哲の年金生活

68歳で年金生活。三人の子供達から「ボケ」防止に日記を書くようにと言われて…

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文庫本の今を知る

 8月1日(月)
 二人揃って肺癌の検診に行きました。受付の30分前に到着、お蔭ですぐに、あっけないほど早く終わる事が出来ました。
 最近、書店の文庫本のコーナーが少し昔と違う?と思っていたのですが、何が変わったのか分かりませんでしたが、先日JALの機関紙AGORAに次のような記事があり、納得した次第なのです。
 
 文庫本の今を知る
 
 そもそも平成不況以前から、出版業界は斜陽産業に括られていました。主な原因に若い世代の活字離れが指摘され、とりわけ文芸の市場は此の儘緩やかに縮小していく――というのが、業界内でも暗黙の共同認識だったのではないか。
 だからこそ昨年10月、実業之日本社とPHP研究所という二つのメジャー出版社が、同時に文芸専門の文庫レーベル起ち上げた事は、大きな話題となった。この時勢に文芸で勝負を賭けようという方針は、趨勢への逆行にもみえるからだ。
 明治30年設立。国内有数の歴史を持つ実業之日本社は、旅行ガイド「ブルーガイド」シリーズやコミック等と並び、文芸に強い出版社として知られてきた。新たに創刊した「実業之日本社文庫」(以下実日文庫)は、月刊「J・NOVEl」等で連載された作品や、単行本で発表された作品を収めるレーベルだ。同社の場合、既存の文芸コンテンツの充実ぶりからすれば、今日まで文庫を持たなかった事が不自然かも知れない。
 他方、PHP研究所は、あの松下幸之助が設立した出版社である(出版活動と共にシンクタンク活動も実施)。大手総合出版社の一角である同社には、既に「PHP文庫」というレーベルが存在し、実用書やビジネス書の分野で好セールスを挙げてきた。同文庫には一部、小説も収録されていたが、敢えて今、レーベルを分けて本格的な文芸進出を狙うのは、大胆な決断と言えるだろう。
 
 それぞれ数年の準備期間を設けながら、両レーベルが同年同月に起ち上がったのは、奇妙な偶然である。実日文庫、PHP文芸文庫の両編集長は、思わぬバッティングに苦笑しながらも、ジャンルの活性化を歓迎する様子が窺える。「実は、創業100周年の時期(90年代後半)にも一度、文庫の創刊が検討されましたが、結局この時は見送られました。此れまで弊社で書籍化した作品は、最終的に他社の文庫レーベル提供するしかありませんでしたから、『ようやく実現したんだ、よかったね』と多くの作家の方から声を掛けていただいています」(実日文庫編集長・高中佳代子さん)
 現場に此れまで、作品の最終形態である文庫化を自社で賄えないジレンマがあった事は想像に難くない。逆に他社からすれば、執筆交渉や連載コストをかけずぬコンテンツ(作品)を得られるのだから、同社のラインナップには常に熱い眼差しが注がれてきた。「一部の作品については、単行本化の次にノベルス(新書)形態で二次刊行していましたが、このノデルス市場の低迷が文庫創刊の大きな理由でした。決定以降、新たに執筆をお願いする方には、その後の文庫化まで弊社でやらせていただけるよう交渉し、コンテンツの確保を始めました」(高中さん)
 実日文庫の創刊ラインナップに、大きな目玉があった。東野圭吾の新刊『白銀ジャック』が、単行本化を挟まずに文庫で登場したのだ。今をときめく人気作家の新作とあり、初刷40万部という破格の大部数で投入されたこの作品は、発売からおよそ2週間で80万部、1ヵ月で100万部を突破するメガヒットとなった。
 同作がいきなりの文庫化となった経緯を、高中さんは次のように解説する。
 「丁度『白銀ジャック』の連載に向けて打合せを始めた時期に、文庫の創刊が決定したんです。そこで著者の東野圭吾さんから、『タイミングも合うし、最初から文庫で出してもいいのでは?』とご提案戴いた事から実現した企画です」
 結果、最高のスタートを切った実日文庫。現在は偶数月に6,7作品を送り出し続けている。―続く―

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