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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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告白

イメージ 1

中島監督は、前に日本テレビ系で放映されていた
『私立探偵 濱マイク』を観たときに、名前を知りました。



他局では結構「売れるような」ドラマを作っているのに、
この作品は、月曜の夜10時、
永瀬正敏さん、中島美嘉さんなんてキャストに加え、
毎回、とてつもなく豪華な役者さんが登場するのにもかかわらず、
え、そんなあっさりでいいの・・・なんて、不思議なドラマを、彼が作っていたんですよね。




興味がおありの方は、allcinemaさんの資料がございます。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=239478





そしてご存知の通り、『下妻物語』からは怒涛の勢い。

私はすっかり彼のファンになってしまったのでした。




イメージとしては、とても色鮮やかで、
他に類を観ない突き抜けた世界観を描いてきた監督なのですけど、
ダークなブルーを基調にした、限りなくモノトーンに近い映像で、
満を持してこの作品を持って登場しました。



『私立探偵 濱マイク』は、
もっとざらついた感触でしたけど、
色調はモノトーンっぽいというか、
そんな感じだったことを、ふと思い出したのですが・・・



今回、瑞々しく、哀しく、おぞましい、人の心という世界を、
一段と磨かれた感性で、見事に映像化した中島監督。


彼はこれから、またどういう形の進化を遂げて行くのでしょうか。。





2009年の本屋大賞に輝いた、湊かなえの同名ベストセラーを
「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督が映画化した
戦慄のエンタテインメント復讐劇。



担任クラスの生徒に娘を殺された女性教師が繰り広げる復讐の顛末が、
事件に関わった登場人物たちそれぞれの視点から緊張感あふれるタッチで綴られてゆく。


主演は「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」の松たか子、
共演に岡田将生、木村佳乃。





とある中学校の終業日。

1年B組の担任・森口悠子は、ある告白を始める。

数ヵ月前、シングルマザーの森口が学校に連れてきていた一人娘の愛美がプールで死亡した事件は、
警察が断定した事故などではなく、
このクラスの生徒、犯人Aと犯人Bによる殺人だったと。



そして、少年法に守られた彼らを警察に委ねるのではなく、
自分の手で処罰すると宣言するのだった。



その後、森口は学校を辞め、
事情を知らない熱血教師のウェルテルこと寺田良輝が新担任としてクラスにやってくる。



そんな中、以前と変らぬ様子の犯人Aはクラスでイジメの標的となり、
一方の犯人Bはひきこもりとなってしまうのだが…。

allcinemaより




文庫版の原作を、買ってはいたのですけど、
この長さなら一気に読める、と、放っておいたのが災いして、
最近の忙しさにかまけているうちに、
映画の方が、先に公開になっちゃいました。



中島監督大好き、の、私でもありますし、
負のエネルギーいっぱいと言われているこの衝撃作を、
どう映画化したのか、とても気になって観たわけですが・・・


これが。。




映像が言葉を上回る、というシーンも何度もこの目で観ました。

信じられないような事実が明らかになるときに、
レディオヘッドの『Last Flowers』という曲を、
こんな風に用いるのか、とも思いました。

役者さんたちが、こんな演技をするのか、ということにも。。



とにかく、全てに衝撃を受けて、受けて、受けすぎて、
逆に、感覚が麻痺しそうになっちゃいそうでした。



実は観ている間、胃に鉛でも飲み込んだような感じがずっと続いていて、
もし、途中で吐きそうになったら、どうしよう・・・
なんて心配までしてたのです。。




結構映画も観て来たつもりですし、
ホラー映画も、残虐な殺人者が登場する映画も、そこそこに平気なのですが、
この悪意、というか、怨念というか、
そういう感情のオンパレードに、完璧にやられちゃいましたね。




賑やかな若いエネルギーをこれだけ生々しく、
あるいはリアルに描きながら、
振り絞るような人間としての、かすかに残った残滓、みたいなものを
悲鳴や絶望と共に、容赦なく私たちの前に突きつける・・・




あの雨。

あの水しぶき。

あの血。


そして、空。



確かにこれは15歳未満のお子さんには、
ちょっと衝撃的過ぎるかもしれないです。。



最初に神経を逆撫でされる、この演出にのかっちゃったら、
もう最後まで行くしかない、まさにこれこそ、中島監督ワールド。

こんな作品は、彼だからこそ撮れた・・・私はそう思います。




松たか子さんはじめ、他の役者さんたち、
子どもたちに至るまで、演技も半端なかったです。




はぅ。今夜、食事が喉を通るかしらん。。^^;











松たか子   森口悠子
木村佳乃   下村優子(直樹の母)
岡田将生   寺田良輝(ウェルテル)
西井幸人   渡辺修哉
藤原薫   下村直樹
橋本愛   北原美月
天見樹力
一井直樹
伊藤優衣
井之脇海
岩田宇
大倉裕真
大迫葵
沖高美結
加川ゆり
柿原未友
加藤果林
奏音
樺澤力也
佳代
刈谷友衣子
草川拓弥
倉田伊織
栗城亜衣
近藤真彩
斉藤みのり
清水元揮
清水尚弥
田中雄土
中島広稀
根本一輝
能年玲奈
野本ほたる
知花
古橋美菜
前田輝
三村和敬
三吉彩花
山谷花純
吉永あゆり
新井浩文   修哉の父
山口馬木也   桜宮正義
黒田育世   修哉の母
芦田愛菜   森口愛美
山田キヌヲ   修哉の継母
鈴木惣一朗
二宮弘子
高橋努
金井勇太
野村信次
ヘイデル龍生
吉川拳生
成島有騎
小野孝弘
三浦由衣
前田想太

  • 顔アイコン

    トラバありがとうございました^^
    わたしもさせてくださいね。
    意味不明じゃあありませんよ〜〜
    そうそう^^って思いながら読ませていただきました。
    でも茫然としてなにを言ったらいいかというインパクト大の映画でしたね。

    きたのこみち

    2010/6/24(木) 午前 0:03

    返信する
  • 私はよく言葉を見つけられなくなるんですけど(かっこよく言うと言葉の中で迷子になります ^^ えへん)
    とても自分の記事読み返せないです。。^^;
    トラバありがとうございます ^^ きたのこみちさん。

    恋

    2010/6/24(木) 午前 8:18

    返信する
  • アバター

    わかります〜
    残虐シーンがどうこうとかそういうのではなく、人間の持つ負の部分を目の当たりにして気分が悪くなるんですよね。
    私も吐き気までは行きませんでしたが、今まで映画を観ながら陥ったことのないいや〜な気分になり、もしかして体調悪くなったらどうしよう、なんて思いながら観てました。^^;
    しかしこれ、映像化するのは本当に難しいと思います。それでも原作に忠実にここまでの作品に仕上げたのはやはり中島監督ならではでしょうね。
    題材も重く、また登場人物もローティーンというのは非情に難しいですよね。いろいろ考えさせられました。
    遅くなってすみません。TBさせてくださいね。

    choro

    2010/6/25(金) 午後 0:57

    返信する
  • おっしゃるとおりなんですね。。
    案外そういうのダメなんだなあ。。と、自分が情けない奴に思えましたが、こればっかりはどうしようもありません。。^^;
    中島監督が、こういう風に映画にしてくれた、という、見事なこの演出がなければ、嫌な映画になっていたかもしれないです。
    彼の才能には、いつもびっくりです。
    トラバありがとうございます ^^ Choroさん。

    恋

    2010/6/25(金) 午後 11:08

    返信する
  • ご丁寧にありがとうございます、ひみつさん。
    本当にそうですね・・・お疲れさまでございました。
    映画がこういうときに救いになるのは、またありがたいですね ^^
    こちらこそ、またどうぞよろしくお願い致します。

    恋

    2010/6/25(金) 午後 11:10

    返信する
  • 顔アイコン

    原作を読んでから、話題沸騰の映画を、準備万端「何でもこい?」というスタンスで観ました(笑)。最初から、原作通りの展開。スピーディーで、色彩も鮮やか、音楽も素晴らしく溶け込んで、うならされました。

    この監督作品は「嫌らわれ松子の一生」で、フランス映画の「アメり」のようなファンタジー的色彩ですばらしかったですが、「告白」は、”どかーーん”映画でしたね。TBさせてください。

    fpd

    2010/6/26(土) 午前 7:48

    返信する
  • 先に原作をお読みになった場合と、映画が先だった場合と、かなり違うところもあるかもしれないですね。。
    でもこの演出の手腕は、原作を先、の方も驚かれる方が多かったようです。私は映画が先でしたけれど、これをそう撮るのか・・・には、ただため息でございました。。
    この監督作品は、どれも大好きです ^^ トラバありがとうございます。fpdさん。

    恋

    2010/6/26(土) 午後 2:57

    返信する
  • 顔アイコン

    やっと観てきました。(~~)
    胃に鉛。。。わかります。
    かなり衝撃的な中島監督ワールドでしたもんね。
    ミステリーというよりもホラーですよね。
    私は好みではないですが、邦画としては傑作だと思います。
    TBさせてください。

    ■Doobie■

    2010/6/26(土) 午後 8:12

    返信する
  • 私は客観的に観るのを失敗しちゃったみたいで。。^^;
    でも、凄い作品と言うのは、確かなんですよね〜
    トラバありがとうございます、Doobieさん。

    恋

    2010/6/26(土) 午後 11:22

    返信する
  • 心理面で観ているこちらまで追い詰められました。坦々と話すホームルームの時間から、怖くなっておりました^^;けして好きなジャンルではありませんが、よく出来た作品だと思いましら。TBさせてくださいね。

    [ - ]

    2010/7/4(日) 午前 1:08

    返信する
  • この作品の凄さは本物ですものね。。
    解釈は色々でしょうけれど、出来に関しては天才的という評価がされるのかも。トラバありがとうございます ^^ SHIMAさん。

    恋

    2010/7/4(日) 午前 10:40

    返信する
  • 結局見てきちゃいました・・・。
    究極の命の授業でしたね^^;
    数々命の重さを詠った映画はありましたが、これは究極。。
    好きな映画ではないですが、凄い映画だったと思います!
    一番人間らしかったのは森口先生だったな〜と。。
    子供の浅知恵を上回る、森口先生の究極の命の授業、参りました。。。
    トラバさせてもらいますね☆

    36 サブロー

    2010/7/14(水) 午後 2:22

    返信する
  • ご覧になられましたか ^^
    本当にそうですよね。究極という言葉がぴったりかも。
    今日は『ヴィヨンの妻』の記事も書いたのですけど、松たか子さんってどんだけ凄い女優さんなんだ、ということも改めて感じますねえ。。
    凄い作品で、やっぱりこれは観ないと!と思わせてくれる作品でした。
    トラバありがとうございます、サブローさん。

    恋

    2010/7/14(水) 午後 11:28

    返信する
  • ああ、浜マイクも注目してましたが、中島監督とは知りませんでした!やっぱいいですねえ。
    「告白」は原作もそうですが、両親のない中学生たちに胸が悪くなるのですが、中島監督の絶妙の仕立てはもう一度みたくなりますね!

    ちいず

    2010/7/19(月) 午後 0:35

    返信する
  • 中島監督だけではなかった、ということを教えて頂きました。
    沢山の才能が結集した結構地味目の渋いドラマでしたね〜♪
    ホント中島監督は素晴らしいです。
    スプラッターでもついて行きます、多分。。^^;
    トラバありがとうございます ^^ ちぃずさん。

    恋

    2010/7/20(火) 午前 0:33

    返信する
  • 加害者と被害者が鮮明なので見る側は被害者目線で松たか子に
    加担しますが、段々と複雑な心境にさせる映画でしたね〜
    うまい作りです。罪と罰って難しいですね
    TBしま〜す

    pony

    2011/1/28(金) 午後 3:48

    返信する
  • 裁判とか事件とかあるたびに感じる何かかたいしこりみたいなものも。。この作品を観ていてまた感じたりしましたね。
    とにかく凄い作品でしたね〜
    トラバありがとうございます ^^ ポニーさん。

    恋

    2011/1/28(金) 午後 10:47

    返信する
  • この悪意、というか、怨念というか、
    ですよねー
    あー恐ろしい
    でも最後はスッキリとした自分がいたわ・・(´m`)うふ
    TBしますねー

    [ 翔syow ]

    2011/2/16(水) 午前 7:38

    返信する
  • あはw 最後はすっきり ^^
    人間には、こちらの負の感情もいっぱいあるのですねえ。。
    ホント恐ろしいことでございます。。
    トラバありがとうございます ^^ syowさん。

    恋

    2011/2/16(水) 午前 8:04

    返信する
  • アバター

    たしかにここまで衝撃的な作品は久しぶりです。
    見終わった後もしばらくボーゼンとなってました。TBしま〜す。

    こころパパ

    2011/6/27(月) 午後 0:57

    返信する

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