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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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パレード

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2010年の日本製作映画です。


この映画は観たかったのですけど、こちらで公開がなくて。


ひとりでこの118分間を観たあと、
ずっと何かしら、想い出しては考えてしまう・・・


行間を読む、なんて言葉がありますが、
この映画では、確かに「読む」ものがあるような気がします。




第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説を、
「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督によるメガホンで映画化した青春群像ドラマ。


現代の若者の内面に宿る“モラトリアム”をテーマに、
マンションでうわべだけの共同生活を送る若者たちの日常が新たな同居人を加えたことで
徐々に歪んでいくさまとその顛末を描く。


主演は「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也。



都内のマンションをルームシェアする4人の男女。

映画会社に勤める健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。

一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おかまバーの常連。

また、先輩の彼女に恋をした大学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。

そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。


そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、
“本当の自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。


しかし、いつしか男娼のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、
町では女性を狙った暴行事件が連続して発生、
これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…。


                                  alcinemaより



原作も青春群像劇ということですけど、未読です。



行定監督は、数多くの作品を手がけていますけれど、
この作品は脚本も彼なんですね〜


って、何度も脚本書いているでしょ、なんて言われちゃいますが、
長編をひとりで、というのは初めてなんだそうですよ。


彼をそのように動かしたこの原作に、
今とても興味を持っているのですが、さて、いつ読めることやら。。


下手をすると、きっと実験作のようになっちゃったかもしれないのですが、
そうならない、と、いうところが凄いですね。



すれすれのところで踏みとどまり、
私の肩を掴んで、ぐい、と、引き戻したのは、
毎日のようにこの国のどこかで起きている殺人事件、というものを扱いながら、
実は私を含めた、今の人々の生活を描いているから・・・なのかも。



表と裏、なんて言葉は、
大人になれば特に違和感なく使っていたりします。


私たちが、例えば、会社で、社会で、
何かを語ったり、笑顔をみせたりしていたとしても、
それが自分でも意識しない「本当の自分」でないから、といって、
誰からも非難されることはありません。



逆にそうじゃないともたない、なんて思ってたりもすることもあるのですけれど、
この映画は・・・この原作は、かな?
その意識の中に潜む怖さを描いた、というのが、斬新でしたね〜



中で時々、
「別にいいんだけどさあ・・・」で、語られる本音だとか、
「時間って、こう、端と端が繋がってる直線じゃなくて、ループになってて・・・」
なんてセリフがあって、
それは、スルーして欲しい、重く思わないで欲しいという、ある種の願いでもあり、
だけど、今自分がこれを語っているのは、
静かな小さな声だけど、悲鳴なんだよ、と、いう、
重要な言葉だったりするんですよ。


この言葉の扱いが上手いので、
最後がまた、はっ!とさせられちゃうんですね。



不思議な印象の作品なのですが、
この中に性的なことが多く登場致します。

それがどういう意味を持つのか・・・



これは、ご覧になられた方々で、きっと違うと思うのですけれど、
こういうところの巧さをつくづく感じました。



予告編の中で、
この作品で登場人物となる役者さんが、
「俯瞰」という言葉を用いていらっしゃいましたけれど、
考えていたことに、それが重なってうーむ、と、考えさせられます。


タイトルの『パレード』


これも見事なタイトルです。


役者さんたちは、文句のつけようがないし、
多くの人たちと一緒に観て、
そのあと、話がしたくなる・・・そんな作品です♪








藤原竜也   伊原直輝
香里奈   相馬未来
貫地谷しほり   大河内琴美
林遣都   小窪サトル
小出恵介   杉本良介
竹財輝之助
野波麻帆
中村ゆり
正名僕蔵
キムラ緑子
石橋蓮司


監督: 行定勲
プロデューサー: 井上衛
口垣内徹
菅井敦
井上竜太
エグゼクティブプロデューサー:
    青木竹彦
アソシエイトプロデューサー:
    原淳
泉谷政達
企画: 中村理一郎
原作: 吉田修一
『パレード』(幻冬舎刊)
脚本: 行定勲
監督補: 大野伸介
撮影: 福本淳
美術: 山口修
編集: 今井剛
音楽: 朝本浩文
音楽プロデューサー:
    津島玄一
スクリプター: 工藤みずほ
スタイリスト: 浜井貴子
ヘアメイク: 倉田明美
照明: 市川徳充
装飾: 大庭信正
録音: 伊藤裕規
助監督: 増田伸弥

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