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う〜ん。久々の日本史関連の小説読みました。
大満足です♪
歴史ものは大好きなんですが、ここ最近は軽い現代ものばかり
読んでたので、なんていうのか、ガーンときました。
浅田次郎はまるかも。
「シェエラザード」浅田次郎
敗戦間近に台湾沖に沈んだ日本の豪華客船「弥勒丸」
弥勒丸は2000人の民間人と200人の船員、軍が密かに
積み込んだ莫大な金とともに沈んでしまいます。
戦後50年、その弥勒丸の引き揚げ話しをめぐって暗躍する謎の
中国人老人、かつての関係者達、そして戦後生まれの若者。
物語は、戦時中と現代を交互に行き来します。
この小説は実際に第二次大戦中にアメリカ軍の誤爆によって
2044人の命とともに沈んでしまった阿波丸の事件をモデルに
しているということです。
阿波丸も弥勒丸も戦時下、軍に徴用され捕虜や民間人の救援物資を
運ぶという任務につき、国際法上、安全を保障された船でした。
本当に誤爆だったのか、乗組員達が最後に見たものはなんだったのか、
ストーリーが進むにつれて悲劇の真相が明らかになり、切なくなるの
と同時に弥勒丸の美しい最期、乗組員達の気高さに胸が熱くなります。
戦後の平和な現代に暮らす私達、半世紀前の歴史的出来事を平和ぼけで
どこか絵空事のように感じてしまっているのかもと、はっとしました。
半世紀前の人々が守ろうとした国、家族、誇り、忘れてはいけないと
改めて感じる、奥深い物語です。
ちなみに、タイトルの「シェエラザード」は『アラビアンナイト』に登場する
王妃の名前で、作曲家コルサコフがこの物語をもとに作った交響曲です。
弥勒丸の船内ではいつもこの曲が流れ、乗組員達の心を癒していたという設定
です。哀愁感たっぷりのこの曲、フィギアスケートの安藤美紀さんが今シー
ズンの演技で使用しています。
この本読んだら、きっとどんな曲か聴きたくなりますよ♪
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全く同感です!機会があったら読んでみます。先人の美しさ見習わないとですね^^
2007/6/3(日) 午後 0:38
やっちさん>ぜひぜひ、男の人が好きそうな〜お話しでしたよ♪
2007/6/4(月) 午後 11:30