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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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レスラー

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2008年のアメリカ製作映画です。


この年のアカデミー賞に主演男優賞、助演女優賞でノミネート。

ヴェネチア国際映画賞、金獅子賞受賞。
その他ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞、主題歌賞を受賞・・・


まだまだ沢山ありますけれど、
この映画をスクリーンで観れて、本当に良かったです。





ミッキー・ロークが、かつて栄光のスポットライトを浴びた人気プロレスラーの孤独な後半生を、
自らの波瀾万丈の俳優人生と重ね合わせて、
哀愁いっぱいに熱演し賞賛された感動の人生ドラマ。


共演にマリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド。

監督は「レクイエム・フォー・ドリーム」
「ファウンテン 永遠につづく愛」のダーレン・アロノフスキー。




ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。

しかしそんな栄光も今は昔、
それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。


ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、
スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。

そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、
ついに引退を余儀なくされる。


急に戸惑いと不安で心細くなったランディは、
馴染みの年増ストリッパー、キャシディに心の安らぎを求めたり、
長らく疎遠となっていた娘ステファニーとも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。


                                   allcinemaより




冒頭、華々しい活躍の記事が掲載された新聞が次々と登場。

ザ・ラムのガッツポーズが、どの記事にも載っています。


プロレスに詳しくない私でも、マジソン・スクエア・ガーデンなんて会場名を見れば、
彼がどれほどの人気レスラーだったかがわかります。



そして場面は一転。
パイプ椅子に座り、背中を丸めて頭を下げるひとりの男。
数枚のお札をギャラに貰い、やっとの思いで立ち上がります・・・

それが、今のザ・ラムです。



その殺風景なバックと、
背中だけで全てがわかる男の姿。

いきなりぐいっ、と、持っていかれちゃいました。。




「自分の全てをこの映画に賭ける」と言ったミッキー・ローク。

最初はニコラス・ケイジにこの役のオファーがあったそうなんですけど、
ニコラスはこの役を降りました。


監督がミッキー・ロークに演じて欲しい、という気持ちも、もちろんあったはずですが、
ミッキー・ロークと古い友人であるニコラスが、
彼に是非チャンスを、と、
この役を降りたのだという話を聞いたことがあります。



そのために低予算で作ることになったとか、
封切りの映画館がとても少なくなってしまった、とか、色々話はありますが、
この物語にも登場するレスラーたちの友情と重なるような、いい話ですよね〜




苦しい苦しい思いをして、
この映画で見事ミッキー・ロークは映画界に復帰を果たしました。


過去の彼のことを知っているファンには、
どうしてもこの役、重なって見えちゃいますよね。




粗い映像、手持ちのカメラ。

日常を生きる、不器用な男の重い呼吸の音が、
彼がどれほど懸命に「今」という時間を生きているかを表しているかのようで、
観ているのが辛かったです。。



ロッカールームで仲間のレスラーたちと打ち合わせをしたり、
試合のあとは、傷だらけなのにお互いを褒め称え合ったりする、というのは、
この映画で初めて知りましたけれど、
ここはなんだかほっとしましたね〜



みんな満身創痍。

危うい薬を使っていれば、先に何が待っているかも知っているはずなのですが、
それでも彼らはプロレスを心から愛しています。



ランディがひそかに思いを寄せるキャシディ。

彼女もこの物語の登場シーンでは、
若者たちから年齢のことで揶揄されながらも、
チップを貰うためにセクシーなポーズをとり続けています。




きっとみんな昔はこんなじゃなかった。

こんな未来は想像せずに生きて来たはず。


でも現実は、ずっしりとみんなの肩に圧し掛かっています。



心臓のバイバス手術を受けてから引退したランディは、
その孤独な心を癒そうと、懸命に現実と向き合いますが、
娘との関係、スーパーの惣菜売り場の仕事・・・
どれも上手く行かないのですよね・・・


・・・あ、私、あらすじをまた辿っていますね^^;


自分の中で思い出す場面が、
つい呟きみたいに文字になってしまいました、ごめんなさい。。



どの場面も唇をぎゅっと締めて観ていたと思うんですよ。。


辛くて、痛々しくて、虚しくて・・・

なのに、映画が終わって清々しさが心に残るんですよね。



ブルース・スプリングスティーンの「ザ・レスラー」という曲が流れると、
涙がぽろぽろこぼれて、本当に困っちゃいました・・・




ミッキー・ローク、まさに圧巻です。
この人以外に、この役を演じられる人って考えられません。。


マリサ・トメイは本当に見事にこの役を演じていましたね〜

年齢を感じさせないボディも素晴らしいですが、
ポールダンスの途中で、
ランディのもとへ行こう、と、決心するまでの彼女の表情、
観ていて鳥肌が立っちゃいました。



ランディが持っているステファニーの唯一の子供の頃の写真。

その裏に載っている電話番号が、何度も書き換えられていることを知ってから
私たちはレイチェルを演じる、エヴァン・レイチェル・ウッドの演技を見るわけですが、
彼女の瞳の奥は、深かったですね。。


悲しみ、諦め、希望、哀れみ、愛情・・・
感情という色が重なると、
こんな瞳の色になるのかな、と、思っちゃいました。




最後の大技、ラム・ジャム。

あの大歓声の中、ランディがジャンプした場面で、
私はそっと目を閉じました・・・









ミッキー・ローク   ランディ・ロビンソン
マリサ・トメイ   キャシディ
エヴァン・レイチェル・ウッド   ステファニー
マーク・マーゴリス
トッド・バリー
ワス・スティーヴンス
ジュダ・フリードランダー
アーネスト・ミラー
ディラン・サマーズ

  • う〜ん・・男の悲哀っ
    切なくも格好よかったですね〜(*´艸`*)
    TBしますね(*´ω`)ノ

    [ 翔syow ]

    2009/10/5(月) 午前 9:50

  • 往年のプロレスファンの 私には たまりません 萌え。

    焼きそば番長

    2009/10/5(月) 午後 3:27

  • まさに、これが男だ、って感じですよね〜♪
    すっごく良かったですっ。
    トラバありがとうございます ^^ syowさん。

    恋

    2009/10/5(月) 午後 10:26

  • プロレスが好きな方がご覧になるとまた格別かもですね〜
    是非ご覧になって下さいませ ^^ ばんちょうさん。

    恋

    2009/10/5(月) 午後 10:27

  • 顔アイコン

    読みながら思い出しまたホロっとなりましたね(だから泣きすぎ^^)ニコラスとの友情の話もいいですね。
    この人、オスカーでもショーン・ペンに絶賛されてたし。。
    ハリウッドからほされたって言っても友達はたくさんやったんやないかな〜って思いますね。素行は悪いけどいい奴。。みたいな^^
    TBさせて下さい〜

    SHIGE

    2009/10/6(火) 午前 1:36

  • 泣いてばっかりの映画を私も観ているようなw
    そうですね、ミッキー・ロークも沢山失敗をしましたが、こうして今大勢の人から賞賛を受けるまでになったというのは、やはり周囲の人たちに愛される人物だったからかな、なんて思います。
    トラバありがとうございます ^^ しげさん。

    恋

    2009/10/6(火) 午前 8:53

  • あれ?もうレンタル開始されたの?と思ったら劇場だったんですね〜!!
    いいな〜♪この映画すごく見たいです。レンタル待ちです(^▽^)
    ニコラスケイジの話にじーーーんとしました。ミッキーローク
    この映画でアカデミー賞にまでノミネートされてましたよね☆
    あぁ〜〜!!早くみたいっ!!!!

    ゆか

    2009/10/7(水) 午前 10:50

  • ぎりぎり公開された、という感じなのですけど、
    嬉しかったです〜♪
    ニコラスの友情も素敵ですよね ^^
    アカデミー賞当日、私はとんでもないことになっていて、リアルタイムでは見れませんでしたが(涙)ゆかさん。。

    恋

    2009/10/7(水) 午後 10:06

  • 顔アイコン

    プロレス好きにはたまらない・・・映画でした。
    ミッキーロークは、ホンマのレスラーみたいでした。
    日本であそこまで役作りする人いないでしょうね〜
    TBしときます。

    [ MA2DA裏BLOG ]

    2009/10/10(土) 午後 4:25

  • あの筋肉、凄かったですね〜
    相当過酷な日々をこの作品のために送ったとのことでしたが、
    彼以外、この役を考えられないと思うほど。。
    トラバありがとうございます、マツダさん。

    恋

    2009/10/10(土) 午後 11:46

  • 顔アイコン

    ミッキー・ローク自らの人生を投影していたようですね。

    mossan

    2010/1/21(木) 午後 10:28

  • 若い頃のミッキー・ロークは本当にかっこよくて、絶対「2枚目」でこれからもゆくのだ、と、思っていましたが。。
    でも人生の紆余曲折がこれだけの男にしたのか、という驚きと、興奮が確かにこの映画の中には生きていたような気がします。
    トラバありがとうございます ^^ もっさん。

    恋

    2010/1/25(月) 午前 8:31

  • ミッキー・ロークの人生そのものと重なりより感動しました。

    [ ハリー・キャラハン ]

    2010/2/3(水) 午後 6:27

  • 長い間ミッキー・ロークを観ないなあ。。と、思っていたらこの作品。
    嬉しかったですね ^^ ハリー・キャラハンさん。

    恋

    2010/2/3(水) 午後 10:42

  • 顔アイコン

    ハーレクインロマンスが女性の願望充足ファンタジィだとすれば、ハードボイルドは男性のそれ。個人的に「レスラー」はハードボイルドの文脈で見たんですけど、私の考えるハードボイルドとは違うんですよね。その異和感が気になりました。
    恋さんの記事を読むと心が洗われるようです。素直じゃない私の心はきっとどどめ色なんでしょう><
    批判記事なので恐縮ですがTBさせてくださいm(__)m

    [ 柴多知彦 ]

    2010/3/26(金) 午前 0:53

  • そういうことってあるかもしれないですね ^^
    心が洗われる。。^^; どどめ色。。^^;;
    いやいや、単純な奴なんですよ、私ってw
    トラバありがとうございます ^^ cinemaさん♪

    恋

    2010/3/26(金) 午前 8:34

  • ニコラスとのそんな友情物語がありましたか!
    リングでのレスラーたちの友情にも重なるいいエピソードですね。
    マリサ・トメイも迫力のヌードダンサーでした。

    ちいず

    2010/5/31(月) 午後 11:38

  • ニコラス自身も今、経済的には大変のようですが。。
    だからこそ余計に友情を感じるのかもしれません。
    それに、ミッキー・ロークにぴったりですよね ^^ この役♪
    そうそう、マリサ・トメイがまたとっても素敵でしたね〜 ちぃずさん。

    恋

    2010/5/31(月) 午後 11:58

  • 私はミッキー・ロークには思い入れはないんですが・・・。
    それでもこの映画はミッキー・ロークあっての映画だったと思いました^^
    栄光を極めたものが落ちぶれていく姿は悲しいものですよね・・・アイドルやスポーツ選手は消耗品ですから><
    ズタボロになってもリングに上がる姿には熱いものがこみ上げました・・・。

    プロレスの舞台裏も見れたのがちょっと面白かったですね^^

    そして、マリサ・トメイも最高です!

    トラバさせてもらいますね☆

    36 サブロー

    2010/6/18(金) 午前 7:54

  • マリサ・トメイがいなかったら、この映画はどうだったかしら・・・そう思わせるほど、彼女の存在は大きかったですね。
    もちろんミッキー・ロークも。彼の体躯と重い呼吸音が今も思い出されます。こういう男性が好きですっ(何宣言してるんだかw)
    トラバありがとうございます ^^ サブローさん。

    恋

    2010/6/18(金) 午前 8:34

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