ひとり

第七章 ひとり デイ仲間のT女よりエッセイを頂く。 そこには男と女の関係を超えた人間の声が見える。 若い時は、性欲の無い愛なんて考えもしなかったのに。 今、T女のエッセイを読んで、真実の愛らしきものを覚える。   確信では無いが 今までとは明らかに違う。  明らかに女性からのエッセイでも、それは恋文では無い。   でも貰うと 妙に心ときめくのは 何故か。 一日に何度も 留守電の点滅を確かめる。 自分から捨てたはずの、世俗社会からの連絡が気になる。 ポストも空だ。 誰も我が「一人」に関心も無かろう。 誰も生きることに懸命で、我が「一人」に関心を寄せる暇も無いのだろう。 朝、隣の竹薮に吹く風の音で目を覚ます。 今日も生きている、この実感。 昨日も一人、朝すべて表示すべて表示

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