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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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MR.デスティニー

イメージ 1

1990年のアメリカ製作映画です。


大変なことが沢山ありすぎて、腐っているところに車が故障。

そこは誰もいない街角で、
すぐ横に、小さなバーのネオンサインが見えます。



レッカー車を呼ぶ電話をかけるため、その店に入ると、
マイケル・ケインが
「いらっしゃいませ」と、薄暗い店内から声をかけ・・・



映画の中の主人公が、彼と話すのは必然ですが、
映画の外からこれを観ている私も、
マイケル・ケインがバーテンダーなら、
そこで気が済むまで、相手をして貰って、お酒を飲み続けていたい。。



・・・って、願望を語って、どうする、って話ですけれど。。^^;


原題は『MR. DESTINY』




ラリーはいつも、高校野球の試合で活躍できなかったことを悔やんでいた。

その試合以来、自分の人生は失敗ばかりだと、思っていたのだ。


そんなある日、会社をクビになった勢いでバーに飛び込んだ彼は、
バーテンから不思議なカクテルをふるまわれる。

そしてそれを飲んだ瞬間、ラリーは過去に戻っていた……。


                                   allcinemaより


この元ネタは、ああ、あの作品だな、と、
映画がお好きな方なら、すぐおわかりになるでしょうね。



ときおりふと、こんなことを思ったこと、ありません?


あのとき、もし別の結果を出していたら、
今の自分はきっと、違う人生を生きていたかもしれない・・・



もちろん、今に至る道は実はそんなに簡単ではなくて、
目の前に光の玉がぽん、ぽん、ぽん、と現れて、
2通りの説明をされて済む話ではありません。


ずっとずっとそこいらの話は複雑ではあるのですが、
それでも人というのは、
今が切なければ切ないほど、辛ければ辛いほど、
「もしあのとき・・・」という想いを抱いてしまうことがあったり致します。



この物語のラリーもそのひとり。



彼は高校の野球の試合で、
ここで勝てば一発逆転、町のヒーローになるというバッターボックスに立ちます。


そこで、ほんの0.5秒バットを振るのが遅れてしまい、
その大事な試合に負けてしまいます。



それから色々あって、
地元のスポーツ関連の会社に勤務していますが、
父親、妻、友人など、みんな同じ会社で働いています。



彼の35歳の誕生日。

6歳から食べ続けているお気に入りのシリアルを、妻が買い忘れたことから始まり、
次々とトラブルに見舞われ、
ラリーの人生最悪の日として終わろうとしておりました・・・



そこで、冒頭のバーが登場するわけですが、
マイケル・ケインは、一応マイクと名乗っていますが、正体は謎。


「人生で何かを選択するとき、自分は示唆をする、君はそれを選んでいるんだ」

・・・ま、彼のセリフを借りれば、そういう存在、ということなんですけれど ^^



そして不思議なカクテルを飲み、
ラリーはあの運命の試合で、
逆転サヨナラホームランを打った男として、
そのバーから歩み出すこととなってしまうのです。。




ジェームズ・ベルーシ、相当可笑しくて、でも下品じゃないので、
やっぱりいいですね〜 ^^ とてもいい感じです。


彼の妻の役が、リンダ・ハミルトン。

条件反射的に、名前はサラじゃないか・・・
そう思われる方がいらっしゃるかもですけど、彼女の役名は、エレンです。



大体ストーリーは想像頂けると思うのですけれど、
その見せ方が巧いんですよね〜



爆笑シーンも多いのですが、
物語として、ぐいぐい観ている人間を引っ張りこむ力があるのですよ。



最後のシーンなんて、もう最高ですっ〜♪



ラストにあのシーンを持ってきて、
そこで、あの、「オンリー・ユー」・・・


え、なんで私は泣いているの。。^^;


ああ、言えないのがもどかしい・・・でも言わない・・・



こんな映画を観た日は、
今日という日が散々でも、ちょっと元気を貰っちゃいますね。


いい作品です ^^ ご家族揃ってご覧になれる作品でもありますよ〜!








ジェームズ・ベルーシ    ラリー・ジョセフ・バロウズ
リンダ・ハミルトン    エレン・ジョセフ・バロウズ
マイケル・ケイン    マイク
ジョン・ロヴィッツ    クリップ
ハート・ボックナー    ナイルズ・ベンダー
レネ・ルッソ    シンディ・ジョー
コートニー・コックス    ジュエル・ジャガー
キャシー・アイアランド


監督: ジェームズ・オア
製作: ジェームズ・オア
ジム・クルークシャンク
製作総指揮: ローレンス・マーク
脚本: ジェームズ・オア
ジム・クルークシャンク
撮影: アレックス・トムソン
音楽: デヴィッド・ニューマン

ヒア アフター

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「死後の世界を、あなたは信じますか?」


こんな風に「信じますか?」と、イエスかノーかで問われると、
だってそんなことわかんないし、
はっきり答える理由もないし・・・と、
なぜか即答出来なかったり致します。


そんな感じの「死後の世界」


でも、毎日仏壇にお茶とご飯を供え、
「今日も1日ありがとうございました。今、色々あって大変なんだけど、お父さん見守ってね」

・・・そんなことを言う人間に向って、

「あなたはおかしい、その人はこの世にいない人なのですよ」
なんていう人は、まずいないような気がします。



イエスかノーか、という問い方がいけないのか、
それとも、人は本能的に「死」をするような事柄から逃れようとするのか、
理由はよくわかりませんけれど、
報道番組や、一般の新聞で、このテーマが取上げられることは、
まずない、といってもいいでしょう。


さて、それをクリント・イーストウッドが映画にしました。



彼は、身体は老いて行くはずなのに、
次々と新しいことにチャレンジなさる方なのですねぇ・・・私も見習わなねば。。^^;



2010年度のアカデミー賞で、
視覚効果賞にノミネートされております。


原題は『HEREAFTER』




「硫黄島からの手紙」以来のコンビとなる
クリント・イーストウッド監督とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で贈る
スピリチュアル・ヒューマン・ドラマ。


死後の世界をテーマに、
それぞれのかたちで死と向き合った三者の人生が,
運命にいざなわれるがごとく絡み合っていくさまを感動的に綴る。


主演は「インビクタス/負けざる者たち」に続いて
イーストウッド監督作出演となったマット・デイモン。

共演に「スパニッシュ・アパートメント」「ハイテンション」のセシル・ドゥ・フランス。



パリのジャーナリスト、マリーは、
恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。

だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。


それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、
そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。


サンフランシスコ。

かつて霊能者として活躍したジョージ。


今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。

しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、
2人は離ればなれに。


ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。

ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。

もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、
やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。


そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。


こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが…。


allcinemaより



洗練された作品ですねぇ、それでいて骨太です。


洗練を、老練とも、素朴とも、削ぎ落とされた、とも、無駄がない、とも、
色々言い換えることは可能だと思うのですけれど、
やっぱり映像の見事さから言うと、
「洗練」が一番しっくり来る感じがしますね〜



イーストウッド監督は、
人を描くことにかけての天才ですが、
それはどの時代、どの環境、性別、年齢であろうと、
こちらが参った、と言わざるを得ない、絶妙な距離感で、
さらりと、シンプルに、作品の中でみせてくれますね。


これまでも人が死ぬ、と、いうことが作品の中に多く登場しましたけれど、
この作品の取上げ方は、ちょっと違います。




フランス人の女性ジャーナリスト、マリー・ルレが、
突然の大津波に襲われ、臨死体験をする、という場面から始まります。



ここの撮影も極力CGを使わない、ということで、
俯瞰の場面以外は、かなり大変な撮影だったのではないかしら、
なんて想像しちゃうんですけど、
美しい青い海が、みるみる豹変して大津波となり、
大勢の命を奪い、生き残った人々の生活を一変させてしまう・・・

そのシーンを丁寧に撮りたい、という監督の気持ちが、
この映画そのものかもしれない・・・そんな風に感じました。



自分がある能力を持つことで、
人と触れ合うことを恐れ、工場勤務をしているジョージ。



彼が10週かけて習うことにした、
イタリア料理の教室へ通い始めるという「意味」


本人が意識しているかどうかはわからないのですが、
ジョージの気持ちがわかると、
ここでの出来事は、より切ないですね。。



ロンドンの双子の男の子たちもそう。

辛いこと、大変なこと、これまで2人で乗り越えて来たのに、
それが果たせなくなったとき・・・



運命はそれぞれに訪れ、
辛いことも経験し、乗り越えて生きていかねばなりませんが、
「孤独」ということを、これだけの映像で描けるのか、というのには、
今回も唸らされましたね〜



例えばジョージ。

彼女が部屋から出て行ってしまったあと、
カメラが少し引いて、奥の部屋のモノクロの絵画が映って、
数秒、そして終わる、なんてところは、一見普通の映像なのに、胸が痛みます。


イタリア人シェフが「僕と組むとコンテストは優勝だよ」と、言う場面でも、
刻まれている赤いトマトの色、
慰めようとするそのシェフ明るさと、ジョージの心のコントラストが。。

・・・もう、枚挙に暇がないほど、これらの映像が語るものは大きいです。



ディケンズの「リーディング」、見事な伏線でしたね。


これは脚本家が優れているのだとも思うのですが、
ジョージにとって、どれほどディケンズの「リーディング」が大事かというのを、
日常の中でちゃんと描いてあるのも、さすがでした。


「リーディング」というのには、色々と意味があるらしいですよ。

映画をご覧になった方で、お調べになると、そっか〜となるかも♪



マット・デイモンの演技はやっぱり、というか、完璧です。


セシル・ドゥ・フランスの心の変化も見事でしたし、
マクラレン兄弟のあの一体感は、
さすが双子ならではかもしれません。


・・・他にも沢山触れたいところはあるのですが、
それはご覧になった方のもの、ということで。



今回もイーストウッドの音楽が、
ギターで、ピアノで、優しく優しく流れます。




私たちは「死」を遠ざけようとしますが、
必ずそれはやってきます。


「死」を無視することなく、よりよく生きるために「死」を想う・・・


このスタンスが大事なのかもしれないですね。







マット・デイモン   ジョージ
セシル・ドゥ・フランス   マリー・ルレ
フランキー・マクラレン   マーカス/ジェイソン
ジョージ・マクラレン   マーカス/ジェイソン
ジェイ・モーア   ビリー
ブライス・ダラス・ハワード   メラニー
マルト・ケラー   ルソー博士
ティエリー・ヌーヴィック   ディディエ
デレク・ジャコビ
ミレーヌ・ジャンパノイ
ステファーヌ・フレス
リンゼイ・マーシャル
スティーヴン・R・シリッパ
ジェニファー・ルイス
ローラン・バトー
トム・ベアード
ニーヴ・キューザック
ジョージ・コスティガン


監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド
キャスリーン・ケネディ
ロバート・ロレンツ
製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
ティム・ムーア
ピーター・モーガン
脚本: ピーター・モーガン
撮影: トム・スターン
プロダクションデザイン: ジェームズ・J・ムラカミ
衣装デザイン: デボラ・ホッパー
編集: ジョエル・コックス
ゲイリー・ローチ
音楽: クリント・イーストウッド

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1966年のイタリア製作映画です。


先日『ウォール・ストリート』の記事のときに、
シャイア・ラブーフの着メロが、
この作品のものだ、ということを書いたのでございます。


イタリア語はさっぱりなので、
英語の「THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY」から言葉を借ります。
(本当は日本語の方が私にはありがたい・・・)



着メロになった理由は、はっきりしたことはわかりませんけれど、
「THE UGLY」こと、トゥーコを演じたイーライ・ウォラックが、
あの作品にも出演していたこと、
そして、生き馬の目を抜くような世界で、一体最後は誰が生き残るのか?
・・・なんてことの象徴として使われたのかもしれないと、私は思ったりしているのですが。。


いかがでしょ・・・?



原題は、
『IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO』
『DA UOMO A UOMO』
『THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY 』[米]




コンビを組んでお尋ね者の懸賞金をだまし取っていたブロンドとトゥーコ。

二人はある日、逃走中の強奪犯から、20万ドルもの大金を奪う。

だがその金をねらって、エンジェル・アイズという凄腕のガンマンがやってきた……。


三人の男たちの、虚虚実実の駆け引きをユーモラスに描いた痛快ウェスタン。

騙しだまされ合いながら、
コンビを組むC・イーストウッドと、
E・ウォラックの絶妙の台詞回しがおもしろい。


オリジナルは170分。


                                   allcinemaより



これももまた最近のことですが、
『荒野の用心棒』のことを書かせて頂きました。


で、そのとき、近々に「続」を記事にしますね〜とコメントもしていたのですが、
ここがね、ちょっとややこしいところでね。。


と、またしても、弁解が始まる・・・



『荒野の用心棒』と、『続・荒野の用心棒』とは、まるで別物なんですよね。


『荒野の用心棒』は、この映画と同じく、セルジオ・レオーネ監督で、イーストウッドが主演。

『続・荒野の用心棒』は、セルジオ・コルブッチ監督で、フランコ・ネロが主演。



これは邦題が事態をややこしくしていることになるんですけど、
本来は『夕陽のガンマン』こそが、『荒野の用心棒』の続編、というわけなんですね。


『夕陽のガンマン』も、もちろん面白いですし、
順番を考えると、それを記事にするべきだとも思ったのですが、
『ウォール・ストリート』の着メロのことを、
私が忘れちゃいそうなので、
今回はひとつ飛ばしてこの作品をご紹介することに致しました。



・・・とってもややこしくて、すみません。。^^;



ま、続編だとか言っていても、内容は色々違っていたりしますから、
その1本だけをご覧になっても、十分お楽しみ頂けると思うんですよね〜


この時期のレオーネ、イーストウッド、モリコーネがタッグを組んだ作品は、どれも面白いですっ。



前置きがすっかり長くなってしまいましたが、
これは個人的にも、本当に大好きな1本なのです。


3人の男たちが登場しますけど、
この配役が絶妙〜♪



「世の中には2種類の人間がいる・・・」
と、決めのセリフを吐く、
「THE GOOD」こと、ブロンドを演じるイーストウッドが、まずいいでしょう。


・・・今から思うと、彼はジョークを言ってるつもりなのね。。^^;


「THE BAD」こと、エンジェル・アイズが、
とにかく情け容赦なくて、余裕たっぷりなのも魅力。


ちゃんと要所要所に顔を出して来るところが、いかにも悪役です ^^



そして、「THE UGLY」こと、トゥーコを演じたイーライ・ウォラック。

無口な2人に対して、彼はとてもお喋りですけど、
これは自分の身を守るためのお喋りでもあったりするんですね。


彼を追っかけているだけで、お話がどんどん進んじゃいます。


でも、かなり凄腕のガンマンであるところは、
閉店の看板を出した、
お鼻の赤いおじいさんの銃砲店でもわかっちゃったりしますよね。


・・・でも、あんな風に銃の改造はできない気がしますけど・・・


えっと、でも突っ込みどころは今回抑えないと、話が終わらない気がします。。




色々なシーンがツボですっ。


今想い出そうとすると、
脳ミソが沸騰しそうになるんですけど、
これは最高〜というのは、やはり終盤。



あのお墓のシーンを駆け抜けるトゥーコ、
そしてモリコーネの音楽、回るカメラ、ものすごくテンション上がりますっ。


そこから始まる3人の緊張感溢れる睨み合いのシーン・・・


最後のトゥーコの叫びも、吹き替え版と字幕はまた違ったりするので、
それを比較するのも、楽しいかもしれません。



そうそう、イーストウッドが、
ちゃんとポンチョを着て登場することになる、なんてのも、
ファンには嬉しかったりしますね。



南北戦争については、
この3人の誰もが(あのエンジェル・アイズでさえも)
暗い目をする、というシーンがあるのも印象的でした。




それにしても、最初の作品から思えば、
随分お金がかけられるようになったのね・・・



先ほどもちょっと書きましたが、
突っ込みどころが満載の作品でもあります。


時間も170分と、かなり長いです。



しかし、映画を面白い!と、子どもの頃に思わせてくれた、
私の想い出の作品なのですよ。


これが映画なんだ!と、観る度に興奮してしまいます ^^



そうそう、タランティーノ監督も、
これが「生涯ベストワンだ」と、おっしゃってますもん♪



韓国映画の『グッド・バッド・ウィアード』も、
これに触発されて出来た作品で、
かなり楽しく観ることが出来ますが、
やはりこのオリジナルの、言葉に出来ない映画の醍醐味、とでも申しましょうか、
それをまずお楽しみ頂けると、嬉しいかな〜なんて思いますね。










クリント・イーストウッド   ブロンド
リー・ヴァン・クリーフ   エンジェル・アイズ
イーライ・ウォラック   トゥーコ
チェロ・アロンゾ
マリオ・ブレガ
ルイジ・ピスティッリ


監督: セルジオ・レオーネ
製作: アルベルト・グリマルディ
脚本: ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
フリオ・スカルペッリ
セルジオ・レオーネ
撮影: トニーノ・デリ・コリ
音楽: エンニオ・モリコーネ

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エトワール

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2000年のフランス製作映画です。


女性40歳定年、男性45歳定年。


そんな若いのに定年なんていうのは・・・
でも、この作品を観れば、それも納得かも。


オペラ座のバレエダンサーたちが、
身体と心のバランスをベストに保っていられるのは、ほんの短い間なんだそうです。


表現力の一方である身体がピークに達しても、
役に対する理解力、深みがピークに達するのはもっとあと。


その間でダンサーは決断を強いられ、苦悩しているのですね・・・



美しいバレエに身も心も捧げた団員たちの日常を知り、
ただただ、ため息です。。


原題は『TOUT PRES DES ETOILES』





エトワールを頂点に厳格な階級社会が築かれているパリ・オペラ座バレエ。


その美しくきらびやかな表舞台の裏では過酷で容赦のない、
頂点を目指した、あるいは生き残りをかけた熾烈な争いが繰り広げられている。


そんなプロの世界ゆえの残酷なドラマを見つめたドキュメンタリー。


監督は「田舎の日曜日」「ラウンド・ミッドナイト」などで知られる
ベルトラン・タヴェルニエの息子で俳優としても活躍するニルス・タヴェルニエ。



300年以上の歴史を誇るパリ・オペラ座。
そのバレエ団は、“星”を意味するエトワールと称される最高位のダンサーを頂点にし、
プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと続く完璧な階級社会。


そもそも、一握りの選ばれし者のみが団員になれる世界。


その中で、残酷な生存競争に勝ち残るために、
日々超人的な努力が要求されるダンサーたち。


エトワールに任命されてもなお、深まりゆく芸術への理解力と相矛盾するように、
衰え行く肉体に悩み続ける。


一方、カドリーユたちは血マメをつぶし、抗生物質を飲んでステージへと上がる……。


                                   allcinemaより



アカデミー賞で今年、
主演女優賞に『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンがノミネートされています。



こちらはバレエ映画、というジャンルではなく、
サスペンス映画ということになっているそうですけれど、
昇級試験を次々とクリアし、上を目指すダンサーたちの姿を観ていると、
この美しくも厳しいピラミッド型社会の中に、
どんな想いがあるのかを知りたくなってしまいます。



こちらのドキュメンタリーでは、
ドロドロしたものは(当然?^^;)描いてはありません。


でも、言葉に出さなくても、
それぞれの階級にいるダンサーたちの苦悩や想いが自然に見えて来る気が致します・・・




必死でノートを取り、
代役がもし自分になれば・・・と、努力を続ける女性が、
「こんなことは慣れているわ」
と、ひっそりと立ち去る後姿。



母親がエトワールであるがゆえに、
愛するバレエをしているのに、幼い頃からいつも周囲の重圧を感じているダンサー。



血に染まったつま先にテーピングを施しながら、
「舞台に立ったら痛みを忘れるの」というダンサー。



エトワールに登りつめたにもかかわらず、
事故に遭ったときのために、バレエ教師の資格を取ったというダンサー・・・



観るもの全てが新鮮で、ストイックで、そして厳しい世界です。



彼らは信じられないほど見事な肢体を持っており、
そこら辺りの女優さんも霞むのでは?なんて、素晴らしい美貌の持ち主ですが、
日々懸命の努力をして、それを保ち、
まだ上を目指し続けているんですよね。



よく白鳥に例えられますよね、
水面では優雅に、水面下では必死に足を動かすこと。
(そういえば、この作品でも「白鳥の湖」のシーンが出てきます)


表舞台では美しく、華麗な姿に、
観客はうっとり見惚れてしまいますが、
一旦それを終えて、舞台袖に戻ると、
床に倒れこむダンサーたちがいっぱい。



美、とは、これほどに何もかもを捧げねば得られないものなのでしょうか。。



私が観たのは、バレエのほんの一部の世界ですけれど、
これを観ると、本物のバレエの舞台を観たくなること、間違いなしでしょう。



モーリス・ベジャール本人もちょっとだけ登場いたします ^^


バレエに興味をお持ちの方、
なかなか観れないこの100分のドキュメンタリーは貴重かもですよ〜♪






マニュエル・ルグリ
ニコラ・ル・リッシュ
オーレリ・デュポン
ローラン・イレール
エリザベット・プラテル
マリー=アニエス・ジロー
クレールマリ・オスタ
ウィルフリード・ロモリ
ミテキ・クドー
イリ・キリアン
ノエラ・ポントワ
モーリス・ベジャール
藤井美帆


監督: ニルス・タヴェルニエ
撮影: ニルス・タヴェルニエ
ドミニク・ルリゴルール
スチール: ヴァンサン・テシエ

塔の上のラプンツェル

イメージ 1

2010年度アカデミー賞歌曲賞ノミネート、
同じくゴールデン・グローブ賞、アニメーション作品賞、歌曲賞ノミネート、
同じく放送映画批評家協会賞、長編アニメーション賞、歌曲賞ノミネート・・・


これは素晴らしいアニメですよ〜♪


まさにディズニーならではの、
夢と冒険と楽しさが、いっぱい詰まった特別な世界です。


3Dでご覧になって頂ければ、この感動がより伝わるかな・・・


日本公開は3月12日。


原題は『TANGLED』




“髪長姫”の呼称で知られるグリム童話のヒロイン、ラプンツェルを主人公に、
自由自在に操れる驚くほど長い彼女の
“魔法の髪”に秘められた謎と旅を描くアドベンチャー・アニメーション。


『ボルト』のバイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務め、
未知なる世界に挑むラプンツェルの冒険をダイナミックなアクションと共に描き出す。


グリム童話から生まれ、
世界のアニメ界を代表するディズニーが手掛けたミステリアスなストーリーに期待したい。



深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェルは、
母親以外の人間に会ったこともなかった。


ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、追手を逃れて塔に侵入してくるが、
ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。


しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。


                              シネマトゥデイより





ディズニー・クラシックス第50作目とのことで、
最初と最後に、あの懐かしい『蒸気船ウィリー』の映像に「50th」の文字が重なります。



この作品はグリム童話の「髪長姫」が原作なのですが。

お姫様の物語?それを3Dで観て、そんなに楽しい?

・・・なんて、特に男性で思われる方、結構いらっしゃると思います。



前も記事に致しましたが、
ここで唐突にクエンティン・タランティーノ監督が選ぶ、
2010年のトップ20を再びここへ持って来ちゃいますっ。



1.「トイ・ストーリー3」
2.「ソーシャル・ネットワーク」
3.「Animal Kingdom」
4.「I Am Love (原題:Io sono l'amore)」
5.「塔の上のラプンツェル」
6.「トゥルー・グリット」
7.「ザ・タウン」
8.「Greenberg」
9.「Cyrus」
10.「エンター・ザ・ボイド」
11.「キック・アス」
12.「ナイト&デイ」
13.「Get Him to the Greek」
14.「ザ・ファイター(原題)」
15.「英国王のスピーチ」
16.「キッズ・オールライト」
17.「ヒックとドラゴン」
18.「ロビン・フッド」
19.「Amer」
20.「ジャッカス3D」



・・・えっと、アニメの『トイ・ストーリー3』が、一応その、1位ではありますが。。^^;


でもでも、『塔の上ののラプンツェル』、なんと5位に入っております。


『トゥルー・グリット』『ザ・タウン』『キック・アス』『英国王のスピーチ』は、
彼によると、まだまだ下でございますっ。



・・・タランティーノ監督にあまり興味のない方は、
これを読まれてもふーん、みたいな感じなのかなぁ。。


彼がそこまで言う作品なら、観ようじゃないか!という気になっちゃいません?




ディズニーの長編アニメ第1作目は、やっぱりグリム童話の「白雪姫」だったんですね。


それから沢山の作品が作られ、
今回50作目、ということなのですけれど、
堂々たるプリンセスストーリーを、再びここで出してくるディズニー、
と、いうところに注目して下さいませ。



過去の50作、全てを注ぎ込んだと言ってもいい内容については、
私などが説明するよりも、是非劇場でご覧になって頂きたいなぁ。。



信じられないほど美しい映像、
飽きさせないストーリー、
滑らか動きと、息を飲む迫力、
喋らないけど、とってもチャーミングなカメレオンのパスカルと、馬のマキシマム、
そしてなんといっても、圧巻の音楽たち!



私は吹き替え版で観たので、
残念ながらオリジナルの曲は知らないのですけれど、
映画が終わって、ひとりになったあとでも、
「I See the Light」のメロディが流れ続けておりました。



この作品を手がけたアラン・メンケンは、
なんと過去8度もアカデミー賞を受賞していますし、
色々なジャンルの曲が、作品の場面とマッチしていて本当に素敵です ^^



ラプンツェルが「沢山の星」だと思っていた灯りが、
夜空に登場するシーンがあるのですが、
その幻想的な美しさは圧巻です。


自分の目の前に、ふわりとやってくる灯りに、
はっとして手を出そうとして・・・


って、周囲の人たちが、同時に手を出しているのがメガネの端っこに見えて、
なんだか嬉し楽しい、という気分でしたね〜♪




お子さんたちも、ずっと静かにご覧になっていて、
でも笑い声を上げるときは観客が一緒に・・・という、
そんな上映時間も久々で、とてもよかったです。



夢の時間をお約束します。

本当に素晴らしい作品ですよ、これ。



吹き替え版のしょこたんですけど、全く心配ご無用です。


彼女、まさにラプンツェルそのもので、
作品を観ていて、ついつい私、涙ぐんだりもしたのですよ。



私も女の子・・・えっと・・・元女の子ですものね〜 ^^







ラプンツェル    マンディ・ムーア (日本語版:中川翔子、歌:小此木麻里)
フリン・ライダー     ザッカリー・リーヴァイ (日本語版:畠中洋)
マダム・ゴーテル     ドナ・マーフィ (日本語版:剣幸)
フックハンド     ブラッド・ギャレット (日本語版:岡田誠)
スタビントン兄弟     ロン・パールマン (日本語版:飯島肇)
ビッグノーズ:    ジェフリー・タンバー (日本語版:石原慎一)
警護隊長:    M・C・ゲイニー (日本語版:佐山陽規)
ショーティー    ポール・F・トプキンス (日本語版:多田野曜平)


監督: バイロン・ハワード / ネイサン・グレノ
製作: ロイ・コンリ
音楽: アラン・メンケン
作詞: グレン・スレイター

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