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☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

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ブラザーズ・ブルーム

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2008年のアメリカ製作映画です。


エイドリアン・ブロディ、マーク・ラファロ、レイチェル・ワイズ、菊池凛子・・・
まず、その豪華なキャストにびっくり。


ライアン・ジョンソン監督のこの作品は、
日本では残念ながら、劇場未公開、ということになってしまいましたが、
両親がおらず、里親の家を転々とする、
オープニングの、幼いブルーム兄弟の物語を観ているうちに、
私はこの兄弟の行く末を観たい!と思ったのであります。




詐欺師兄弟のブルーム(エイドリアン・ブロディ)とスティーブン(マーク・ラファロ)。

彼らは子供の頃からカモを見つけては金を騙し取り、世界中を旅する生活をしていた・・・


20年の月日が経ったある日、
弟のブルームは嘘で塗り固めた自分の人生に嫌気がさし、詐欺師を辞め、モンテネグロで生活を始める。

しかし兄スティーヴンと仲間のバンバン(菊地凛子)に居場所がバレ、新しい仕事の話を持ちかけられる。

「これを最後に詐欺家業から足を洗う」という約束で渋々引き受けるブルーム・・・



そしてニュージャージーに住む生涯孤独の大金持ち、
ペネロペ(レイチェル・ワイズ)をカモにし、金を騙し取る計画をスティーヴンから聞く。

事故を装い彼女に近づくブルーム。


しかし彼女と話すうちにブルームはどんどん彼女に惹かれてしまう・・・
 

                             Amazonより



確かにこの手の作品は、お好みが分かれるところだと思いますけど、
私はこいうの、好きですね〜



両親がなく、貧しく、
子供の頃から誰からも愛されず、守られず、
2人だけで生きていかねばならなかった、固い絆の兄弟が選んだ道は、なんと詐欺師。



そういう境遇を逆手にとって、
痛快な娯楽作にしました、ということでもないし、
かといって、生きるためには仕方がなかったんだよぉぉ・・・風な、
社会に対して物申す、的なお話でもありません。


・・・そこらあたりが、お好みが分かれそうな気がするんですが・・・



兄は弟を、弟は兄を守るためにこの仕事をやってきましたけれど、
兄が描いた架空の物語の中で、
性格がシャイな弟は、役を与えられて別人となってこれまで生きてたわけですね。


そのせいで「自分の生き方」が見えず、
大人になった今、悩みつつも、まだこの世界から、足が洗えずにいるのです。



今度こそ最後、と、スティーヴンに告げ、
仲間のバンバンも加わり、決行することになった最後の仕事が、
子供の頃からひとり屋敷の中で育ち、
両親が亡くなって、莫大な遺産を継いだお嬢さま、ペネロペを騙すこと。


ん?これは、もしかしてブルーム兄弟と表裏のような。。



詐欺師の物語というと、他に名作が沢山ありまして、
これがその仲間入りをするか・・・は、わかりませんけど、
映像とか、ちょっとしたコネタとか、音楽とか、
これが結構いいんですっ。



レイチェルファンの方は、彼女が病衣を着て、
そのまま後ろを向いて歩き始めたシーンで、
お尻が丸見えになっている、という場面に、衝撃を受けられるかもしれませんねw


彼女、他にも「特技」を披露してくれるのですけど、
どれをとっても、すごーく可愛いんです。


とてつもないことばかり、やりますけど。。^^;


ファンの方は必見かもしれません♪




菊池凛子さんは、今回が『バベル』に次いでハリウッド進出2作目になるのですけど、
英語があまり喋れないキャラ、という設定になっています。

でも、これって案外難しかったかな。

あれだけの役者さんの中で喋らずに演技するのって、難しそうですもんね。


しかし、彼女もチャーミングな役どころで、
場を和ませてくれる、というか、
いい感じで映画の中にいて、この映画の味わいを深めてくれています。


・・・そうそう、英語で歌を歌う、という場面は、ありました。



この仕事を辞めたいエイドリアン・ブロディは、
いつもながらの、あの陰鬱な寂しげな表情をしておりますが、
兄をどこまで信じていいのか、恋をしていいのか、
もっと悩んじゃうという、演技はさすがです。




でも、なんといってもマーク・ラファロ。

彼は上手いですねぇ。


最後まで観ると、
物語の中の小物や暗示や、色々なものでもって
なるほど、それであの結果なんだな、ってわかりますけど、
最後には兄の優しさ、その想いが伝わって来て、
思わず胸がじーんとしてしまいます。。




この映画のタイトル通りの物語です。



もっとシリアスに、とか、
もっと笑えるように、とか、
演出も、色々やれちゃう題材かもしれませんけど、
重すぎず軽すぎずの、この感じ、私好みです〜♪













レイチェル・ワイズ  ペネロペ
エイドリアン・ブロディ  ブルーム
マーク・ラファロ  スティーヴン
菊地凛子  バンバン
ロビー・コルトレーン
マクシミリアン・シェル  ダイアモンド・ドッグ
リッキー・ジェイ
ザカリー・ゴードン
マックス・レコーズ
アンディ・ナイマン
ノア・セガン
ノラ・ゼヘットナー

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2009年の日本製作映画です。


このタイトルにもある「ラブレター」はもちろんのこと、
最近は手紙を書く機会も、めっきり減ってしまいました。


今はメールが全盛で、ちょっとした間に送れるし、
早く返事が届く、ということもあり、
どうしてもその利便性を優先させてしまいます。



でも、一通の手紙が届いたら。

その中に、その人の気持ちのこもった言葉が連ねてあったら。。



メールと手紙、というのは、
似て非なるものなのかも。。





伝えたくても伝えられずにいた大切な想いを、
ラジオを介して届けることでつながりを取り戻していく人々の物語を、
複数のエピソードを巧みに交錯させながら紡ぎ上げた感動のヒューマン・ドラマ。


主演は「20世紀少年」の常盤貴子。

監督は多くのテレビドラマで演出やプロデューサーを務める三城真一。



ラジオ・パーソナリティの久保田真生は、4年前に父親と衝突して絶縁してしまい、
修復できないまま父親は2ヵ月前に他界してしまう。

その遺品の中には、投函できずに引き出しの中にしまったままの真生宛の手紙があった。


そんなある日、番組に北海道の高校生・直樹から
“笑わない祖父を笑わせるにはどうしたらいいか”という投書が届く。

さっそく、笑わせる方法を募集する真生だったが、
その祖父が直樹の父親と絶縁状態にあると知り、自分と父親の姿を重ねてしまう。


やがて、そんな心の引き出しにしまい込んだままの大切な想いを、
ラジオがリスナーの代わりとなって送り届けるという番組を企画する真生だったが…。


allcinemaより



最初は散文的に、様々な場所にいる登場人物が映し出され、
どんなお話になるのかしらん、と、思っていましたが、
最後には、なんと泣いちゃってました。。^^;


今思うと、結構ベタなお話ではあるんですけどねぇ。



そう上手いこと行くかしら、なんてことも登場しますし、
実は優しい、いい人ばかりが登場するお話になっていて、
その点では、若干現実味に欠けるのですが、
心の中で、こうあって欲しい、そうなって欲しいと願う気持ちが叶う作品というのは、
何かしら安心するというか。。


この厳しい世の中に揉まれながらも、
まだまだなんとかやれそう、と、いう、気持ちにさせてくれるのです。




常盤貴子さんが、ラジオのパーソナリティという役柄で、
夜の番組を持っている、という設定なのですけれど、
これがなかなか素敵なお声で、
やっぱりラジオもいいなぁ〜なんて思っちゃいました。



実は、ラジオは前からよく聴いているんですよ。


遅い帰宅時間で、
テレビをつけてもバラエティの切れっ端みたいなのしか観れなかったり、
同じCMの音楽が、番組より大きな音で頻繁に流れたり、
妙に甲高いタレントさんの笑い声が、ちょっとなぁ、と思ったりするとき。

テレビを消して、FMラジオを部屋に流していると、
ほっとすることが多かったんですよね。



この映画の中でも語られていますが、
一対一、という感じがある、不思議な媒体なので、
家にひとり、という孤独感もなくなるし、
好きなパーソナリティの番組は、その選曲も楽しみだったりしましたっけ。



今でも車の中では、FMを流していることが多いです ^^


パーソナリティさんによっては、かなり笑わせて下さいますしね。


でも、今はメールでのリクエストが圧倒的かな。。^^;




ラジオが人と人とを繋ぐ、というのがこの映画のテーマになっておりまして。

物語ですし、無理なところもあるんですけど、
これまで照れくさかったり、恥ずかしかったりで、
表に出せなかった感謝の気持ちや、素直な気持ちを伝えることは、
人の心を柔らかくすることが出来る・・・


それがみんなを幸せにするんだなぁ、ということを、
今更ながら感じて、涙がぽろぽろ、ということになっちゃったんでしょうね。



ささやかでいいんですよね ^^ ちょっとずつでもみんなが幸せな気持ちになれれば。



仲代さん、八千草さんの演技はさすがです♪


当然ですけど、この世の中は幅広い年代層、
さまざまな生き方や考え方の人で成り立っている、
と、いうことを改めて感じるのも、こういう映画を観たからなのかも。


え、それって私だけですか?(汗)














常盤貴子   久保田真生
林遣都   速見直樹
中島知子   松田由梨
岩尾望   稲村太郎
竹財輝之助   中倉晃平
萩原聖人   後藤大介
本上まなみ   粟島可奈子
吹越満   竹下淳
六平直政   久保田孝正
水沢奈子   黒沢留美
伊東四朗   龍木雁次郎
(特別出演)
片岡鶴太郎   浦部敦彦
(特別出演)
西郷輝彦   中倉謙吾
豊原功補   速見健一
八千草薫   松田晶子
仲代達矢   速見恭三

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2007年のアメリカ・イギリス・ドイツ・オランダ製作映画です。


フランク・オズ、という名前を聞くと、
あっ!と、思われる方も多いかもしれませんね。


彼は、あの有名な『セサミ・ストリート』のバート、クッキー・モンスター、ミス・ピギー、
そして『スターウォーズ』シリーズでは、ヨーダの声を担当していた方なのです。

監督業ももちろん、役者さんとしても活躍していらっしゃいます♪





ハリウッドでマルチに活躍する才人フランク・オズ監督が
英国を舞台に撮り上げたブラック・コメディ。


亡くなった故人を悼む厳粛なお葬式の場で、
集まった親戚一同それぞれの思惑と誤算が複雑に絡み合い、
期せずして大混乱へと発展していくドタバタぶりがコミカルかつシニカルに綴られてゆく。


主演は「プライドと偏見」のマシュー・マクファディン。




父親の葬儀の朝、喪主を務めるハウエルズ家の長男ダニエルは大きなストレスに苛まれていた。


引っ越しを巡る妻との諍いに加え、
自分とは対照的に小説家として成功している弟ロバートを迎えなければならないからだった。


一方、ダニエルの従妹マーサは婚約者のサイモンをどうやって父親に紹介するかで頭がいっぱい。

そのサイモンはマーサの弟トロイが持っていたドラッグを
安定剤と間違えて服用してしまい次第に錯乱状態に。


そんな自分勝手な参列者が次々と集まってくる中、
見覚えのない男性がダニエルの前に現われ、突然衝撃の告白を始めるのだったが…。


                             allcinemaより




オープニング、黒地に白で描かれた地図が登場するのですけど、
その地図の上を、十字架が描かれた棺桶が移動して行くんですね。


結構長距離移動するんだなぁ・・・と、観ているうちに、
ん?そっちへ曲がると、元の方向に戻っちゃうじゃない、と、思うところがあったりします。


すると、棺桶、動きを止めて・・・

少しバックして、分岐点で、また先へ進み出すという。。


このあたりから、やるわね〜という感じがして来ます ^^




家で棺桶を待つ長男、ダニエルは陰鬱な面持ち。


有名作家の弟はニューヨークで好き放題の暮らし。

妻からは、アパートに引っ越すためのお金を早く振り込んで、と、せっつかれていますが、
とりあえずこの日は、自分の父親の葬儀を、なんとか取り仕切らなくちゃいけないわけです。



例の棺桶が到着して、家の中に置かれ、
「中をご覧になりますか?」ってなことで、ダニエルが重々しく頷き、
蓋が開けられると・・・


「棺桶が開けられる」ということが、
この映画では、色々なことが起こる前兆と言いますか、
騒ぎそのものといいますか、
結構重要なことになっておりますので、
ホラーじゃないので、どうぞ怖がらずにご覧になって下さいませ。




さまざまな親類縁者たちのトラブルが、他のトラブルも招いて、
どーしましょ、というコメディになっているのですけど、
そこは爆笑しつつ観ていましたけど、
最後に、これ、どうして収束させるの・・・?と、
正直ちょっと心配しておりました。



それくらい、後半には、もうとんでもないことになっちゃってるので。。^^;



ところが、意外なほど、
気持ちよく、すっきりと、すとん、と、終わりますので、
途中、いやー、こういうの観れない〜と、思っても大丈夫です♪
(大丈夫、って何を請け負っているんだ、って話ですけどもw)



一番最後に、またひと笑いありますけどね。


どうやって、あそこにいたんだ、あの方は(汗)




またエンドクレジットで、地図が登場。

棺桶は、どこにどう進み、どうなるか・・・は、ご自身でお確かめ下さいませ。



音楽も素敵だし、ちょっとコメディ観たいかな、という時には、
これ、結構お勧めですよ〜♪









マシュー・マクファディン   ダニエル
キーリー・ホーズ   ジェーン
アンディ・ナイマン   ハワード
ユエン・ブレムナー   ジャスティン
デイジー・ドノヴァン   マーサ
アラン・テュディック   サイモン
ジェーン・アッシャー   サンドラ
クリス・マーシャル   トロイ
ルパート・グレイヴス   ロバート
ピーター・ヴォーン   アルフィー叔父さん
ピーター・イーガン   ビクター
ピーター・ディンクレイジ   ピーター

ヘルボーイ

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2004年のアメリカ製作映画です。


去年だったか、このブログで、
私の大好きな、ギレルモ・デル・トロ監督の・・・と、
ヘルボーイのことを記事にしましたけれど、
なんと2作目の方だった、という、抜けたことをやらかしてから、月日は流れ。。



やっと今回、最初の作品を観ることに。。^^;



でも、本当にさすがですよね。
あっという間にギレルモ・ワールドに入り込んじゃいましたし。

最新作は、絶対劇場で観ることを心に誓いましたっ。






悪魔の子にして心優しき異形のヒーロー“ヘルボーイ”の活躍を描くアクション・アドベンチャー。

マイク・ミニョーラの人気コミックを「ミミック」「デビルズ・バックボーン」の
ギレルモ・デル・トロ監督が映画化。


主演は「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」のロン・パールマン。

共演にジョン・ハートとセルマ・ブレア。



第二次世界大戦末期、敗色濃厚なナチスは起死回生を狙い、
妖僧ラスプーチンと手を組み異界から邪悪な神を召喚しようと計画していた。


そしていよいよ計画が実行に移されようとしたその時、アメリカ軍が急襲、
異界に呑み込まれたラスプーチンと引き替えに
真っ赤な姿の奇妙な生き物が異界から産み落とされるのだった。


その生き物は“ヘルボーイ”と名付けられ、超常現象学者ブルーム教授によって大切に育てられる。

やがて成長したヘルボーイは、
教授が設立した極秘の超常現象調査防衛局(BPRD)のエージェントとして
異界からの侵略者たちと日夜死闘を繰り広げていた。


                               allcinemaより




原案・脚本・監督がギレルモ・デル・トロ。

原作はコミックということですけど、
彼が愛してこだわったこの作品、悪いわけがないですよね〜♪




こういうアメコミものは、
観ているだけで、普通に楽しいのですけど、
この作品の場合、なんというか、憎い!って気がしてくるんですねぇ。



これはお子さん方よりも、
大人の方が絶対楽しめる、と、私は思うのですが、
セリフのひとつひとつ、
キャラクターを演じた、それぞれの役者さんたちの魅力が存分に生かされていて、
もし、ここにヘルボーイが現れたら・・・と、
想像したくなるくらい、わくわくしちゃいます。



サブキャラや小物にまで、繊細なこだわりがあって、
そちらでもぞくっとさせられたり、爆笑しちゃったり、
ギレルモ色満載なんですけど、
質感、構成・・・もう大満足ですっ。



前半で、ほぉ、と、思わせておいて、
後半、がんがん行っちゃう、なんていうのは、
こうして書いていると、他の映画と同じように感じますけど、
飽きないってところは、すっごいことだと思います。



個人的に気に入っているのは、
ロシアの霊廟で、案内をさせる棺おけに入っていたイワン。


あのキャラ、石の橋でのあのセリフ、
個人的にかなりツボで、ひとりで爆笑してしまいました。


『バタリアン』なんていう、あの楽しいホラーコメディを思い出しますね〜 ^^



あと、ヘルボーイのことを快く思ってなかったお偉いさんが、
彼にライターじゃだめだ、と言うシーン。


こういうのは、渋い男たちならではの、非常にかっこいいシーンです。
(エンドロール後、へっ、ってまた、笑わせてもらいましたけれどw)




ロン・パールマンの声、つくづく魅力的だと感じたので、
是非字幕でご覧になって頂ければ、と、思います。



次の作品いつ公開になるのかしら。。


とても楽しみです〜♪










ロン・パールマン    ヘルボーイ
ジョン・ハート   トレヴァー・“ブルーム”・ブルッテンホルム教授
セルマ・ブレア   リズ・シャーマン
ルパート・エヴァンス   ジョン・マイヤーズ
カレル・ローデン
ジェフリー・タンバー
ダグ・ジョーンズ
コーリイ・ジョンソン
アンガス・マッキネス
サンティアゴ・セグーラ
ビディ・ホドソン

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パイレーツ・ロック

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2009年のイギリス・ドイツ製作映画です。


前から観たいな〜と思っていたのですけど、
これは、ぴったりツボっ。

なるほど、こう来ましたか、と、たっぷり楽しませて頂きました♪





「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が、
60年代に実在した海賊ラジオ局をモデルに描く痛快青春音楽ムービー。


イギリス政府の規制を逃れて公海上に停泊する船から
24時間ロック音楽を流し続けるラジオ放送をめぐって繰り広げられる局側と政府の攻防を軸に、
自由を求めて船に集う若者たちのラブ&ピースな青春模様を
60年代後半を彩るポピュラー・ミュージックの名曲と共に綴る。


主演は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン、
共演にビル・ナイ、ケネス・ブラナー。





ブリティッシュ・ロックが世界を席巻していた1966年。

民放ラジオ局の存在しなかったイギリスでは、
国営のBBCラジオがポピュラー音楽を1日45分に制限していた。


若者の不満が渦巻く中、イギリスの法律が及ばない領海外の北海に、
24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局“ラジオ・ロック”が誕生、熱狂的な支持を集める。


そんなラジオ・ロックの船に高校を退学になった青年カールが乗り込んでくる。


問題を起こした彼を更正させようと、
母親によって旧友でもあるラジオ・ロックの経営者クエンティンに預けられたのだった。


船の中では、一番人気のDJザ・カウントをはじめ個性溢れる面々に囲まれ、
自由な空気に戸惑いながらも貴重な経験を積んでいくカール。


一方イギリス本国では、ラジオ・ロックの不道徳な内容に不快感を露わにするドルマンディ大臣が、
何とか放送を中止させようと様々な方策に打って出るのだが…。


                                allcinemaより



少年がそっと自分のベッドに入り、
音量を絞ってラジオのスイッチを入れる。


流れてきた陽気な音楽とトークに、
その少年の顔が、ぱっと輝いて・・・



音楽が好きな方は、少年少女時代に、
みなさん、似たようなことをされているのではないでしょうか ^^



音楽映画、という印象で観始めたのですけど、
これはやっぱり、愛に溢れる映画でしたね〜



この監督の作品からは、
いつも沢山の、様々な形の愛を感じることが出来ますが、
リチャード・カーティス監督が、
実際に子供の頃、海賊放送のファンだった、というだけあって、
その想いは実に熱いですよ〜




ビートルズを始め、多くの優れた音楽家たちを輩出したイギリスで、
こんな規制があったことなど、私は全く知りませんでした。


船の上から電波を流して、
それをみんなが楽しみにして聞いていたなんて・・・

なるほど、パイレーツ、というネーミングはぴったりかも。



沢山の曲者たちのDJが、
またそれぞれに味わいがあっていいのですよ。


最初、カールはいわば、
私たちの水先案内人の役目をしてくれているのかもしれません。


新参者ではあるけれど、温かく迎えられ、
船の中のこと、船に乗っているみんなのこと、様々な出来事などを、
自然に知ることが出来るようになっているので、
人数が多く登場していても、混乱することなく物語に入り込めちゃいます。



・・・そういえば、この監督、群像劇がとても上手い方でもありましたね〜




カールの成長物語でもありますし、
年齢は若者とはいえなくても、
それぞれに魅力たっぷりのDJたちのエピソードを楽しむことも出来るし、
観ているだけで、心があったかくなる、というか、
わくわくしてくる、というか。。



お洒落で、本当にカッコいい〜と思ったのは、
クエンティンを演じた、ビル・ナイと、
伝説のDJギャヴィンを演じた、リス・エヴァンス。


このふたりのファッションセンス、ダンス・・・


髪の毛の量がどうであれ、
カッコいい男たちは、いつもカッコいいのでありますっ。



ギャヴィンとザ・カウント(フィリップ・シーモア・ホフマン)との、
あの、「けり」のつけ方も、さすがですよね。


そうなんです、お腹が出ていても、
カッコいい男たちは・・・って、繰り返しになりますので、ここは省略。。




「青い影」の時、
「ちょっと長い曲をかけるよ」みたいなひとこと、とか、
サイモンがすごーく落ち込んだ時、
流れる曲にあわせて、口パクで歌うあの時の表情には、
胸いっぱいになっちゃいました・・・


音楽の使い方も、この監督、やっぱり上手いんですよねぇ。。




私はDVDで観ましたので、特典映像があったのですが・・・



監督自ら語るところによると、
「独立したシーンなので、どれも切りたくなかった。この映像を観てもらえるのは嬉しい」
ということでしたけど、
そこでのいくつかの場面も、これがまた最高ですので、
劇場でファンになられた方も、
これからDVDでご覧になられる方も、
この未公開シーン(40分近く?)は、ご覧になるといいと思います。



観れば、より物語がわかる、というのもありますし、
映画では大人の事情(お金関係ですね、多分)で、
ひとことだけで語られていたことが、
あるエピソードで、おぉ〜と、わかったりもします。



最初から全部本編に入っていれば、もちろん嬉しいのですが、
これだけでも結構長さがありますし、
上映する、ということであれば、
削らざるを得なかったのでしょう。



カールにちょっとしたいたずらをするシーンも特典映像にあるのですけど、
これも、とてもいい場面なんですよね。


大人の男たちが、これから大人になる若者に教える・・・
その教え方が粋っ。




どういう観方をしても自由、というのが、観る側の特権ですけれど、
個人的に、この作品はかなり好みです。




そうそう、あのケネス・ブラナーには驚きました。

この人は、カメレオンかしら・・・?^^;












フィリップ・シーモア・ホフマン   ザ・カウント
トム・スターリッジ   カール
ビル・ナイ   クエンティン
ウィル・アダムズデイル   ニュース・ジョン
トム・ブルック   シック・ケヴィン
リス・ダービー   アンガス
ニック・フロスト   デイヴ
キャサリン・パーキンソン   フェリシティ
クリス・オダウド   サイモン
アイク・ハミルトン   ハロルド
ケネス・ブラナー   ドルマンディ
シネイド・マシューズ   ミスC
トム・ウィズダム   マーク
ジェマ・アータートン   デジリー
ジャック・ダヴェンポート   トゥワット
ラルフ・ブラウン   ボブ
リス・エヴァンス   ギャヴィン
タルラ・ライリー   マリアン
ジャニュアリー・ジョーンズ   エレノア
アマンダ・フェアバンク=ハインズ
フランチェスカ・ロングリッグ
オリヴィア・ルウェリン
エマ・トンプソン   シャーロット

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