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DVDで、映画「あげまん」(伊丹十三監督、日本、1990年製作)を観た。
捨て子だったナヨコ(宮本信子)は成長し、やがて芸者の置屋に預けられる。芸者として一人前になった彼女は、僧侶多聞院(金田龍之介)のもとに水揚げされる。すると途端に、多聞院は順調に位が高くなり出世していくが、間もなく他界してしまう。何年か後、銀行で働くようになったナヨコは、その頃何もかもが上手くいかずに苦しんでいた銀行員の鈴木主水(津川雅彦)と出会う。
伊丹十三作品は何だかんだで「タンポポ」しか観てなく、しかもその唯一の観賞作品もあまり内容を憶えてなく、やっぱり観ておかなきゃな〜と思って今後ちょっとずつ観てみようと思ってる。
で、今回は「あげまん」。バブルの最中か、はじける直前の時代の映画だからか、出てくるお金の額は景気が良くて、どこか大らかで胡散臭い時代ですよね(笑)。津川雅彦はじめ、宝田明に北村和夫とギラギラしたオッサンたちが何か怖くてスケベで、だからこそ大人を感じる。今のオッサン俳優たちはやっぱり顔が幼いよね。日本人俳優は着実に小奇麗になり幼稚化していってると思う。しかし、そういうニーズなんだよね。女性上位の時代ですね。逆に言うと、タイトルからしてもこの映画の時代はまだまだ昭和の男尊女卑の文化が色濃い。田舎じゃ、まだまだこの時代に近い風土だけど。
映画の出来は、そんなに案外とタイトル通りの内容ではなく、主人公のそういった能力も目立って発揮されてるような気がしなかった。鈴木主水との関係性も、お互い純潔を求める設定がストーリー的に場当たりで都合の良い感じがして、ちょっとビミョーだったね。
満足度は・・・・50点。
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