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土佐刃物流通センター内↑製作工程順に鉄・鋼が斧になっていく各工程鋼材がならべてある


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斧とか鉞(はつり)には、七本(片側4本反対側3本)の線彫刻がある
それを「七ツ目」(ナナツメ)と呼びます
七代鍛冶が続いた証でもあると言われている
七代続いていない鍛冶は三本の方の線を一本だけ交差させて鏨彫刻線を彫る

資料抜粋其の弐

条件充足の斧の七ツ目
逃した魚は大きいと云うが、小生の古文書に対する執着と落胆が通じたのか後日も正秀氏より興味深い話を聞いた。
それは川島家に伝わる「条件充足の為の刻目」
すなわち魔除けの話である。
刻目は七ツ目を入れよ。略したり消したりしてはならない。これは七代以上続いた鍛冶師しか刻むことの出来ない我が家の掟と云うのである。こんなことを述べても一般には理解できないと思われるので少し説明をしておこう。
斧は伐木の時使うもので鉞は伐り倒した材を大きく削り落とす為に使う山道具である。(鉞は主に片刃で足の親指?小指?をめがけて落とすらしい・・・使用者は指の無い人も多かったと聞く)
柄を差し込んである「ヒツ」と呼ばれている穴の部分の外側の両面には長い三条と四条の刻みがある。これを「七ツ目」と呼ぶ。これは魔除けの為に彫刻するもので、この彫刻の無い斧は「杣ジキ」という調状や祈祷を意味する行事を行わなければならぬ。
そこで、鍛冶の仕事には後で問題の起こらない様に、条件充足の一つとして七ツ目を切るのである。
しかしこの「七ツ目」の数というのは斧や鉞にとっては条件充足の整数となり山仕事の中に神聖を伴ない汚れの中におく不注意や紛失の為(祟り)を心配する畏怖を招く結果となる。そこで人工による呪術として三ツ目の中の一条にさらに斜線の一条を彫刻して整数の条件を消す作業や、三ツ目の中の一条を長く切って不完全なものにして祟りを封ずる仕来りがある。
(柄鎌は二ツ目・普通のヒツ鉈は一ツ目ですが線彫刻はしない)

七代以上の鍛冶の掟と魔除け
正秀の掟には、この条件充足の為の人工呪術や忌避の為の作業もまったくほどこさず(刃物完成神事のコトだと思う・・・たんまにボクはするけど・・・)堂々と七ツ目を切るということである。これが七代以上続いた鍛冶師だけに出来る掟だと云うのである。
だいたい俗信の中に生きている封建時代の職人の伝承としては、他のすべての鍛冶が忌避する作業をあえて行動に移すと云うは常識では想像もつかない行為である。
さて、川島家に伝わる斧の目(七ツ目)の由来について述べてみよう。斧の目は鍛冶の元祖「天目一箇神」が神器の一つ「天叢雲剣(アマノムラクモ)」を造る時に始まると云い、この神より七代後、地神の世となって子孫に伝え、これによって天神七代を型取り(七ツ目)と呼んで今日に及んだものであると云う。
そして深山に住む仙人が斧の胴に斧の目を刻みこむ正式の法として次のように伝えている(古の理)

青竹七本を立て、これに陰陽の木綿糸(シデ)を結んで荒行の場をつくるのを「鳥総(トブサ)を立てる」といい、仙人はこの中で荒行をつみ、身を清めた後、九字を斬り印を結び祈りを捧げて法をかけると『七里結界悪魔』を消滅する・・・

と伝えているという(イザナギ流かな?安芸なら参山くらい越えんといかんが・・・)
すなわち『七難即滅七福即生如意満足』の秘法として斧に七ツ目を刻みこんで入山、仙人の護身となすものであり、今日鍛冶師が従事するにも、この意を解して生死の火を忌み、不浄を祓い精神を込めて行う。
(出雲の金屋子神とちっと違うなぁ・・・なんでダロ???)
こうして斧の目に八本目の略式を用いず七本目の正式な「七ツ目」を刻み込んだ場合は仙人も頭上高く、コレを捧げ持ち、地面に置くことを許さず、もし地面に置くと使用不能になると伝えている。(呪術効力がね・・・消えるってコトだねぃ。杣人(ソマビト)の資格ナシってコトで・・・)
また、仙人が山に置いてある斧を盗むものには必ず七難を生じ身の破滅を招くと伝えられていると云う。
こうした由緒ある口伝を解説されると七代以上続いた鍛冶の偉大さが神秘的にも感じるが、「七ツの聖教」つまり、七代という不可能的累代鍛冶の行う作業は、悪魔を祓い祈祷や調状をも超越する正式の鍛冶の行う条件充足と云うのであろうか・・・
(呪術は相手が人でなければ神聖なモノのままで存在できるが・・・この場合はどうだろかね?敵対術者が強い場合は3倍になって返される・・・)


会ではお城や寺などの由緒ある建造物
千年持たすため宮大工は木々の息の止まる鉋(かんな)は一切かけないという

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貴重な資料、ありがとうございます <(_ _)>

2008/8/29(金) 午後 2:55 [ - ]

今、更新しましたヨ
結構文章が長いので・・・

2008/8/29(金) 午後 3:23 redorca

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鍛冶屋の一門が他の鍛冶屋の一門と値引き合戦
そして双方とも疲弊し職人達はバラバラに独立することとなった

幸いウチは巻き込まれなかったにせよ・・・波は大きかった
当方では二代目の時に分家したが同じことが繰り返された

そろそろまた心一つにならねばならぬのだろう・・・
ボクはその為にはどうすればよいのかをいつも考えている

2008/8/29(金) 午後 4:52 redorca

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国に対しては
森と山を開放することを要求していきたいと思っている

古の理を無視した決まり事は
現代にあらゆる災難と災厄をもたらしつつある・・・っていぅ妄想っ
アハッ♪

2008/8/29(金) 午後 4:59 redorca

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あっそうか!!
鉱物資源+火を司る神と
鍛造する神様は違うのは当たり前か・・・そゆことね

進化過程を神の記してあるといぅコトか・・・

2008/8/29(金) 午後 6:21 redorca


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