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ヒア アフター

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「死後の世界を、あなたは信じますか?」


こんな風に「信じますか?」と、イエスかノーかで問われると、
だってそんなことわかんないし、
はっきり答える理由もないし・・・と、
なぜか即答出来なかったり致します。


そんな感じの「死後の世界」


でも、毎日仏壇にお茶とご飯を供え、
「今日も1日ありがとうございました。今、色々あって大変なんだけど、お父さん見守ってね」

・・・そんなことを言う人間に向って、

「あなたはおかしい、その人はこの世にいない人なのですよ」
なんていう人は、まずいないような気がします。



イエスかノーか、という問い方がいけないのか、
それとも、人は本能的に「死」をするような事柄から逃れようとするのか、
理由はよくわかりませんけれど、
報道番組や、一般の新聞で、このテーマが取上げられることは、
まずない、といってもいいでしょう。


さて、それをクリント・イーストウッドが映画にしました。



彼は、身体は老いて行くはずなのに、
次々と新しいことにチャレンジなさる方なのですねぇ・・・私も見習わなねば。。^^;



2010年度のアカデミー賞で、
視覚効果賞にノミネートされております。


原題は『HEREAFTER』




「硫黄島からの手紙」以来のコンビとなる
クリント・イーストウッド監督とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で贈る
スピリチュアル・ヒューマン・ドラマ。


死後の世界をテーマに、
それぞれのかたちで死と向き合った三者の人生が,
運命にいざなわれるがごとく絡み合っていくさまを感動的に綴る。


主演は「インビクタス/負けざる者たち」に続いて
イーストウッド監督作出演となったマット・デイモン。

共演に「スパニッシュ・アパートメント」「ハイテンション」のセシル・ドゥ・フランス。



パリのジャーナリスト、マリーは、
恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。

だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。


それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、
そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。


サンフランシスコ。

かつて霊能者として活躍したジョージ。


今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。

しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、
2人は離ればなれに。


ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。

ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。

もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、
やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。


そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。


こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが…。


allcinemaより



洗練された作品ですねぇ、それでいて骨太です。


洗練を、老練とも、素朴とも、削ぎ落とされた、とも、無駄がない、とも、
色々言い換えることは可能だと思うのですけれど、
やっぱり映像の見事さから言うと、
「洗練」が一番しっくり来る感じがしますね〜



イーストウッド監督は、
人を描くことにかけての天才ですが、
それはどの時代、どの環境、性別、年齢であろうと、
こちらが参った、と言わざるを得ない、絶妙な距離感で、
さらりと、シンプルに、作品の中でみせてくれますね。


これまでも人が死ぬ、と、いうことが作品の中に多く登場しましたけれど、
この作品の取上げ方は、ちょっと違います。




フランス人の女性ジャーナリスト、マリー・ルレが、
突然の大津波に襲われ、臨死体験をする、という場面から始まります。



ここの撮影も極力CGを使わない、ということで、
俯瞰の場面以外は、かなり大変な撮影だったのではないかしら、
なんて想像しちゃうんですけど、
美しい青い海が、みるみる豹変して大津波となり、
大勢の命を奪い、生き残った人々の生活を一変させてしまう・・・

そのシーンを丁寧に撮りたい、という監督の気持ちが、
この映画そのものかもしれない・・・そんな風に感じました。



自分がある能力を持つことで、
人と触れ合うことを恐れ、工場勤務をしているジョージ。



彼が10週かけて習うことにした、
イタリア料理の教室へ通い始めるという「意味」


本人が意識しているかどうかはわからないのですが、
ジョージの気持ちがわかると、
ここでの出来事は、より切ないですね。。



ロンドンの双子の男の子たちもそう。

辛いこと、大変なこと、これまで2人で乗り越えて来たのに、
それが果たせなくなったとき・・・



運命はそれぞれに訪れ、
辛いことも経験し、乗り越えて生きていかねばなりませんが、
「孤独」ということを、これだけの映像で描けるのか、というのには、
今回も唸らされましたね〜



例えばジョージ。

彼女が部屋から出て行ってしまったあと、
カメラが少し引いて、奥の部屋のモノクロの絵画が映って、
数秒、そして終わる、なんてところは、一見普通の映像なのに、胸が痛みます。


イタリア人シェフが「僕と組むとコンテストは優勝だよ」と、言う場面でも、
刻まれている赤いトマトの色、
慰めようとするそのシェフ明るさと、ジョージの心のコントラストが。。

・・・もう、枚挙に暇がないほど、これらの映像が語るものは大きいです。



ディケンズの「リーディング」、見事な伏線でしたね。


これは脚本家が優れているのだとも思うのですが、
ジョージにとって、どれほどディケンズの「リーディング」が大事かというのを、
日常の中でちゃんと描いてあるのも、さすがでした。


「リーディング」というのには、色々と意味があるらしいですよ。

映画をご覧になった方で、お調べになると、そっか〜となるかも♪



マット・デイモンの演技はやっぱり、というか、完璧です。


セシル・ドゥ・フランスの心の変化も見事でしたし、
マクラレン兄弟のあの一体感は、
さすが双子ならではかもしれません。


・・・他にも沢山触れたいところはあるのですが、
それはご覧になった方のもの、ということで。



今回もイーストウッドの音楽が、
ギターで、ピアノで、優しく優しく流れます。




私たちは「死」を遠ざけようとしますが、
必ずそれはやってきます。


「死」を無視することなく、よりよく生きるために「死」を想う・・・


このスタンスが大事なのかもしれないですね。







マット・デイモン   ジョージ
セシル・ドゥ・フランス   マリー・ルレ
フランキー・マクラレン   マーカス/ジェイソン
ジョージ・マクラレン   マーカス/ジェイソン
ジェイ・モーア   ビリー
ブライス・ダラス・ハワード   メラニー
マルト・ケラー   ルソー博士
ティエリー・ヌーヴィック   ディディエ
デレク・ジャコビ
ミレーヌ・ジャンパノイ
ステファーヌ・フレス
リンゼイ・マーシャル
スティーヴン・R・シリッパ
ジェニファー・ルイス
ローラン・バトー
トム・ベアード
ニーヴ・キューザック
ジョージ・コスティガン


監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド
キャスリーン・ケネディ
ロバート・ロレンツ
製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
ティム・ムーア
ピーター・モーガン
脚本: ピーター・モーガン
撮影: トム・スターン
プロダクションデザイン: ジェームズ・J・ムラカミ
衣装デザイン: デボラ・ホッパー
編集: ジョエル・コックス
ゲイリー・ローチ
音楽: クリント・イーストウッド

プロジェクトA

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1984年の香港製作映画です。


きゃーですよね♪
(何が。。^^;)


タイトルは知らなくても、あの時計台から落下するシーンをご覧になれば、
ああ、あの映画ね、と、お分かりになる方、
きっと大勢いらっしゃるんじゃないかな〜と思います。


ジャッキーは1954年生まれ。

年齢もこの作品の頃、30歳ということで、
脂の乗り切った時期で、アクションのキレも抜群。


この作品はユン・ピョウ、サモ・ハン・キン・ポーも出演して、
最後には豪華な3人入り乱れてのアクションもございます。


きゃーですよね♪
(誰が。。^^;)


原題は『A計劃』『PROJECT A』です。




ジャッキーのデビュー10周年を記念して作られた作品。

海軍警備隊のジャッキーが、
ユン・ピョウ、サモ・ハン・キン・ポーの協力の下、
海賊たちと繰り広げる戦いを正に命懸けのスタント
(20数メートルもの時計台からの落下シーンでは首の骨を折り本当に死にかけた)満載で描いた
超コミカル・アクション大作。

                                   allcinemaより



あら、解説割合あっさり・・・


彼のプロフィールも同じくallcinemaさんからお借りいたしますと。


体当たりのアクションで多くのファンを魅了する香港きっての国際スター。
7歳で中国戯劇学院に入学。10年間に渡り “京劇”の修行を積む。

その後、陳元桜、陳元竜と芸名を変えた後(73年には「燃えよドラゴン」に
“その他の手下”として出演。当然ながらノン・クレジット)、
76年に今の芸名、成龍と改名。

日本では「ドランク・モンキー/酔拳」辺りから有名になり、
役者としてだけではなく監督、製作者としても精力的に活動を続け、
その後の活躍は御存知の通り。

アメリカ進出は「バトルクリーク・ブロー」からだったが
「レッド・ブロンクス」でようやく認められ、ハリウッドでの今後の活躍に期待が掛かる。



・・・なんだそうですよ〜♪




この作品にも、水の中から登場するという場面があり、
顔を見られてはまずいので、黒装束でお面をしてるのですけれど、
そのお面が色鮮やかで、うん?と。


やるかしら、と、思ったら、案の定京劇を演じ始めて、
これがなかなか様になっているんですよね。


京劇を10年も学んだ、というのでしたら、納得です!



私も『燃えよ、ドラゴン』は特別好きな映画で、
それから香港映画なんかも観るようになっちゃったのですけれど、
彼は、他のブルース・リーの作品にも、端役ながら出演してたそうです。



この作品も、ストーリーが特にどう、という作品ではなく、
最終的には悪の組織の内部に侵入し、ついにやっつけちゃう、という、
シンプルなお話なのですけど・・・



「蛇が出るし、入り組んでいるからあまり出歩かない方がいい」
なんていうセリフがあったり、
牢の中に閉じ込められている人たちを助けたり、とか
(さすがにその中の人たちが一緒にカンフーする、なんてことはないのですけどw)
なんとなくですが、
あの映画をリスペクトしてますよ、みたいな雰囲気を感じることができちゃいます。




ジャッキーのエンドクレジットのNG集は、あまりにも有名ですね。


笑えるものも多くて、それも楽しみなのですが、
この作品もまた、ジャッキー本人を含め、大勢の怪我人が続出したらしいです。


今だと問題になるので、とても撮れないでしょうけど・・・




あの時計台から落下のシーン。
実は3テイク撮っているんですよね。


テイク、って軽く聞こえますけど、
25メートルもあるあの時計台から、
3度も下までそのまま落ちる、ということなんですよ(汗)


映画の中で、2度落下シーンがあるように見えた方、そうなのです。

落ち方が違いますよね〜


で、その中の1回。
落ちた後、両サイドを人に支えられて、彼はちゃんとセリフも言っていますけど、
あのあと、とても痛そうに崩れ落ちます。


相当な怪我だったようですが、演技を続けた、ということになりますが、凄いわ・・・


怖いから、ずっと?拙まっていて、
自分の力が尽きたときに落ちる、というやり方にしたと聞いていますけれども、それにしても。。


あ、残りの1回は、エンドクレジットで観れます♪



無声映画の動きを取り入れた、という、アクションもいっぱい。

自転車で狭い路地を駆け抜けるシーン、
椅子を使って敵と戦うシーンなどでも、骨折などをしていたらしいです。


ただただ、なんて人だ、と、思うばかりでございます・・・



でもジャッキー作品が、私たちにいっぱい元気を与えてくれたのは、
間違いないですよね〜 ^^







ジャッキー・チェン
ユン・ピョウ
サモ・ハン・キンポー
ディック・ウェイ


監督: ジャッキー・チェン
製作: レナード・K・C・ホー
製作総指揮: レイモンド・チョウ
脚本: ジャッキー・チェン
エドワード・タン
撮影: チャン・ユイジョウ
音楽: マイケル・ライ

ひまわり

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1970年のイタリア製作映画です。


ヘンリー・マンシーニのあの名曲は、
この年のアカデミー賞作曲賞にノミネート。


え、今でも愛されるこの曲がノミネートだけなんて・・・と、調べたら、
1970年は、フランシス・レイが受賞しているのですね。


『ある愛の詩』で・・・うーん、どっちも名曲だわ。。




子供の頃の話になりますけれど、父とこの作品を観ていまして。


沢山のひまわりが映っているから
『ひまわり』っていう映画なのね、と、言う私に、


「ひまわりは太陽を追いかけているよね。この女の人は、誰を追いかけてここに来たんだろう?」


父が逆に私に尋ねて、はっ、としたことを思い出します。


ひとつのものを観るときに、
色々な角度から、色々な情報から、そしてなにより自分の感覚から観ることが大事だよ、と、
そのとき教わったような気がします。


もちろん当時は、
ただ、はっ、としただけなんですけどね ^^



この作品に登場するひまわりの花たちの印象は、
作品を観るたび、私が年齢を重ねるごとに、微妙に変化しています。



ウクライナの大地に咲き乱れる、多くの花の下に埋まっている死体。

命を落とした大勢の人々が、
太陽を仰ぎ見たいと望んだに違いない、凍てついた戦いの大地。



そしてこの映画で揺れている沢山の黄色い花々は・・・


太陽の方を向いておりません。

下を向いて咲いているのです。。



原題は『I GIRASOLI』
『SUNFLOWER』です。





ナポリの女性ジョヴァンナは、ソ連の戦線に送られて以来、
戦後も行方不明になった夫を探すことを決心する。

だが、探し当てた夫は、シベリアの娘と幸せな結婚をしていた……。


戦争によって引き裂かれた夫婦の悲劇を描いたメロドラマ。

H・マンシーニのメロディが涙を誘う。


                                  allcinemaより


明るい太陽の中、
知り合ったばかりらしい男と女は、美しい海辺で抱き合っています。


男が彼女のピアスを飲み込んだことで、
「それ純金なのよ」「俺だって胃潰瘍だよ」
「海の水を飲んで」「塩辛いよ」
「当たり前じゃないの。可愛いひと」


陽気なカップルは大騒ぎのあと、再び抱き合います。



最初は12日の休暇を貰うための結婚だったのが、
もっと2人でいる時間を延ばすために、大騒ぎまで引き起こし・・・


オムレツのエピソードを含め、楽しい前半です。


それがソ連へ出兵が決まってから、
大きく運命の歯車が動き始めるわけですね。




これはもう、多くの方がご覧になられているので、
特に説明することも、何もないのですが。


あれだけ無邪気だった若い男女が、
別々に年齢を重ね、ずっと引き摺っていかねばならないものがある、ということ。。



戦争が、どれだけの人々の幸せを奪ったのかを
この2人の人生を観ながら、私たちは知ることになります。



再会のシーンは2度ありますけれど、
どちらも胸がいっぱいになっちゃいますよね。



彼女が夫の写真を持って、
イタリア人はいないか、と、見知らぬ国を訪ね歩き、
ついに小さな娘がいる美しいブロンドの女性に連れられ、
線路脇で、着いたばかりの汽車から降りる夫の姿を見て・・・


これはとても有名なシーンですが、やはり涙なしには見れないです。。




「死を目の前にすると、人間は変るんだ・・・でも、こんな説明じゃわかってもらえないだろう」


夫は無事なんでしょ、と、テーブルを叩き、わめいていたあの女性が、
停電した、暗いアパートの一室で、
もう一度やりなおそう、という、男の言葉を聞いている・・・


静かなシーンですけど、ここも凄いです。




イタリア行きの列車のチケットを手に入れようとするところで、
「いえ、行くのは彼ひとりです。私は幼い娘もいますし、引っ越したばかりですから」
と、健気に応える若い妻。


彼女の心情を思うと、これまた泣けてきます。




誰が悪い、という犯人探しは出来ません。

ただただ、こんな戦争が、二度と起きないようにと祈るばかりです。



ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ、
そしてこの女性なら、と、思わせる美しいリュドミラ・サベリーエワ。


このキャストがまた素晴らしい。

文句なしでございます♪



そうそう、製作に名を連ねているのは、
色々あった後、ソフィア・ローレンが結婚したカルロ・ポンティです。



この映画の中のジョヴァンニの赤ちゃんは、
ソフィア・ローレンの本当のお子さんなんですって。


未見の方は是非一度ご覧になって下さいませ。







ソフィア・ローレン
マルチェロ・マストロヤンニ
リュドミラ・サベリーエワ
アンナ・カレナ


監督: ヴィットリオ・デ・シーカ
製作: ヴィットリオ・デ・シーカ
カルロ・ポンティ
脚本: チェザーレ・ザヴァッティーニ
トニーノ・グエッラ
ゲオルギ・ムディバニ
撮影: ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽: ヘンリー・マンシーニ

パレード

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2010年の日本製作映画です。


この映画は観たかったのですけど、こちらで公開がなくて。


ひとりでこの118分間を観たあと、
ずっと何かしら、想い出しては考えてしまう・・・


行間を読む、なんて言葉がありますが、
この映画では、確かに「読む」ものがあるような気がします。




第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説を、
「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督によるメガホンで映画化した青春群像ドラマ。


現代の若者の内面に宿る“モラトリアム”をテーマに、
マンションでうわべだけの共同生活を送る若者たちの日常が新たな同居人を加えたことで
徐々に歪んでいくさまとその顛末を描く。


主演は「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也。



都内のマンションをルームシェアする4人の男女。

映画会社に勤める健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。

一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おかまバーの常連。

また、先輩の彼女に恋をした大学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。

そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。


そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、
“本当の自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。


しかし、いつしか男娼のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、
町では女性を狙った暴行事件が連続して発生、
これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…。


                                  alcinemaより



原作も青春群像劇ということですけど、未読です。



行定監督は、数多くの作品を手がけていますけれど、
この作品は脚本も彼なんですね〜


って、何度も脚本書いているでしょ、なんて言われちゃいますが、
長編をひとりで、というのは初めてなんだそうですよ。


彼をそのように動かしたこの原作に、
今とても興味を持っているのですが、さて、いつ読めることやら。。


下手をすると、きっと実験作のようになっちゃったかもしれないのですが、
そうならない、と、いうところが凄いですね。



すれすれのところで踏みとどまり、
私の肩を掴んで、ぐい、と、引き戻したのは、
毎日のようにこの国のどこかで起きている殺人事件、というものを扱いながら、
実は私を含めた、今の人々の生活を描いているから・・・なのかも。



表と裏、なんて言葉は、
大人になれば特に違和感なく使っていたりします。


私たちが、例えば、会社で、社会で、
何かを語ったり、笑顔をみせたりしていたとしても、
それが自分でも意識しない「本当の自分」でないから、といって、
誰からも非難されることはありません。



逆にそうじゃないともたない、なんて思ってたりもすることもあるのですけれど、
この映画は・・・この原作は、かな?
その意識の中に潜む怖さを描いた、というのが、斬新でしたね〜



中で時々、
「別にいいんだけどさあ・・・」で、語られる本音だとか、
「時間って、こう、端と端が繋がってる直線じゃなくて、ループになってて・・・」
なんてセリフがあって、
それは、スルーして欲しい、重く思わないで欲しいという、ある種の願いでもあり、
だけど、今自分がこれを語っているのは、
静かな小さな声だけど、悲鳴なんだよ、と、いう、
重要な言葉だったりするんですよ。


この言葉の扱いが上手いので、
最後がまた、はっ!とさせられちゃうんですね。



不思議な印象の作品なのですが、
この中に性的なことが多く登場致します。

それがどういう意味を持つのか・・・



これは、ご覧になられた方々で、きっと違うと思うのですけれど、
こういうところの巧さをつくづく感じました。



予告編の中で、
この作品で登場人物となる役者さんが、
「俯瞰」という言葉を用いていらっしゃいましたけれど、
考えていたことに、それが重なってうーむ、と、考えさせられます。


タイトルの『パレード』


これも見事なタイトルです。


役者さんたちは、文句のつけようがないし、
多くの人たちと一緒に観て、
そのあと、話がしたくなる・・・そんな作品です♪








藤原竜也   伊原直輝
香里奈   相馬未来
貫地谷しほり   大河内琴美
林遣都   小窪サトル
小出恵介   杉本良介
竹財輝之助
野波麻帆
中村ゆり
正名僕蔵
キムラ緑子
石橋蓮司


監督: 行定勲
プロデューサー: 井上衛
口垣内徹
菅井敦
井上竜太
エグゼクティブプロデューサー:
    青木竹彦
アソシエイトプロデューサー:
    原淳
泉谷政達
企画: 中村理一郎
原作: 吉田修一
『パレード』(幻冬舎刊)
脚本: 行定勲
監督補: 大野伸介
撮影: 福本淳
美術: 山口修
編集: 今井剛
音楽: 朝本浩文
音楽プロデューサー:
    津島玄一
スクリプター: 工藤みずほ
スタイリスト: 浜井貴子
ヘアメイク: 倉田明美
照明: 市川徳充
装飾: 大庭信正
録音: 伊藤裕規
助監督: 増田伸弥

バーレスク

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クリスティーナ・アギレラは、これでママなんですよねえ。。


あの抜群のスタイルに、まずため息が洩れちゃいますけど、
もちろんこの映画での彼女は、それだけじゃありません。


こういうのが好きな方、
最初の彼女の歌声を聴いたときから、血が騒いじゃって、
暴徒化しませんでしたか・・・?
(血が暴徒化するって、擬人化するものを間違ってるよ・・・)



2010年のゴールデン・グローブ賞で、
作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、
主題歌賞 「Bound To You」で、クリスティーナ・アギレラが、
主題歌賞「You Haven't See the Last of Me」で、シェールがノミネート。


2010年の放送映画批評家協会賞でも、歌曲賞にノミネート。


世界中でトータルセールス3000万枚突破、
グラミー賞4部門制覇、という凄い歌手を映画で観る、という楽しみ、
これは出来れば劇場で、という作品ですよね〜♪



原題も『BURLESQUE』です。





スターを夢見るヒロインと、ショー・クラブの再生を目指す人々が織りなす人間模様を
華麗なステージ・パフォーマンスとともに描くエンタテインメント・ミュージカル・ドラマ。


主演は「月の輝く夜に」のシェールと
これが映画デビューの人気シンガー、クリスティーナ・アギレラ。


共演にクリステン・ベル、スタンリー・トゥッチ。

監督は俳優や脚本家として活躍し、これが長編2作目のスティーヴン・アンティン。



かつては栄華を誇った大人のためのショー・クラブ“バーレスク”も、
いまや客足が衰え経営難に陥っていた。


伝説のスターにして現オーナーのテスは、舞台監督のショーンとともに再建に尽力するが、
すべては新たなスターの誕生にかかっていた。


そんな時、アイオワの田舎町からスターを夢見て単身ロサンジェルスへとやって来た少女、アリ。

彼女は偶然目にしたバーレスクの華麗なショーに心奪われる。

そして、どうにかウェイトレスとして雇ってもらい、
ステージに立つチャンスを狙う。


やがて、その歌唱力とダンスの才能がテスにも認められ、
ついにスターへの階段を上り始めるアリだったが…。

                                    allcinemaより



シェールが変らず美しいことにもびっくりしました。


彼女は、「ウェルカム・トゥ・バーレスク」と、
ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた、
「ユー・ハヴント・シーン・ザ・ラスト・オブ・ミー」の2曲を歌っているのですけど、
特に2曲目は、シェールでないと歌えない・・・そんな切なさと力強さを感じました。

さすが元、グラミー受賞歌手♪

演技はもちろん、安心して彼女を観ていられましたしね ^^



そしてクリスティーナ・アギレラですねぇ。


スターって、これですよ、って、
とにかくご覧になって頂くのが一番いいかもです。



ストーリーはとてもシンプルで、
もう観る前からわかっている、と、いってもいいようなお話だったりするのですが、
いやもう、セクシーだしゴージャスだし、圧倒されるしで、
ダンスと歌をこれだけ目の前で観せて貰えたら、他に何も文句はございませんっ。


ですから、恋愛がどうなる・・・なんてシーンが多少長く感じてもいいのです。

いかにもいそうな、新しい子に嫉妬する古株のおねーちゃんが、どうこうしたってかまわないし、
お店の経営状態が危なくて・・・なんてのも、私には、別にどうでもよかったりします。


・・・あ、すっごいいい加減でしたね、今ね。。^^;



バーレスク、って、大体何?と調べたら、
こういうのがありました。


踊り・寸劇・曲芸などを組み合わせた大衆演芸の一つ。

本来は正統な文芸・劇を戯画化したものをいったが、
一九世紀後半頃からは大衆向きの音楽滑稽劇・道化芝居などをいう。
アメリカでは、ストリップ-ショーなどもまじえたボードビルをさす。
(三省堂 大辞林より)



アギレラ演じるアリが、最初にこの店にやってきたとき、
ストリップ?と聞く彼女に、窓口の男性が、
「ストリップなんかじゃない」
みたいな言葉を、
啖呵をきるみたいに、しゃきーんと言い放つシーンがありましたよね。


衣装もセクシー、踊りも歌の歌詞も色っぽいけれど、
ここには本物があるのよ、というプライド、カッコいいです〜 ^^



素顔のアギレラは、思った以上に幼くてチャーミング。

でも、お化粧して、衣装を身につけ、
ステージに立つと・・・


思い出すと、また興奮が蘇って来てしまう・・・


ど迫力のヴォーカルとダンス、
どうぞお楽しみ下さいませ〜♪








シェール   テス
クリスティーナ・アギレラ   アリ
エリック・デイン   マーカス
カム・ジガンデイ   ジャック
ジュリアン・ハフ   ジョージア
アラン・カミング   アレクシス
ピーター・ギャラガー   ヴィンス
クリステン・ベル   ニッキ
スタンリー・トゥッチ   ショーン


監督: スティーヴン・アンティン
製作: ドナルド・デライン
製作総指揮: ステイシー・コルカー・クレイマー
リサ・シャピロ
脚本: スティーヴン・アンティン
撮影: ボジャン・バゼリ
プロダクションデ
ザイン: ジョン・ゲイリー・スティール
衣装デザイン: マイケル・カプラン
編集: ヴァージニア・カッツ
音楽: クリストフ・ベック
音楽監修: バック・デイモン

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