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おこんにちは〜!
暦の上ではもう秋だと言うのに・・・相変わらず暑い日が続いているここ神戸地方でございます〜!
でも・・今週半ばあたりから天気が崩れるとか? 恵みの雨が待ち遠しいです。
さてさて・・・物見高いワタクシも、本当はエアコンの効いた部屋でゆっくり読書なんてものが
この時期は一番だと思います。
サンデー毎日の我が家ではできるだけ土日は遠出しないことにしておりますので・・
読書三昧の週末を過ごしておりました。 幸せ〜〜〜〜♪
そうそう・・最近はとんと御無沙汰になりました「今日の奥方様」シリーズですが・・
相変わらず本人と直接会話をすることはありませんが・・
ホームの施設長さんやケアマネさんからは定期的にその様子の報告があります。
「この暑さにもお元気でお過ごしですよ」
「何かご迷惑をおかけしているようなことはありませんか?」
「いえいえ・・迷惑なんてことはありませんが・・相変わらず冷蔵庫の水のボトルが残り少なくなると
不安になられるようで、そこは充分気をつけさせていただいています」
奥方様が認知症との診断を下されて・・早一年経ちました。
普通なら少しずつ進行してもおかしくない病ですが・・・それがどうしたことでしょう〜?
進行どころかほぼ普段通りになっておられるとか?
あちゃ〜・・処方されてる薬があっちゃったのね・・・
時々記憶におかしな点はあるらしいですが・・それも年齢相応のものと変わりないとか?
あらま・・・・
「ねえ・・お医者さまがお母様にピッタリの薬を処方してくださったおかげで今は小康状態らしい
わよ〜!よかったわね」
「なんでそんな医者に任せてるんだよ〜!余計なことしてくれるな〜!」
相変わらずの親不孝発言・・・これが本心でないことを日々祈るワタクシでございます。
でも・・多分本心から出ている言葉なんだろうな〜!
さてさて・・・やっとここからが本題でございます。
古いお仲間はご存知だと思いますが・・・今から7年ほど前にちょっと真面目に勉強して・・
認知症ケアの資格をとりました。
その頃は、まだお殿様も実家の母も元気で・・順調に年を重ねておりました。
でも・・・長生きすると言うことは、それだけ認知症のリスクも高くなるんじゃないの?
そう思ったワタクシ・・一生懸命勉強いたしました。
デイサービスでボランティアさせていただいたり・・・グループホームでもボランティアしたり・・・
現場の様子もある程度わかってはいるつもりでした。
そして、勉強のために認知症に関するいろんな本を読みました。
その中には介護なさった経験談なんてものもたくさんありましたが・・・
確かに・・「大変でしたね。よくなさいました」と言う程度の感想はありましたが・・
共感できるような本にはなかなか出合えませんでした。
今から2〜3年ほど前のことでしょうか〜?
書店になんともユーモラスな表紙の本が並びました。
それが・・・「ぺコロスの母に会いに行く」と言うマンガでした。
普段マンガはほとんど読まないワタクシ・・
その本も気にはなりながら、マンガと言うことでなかなか手に取ることはありませんでした。
が〜・・ある日手にとって中身を読んで行くと・・実に前向きに明るくお母様と向き合っておられる
作者の姿がそこにありました。
認知症の介護は・・決して笑うような内容のことばかりじゃないのは私も理解しています。
でも・・なぜかその本は笑ってしまうんです。
そして・・今回はそのマンガ本じゃなく同じ作者による
「『ぺコロスの母』に学ぶボケて幸せな生き方」と言う本を読みました。
岡野雄一著 小学館発行
たとえば・・・子供の顔もそろそろ忘れかけられたお母様に(その時はホームに入居なさっていまし
た)
「お前は誰だ〜」「ヘンな人が来た〜」と大騒ぎしているお母様
作者のぺコロスさんも対応に困ってしまわれたようで・・・びっしょりかいてしまった汗を拭こうと
して、何気にかぶっていた帽子をとると・・・
「な〜んだ!ユーイチか・・」
と、そのはげ頭を見て息子だと認識されたこともありました。
認知症になると・・・幻覚が現れることがよくあります。
このお母様も・・ちょくちょくその幻覚が現れているようで・・・
ある時は・・・娘時代の自分が将来の自分に会いに来たこともありました。
その時・・将来の自分を見て「いい顔をなさってる」と言って安心して娘時代の自分は消えて
行きました。
結婚後も酒乱だった夫には・・苦労も並大抵ではなかったみたいですが・・
見事にその辛い記憶は抜け落ちて・・・幸せな記憶だけが残っていたとか?
確かに認知症の方は・・自分が一番光り輝いていた時代に戻ることが多いと学びました。
このおばあさんもやはり同じだったらしくて・・
息子に向かって絶対に言わないようなことも・・相手を誰だと思っておられたかはわかりませんが
「生理がまだ来ない」と打ち明けられたこともありました。
多分、オムツの中のパットの感触でそんな風に思われたんだと思いますが・・・
そう言うこともあるんだな〜! アハハハハ。
思い起こせば・・・うちの母も亡くなる一か月ほど前から
しょっちゅうこの幻覚が現れました。
ある夜・・母の部屋から何やら話し声が聞こえました。
寝言かしら?
そっと部屋のドアを開けると・・
母はベッドに腰掛けて・・前にいるだろう人としゃべっていました。
「お母さん・・ちゃんと食べてる? お父さんと仲良くしてる?」
ギョッ! 何が見えてるんだろう〜?
その時の話相手だったおばあちゃんは・・・母の母ですが・・
もう何十年も前に亡くなっています。
母も亡くなったと言うことはしっかりわかっていたはずなのに・・・
それからも時々遊びに来たとか?
「何言ってるの〜? おばあちゃんはもう何十年前に亡くなってるから来るはずないのッ!寝ぼけて
るんじゃないの〜?」
今思えば、なんと心ない対応だったんでしょう〜?
母は認知症と診断されたことはありませんでしたが・・・そんなことがあったのを思い出しました。
認知症の人の言うことは絶対に逆らったり否定したりしてはいけない・・
教科書にはそう書いてあります。
否定されたことは・・イヤな記憶として残ってしまい・・だんだん口数が少なくなったり心を
閉ざしてしまったり・・・そうなんですよね。
ところが・・この作者さんは、認知症に関する知識は皆無・・・
徘徊の始まったお母様のことも・・最初は「長い散歩だな〜!」程度の認識でおられました。
厳格で強かった母親が・・認知症とともに「だんだんほどけて行く」
そう表現しておられましたが・・まさにその通りだと思いました。
そこには母に対する無限の愛を感じます。
どこぞの誰かと正反対・・・ちょっとマザコン気味かも?と思わなくもないですが・・
息子の母に対する気持ちってそんなものかもしれません。
このお母様は昨年亡くなられましたが・・・
作者の表現を借りると・・「実に見事に着地」されたようでございます〜!
この本は今認知症介護をしている方にも読んでいただきたいですが・・
それより・・認知症になったらどうしよう〜?と言う見えない不安を抱いておられる方にも
是非手に取っていただきたいです。
脳をウィルスに犯される病にかかった実家の父が・・
数カ月の間ではありましたが・・認知症のようになりました。
記事にもしたことがありますが・・
「認知症は神様の贈り物」なんてキザなことを言いました。
でも・・いろんなことを忘れて行くと同時に、死に対する恐怖も感じなくなるのなら・・
認知症も悪くないかも? とその時思ったことも事実です。
人一倍小心者の父でしたので・・わからないうちにあの世に着地したことでしょう。
また、今日も長々と失礼いたしました。
ごめんやす〜!
ほな〜!
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