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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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エトワール

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2000年のフランス製作映画です。


女性40歳定年、男性45歳定年。


そんな若いのに定年なんていうのは・・・
でも、この作品を観れば、それも納得かも。


オペラ座のバレエダンサーたちが、
身体と心のバランスをベストに保っていられるのは、ほんの短い間なんだそうです。


表現力の一方である身体がピークに達しても、
役に対する理解力、深みがピークに達するのはもっとあと。


その間でダンサーは決断を強いられ、苦悩しているのですね・・・



美しいバレエに身も心も捧げた団員たちの日常を知り、
ただただ、ため息です。。


原題は『TOUT PRES DES ETOILES』





エトワールを頂点に厳格な階級社会が築かれているパリ・オペラ座バレエ。


その美しくきらびやかな表舞台の裏では過酷で容赦のない、
頂点を目指した、あるいは生き残りをかけた熾烈な争いが繰り広げられている。


そんなプロの世界ゆえの残酷なドラマを見つめたドキュメンタリー。


監督は「田舎の日曜日」「ラウンド・ミッドナイト」などで知られる
ベルトラン・タヴェルニエの息子で俳優としても活躍するニルス・タヴェルニエ。



300年以上の歴史を誇るパリ・オペラ座。
そのバレエ団は、“星”を意味するエトワールと称される最高位のダンサーを頂点にし、
プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと続く完璧な階級社会。


そもそも、一握りの選ばれし者のみが団員になれる世界。


その中で、残酷な生存競争に勝ち残るために、
日々超人的な努力が要求されるダンサーたち。


エトワールに任命されてもなお、深まりゆく芸術への理解力と相矛盾するように、
衰え行く肉体に悩み続ける。


一方、カドリーユたちは血マメをつぶし、抗生物質を飲んでステージへと上がる……。


                                   allcinemaより



アカデミー賞で今年、
主演女優賞に『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンがノミネートされています。



こちらはバレエ映画、というジャンルではなく、
サスペンス映画ということになっているそうですけれど、
昇級試験を次々とクリアし、上を目指すダンサーたちの姿を観ていると、
この美しくも厳しいピラミッド型社会の中に、
どんな想いがあるのかを知りたくなってしまいます。



こちらのドキュメンタリーでは、
ドロドロしたものは(当然?^^;)描いてはありません。


でも、言葉に出さなくても、
それぞれの階級にいるダンサーたちの苦悩や想いが自然に見えて来る気が致します・・・




必死でノートを取り、
代役がもし自分になれば・・・と、努力を続ける女性が、
「こんなことは慣れているわ」
と、ひっそりと立ち去る後姿。



母親がエトワールであるがゆえに、
愛するバレエをしているのに、幼い頃からいつも周囲の重圧を感じているダンサー。



血に染まったつま先にテーピングを施しながら、
「舞台に立ったら痛みを忘れるの」というダンサー。



エトワールに登りつめたにもかかわらず、
事故に遭ったときのために、バレエ教師の資格を取ったというダンサー・・・



観るもの全てが新鮮で、ストイックで、そして厳しい世界です。



彼らは信じられないほど見事な肢体を持っており、
そこら辺りの女優さんも霞むのでは?なんて、素晴らしい美貌の持ち主ですが、
日々懸命の努力をして、それを保ち、
まだ上を目指し続けているんですよね。



よく白鳥に例えられますよね、
水面では優雅に、水面下では必死に足を動かすこと。
(そういえば、この作品でも「白鳥の湖」のシーンが出てきます)


表舞台では美しく、華麗な姿に、
観客はうっとり見惚れてしまいますが、
一旦それを終えて、舞台袖に戻ると、
床に倒れこむダンサーたちがいっぱい。



美、とは、これほどに何もかもを捧げねば得られないものなのでしょうか。。



私が観たのは、バレエのほんの一部の世界ですけれど、
これを観ると、本物のバレエの舞台を観たくなること、間違いなしでしょう。



モーリス・ベジャール本人もちょっとだけ登場いたします ^^


バレエに興味をお持ちの方、
なかなか観れないこの100分のドキュメンタリーは貴重かもですよ〜♪






マニュエル・ルグリ
ニコラ・ル・リッシュ
オーレリ・デュポン
ローラン・イレール
エリザベット・プラテル
マリー=アニエス・ジロー
クレールマリ・オスタ
ウィルフリード・ロモリ
ミテキ・クドー
イリ・キリアン
ノエラ・ポントワ
モーリス・ベジャール
藤井美帆


監督: ニルス・タヴェルニエ
撮影: ニルス・タヴェルニエ
ドミニク・ルリゴルール
スチール: ヴァンサン・テシエ

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