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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
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1966年のイタリア製作映画です。


先日『ウォール・ストリート』の記事のときに、
シャイア・ラブーフの着メロが、
この作品のものだ、ということを書いたのでございます。


イタリア語はさっぱりなので、
英語の「THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY」から言葉を借ります。
(本当は日本語の方が私にはありがたい・・・)



着メロになった理由は、はっきりしたことはわかりませんけれど、
「THE UGLY」こと、トゥーコを演じたイーライ・ウォラックが、
あの作品にも出演していたこと、
そして、生き馬の目を抜くような世界で、一体最後は誰が生き残るのか?
・・・なんてことの象徴として使われたのかもしれないと、私は思ったりしているのですが。。


いかがでしょ・・・?



原題は、
『IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO』
『DA UOMO A UOMO』
『THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY 』[米]




コンビを組んでお尋ね者の懸賞金をだまし取っていたブロンドとトゥーコ。

二人はある日、逃走中の強奪犯から、20万ドルもの大金を奪う。

だがその金をねらって、エンジェル・アイズという凄腕のガンマンがやってきた……。


三人の男たちの、虚虚実実の駆け引きをユーモラスに描いた痛快ウェスタン。

騙しだまされ合いながら、
コンビを組むC・イーストウッドと、
E・ウォラックの絶妙の台詞回しがおもしろい。


オリジナルは170分。


                                   allcinemaより



これももまた最近のことですが、
『荒野の用心棒』のことを書かせて頂きました。


で、そのとき、近々に「続」を記事にしますね〜とコメントもしていたのですが、
ここがね、ちょっとややこしいところでね。。


と、またしても、弁解が始まる・・・



『荒野の用心棒』と、『続・荒野の用心棒』とは、まるで別物なんですよね。


『荒野の用心棒』は、この映画と同じく、セルジオ・レオーネ監督で、イーストウッドが主演。

『続・荒野の用心棒』は、セルジオ・コルブッチ監督で、フランコ・ネロが主演。



これは邦題が事態をややこしくしていることになるんですけど、
本来は『夕陽のガンマン』こそが、『荒野の用心棒』の続編、というわけなんですね。


『夕陽のガンマン』も、もちろん面白いですし、
順番を考えると、それを記事にするべきだとも思ったのですが、
『ウォール・ストリート』の着メロのことを、
私が忘れちゃいそうなので、
今回はひとつ飛ばしてこの作品をご紹介することに致しました。



・・・とってもややこしくて、すみません。。^^;



ま、続編だとか言っていても、内容は色々違っていたりしますから、
その1本だけをご覧になっても、十分お楽しみ頂けると思うんですよね〜


この時期のレオーネ、イーストウッド、モリコーネがタッグを組んだ作品は、どれも面白いですっ。



前置きがすっかり長くなってしまいましたが、
これは個人的にも、本当に大好きな1本なのです。


3人の男たちが登場しますけど、
この配役が絶妙〜♪



「世の中には2種類の人間がいる・・・」
と、決めのセリフを吐く、
「THE GOOD」こと、ブロンドを演じるイーストウッドが、まずいいでしょう。


・・・今から思うと、彼はジョークを言ってるつもりなのね。。^^;


「THE BAD」こと、エンジェル・アイズが、
とにかく情け容赦なくて、余裕たっぷりなのも魅力。


ちゃんと要所要所に顔を出して来るところが、いかにも悪役です ^^



そして、「THE UGLY」こと、トゥーコを演じたイーライ・ウォラック。

無口な2人に対して、彼はとてもお喋りですけど、
これは自分の身を守るためのお喋りでもあったりするんですね。


彼を追っかけているだけで、お話がどんどん進んじゃいます。


でも、かなり凄腕のガンマンであるところは、
閉店の看板を出した、
お鼻の赤いおじいさんの銃砲店でもわかっちゃったりしますよね。


・・・でも、あんな風に銃の改造はできない気がしますけど・・・


えっと、でも突っ込みどころは今回抑えないと、話が終わらない気がします。。




色々なシーンがツボですっ。


今想い出そうとすると、
脳ミソが沸騰しそうになるんですけど、
これは最高〜というのは、やはり終盤。



あのお墓のシーンを駆け抜けるトゥーコ、
そしてモリコーネの音楽、回るカメラ、ものすごくテンション上がりますっ。


そこから始まる3人の緊張感溢れる睨み合いのシーン・・・


最後のトゥーコの叫びも、吹き替え版と字幕はまた違ったりするので、
それを比較するのも、楽しいかもしれません。



そうそう、イーストウッドが、
ちゃんとポンチョを着て登場することになる、なんてのも、
ファンには嬉しかったりしますね。



南北戦争については、
この3人の誰もが(あのエンジェル・アイズでさえも)
暗い目をする、というシーンがあるのも印象的でした。




それにしても、最初の作品から思えば、
随分お金がかけられるようになったのね・・・



先ほどもちょっと書きましたが、
突っ込みどころが満載の作品でもあります。


時間も170分と、かなり長いです。



しかし、映画を面白い!と、子どもの頃に思わせてくれた、
私の想い出の作品なのですよ。


これが映画なんだ!と、観る度に興奮してしまいます ^^



そうそう、タランティーノ監督も、
これが「生涯ベストワンだ」と、おっしゃってますもん♪



韓国映画の『グッド・バッド・ウィアード』も、
これに触発されて出来た作品で、
かなり楽しく観ることが出来ますが、
やはりこのオリジナルの、言葉に出来ない映画の醍醐味、とでも申しましょうか、
それをまずお楽しみ頂けると、嬉しいかな〜なんて思いますね。










クリント・イーストウッド   ブロンド
リー・ヴァン・クリーフ   エンジェル・アイズ
イーライ・ウォラック   トゥーコ
チェロ・アロンゾ
マリオ・ブレガ
ルイジ・ピスティッリ


監督: セルジオ・レオーネ
製作: アルベルト・グリマルディ
脚本: ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
フリオ・スカルペッリ
セルジオ・レオーネ
撮影: トニーノ・デリ・コリ
音楽: エンニオ・モリコーネ

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シェルター

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2009年のアメリカ製作映画です。

映画ならではの楽しみで、
今日は、ちょっと怖いのを観たい・・・そういう気分になることってありますよね。


劇場で観れればベストなのですが、
家で夜観るのに、あんまり賑やかなのじゃないのがいいな・・・


そんな時、この手の作品を手にとられる方って、多いのではないでしょうか ^^




「めぐりあう時間たち」「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーアが、
一人の多重人格者の謎に立ち向かう精神分析医を演じるスーパーナチュラル・スリラー。


共演に「マッチポイント」のジョナサン・リス・マイヤーズ。

監督はスウェーデンの新鋭コンビ、モンス・モーリンド&ビョルン・スタイン。



カーラは、解離性同一性障害疾患、
いわゆる多重人格を否定する精神分析医。

その病気を理由に罪を逃れようとする犯罪者たちの嘘もことごとく見破ってきた。


そんなある日、同じ精神分析医の父から、デヴィッドという患者を紹介される。

カーラが診察を始めると、さっそく別人格が現われる。

最初は愉快犯と確信していたカーラだったが、
調べを進めていくうちに、次々と俄には説明のつかない事実が判明していく。


次第に確信が揺らぎ、逆に精神的に追いつめられていくカーラだったが…。

              
                                  allciemaより



これは話が進んで行って、
その「原因と結末」については、ご意見も分かれるところでしょうけれど、
でも役者が巧い、話の進め方もいい、ということもあって、
こけおどしの場面もないのも、
大人に似合うサスペンス映画、と、いえるかもしれません。



脚本は、マイケル・クーニー。

そう、『アイデンティティー』の方でございますっ。



冒頭のシーン、なかなか緊迫しています。


ある男が多重人格であるかないかで、
死刑になるか、ならないか、
・・・その判決が出される裁判が行われています。


ジュリアン・ムーア扮するカーラは、
解離性同一性障害疾患のことを、
「あれは映画や小説などが作り出した話です」と、
きっぱり言い切り、
別人格がやったと主張する被告人の申し立てを、根拠のないことと斬り捨てます。




閉店ですから、というバーに飛び込んで、
100ドル札を投げ出し、
強いウィスキーを、テレビの死刑執行のニュースを観ながら何杯も飲み干すカーラ。


こういう役にジュリアン・ムーアを持って来るのはいいですね〜



ジョナサン・リス・マイヤーズが、
今回はとても難しい役を演じていますけれど、
こういうのを役者冥利に尽きる、と、いうのかも。



特撮とか、そういうのを極力使っていないらしいので、
恐怖を「演じる」のは、
ほとんど役者さんの力によるところが大きいのです。


カメラもよかったですよ。


中心に人を置いて、カメラが遠くなっている絵とか、
楽譜が紐に洗濯バサミで留めてあるのが、風に激しく揺れる中、
向こう側からカーラがゆっくり歩いてくるシーンとか。


スクリーンで観ると、ここいらは、
かなりぞくぞくしそうな感じです。



で、この映画の評価が分かれるのは、
宗教が登場するので、特に我々日本人には・・・というところになるのでしょうねぇ。


そんなオチなら、もう観ない、なんて声も聞こえてきそうだわ(汗)



そこで私は、あえてここでの「宗教」を、
人の想念というか、強い気持ち、というか、
逆にも言えるんですけど、
弱さ、とか、赦す、赦さない、とか、そういうことに置き換えて観ると、
案外すんなりご覧になれるのではないかしらん、と、思ったんですね。



そうすると、違和感が少なくなって・・・といっても、
違和感がある方にはありますよね。。^^;



特別優れた作品とは申しませんけれど、
ヨーロッパ的な雰囲気とか、
心理的にじわじわ怖い、という描き方がよかったりするので、
私はこの作品、なかなか好きだったのですけど。。



興味がおありの方、一度ご覧になって下さいませ♪











ジュリアン・ムーア カーラ
ジョナサン・リス・マイヤーズ   デヴィッド
ジェフリー・デマン
フランセス・コンロイ
ネイト・コードリー
ブルックリン・プルー



監督: モンス・モーリンド
ビョルン・スタイン
製作: エミリオ・ディエス・バロッソ
ダーレーン・カーマニョ・ロケット
マイク・マキャリ
ニール・エデルスタイン
製作総指揮: ビリー・ロフサール
アレハンドル・ガルシア
脚本: マイケル・クーニー
撮影: リヌス・サンドグレン
プロダクションデザイン: ティム・ガルヴィン
衣装デザイン: ルカ・モスカ
編集: スティーヴ・ミルコヴィッチ
音楽: ジョン・フリッゼル

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ジーン・ワルツ

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海堂尊さんのベストセラーの中の一作、ということですが、
原作は未読です。


これまで公開されてきた作品たちとは違い、
ミステリー、と、一応ジャンル分けはされているようですけど・・・


ううむ・・・生命や誕生ということがミステリーだと言えば、
そうよね、と、言う他ないのですが、ちょっとね。


・・・秘密の部分が明かされるところですけど、
まさか、この映画の通りじゃないでしょうね。。^^;


と、いうことで、
今回ちと辛口になりまする。




『チーム・バチスタの栄光』の海堂尊によるベストセラー医療ミステリーを
「パーマネント野ばら」の菅野美穂主演で映画化。

さまざまな問題が山積する現代の産婦人科医療を背景に、
現場で格闘する医師として体制に批判的なヒロインが抱える葛藤と彼女を巡る疑惑の行方を描く。


共演に田辺誠一、浅丘ルリ子。

監督は「NANA」の大谷健太郎。


医療の最高峰、帝華大学病院の医師・曾根崎理恵は、
一方で廃院寸前の小さな産婦人科医院マリアクリニックの院長代理としても働いていた。

そこには現在、それぞれに事情を抱えた4人の妊婦が通っていた。

ところが、最先端不妊治療に積極的な理恵には、
マリアクリニックでの治療にある疑惑が向けられていた。


そんな理恵と同じ帝華大学病院に籍を置くエリート医師・清川吾郎は、
改革の必要性を認めながらも、そのやり方については理恵とことごとく対立していた。


そして、理恵の行動に疑問を抱いた清川は、彼女の周辺を調べ始めるのだが…。


allcinemaより



冒頭に起きる、帝王切開手術中で妊婦が医師の医療ミスで亡くなる場面ですが、
これは大きな波紋を呼んだ、
大野病院で起きた、あの事件のことですよね。


作家であり医師である海堂さんが、
多くの医師たちが感じたことを、この形で描かれた、というのは、
とてもよくわかる気がします。



相次ぐ産婦人科の閉鎖は、大きな社会問題にもなっています。

いざ、という時の、
妊婦の受け入れをしない病院が増える原因が、
あの事件のことを詳しく調べていると、
分かってくるところもありますので、
興味がおありの方は、どうぞ調べてみて下さいませ。。




この作品に登場する女性たちのそれぞれのエピソードは、
女性なら、きっとこれは私だ、とか、
身近にこういう経験をした人がいる、とか、
新聞やニュースで知ってる、というお話であると思います。



その点では気持ちもわかるし、
観ていて涙ぐんだりもしますけれど、
どうして描き方が、こんなに表面的なの?と、それにはがっかりさせられました。。



ここで起きたエピソードを描く、ということは、
ある意味での問題提起だと感じることは、出来るのですけれど、
現場の医師が書いた、コメディ色をほぼ消した作品で、
ありえないことを、激しい省略で、盛り込めるだけ盛り込んでみた・・・



うーん、医療を扱う映画として世に送り出すには、
あまりにも浅いし、中途半端な気がします。


もっとよく描けたであろう作品が、
こんな薄い印象のドラマになってしまったのは、残念ですねぇ。。




菅野美穂さん演じる理恵が、
講義で語っていたように、
どれだけの奇跡が繰り返されて、生命が誕生するのかという話、
先ではなく、今現場で生まれてくる命を、医師がどうするか、ということ、
医療の現実は、いいとか悪いで括れることじゃないこと。



それらの言葉には感動したのですけどね・・・


でも、人間が誕生するということには無条件で大きな感銘を受けちゃいます。


映画作品でなければ、
これはこれでありかもしれないですけども。



って、本当に辛口になってしまった。。^^;


ジーン・ワルツのテーマ曲?のイメージは、とてもよかったです♪








菅野美穂
田辺誠一
大森南朋
南果歩
白石美帆
桐谷美玲
須賀貴匡
濱田マリ
大杉漣
西村雅彦
片瀬那奈
風吹ジュン
浅丘ルリ子


監督: 大谷健太郎
プロデューサー: 松橋真三
野村敏哉
原作: 海堂尊
『ジーン・ワルツ』(新潮社刊)
脚本: 林民夫
撮影: 青木正
美術: 太田喜久男
編集: 上野聡一
音楽: 上田禎
音楽プロデューサー: 安井輝
主題歌: 小田和正
『こたえ』
照明: 平野勝利
装飾: 櫻井啓介
録音: 藤丸和徳
助監督: 村上秀晃

ザ・タウン

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『ゴーン・ベイビー・ゴーン』は日本未公開でしたけれど、
DVDで観てびっくりしましたよね、この完成度なのに未公開?って。


そして監督の名前がベン・アフレックということで、
これもまた驚いたものです。


以前、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で、
アカデミー脚本賞を受賞した彼ですけれど、
監督としての才能もあるんだなぁ、と、感心しちゃいました。



上記の2作も彼の故郷であるボストンを舞台にしていますが、
この作品もまた、ボストンの北東部にあるチャールズタウンという街が登場します。


冒頭のテロップ、最後のテロップは、
彼がボストンを愛して止まない、そんな気持ちの表れなのかもしれないですね。


彼だからこそ撮れた、という撮影現場もありますよ〜


最初に言っちゃいますが、
これは個人的に、かなり好きです!


脚本家としても、監督としても、役者としても素晴らしい才能をみせてくれるベン。

今後の活躍も大いに期待しちゃいますね〜って、
まだ書き出しだというのに、終わっちゃだめじゃん・・・


原題は『THE TOWN』




チャック・ホーガンのハメット賞受賞のミステリー『強盗こそ、われらが宿命』を、
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に続いてこれが監督2作目となるベン・アフレックが
自ら主演も兼任して映画化した犯罪ドラマ。


強盗を家業とする主人公が、ある女性を愛したばかりに仲間との絆の狭間で葛藤を深めていくさまと、
追及の手を緩めないFBIとのスリリングな攻防を緊張感あふれるタッチで描き出す。


共演はジェレミー・レナー、レベッカ・ホール、ジョン・ハム。


全米屈指の強盗多発地区、ボストンのチャールズタウン。

この街に生まれ育ったダグは、かつては輝かしい将来を夢見ていたものの、
今では父親と同じ道を進み、気心の知れた幼なじみたちを率いて銀行強盗を繰り返す日々。


毎回周到な準備で鮮やかに仕事をやり遂げてきた彼らだったが、
ある時、やむを得ず一時的に人質を取って逃走を図る。


しかし、解放した女性クレアが、同じ街の住人だったことから、
自分たちの正体に気づかれたかもしれないと不安がよぎる。


そこで探りを入れるため、偶然を装い彼女に近づくダグ。

しかし、不覚にも恋に落ちてしまう。


やがて、FBI捜査官フローリーの追及がダグへと迫る中、
足を洗ってクレアと新たな人生に踏み出したいと考え始めるダグだったが…。

allcinemaより





「ベン・アフレックが選ぶ犯罪映画ベスト11」というのがあるのだそうです。

なんで11だったのかしら・・・
どうしても落としたくない作品があったのでしょうね。。



まずそのラインナップを載せて置きます。


1位『狼のシンジケート/ダーティ・エディー』('73)
2位『男の争い』('55)
3位『ヒート』('95)
4位『インセプション』('10)
5位『オーシャンズ11』('01)
6位『バンク・ジョブ』('08)
7位『ユージュアル・サスペクツ』('95)
8位『現金に体を張れ』('56)
9位『レザボア・ドッグス』('92)
10位『スナッチ』('00)
11位『ハートブルー』('91)



これらの作品のタイトルをご覧になって、
もしかするとこの映画が・・・と、思われた方、相当の映画通でいらっしゃいます。


この作品でベンが演じる男がどんな人間なのだろうか、と、考えると、
マイケル・マン監督の、あの作品じゃないかな、っておわかりになるかも。



ベンが演じるダグという男は、銀行強盗を日常的に働いてきた、
いわばプロ中のプロではあるのですけれど、
それを続けながらも、彼の心の中ではずっと葛藤がありました。


武器もある、役割分担も計画もきちっとある中で、
仲間たちと犯罪を重ねているダグ。

同じように、そこでそう生きざるを得なかった人々を、
大胆に、かつ繊細に描き出す手腕は、唸っちゃう位巧いですよ〜



無駄のない映像とセリフ、
シャープなアクションと、緻密なストーリー、
ほぼ完璧じゃないかと思うような配役・・・

近年稀にみる、見事なクライムストーリーです。



この作品は、2010年のアカデミー助演男優賞ノミネートをはじめ、
(『ハートロッカー』のジェレミー・レナー、素晴らしい演技です)
ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞ノミネートなどなど、
さまざまなところで高い評価を受けています。



そうそう。

作品の中で「花屋」のファーギーを演じた、ピート・ポスルスウェイト。


2010年の英国アカデミー賞、助演男優賞にノミネートされていますが、
残念ながら彼は、先月ガンでこの世を去りました。



ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、
私の大好きな『父の祈りを』や、『あの日の指輪を待つきみへ』
ベンが上に挙げたベスト11にも入っている
『インセプション』『ユージュアル・サスペクツ』でも、
いい演技をみせてくれていましたね・・・


この場を借りて、お悔やみを申し上げたいと思います。


と、お話をもとに戻さないと。。^^;



ピート・ポスルスウェイトはもちろん、
オスカーで助演男優賞にノミネートされた、ジェムを演じたジェレミー・レナー、
そしてその妹役の、クリスタを演じたブレイク・ライヴリー、
FBIの切れ者であるフローリーを演じたジョン・ハム、
ダグの父親役のクリス・クーパー、
そして、ベンが愛してしまうクレアを演じたレベッカ・ホール。


みんな、ほんのちょっとのカットで、心の中が見えるのです・・・

これ、登場人物全員にそういうシーンがあるので、
なんかもう、感情移入しっぱなしになっちゃうんですよね。



例えばこの街出身で、
フローリーの部下であるディノを演じたタイタス・ウェリヴァー。


忠実に仕事をこなし、
犯罪と日々立ち向かう男ではありますが、
机にいて、フローリーの命令を聞き、
目をあげる瞬間・・・

それって時間にして2秒か3秒ですけど、
そこで彼の気持ちが、
まるで冷たい風が、ひゅう、と、吹き抜けていくように「見える」のです。



全員にそういう場面がいくつもあるので、
これはもう釘付け状態でも仕方ないですよね〜


半端ないカーアクション、銃撃戦も、
いやぁ、凄かった・・・



これ、私のオススメ映画です。

どうぞ多くの方が、スクリーンでご覧になれますように♪







ベン・アフレック   ダグ
ジョン・ハム   フローリー
レベッカ・ホール   クレア
ブレイク・ライヴリー   クリスタ
ジェレミー・レナー   ジェム
タイタス・ウェリヴァー   ディノ
ピート・ポスルスウェイト   ファーギー
クリス・クーパー   ビッグ・マック
スレイン
オーウェン・バーク
コレーナ・チェイス
ブライアン・スキャンネル



監督: ベン・アフレック
製作: グレアム・キング
ベイジル・イヴァニク
製作総指揮: トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ウィリアム・フェイ
デヴィッド・クロケット
原作: チャック・ホーガン
『強盗こそ、われらが宿命』(ヴィレッジブックス刊)
脚本: ベン・アフレック
ピーター・クレイグ
アーロン・ストッカード
撮影: ロバート・エルスウィット
プロダクションデザイン: シャロン・シーモア
衣装デザイン: スーザン・マシスン
編集: ディラン・ティチェナー
音楽: デヴィッド・バックリー
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

シンシナティ・キッド

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1965年のアメリカ製作映画です。


オープニングはいきなり誰かのお葬式。

マックイーンはその列を横切ってひとり歩いて行きます。


音楽が流れ、
白いソックスにオレンジの靴を履いた黒人の少女が足を跳ね上げると、
みんな次第に、ジャズの演奏に合わせて踊り始めます。


そう、ここはニューオリンズ。

途中、傷心のマックイーンの心に響く歌声も、
エンディングのレイ・チャールズの歌声も、
みんなこの土地だからこそ、なんですね〜♪


原題は『THE CINCINNATI KID』




マックィーンが演技派としての地位を築くきっかけにもなった、
若きポーカー賭博師の挑戦と挫折を描いた骨太のシリアス・ドラマ。

そして後に「夜の大捜査線」を製作するN・ジュイソン監督の出世作でもある。


ニューオリンズに住むスタッド・ポーカーの名手シンシナティ・キッド(マックィーン)は、
名実共にその世界で三十年も君臨する大物“ザ・マン”ことランシー・ハワード(ロビンソン)が
ニューオリンズにやって来た事を知る。

そして、“我こそがNo.1”と豪語するふたりは
周囲の人間たちの思惑の中で名誉を賭けての一大勝負を開始するのだった……。


簡単に言ってしまえばストーリーはこんな所なのだが
後半から延々と続く勝負シーンの息詰まる対決がぐいぐいと画面に引き込んでくれ、
結末が判っているにも関わらず、2度3度と見直しても毎回ドキドキできる展開はまさに圧巻! 


往年のギャング・スター、
「キー・ラーゴ」のE・G・ロビンソンの貫禄ある名演技もさることながら、
マックィーンも彼に負けないぐらいの好演で、
アクション以外でも通用する事を証明した作品である。


レイ・チャールズの歌う主題歌も渋い!


                                   allcinemaより


解説を書かれた方もこの映画はお気に入りのようです ^^


マックイーンことシンシナティ・キッドは、
この映画で3度、靴磨きの子供とコイン投げの「賭け」をするのですけれど、
最初はただの子供なんですが、
最後にはなにかしらのメッセンジャーのような立場になるのは、面白いですね。



小さな町の賭場でギャンブルをするキッド。


彼のポーカー(この作品ではスタッド・ポーカー)の腕前はかなり有名なのですが、
この町に住む彼は、ささやかな賭けで生活をしています。


「インチキじゃないか」
そんな喧嘩をふっかけられても、
彼は操車場を、軽やかに駆け抜けて逃げて行きます。


これはアクション映画ではありませんけれど、
若いマックイーンが、列車の横をかなりのスピードで走る姿を観ているだけで、
ファンである私は、いつもここでニンマリ。


いやー、やっぱりカッコいいわ。。



『ハスラー』とよく比較されますが、
私はこのラストが結構気に入っていて・・・


と、思ったら、なにやら結末がいくつもあるとかいう噂を。。^^;

詳しいことご存知の方がおありでしたら、
是非教えてやって下さいませ。


私が観たのは・・・って結末がばれてしまうから書けませんけれど、
そんなに色々撮っちゃった、というのは、
何か理由があるのでしょうねぇ。



大きな賭けまで、心が穏やかでいられないからと、
キッドがバスに乗って彼女の家へ行き、
古びたトランプで・・・のシーンは、なんだかほっとさせられちゃいます。



ストーリーはシンプルなものなのですが、役者さんがまたよくて。



マックイーンは、先ほど書いたようなシーンでも、
もうオーラ出しまくりです。


これはもう、抗いようのない事実で、
カメラが彼を捉えると、観客はそこから動けなくなっちゃうんですよね。


かなり前の映画でありながら、
スターは永遠にフィルムの中にある・・・くぅ、カッコいい〜!



妖艶なメルバを演じたアン=マーグレット。

闘鶏場でのシーンや、あのすっごいジグゾーパズルのシーンで、
彼女の性格を表にぐっと引き出していて、あれはいい演出でしたね。


誠実な人柄でありながら、
そんなメルバの夫であるがゆえに、苦悩する男を演じたカール・マルデン。


キッドの親友という設定ですが、
そういう男が何故・・・と、思わせられちゃいます。

こういうキャラクターを置くことで、
キッドの性格もよりはっきり浮かび上がるのも、憎いですっ。



ザ・マンことエドワード・G・ロビンソンの貫禄はさすがとしか・・・


ポーカーの場面はかなり長いのですよ。

ちょっと飽きちゃうかもしれないところなんですけど、飽きさせません。

昔の仲間のレディ・フィンガーズに、
ずっと縁起の悪い事を言われ続けていたりしても、
いい表情をしている、というか、仕草がいい、というか、
彼が何を次に言うのか、するのか・・・


それをじっと見守ってしまう、という、
「待たせる演技」とでもいうのでしょうか、凄い。。



可憐なチューズデイ・ウェルドも、可愛いですし ^^


何度観ても、ついまた最後まで観てしまう・・・

私にとって、これは、そんな作品のひとつでございます。








スティーヴ・マックィーン   シンシナティ・キッド
アン=マーグレット   メルバ
カール・マルデン   シューター
エドワード・G・ロビンソン   ランシー・ハワード
チューズデイ・ウェルド   クリスチャン
ジョーン・ブロンデル   レディ・フィンガーズ
ジェフ・コーリイ
リップ・トーン
ジャック・ウェストン
キャブ・キャロウェイ


監督: ノーマン・ジュイソン
製作: ノーマン・ジュイソン
マーティン・ランソホフ
製作補: ジョン・キャリー
原作: リチャード・ジェサップ
脚本: リング・ラードナー・Jr
テリー・サザーン
撮影: フィリップ・H・ラスロップ
編集: ハル・アシュビー
音楽: ラロ・シフリン
主題歌: レイ・チャールズ

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