い報道があったので紹介したい。

英医学誌ランセット最新号に掲載された論文で、「妊娠中にたくさん魚を食べると賢い子が生まれる」ということが裏付けられたようだ。

そして、2004年3月に米食品医薬品局(FDA)と環境保護局(EPA)が発した「妊婦の魚介類の摂取量を週2回、12オンス(340グラム)までとする」勧告や、「魚介類に蓄積されたメチル水銀など汚染物質が、子供の神経の成長に悪影響を与えるリスクが高いので、水銀などの蓄積量が多いメカジキ、サメ、ヨコシマサワラなどは摂取しない」という警告を同論文は覆した。

同論文は「340グラム以下の魚の摂取では、子供の神経成長に欠かせない栄養分を失うリスクは、汚染物質によるリスクを上回る」として、「米政府の妊婦に対する警告を支える根拠はない」と結論つけている。

やはり日本食は「健康食」なのだろう。

近年は食文化も西洋化し、それが「優れている」「文化的」「高級」であるかのように一部の知識人や文化人などに持てはやされていたが、結局は日本の食文化が優れていることが判明したといえるだろう。

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