ここから本文です
☆恋の映画とお酒に恋してる☆
心ときめく3月 でも忙しいよね…

書庫映画・は行

記事検索
検索

パッセンジャーズ

イメージ 1

2008年のアメリカ製作映画です。



ジャンルがミステリーとかサスペンス、ということになっているし、
劇場公開の後、DVDも発売されてかなり経っているので、
多くの方がこの作品をご覧になっていらっしゃるということを考えると、
完璧なネタバレにはなっていないものの、
な〜んとなく話の結末はわかっちゃってる・・・

そんな感じが、私の場合あったんですね。




ナイトシャマラン監督の名前が、この作品の感想にも、多く登場しているようなのですが、
なるほど、そういう風に観れば、
この作品の評価がイマイチよくない、というのも、わからないではないのですけど。。






「プラダを着た悪魔」「ゲット スマート」のアン・ハサウェイが、
飛行機事故を巡る不可解な謎に巻き込まれていくセラピストを演じるサスペンス・スリラー。


共演はパトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、クレア・デュヴァル。

監督は「彼女を見ればわかること」「美しい人」のロドリゴ・ガルシア。





若きセラピストのクレアは、
飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客のセラピーを担当することに。


しかし他の生存者とまるで様子の違うエリックは
グループ・カウセリングを拒否して個別カウンセリングを要求した上、
薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。


そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、
さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる事態に。



航空会社への不審を強めたクレアは、
懸命に事故の核心に迫ろうとするのだが…。


                          allcinemaより





この作品は以前、録画していて、
1回観て、その後、2,3日経ち、
今度は違う作品を観よう、と、思ったのに、
私はまたこれを再生してしまっていたのでした。




ぼーっと画面を眺めていて、
あ、これつい最近観た作品だ、と、わかったのですけど、
『シックスセンス』がそうであるように、
2度観て行くと、あ、ここはそうなのか、
あの場面は伏線だったんだ、ということに次々気づいて行く、
なんてことが次々に起こり始めて、つい最後までまた観てしまったんですね〜




『シックスセンス』の場合は、
ちょっとあの展開は予想もしてなかったので、
最初驚き、次に検証し、
なるほど、これはよく出来ている、と、一粒で二度美味しい状態だったのですが、
こっちは最初に書いたように、
大体こういう話じゃないかな〜というのを知って観てるわけです。


なのにまた観てしまうなんて。。



珍しいとは思うのですけど、
最初観たときよりも、2回目に観たときの方が、いい印象だったりしたんですよねぇ。




突っ込みどころは、2度観てもないわけじゃないのですが、
最後、どうなるだろう・・・という観方ではない、別の観方が出来まして。



人ってこういうとき、どう感じるのだろう、と、思ったり、
終わりの始まりの意味を考えたり、
今生きている一瞬一瞬の美しさや煌きに思いを巡らせたり、
なんだかそんなところで感動してしまいました。



・・・2度目で。。^^;


鈍いんだよっ、って声が聴こえて来そうですけども(汗)





しかし、デヴィッド・モース。

彼はもしかして、この映画で一番可哀想な役だったりするのかな。。











アン・ハサウェイ   クレア・サマーズ
パトリック・ウィルソン   エリック・クラーク
デヴィッド・モース   アーキン
アンドレ・ブラウアー   ペリー
クレア・デュヴァル   シャノン
ダイアン・ウィースト   トニ
ウィリアム・B・デイヴィス
ライアン・ロビンズ
ドン・トンプソン
アンドリュー・ホイーラー
カレン・オースティン
ステイシー・グラント
チェラー・ホースダル

イメージ 1

2008年のイギリス・アメリカ製作映画です。


日本では未公開ですが、
この年のアカデミー賞脚本賞にノミネート、
英国アカデミー賞では、脚本賞を受賞しております。



ゴールデン・グローブ賞では、
この作品でコリン・ファレル、ブレンダン・グリーソンが男優賞を受賞。


・・・それを知っちゃうと、ちょっと観てみたくなりますよね〜♪





ボスの命令でベルギーのブルージュを訪れた若手の殺し屋が、
味方に命を狙われ始めたことから巻き起こる攻防の行方を
ユーモアを織り交ぜ描いたクライム・アクション。





クリスマス・シーズン。

ロンドンで一仕事終えた新人ヒットマンのレイは、
ボスの指令でベテランのケンと一緒にベルギーのブルージュへ向かい、次の指示を待つことに。


ところが、神父を殺害した初めての仕事で
偶然その場にいた子供を巻き添えにしてしまった一件を引きずり、
罪の意識に苛まれるばかりのレイ。


そんな中、ケンはボスから密命を受ける。

それは、“レイを消せ”との指示だった。


しかし、ケンは実行の矢先、
逆に自殺を図ってたレイを思いとどまらせ、抹殺未遂に終わる。


やがて、それを知ったボスが直接ブルージュに乗り込みレイを追跡、
ボスを諫めようとするケン、追いつめられていくレイ、
という三つ巴の駆け引きに発展していくのだが…。


allcinemaより




原題は『IN BRUGES』
ベルギーのブルージュ、という街の名前がタイトルについていますよね。



邦題はそう来たか・・・という感じですけど、
前半は、ゆるゆるととぼけた感じが漂っているのに、
後半、ボスを演じるレイフ・ファインズが登場して来てからは、
ぐっと緊張度が高まり、かなりクールな展開となって行きます。



多分そういう感じ?が、日本では受けないだろうと睨んで、
劇場公開にならなかったのかもしれませんけど、
レイを助けようとする、ブレンダン・グリーソン演じるケンの行動なんて、もうホント涙モノ。



こういう場面は、ちょっと記憶にないので、
かなり印象的だったり致します。




今から思えば、前半に伏線というか、
後半、あ、それでかな、という、
絵画や人物が登場しておりまして、その盛り込み方も気づかないほど自然でした。



映像も綺麗ですし、この映画の音楽(ピアノ)もいいんですよね。



最後は、ああ、こんなことになっちゃうの。。なんて思うんですけど、
ボスのホテルに残したメッセージとか、
子どものようにふてくされるレイとか、
ケンとボスの会話のシーンとか、結構、へぇ〜というシーンがあるんですよ。



ラストも渋い。

原題のタイトルが、ぴりっとここで効いて来ます。



ひとつの物語の中で、イメージが変ることがお嫌でなければ、
これ、なかなかお薦めなんですけどね〜♪








コリン・ファレル  レイ
ブレンダン・グリーソン  ケン
レイフ・ファインズ  ボス
クレマンス・ポエジー
ジェレミー・レニエ
エリザベス・バーリントン
ジェリコ・イヴァネク
アンナ・マデリー
ジョーダン・プレンティス
テクラ・ルーテン

花のあと

イメージ 1

『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『蝉時雨』『武士の一分』『山桜』・・・
と、ずっと藤沢周平さんの作品を観てきた私。



テレビで観る時代劇というのは、
ある決まったパターンがあって、
それはそれで「すっきり!」というものではあるのですが、
藤沢さんの武士や、その周囲の人たちの姿には、
これまで映画やドラマであまり表現されていない、心の世界が繊細に描かれていて、
静かな余韻が、観終えた後にも、じーんと広がりますねぇ。。




架空の小藩“海坂藩”を舞台にした、
藤沢周平の短編時代小説を北川景子主演で映画化。

女でありながら剣の道を愛し、武士の家に生まれた女としての運命を受入れながらも、
決して心の芯を曲げることなく凛として生きた一人の女性の姿を描く。


共演に甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎。

監督は「青い鳥」の中西健二。



江戸時代、東北の小藩、海坂藩。

組頭・寺井甚左衛門の一人娘、以登は、男にも劣らぬ剣の使い手。

ある日彼女は、下級武士ながら藩随一の剣士、江口孫四郎と出会う。

一度でいいから孫四郎と剣を交えてみたいとの想いが高まる以登。

父はその願いを聞き入れ、竹刀での立ち合いが実現する。


結果は完敗だったが、
真摯に向き合ってくれた孫四郎に対し憧れ以上の感情が湧いていた。


しかし、以登は婿を迎えなければならぬ身。
すでに片桐才助という許嫁がいた。


以登は孫四郎への想いを静かに断ち切る。


ところが数ヵ月後、孫四郎が大事なお役目で失態を演じ切腹したとの報せが届く。


やがてそれは、藩の重臣、藤井勘解由による陰謀だったと知る以登だが…。


                               allcinemaより





詳しいことはHPで観て頂くとして
(投げちゃったよ、また。。^^;)
藤沢さんが故郷の庄内地方をイメージして、好んで描いたといわれる
架空の「海坂藩」を舞台に、物語が始まります。



原作では『海坂藩大全』という短編集があるそうで、
前も桜が登場しましたね・・・
『山桜』に続いての、その中からの作品の映画化、、ということらしいです。



語り部が藤村志保さん。

彼女の声がまたいいんですよ〜穏やかで♪



「ばあばがの・・・」と語りで始まるこの物語は、
彼女自身の口から、昔の恋物語が語られるというお話になっていて、
まず、ほっとしちゃいます。


彼女はどうやら長生きしたらしい。
孫に自分の青春時代を語れるような、そんな家族がいるらしい。。



はっきりした言葉は憶えていないのですけれど、
「恋というのは甘やかなものではなく・・・」という彼女の言葉に耳を傾けていると、
人を好きになることって、一体どういうことなんだろう・・・
と、いう想いが、胸にぽこんと浮かび、
そうしているうちに、画面にいっぱいの、桜、桜、桜。。




静かな映画なのですが、
時おり入る山の風景がいいですね〜


自然の姿が人々の生きる姿と重なって、
厳しさの中にも清々しさが溢れるように感じます。



劇中は特に音楽はなかったのですけど、
それもまた、心の中というものを描くのに、とても効果的だったようにも思います。




あまり語らない父親の深い愛情や、
凛として家を支えてきた母親の立ち振る舞いなどから、
次第に以登が育った家庭が、どんな家なのかわかって来る・・・



色々自由にならない時代や身分でありながら、
彼女が強く、美しい心を持つように育ったことがよくわかる構成です。




ストーリーは解説にある通りなのですけど、
場違い風に登場した甲本さん演じる片桐才助が、本当にいいんですよね〜



風采が上がらない男。
身分も高くない男。
でも、以登の父親が気に入っている男。



才助がどんな人間なのかがわかるにつれ、
ここでも人を愛するひとつの想いが、胸を熱くさせるのです。。



以登は、江口のことで頭の中がいっぱいなのですけれど、
それを薄々・・・というか、よく知りながらも、
彼女という女性を信頼し、彼女の頼みを黙って引き受ける。。


いい男ですよねぇ。。





画面いっぱいの桜の花から始まり、
桜の花で終わるこの物語。


ラスト近くの以登の「この時の桜の花の色は・・・」という言葉には、
一瞬胸が詰まってしまいました。。




彼女が幸せに暮らせただろう、と、想像することが、
私たちも同時に幸せにしてくれる、そんな映画でしたね ^^



北川景子さん、本当に綺麗でうっとり♪












北川景子   以登
甲本雅裕   片桐才助
宮尾俊太郎   江口孫四郎
相築あきこ   郁
佐藤めぐみ   津勢
市川亀治郎   藤井勘解由
伊藤歩 加世
柄本明 永井宗庵
國村隼 寺井甚左衛門

開くトラックバック(2)

フローズン・リバー

イメージ 1

2008年度のアカデミー賞で、主演女優賞と脚本賞を受賞。


その他、多くの賞を受賞していますが、
この作品をタランティーノ監督が
「今年観た中で最高にエキサイティングで息を飲むほどすばらしい」
と、絶賛していたので、
前からずっと観たい、と、思っていました。




ここに登場する母親たちは、
雑誌やテレビCMの中に現れる、
イメージ化された、美しくてお洒落な母親の姿ではありません。



どんなに苦しくても、泣きたくても、誰も助けてくれない過酷な現実の中で、
失敗もし、間違いも犯しますが・・・


子どものためにこうなれる、と、いう姿に
心を打たれない人は、多分いないのではないでしょうか。。





08年のサンダンス映画祭グランプリに輝くなど、
多くの映画賞で絶賛された感動ヒューマン・ドラマ。


これが長編初メガホンとなるコートニー・ハント監督が、
自ら手掛けた短編版を劇場長編へと昇華した渾身の意欲作。


現代アメリカが直面する社会問題を背景に、
ふとしたことから出会った2人のシングルマザーが、
それぞれに抱えた苦境を乗り越えるため密入国を手助けする違法な仕事に手を染めていくさまを、
リアルな中にもエモーショナルな情感を織り込み描き出していく。



主演は本作でオスカー初ノミネートを果たした「21グラム」のベテラン女優メリッサ・レオ。





カナダ国境近く、先住民モホーク族の保留地を抱えるニューヨーク州最北部の町。


クリスマスも間近のある日、
新居の購入費用をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされた白人女性レイは、
取り残された2人の子どもたちと共に途方に暮れていた。


そんな中、夫の車を発見するが、運転していたのはモホーク族の女性。


ライラと名乗る彼女は、車を盗んだのではなく拾ったと主張する。


また、ライラも夫に先立たれたあと、
幼い子どもを義理の母に奪われる辛い境遇を背負っていた。



そんな彼女は、いつの日か子どもを引き取り一緒に暮らす夢を実現させるべく、
車で凍ったセントローレンス川を渡り、
カナダから不法移民を1人当たり1200ドルでアメリカ側に密入国させるという
危険な裏の仕事に手を染めていたのだった。



そして、その夜も裏の仕事で車が必要だったライラは、
レイの事情を知ると共犯パートナーとして引き入れることに。


人種の違いから始めは反発し合っていた2人は徐々に信頼関係を築き、
無事に仕事を成功させるのだが…。


                               allcinemaより




冒頭、ちりちりと音を立てながら煙草を吸うレイの表情がアップになります。


皺の多いその顔には、
絶望と戸惑いとむなしさが、彼女に暗い影を落としています。


煙草の赤い火が彼女自身を焼いているようで、
思わずごくっと息を飲みました・・・




文字通り目の前に横たわる凍った川。
彼女たちはその川を渡る決心をしなければなりません。



この川はカナダとアメリカの国境にあるセントローレンス川なのですけれど、
その川が象徴するものをイメージしただけで、
思わず眩暈がしそうになります。。




この川は過去から現在への物語を今に繋いでいます。


国境にある極寒の地にある川が、
これまで何を見てきたのだろうか、ということにも想いが及びますし、
入植者と先住民の問題や、
思うようにならないことへの怒りや悲しみ、
貧困、生死を分ける厳しい現実などの重なった川。


その果てしなく悲しい色をした氷の層の上を、
アクセルを踏み、車で不法移民を密入国させる、2人の女たち。



2人は何を考えてその川の上を走っているのでしょうか。

彼女たちを繋ぐのは、母親、ということだけ。



お話の中で、2人の生活が淡々と描かれながら、
「仕事」もなんとか続いて行きます。


何度かお金を手にして、少しずつ慣れてきたという、そんな時、
ある理由でバッグを川に捨てたことから、
物語はまた新たな表情を見せ始めます。


そしてまた物語は進み・・・


もうラストまでは、
ただ目を開いてスクリーンを見つめているほか、何も出来ませんでしたね。



映画のラストシーンが映画の辿り着くべき場所であることはわかっていますが、
こんな物語だったとは。。



最後の美しさは、観る人によってはささやかなものかもしれません。

だけど、私には光のように眩く、
癒しに満ちた素晴らしいエンディングとなりました。




ライラを演じたミスティ・アッパムのそっけない印象も、
少しずつ変化が見られて、この描き方も自然でとても好感が持てました。



レイの15歳の息子のTJを演じたチャーリー・マクダーモットは、
その若さでありながら、本当にいい演技をしていましたねえ。。





大きな宣伝もされず、
有名な役者も出ておらず、
地味な映画ではありますが、心が大きく揺さぶられる作品です。



本当に映画がお好きな方には、
是非観て頂きたいな〜と思います♪














メリッサ・レオ   レイ
ミスティ・アッパム   ライラ
チャーリー・マクダーモット   TJ
マーク・ブーン・ジュニア   ジャック・ブルーノ
マイケル・オキーフ
ジェイ・クレイツ
ジョン・カヌー
ディラン・カルソーナ
マイケル・スカイ

イメージ 1

1984年のアメリカ製作映画です。


先日BSでやっていて、録画していたのですけれど、
この年のアカデミーで7部門ノミネート、
主演女優賞と脚本賞を受賞した作品なんですね。


こういう時代だったのか・・・という思いもありますが、
ラストで作り手の気持ちが伝わって来て、心和む思いが致しました。





30年代のアメリカ南部の厳しい時代背景をバックに、
夫を亡くした妻が貧困にもめげずに
必死になって家族を守ろうとする姿を追った感動の人間愛ドラマ。


時は35年のテキサス。
酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻、エドナ(フィールド)。


それまで家計は夫に任せ切りで家に借金がある事すら知らなかった彼女は、
銀行から期限までにお金を返さなければ家を売るように言われ、
二人の子供を抱えて途方にくれてしまう。


そんなある日、物乞いに現れた黒人(グローヴァー)に
家の前の畑で綿花を育てればいい金になる事を教えられ、彼を雇って畑仕事を開始する。



途中、頑に心を閉ざす盲人の下宿人(マルコヴィッチ)の面倒を見ることになったり、
竜巻の被害にあったりと苦難の道を辿るが持ち前の頑張りでなんとか乗り切り、
収穫の日を迎えるのだったが……。



本作で2度目のアカデミー主演女優賞を獲得したS・フィールドの力強い演技、
古き良き時代のカントリーの雰囲気に、
決して平坦ではなかった当時の社会事情や
人間関係をしっかり融合させた脚本(アカデミー・オリジナル脚本賞受賞)と、
その人間愛に満ちた素晴らしい作風が好感を呼ぶ感動作に仕上げている。



素朴な田園風景の描写も美しいし、出演者全員の好演
(本作が映画デビューにも関わらずアカデミー助演賞にノミネートされたJ・マルコヴィッチ、
今や押しも押されもせぬ黒人人気俳優となったD・グローヴァー)も見逃せない。


ただ、エドナの姉(クローズ)の夫(ハリス)と
女教師(ドレス姿が似合っていないマディガン)の不倫関係のエピソードが
本筋に織り込まれているのだが、
それが作品を多少緩慢にしてしまった欠点もあるのは確かである。
(でも私生活ではハリスとマディガンは、本作が縁で撮影中に結婚している)。


                            allcinemaより



・・・古い映画の紹介記事は、allcinemaさんの書き手の気持ちがこもっていますね〜♪


殆ど書いてある通りなんですけど。。


監督と脚本を手がけたロバート・ベントンは、
『俺たちに明日はない』の脚本で有名になった方です。




料理は上手じゃないけれど、頼りになる夫のもとで、
2人の子どもたちを育てるエドナは、
食事の途中に呼び出された夫が、
戻って来たときにはその同じテーブルの上で遺体になっている、
という状況に、頭の中が真っ白になってしまいます。


夫を殺した黒人の男性も、酔っ払っていたとはいえ、
すぐあんな風にされてしまうとは・・・時代を映し出していたとはいえ、
かなり衝撃的でしたね。。



夫亡き後、期限までにお金を払わなければ、
家を出なくてはならない、と、知らされ、彼女は途方に暮れます。


流れ者の黒人が彼女に対して罪を犯すのですが、
彼女がそれを赦したことで、その男性は彼女の敷地の小屋で暮らしながら、
綿作りを始めることに。

これがまた大変な労働なんですね・・・



ここらあたりのエピソードでも、
女性だから何も知らないだろう、と、騙そうとする人間がいること、
子供の頃から辛い試練に耐えて生き抜いて来たであろう
黒人男性の想いなども知ることが出来ます。


それにしても、小さな町とはいえ、
ここまでよく人々とその生活を描いた、という印象があります。


町は貧困のどん底にありますが、
それを支えるのは、やはり人間なのですね。。




マルコヴィッチはこの作品がデビュー作だということですが、
彼の存在感も、本当に素晴らしいです。


あのバスタブに手を触れた瞬間の彼の表情、
嵐の中、2階に懸命に進む姿、
紐を伝って人を守ろうと、銃を握り締め、立ち向かう様子など、
世の中を斜めにしか見れなくなっていた、彼の変化には驚きます。



同じく、定住できる場所など自分たちにはないのだ、と、信じている黒人男性を演じた
ダニー・グローヴァー。


嵐の中、これほど頼りになる男はいない、と、思わせますし、
ブツブツ文句は言うけれど、本当にエドナのことを思っている、というのは、
色々なシーンで観ることが出来ます。



・・・確かに解説にあったように、
あの不倫関係はあってもなくてもよかったような気はしますが。。^^;



色々なことが全てハッピーエンドではないけれど、
その分力強さと生きるという意味がリアルに伝わってくる秀作だと思います。




赦す、努力をする、耐える、包み込む・・・
それらがこの物語によって語られているのですね。。





コリント人への手紙の第13章。

有名なこの愛の賛歌が、最後に神父によって朗読されます。



愛は寛容であり、愛は親切である。
また人をねたまず。愛は自慢せず、高慢にならない。


礼儀に反することをせず、
自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、
不正を喜ばずに真理を喜ぶ。


すべてを我慢し、すべてを信じ、すべてを期待し、
すべてを耐え忍ぶ。

愛は決して絶えることがない。




それであのラストか、と、思われた方、
多分そうなんじゃないかと私も思います。


それにしてもサリー・フィールド♪

なんて彼女は素敵なんでしょ ^^













サリー・フィールド
リンゼイ・クローズ
エド・ハリス
ダニー・グローヴァー
ジョン・マルコヴィッチ
エイミー・マディガン
テリー・オクィン
バート・レムゼン
レイン・スミス
ジェイ・パターソン
トニー・ハドソン
ルー・ハンコック
ビル・サーマン

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事